2017年07月24日

ウブド通信I

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年07月23日
ウブド通信I

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)

 今午後3時半、日本時間4時半だ。プロ野球速報をハラハライライラしながら見ていた。ロッテがソフトバンクに3対1でやっと勝った。あと2時間弱で凌たちがデンパサール空港に着く。最初ボンさんの車に乗って空港まで出迎えに行こうかと思っていたのだが、あの出口のところは人が混んでいて座る場所もない。とても立ったまま待っているのは無理なので諦め、ビンタンダイニングで待つことにした。

 昨夜光森さん夫妻に連れられて毎月開催している本の交換会に行ってきた。交換会は3カ所交代で開く。今回はモンキーフォレスト通りの「和るん・あんかさ」という日本人経営の居酒屋風食堂が会場。おれ好みの雰囲気の店だ。ちなみに来月はビラビンタンのミーティングルームが会場になる。

 5時に会場に着き、螺旋階段を2階に上がる。手摺りがないので少しきつい。まだ参加者はちらほら。交換会というから何かセレモニーがあるのかと思っていたが、参加者は勝手に来て、それぞれ好きな飲み物と料理を頼み、知り合いと交流し、ついでに本も交換するというまったくのフリースタイルだ。

 おれはまぐろユッケ丼と冷奴、それとビンタンビールの大瓶。このまぐろユッケ丼がうまかった。こちらのご飯の炊き方は普通硬めだが、この丼のは柔らかい。上にたっぷりのまぐろ。赤身の中落ちというところ。ちょっと甘いめの醤油タレもよく味が素材となじんでいる。白ゴマのかかっているのもうれしい。

 冷奴の豆腐は少し堅すぎるが、削り鰹節がたっぷりかかっているのでこれはこれで美味い。すつかりうれしくなってアラックのオンザロックを2杯も飲んでしまった。それで勘定は16万ルピア。1500円ぐらい。この和るