2017年01月22日

米国で裁かれる原発事故「トモダチ作戦」

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年01月21日
米国で裁かれる原発事故「トモダチ作戦」

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 「週刊金曜日」1月20日号の「被爆兵士の裁判は米国で実施か」という記事が興味深い。書いたのはアメリカ在住のジャーナリスト、エィミー・ツジモトさん。東日本大震災の「トモダチ作戦」に従事した米軍兵士らが原発事故の影響で放射能被曝したとして東電やGMなどを訴えている裁判の管轄権問題だ。

 原告の兵士らはサンディエゴ連邦地裁に提訴したが、被告の東電は日本での裁判を主張。地裁は「米国での裁判進行」の判断を示したが、東電は上級審のパサデナ連邦高裁に不服を申し立てた。「法定助言人」の日本政府も東電主張を支持する意見陳述をした。高裁は米国政府に判断を仰いだ。

 そして昨年12月19日、米国政府は「日本でなくても正当な裁判は受けられ、そのことによって日米の親善関係に亀裂が入ることはない」として地裁の判断を支持する見解を発表した。高裁は近々日本政府や東電の不服申し立てを却下すると考えられている。日本側は米国での裁判に追い込まれることになる。

 するとどうなるか。エィミーさんは言う。「フクシマ事故から6年にして、当時の『真相』がようやく明らかになろうとしている」「米国で裁判が開廷した暁には、訴訟手続きの『ディスカバリー』(証拠及び情報開示制度)によって、未だ明らかにされていない事実が見えてくるだろう。これまで『真相』を公表せずに逃げ切れると考えていた東電や日本政府は、ついに米国で幾多の情報開示を迫られることになる」。

 日本では十分にできなかった原発事故の真相究明が、アメリカの司法によって実現する可能性が出てきた。そればかりではない。「兵士たちの様々な病状が『トモダチ作戦』の参加によってもたらされた結果と認められた場合、今なお低線量被曝による健康被害を認めない日本政府の立場も大きく崩れていくだろう」というエィミーさんの指摘の意味は重い。まさに世界的な関心事と言えるだろう。

 それにしてもこんな重大なニュースが、何故日本のメディアで取り上げられないのだろう。原発事故被害の裁判は福島をはじめ各地で起こされている。おれもそれらの裁判の一つ「福島原発告訴団」の原告の1人である。だが正直言って原発事故への関心は日々薄れている感じがする。

 放射能汚染は人類の未来への赤信号だ。おれも含め、日本人全ての頭の切り替えが必要な気がする。
posted by マスコミ9条の会 at 17:35| Comment(0) | 新聞報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月21日

海外旅行・ロシア、ブルガリア(2005年)@

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年01月21日
海外旅行・ロシア、ブルガリア(2005年)@

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 新聞労連元書記の長谷さんからエル・ネット・トラベルの永島さんを紹介された。井川君、牛越さんと相談してロシア・サンクトペテルブルグからフルガリアへの旅を計画し永島さんにツアーを組んでもらった。メンバーは日立の篠田夫妻、出版の生駒夫妻、日経の斉藤夫妻、他は藤沢七郎、高橋純、竹下幸雄、岩瀬仁子、紙川明子、石坂政雄、横田一雄、大坂正、清水勝之、それに戸塚夫妻と井川、牛越の総勢19人。

 7月16日13:55成田発の大韓航空でまずソウル・インチョン空港へ。そこで乗りついでサンクトペテルブルグに着いたのは夜の21:50。空港から外へ出たのが11時。陽は沈んでいたが空はまだ明るい。ライトをつけなくても車が走れる。宿舎のプリパルチスカヤは3000人も泊まれるホテルだ。

 翌朝ホテルから出てみる。天気は晴れ。気温は15度程度。見上げるとなるほどでかいホテルだ。前にこの街に来たのは1990年。ソ連崩壊直前だった。それから15年、落ち着いたと言えばそうだろうが矛盾はずっと続いているようだ。今日は日曜日。9時半集合、10時からバスで市内見物だという。

 スフィンクスの彫刻が見えた。ワシリー島の港で停車。ピョートル大帝の銅像。殺されたキリストがお棺に入ってる。レーニンのロシア革命で宮殿に向かって一発かましたオーロラ号。船内を見物。アレキサンドリア2世が暗殺された血の宮殿。きらびやかなタイル張りの大きな建物だ。中には入れない。

 一日中市内をバスで回って疲れてホテルに帰った。さて楽しみなディナーと期待したが、ホテルそばの貧弱な中華料理の店。みんながっかり。永島さんが添乗しているのだが、どうも手配が行き届いていない。メンバ―から不満の声が。この中華屋さんは料理の出方が遅くしかもまずかったな。

 7月18日は9時にホテルを出て地下鉄を使った徒歩の市内観光だ。地下鉄の深いこと。地上入り口から駅ホームまでエスカレーターで3分はかかる。2駅乗って出口を出る直前、人相の悪い若者が突然現れ、おれの後ろで通せんぼをした。あっという間に篠田さんが現金を盗られる。物騒な街だ。

 楽しみにしていたエルミタージュ美術館は閉館30分前で鑑賞は駆け足。その後みんはバレーを観に行くというので、おれと井川、牛越、清水は先にホテルに帰ることに。その途中女性と子どものジプシーの集団に襲われ、井川君が尻のポケットから財布を抜き取られた。日本円換算で5万円入っていた。おれたちは大声で対応したのだが、通行人は見て見ぬふり。なんという街になってしまったのか。

posted by マスコミ9条の会 at 18:56| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

沖縄誹謗のMXテレビ問題の本質

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年01月20日
沖縄誹謗のMXテレビ問題の本質

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 MXテレビが番組でデマを流し、沖縄への偏見をあおったとして問題になっている。「訂正・謝罪求め抗議」「東京MXテレビ前で市民」(20日付『赤旗』)。MXテレビってどこかで聞いたことがある。多分東京都が関係しているんじゃいかな。そんなことから改めてネットで調べてみた。

 MXテレビは略称(愛称)で正式には「東京メトロポリタンテレビジョン」。「TOKYO MX」ともいう。1993年に東京で6番目の民間放送テレビ局として設立された。他の局はいわゆるキー局だから東京エリアのテレビとしては唯一の局だ。新聞社との提携では、中日新聞が株主に名を連ねている。

 それまで東京都には他府県のようなローカルテレビ局がなかった。そこで当時の鈴木俊一知事や東京商工会議所などが「東京密着のテレビ局」をと公募した。メトロポリタンテレビはジャパンキャピタルテレビとの競争に勝って免許を与えられた。東京都は有力株主として経営に深くタッチしている。

 初代社長は当時の第一勧銀相談役の藤森鐵雄氏だったが、発足当初は経営陣の内紛が絶えなかった。1997年にエフエム東京の後藤亘社長が経営を握る。そのころからニュース主体の番組から一般娯楽や通販に重きを置くようになった。そこから今回問題にになったような偏向番組が派生してくるのである。

 「デマ・差別放送流した東京MX}「化粧品製造販売DHCが最大スポンサー」「ニュース女子制作も子会社」「極右論客登場番組作り続け」(20日付『赤旗』)。DHCの吉田会長は、当時みんなの党の渡辺嘉美代表に8億円を提供して話題になった男。今度は公共放送の番組を金で買ったというわけだ。

 今、ネットの進出で既存メディアの新聞もテレビ局もある意味で青息吐息である。札ビラで頬をはたかれたらどうなるか分からない。東電がメディアを取り込んで原発安全神話を日本中に流したように、金の力で情報・報道を操作する惧れがますます強まっている。今回のMXテレビ問題はその先触れだと思う。今でも有力株主の一画を占める東京都と中日新聞の責任は重い。

 イギリスで、EU離脱の風を吹かせたのはテレビのスポット広告だと言われている。「EU離脱が福祉を守る」と根拠もなしに繰り返した。国民は無批判にその宣伝に乗せられた。もし日本で憲法改悪の国民投票が行われるとしたら、恐ろしいのは金に任せて繰り返すスポット広告だとおれは思う。

posted by マスコミ9条の会 at 18:54| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月19日

11505 ポスト真実∞B止

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
17年01月19日
11505 ポスト真実∞B止

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 問題は、これにメディアがどう対応しているかだ。

 民主党(当時)が政権を担ったとき、マニフェスト(政権公約)がよく取りざたされた。代表格は高速道路の無料化だ。民主党はマニフェストにそのことを盛り込んだ。しかし、現実的には予算化できなかったし、車を使う頻度が多くなり排ガス問題も生じる、という批判が出て沙汰止みになった。このときのメディアは民主党を「マニフェスト違反だ」とスクラムを組んで批判した。ウソの政治が許されないことを考えれば、それは当たり前だった。

 ところが、自民党・安倍政権にもどりTPPに関してマニフェスト違反であったにもかかわらず、メディアは自民党を批判しないばかりか「推進せよ」と煽り立てた。先述した福島第一原発の「コントロールされている」発言も、明らかにウソであったにもかかわらず、批判はなかった。

 南スーダンの情勢についてもそうだ。安倍首相は「首都ジュバは比較的落ち着いている」と述べ、自衛隊のPKO派遣は問題ないと主張した。が、実際はどうか。誰がどう見てもジュバも含めて南スーダンは内戦状態ではないか。ところがメディアからの反論はない。

 最たるものは、アベノミクス戦略である。経済学者のほとんどが「破たんした」と分析している。が、安倍首相は「道半ばである」と強弁し、経済はますます悪化している。これは明らかなウソであるにもかかわらず、メディアは批判していない。

 これらを見ていると、「ポスト真実」という言葉は、嘘を言った政治家本人と、それを批判しないメディアの合作≠セったのではないか、と、私は思いたくなる。

 戦前のジャーナリズムを振り返ってみたい。大政翼賛政治は当時のメディアが支えたのではなかったか。今国会に提出されようとしている共謀罪は、平成の治安維持法と言われる。その治安維持法が、あの戦争を批判した人たちをどれだけ弾圧したか、メディアが知らない訳はない。が、共謀罪への批判は弱い。

 戦前のあり方を反省して、「戦争のためのペン、カメラ、マイクは取らない」と誓ってつくられたのが日本ジャーナリスト会議であった。その精神は、貫かれているだろうか。(私もその会員の端くれだが)一部でがんばっているジャーナリストはいるが、総体としてはそうなっておらず、隔靴掻痒感は免れない。

 この状況を見たとき「ポスト真実」という言葉は、前述した一部政治家とメディアの合作≠ナあると同時に、政治家の嘘を放置しているメディアを批判したものではないのか、そんな気がしてならない。オックスフォード大学に聞いてみよう(笑)。

★脈絡のないきょうの一行
台湾で脱原発法が成立(1月11日)。見識である。
posted by マスコミ9条の会 at 18:22| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月18日

11504 ポスト真実∞A

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
17年01月18日
11504 ポスト真実∞A

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 この現象は、日本に限ったことではない。最大のものは昨年のアメリカ大統領選挙に起きている。トランプ候補の発言が明らかに事実と違っているにもかかわらず、まかり通ったことだ。アメリカメディアのなかには4分の3がウソだった、と伝えているものもあるという。オックスフォード辞典はトランプ発言を総称して「ポスト真実」という新しい言葉を生み出したと言われる。

 この問題で古くを訪ねれば、ヒトラーの側近、ヨーゼフ・ゲッペルスの「ウソを100回も重ねると本当になる」という言葉を想起させる。この言葉の翻訳は若干違うという。技術コンサルタント:中村 友一氏のブログ「雑多な事」(http://techpr.cocolog-nifty.com/nakamura/2011/06/post-5fef.html)2011年6月のもので、その件について述べられている。

 英語を翻訳すると「もしあなたが十分に大きな嘘を頻繁に繰り返せば、人々は最後にはその嘘を信じるだろう。嘘によって生じる政治的、経済的、軍事的な結果から人々を保護する国家を維持している限り、あなたは嘘を使える。よって、国家のために全ての力を反対意見の抑圧に用いることは極めて重要だ。真実は嘘の不倶戴天の敵であり、したがって、真実は国家の最大の敵だ。」ということになるという。

 今回のテーマをこれに引き写してみると、実にしっくりする。2011年のブログだから、6年も前になるが中村氏は「ポスト真実」について見通していたことになる。この翻訳を少し分解してみよう。

 「十分に大きな嘘を頻繁に繰り返せば、人々は最後にはその嘘を信じるだろう。」この部分が100回繰り返せば≠ニいうふうに転嫁したものと思われる。ヒトラーが繰り返したウソが、事実のようにドイツ国民には映ったのではなかろうか。

 「嘘によって生じる政治的、経済的、軍事的な結果から人々を保護する国家を維持している限り、あなたは嘘を使える。」という部分はすごい。つまり一般市民の嘘は否定されるが、権力(国家を維持)を持った者の嘘は使える、と断じているのである。

 そして次の部分は恐怖すら感じる。「国家のために全ての力を反対意見の抑圧に用いることは極めて重要だ。」これも思い当る。安倍政権が反対意見を封じるために『特定秘密保護法』を制定したことはこの間私たちが学んできたとおりであり、これから国会に提出されようとしている共謀罪もこの範疇に入る。

 極めつけは「真実は嘘の不倶戴天の敵であり、したがって、真実は国家の最大の敵だ。」という部分だ。「真実が不倶戴天の敵」という規定は、まさにファシストの思考回路と言える。真実を国民に知られては困るからだ。「ポスト真実」という新しい言葉は、ヒトラーがたどった道と同じように、トランプや安倍に通じるものと言えよう。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
JR蕨駅の盲人転落死事故、駅員を減らしホームドアの設置を遅らせたことが原因。そこにメスを入れた対策こそ大事。

posted by マスコミ9条の会 at 16:36| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月17日

11503 ポスト真実∞@

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
17年01月17日
11503 ポスト真実∞@

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 昨年来、「ポスト真実の政治」「ポスト真実」という言葉が目につくようになった。「脱真実」という記述もあるが、意味は同じである。この言葉はどうも無視できそうにない。少し考えてみたい。

 もちろん、わが家の広辞苑(第三版)には載っていない。そこでちょい、調べてみた。ウイキペディアが比較的分かりやすく説明している。以下。

                             ◇=◇
 ポスト真実の政治(英:post-factual politics、ポスト事実の政治、脱真実の政治、真実後の政治)、事実に基づかない政治(英:post-factual politics)とは、政策の詳細や客観的な事実より個人的信条や感情へのアピール(Appeal to emotion)が重視され、世論が形成される政治文化である。

「Post-」という修飾語は、「後に」「次の」という意味を持ち、「脱」とも訳される。「Post-」の後にくる言葉は「過去のもの」となるので、「Post-」は転じて「重要ではない」という意味にもなる。よってpost-truthは「客観的な事実や真実が重視されない時代」を意味する。

政治社会学者の津田正太郎は、日本語の「事実」と「真実」とは異なっており、「事実」とは「一般には誰の目から見ても明らかな事柄や出来事を指す」ように思うが、真実は様々な解釈が可能であるため、真実は一つではなく、「ポスト真実」以前に真実が人びとにきちんと伝えられ共有されていたというわけではない、と述べている。「事実関係の明白な誤りを含む情報が大手を振ってまかり通るようになっている」といった意味では「ポスト事実」の方が訳語として適しているが、日本では「ポスト真実」で定着しつつある。
                             ◇=◇

 この言葉は、昨年11月にオックスフォード英語辞典(※注)が、「今年の言葉」に「post-truth」を選んだことによるという。日本では「ポスト真実」と訳されることが多い。しかし主として政治の世界で使われることから「ポスト真実の政治」という使い方がさている。

 ※注・オックスフォード英語辞典/イギリスのオックスフォード大学出版局が刊行する英語辞典。英語辞典としては最大のものと言われる。

 前出説明の政治的文化≠ニいう言い回しが気になるが、早い話しが、政治の世界では事実と異なる発言をしても許され、それが大勢を占めることがありうる、という見方である。これは承服できないが、現実として起きているのである。

 日本におけるその典型は、福島第一原発事故の影響について「完全にコントロールされている」という安倍発言があげられる。これは世界を相手に堂々とウソをついて、東京オリンピックを招致したときに使われた。凍土壁の失敗を例示するまでもなく、いまでも放射能はダダ漏れ状態にある。ところが社会的には、「コントロールされている」ということになってしまっている。これは変だ。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
阪神淡路大震災から22年。私たちは決して忘れない。

posted by マスコミ9条の会 at 12:39| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月15日

海外旅行・パリ(2005年)C

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年01月15日
海外旅行・パリ(2005年)C

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 《パリはもう5回目くらいになるのかな。伝統の街、石造りの街。この石はパリの地下から掘り出したそうです。パリという街全体が硬い岩盤の上に乗っている。石造りの家をつくるために地下道を掘ってその地下道が縦横に延びたのでそこへ電車を通らせて地下鉄にしたという説もある。あまり信用できる説じゃないけどね。とにかくシャトルなんて駅は大手町以上に複雑な地下道でできていることは確かだ》

 《2月6日、日曜日。午後3時です。今朝、川崎さんと梶さんが風邪や腹痛で具合悪いというので、豊さんと2人だけでドライブに出かけることになりました。ホテルの近所でレンタカーを借りて10時前に出たんですが、豊ちゃん、最初からどの道を通ればいいか分からない。しかも無茶苦茶な走り方です》

 《やっと高速13号線を探し当ててパリが一望できるという郊外の高級住宅地へ向かいました。やっと着いたと思ったら駐車できるところがない。道路も空き地も立錐の余地もなく車で埋まっている。結局一回りしてまた13号線をさらに遠くへ。ゴッホが住んでた街があるはすだと豊ちゃんはいうけど、それらしい街はない。小便がしたくて寄った喫茶店はどうやら競馬の私設馬券売り場(ノミ屋)だった》

 《もうドライブは諦めて引き返すことに。パリ環状道路まで戻ったがそこからどうモンパルナスへ行くかが大問題。モンパルナスタワ―を目当てにやっと辿り着きました。豊ちゃんご苦労さん。でもあの運転見てたら川崎さんと梶さんが今朝になって急に腹痛起こした謎が解けた感じです》

 《今回の旅行、ほんとに金を使わないな。パリに着いて5万円両替。それで316ユーロ。そのうち200ユーロを団費に出す。後は小遣いだがほとんど手つかずに残っている》《ドライブから戻って1人で福来楼でラーメンとビール。11.4ユーロ。店を出てセーターとチョッキで歩いても全然寒くない》

 夕食は念願の「牡蠣の3段重ね」を食う。細かく砕いた氷の上に生牡蠣をはじめいろんな貝が乗っている。茹でたイセエビやワタリガニもある。よく冷えた白ワインが豪華な食事をさらに引き立たせた。

《2月7日、午前10時15分。5日間お世話になったホテルセントラルとお別れしてこれから帰路につきます。空は雲一つない青空。気温も千葉県なみ。快適です。ホテルの前、道の両端を水が流れています。紙屑や犬のウンコが流されてきれいな街に変貌いたします。それではパリの街、ごきげんよう》

posted by マスコミ9条の会 at 12:43| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月13日

40年前の新聞労連「統一スト」

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年01月13日
40年前の新聞労連「統一スト」

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 「英国労働者立つ」「航空・鉄道・郵便窓口・地下鉄・・・スト相次ぐ」「賃金引下げ、人減らしに反発」(13日付『赤旗』)。航空大手のブリティシュ・エアウェイズ(BA)、ロンドンへの通勤鉄道サザン・レール、郵便局、地下鉄などで今年に入ってからストが続いている。

 ストの課題は、客室乗務員の大幅賃下げ、鉄道の民営化にともなう車掌乗務の廃止、地方の郵便局閉鎖、地下鉄の人員削減などで、労働者への攻撃はどの国でも似たりよったりと言える。ただしその攻撃に対してストをうてる国と黙って受け入れざるを得ない国の差があることが悲しい。昔は違ったのにな。

 ちょっと待て、日本の労働組合も黙ってばかりいるわけではない。「月2万円、時給150円以上アップ」「国民春闘共闘が賃上げ要求決定」(同『赤旗』)。全労連小田川議長は政府の「働き方改革」を批判し「すべての労働者の実質賃金の改善、くらしを維持する賃金・労働条件にこだわる」と強調した。

 そうは言っても正直なところ、今の日本の労働組合にストをうって要求実現するだけの力量は無い。この前必要があって新聞労連東京地連30年史(1985年刊)をめくっていたら、76年春闘で新聞大手労組が「統一スト」をうつ記述があった。「統一スト」を前にした共立講堂での決起集会の場面だ。

 「当日は雨。しかもドシャ降り。もう駄目だと観念した。とにかく受付を作り、2階は閉鎖して1階の中央だけでも埋まればいいと考え、雨の中をやってきた先発組を無理矢理演壇正面に座らせた。ところがだ。あの比較的動員の悪い共同通信労組がストをうって集団でやってきた。

 会場近くの毎日労組からは『あれ、こんな人も』と私がびっくりするような労連嫌いの組合員も『やあ』なんて私に挨拶しながら受付にやってきた。朝日も読売も大動員。たちまち1階は埋まり、2階の階段を封鎖していたロープを取り外して2階へも上げた。会場は超満員の1700人。壁に沿って立ち見の人さえ出る盛況に私は唖然とした」。地連委員長のおれは思わず涙して感動したんだよね。

 さて3月31日の「統一スト」当日。読売が青年行動隊の指名ストと社屋前ビラ配布、日刊工業が15:30〜16:30、毎日、共同、東京が16:30〜18:00、朝日が17:00〜18:00のスト決行。日経は午後6時から社屋前大決起集会。――いま思い出しても胸躍る1日だったな。
posted by マスコミ9条の会 at 19:18| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月11日

海外旅行・パリ(2005年)B

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年01月11日
海外旅行・パリ(2005年)B

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 《電器店です。ソニーの携帯が179ユーロ。高いですね。小さいテレビが45ユーロ。ソニーのミニコンポ149ユーロ。ホットドックが2.5ユーロから3ユーロ。セーターが18ユーロ。腕時計が13ユーロから100ユーロ。14から24ユーロで結構なカバンが買えます。クロワッサン1ユーロ》

 《ここがピガール広場。夜になると綺麗なおねえちゃんが誘うそうです。4時半、少し早いですけどこれから地下鉄に乗ってモンパルナスに帰ります》

 《2月4日午前8時半。おれの朝飯は昨夜スーパーで買ってきた炊き込みごはん。ぽろぽろで固いけど、よく噛むと味がでてくる。あったかいね。3度から5度という感じ。ホテルから歩いて2分ほどのお墓にきました。入り口近くにジャンポールサルトルとボーボワールの入っているお墓が。サルトル1905年から1980年、ボーボワール08年から86年。質素なお墓で墓石の上に誰かが供えた本》

 《露店がありました。ホタテ貝、牡蠣その他貝類。生の魚、肉、野菜、果物が並んでいます。そんな通りにもスーパーがあって主婦で賑わっています。あ、やきとりを焼いています。凄いね》《パリの運河です。船が来ると水門を閉めて水位をセーヌ川と同じにしてこの地点で地下へ潜ります》《ちょうど船がきました。水門を閉めて水位を下げています。セーヌ川と同水位になったら出て行きます。見ていた私たちが拍手すると甲板の乗組員が手を振って応えてくれました。1人は若い女性でした》

 《パリには雑多な人種が集まっています。街を歩いていて幼稚園児の行列に出会ったんだけど、半分が黒い顔してたよね。それをフランス人は違和感として感じていないようだけど》

 《2月5日土曜日朝の7時半。昨夜はこの部屋に4人が集まって、ワインを4本飲んでソーメンのパーティということで夕飯を済ませました。例によって途中でおれだけダウン》《ああ疲れた。お昼前にみんなで出てコンコルドまで地下鉄。そこから歩いてサッポロラーメンの店へ。おれはラーメンと餃子のセットで10ユーロ。ビールは2人で1本。結構おいしかったんだけど凄く混んでてしばらく待たされました》

 《そこを出てオペラ座まで歩いて、デパートのプランタンをちょっと覗いて、結局またコンコルド広場へ。さて凱旋門へ行きたいと地下鉄で4駅乗る。凱旋門を下から見上げてそれからシャンゼリゼ大通りをぶらぶら。途中喫茶店で休んだがかなりの時間をかけて三たびコンコルド広場へ。疲れ果てて地下鉄でホテルに帰った、とそういうことです。同室の川崎さんは今夕食の店を探しに出ています》
posted by マスコミ9条の会 at 16:49| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

11502 不透明の時代C止

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
17年01月11日
11502 不透明の時代C止

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 いつの間にか、小ブログは1500回を超えていました。ご声援に改めてお礼を申し上げます。

 前回のつづきであるが、国際的な政治、経済状況を見てみよう。まずお隣の韓国。韓国国会は朴大統領の弾劾を決議した。大統領の職務は停止され180日以内に憲法裁判所がこれを認めたら失職する。現在はその手続き中であり、先は見えない。

 北朝鮮は、金正恩体制が強化され無法ぶりは目に余る。核兵器を所持している可能性は大きく、長距離弾道弾の開発は間違いなく進んでいる。体制に反対する者の排除は日常的に行われているようで、自由をはく奪された国民のくらしぶりは見えない。

 中国はどうか。日本との関係では尖閣諸島問題がある。あの石原東京都知事が、(それまでは私人が所有していた)島を買い取ると言い出したことをきっかけに、この問題が浮上した。神経質な問題であるだけに放置しておけばよかったものを、中国を刺激したのである。石原元都知事の(豊洲問題を含めて)罪と罰は小さくない。

 以来、尖閣諸島周辺は日中両国の船舶がけん制しあい、危ない関係に陥っているのはご承知のとおりである。中国は、初めて空母をつくり東シナ海から太平洋にそれを展開、戦闘力を誇示している。きな臭さを拭えない。

 中国国内で発生するPM2.5(微小粒子状物質)の問題は軽視できない。日本がかつて辿った企業優先の公害である。中国から届くその映像は、東京で起きたスモッグの比ではない。遅からず、いやもうすでに起きていると思うが住民の健康被害は広がる。その数も、東京大気裁判や水俣病をはるかに凌ぐものとなろう。これらが表面化すれば、中国経済は内部から危機に瀕する。

 アメリカはどうか。紙数は必要としない。今月20日にトランプ大統領が就任するが、アメリカ国内はその是非をめぐって分断状態にある。貿易摩擦もすでに勃発している。ISをはじめイスラム圏への対抗心は異常とも思える。核のボタン≠押す権限を持っている大統領だけに、危惧は深まる。

 ヨーロッパでも異変が起きている。イギリスは国民投票でEU離脱を決めた。アメリカの大統領選挙同様に、想定外であった。ギリシャの財政破綻も含めて、EUに暗雲が立ち込めている。

 中近東では石油利権と宗教・民族対立は武力衝突を生み、収まる気配はない。アフリカ中部の南スーダンでは、前述したように内戦状態がつづいている。日露関係では、北方領土問題解決の見通しはなく、ロシアとウクライナも「宇露関係」という言葉が生まれるほど、小競り合いが続いている。

 いま、世界はどこで何が起きるか予測できない事態となっている。それはまさに「不透明の時代」であり、心せねばならない事由である。なかでも、過去の戦争が経済問題に端を発していることを考えれば、人類は改めて歴史を学ぶ必要がある。そのうえで、戦争だけは起こしてはならないという原点は何としても堅持しなくてはならない。

★脈絡のないきょうの一行
いつの間にか「新元号は改元の半年以上前に公表」(読売新聞)。天皇生前退位の議論中だったのでは?
posted by マスコミ9条の会 at 16:44| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マスコミ9条の会ブログ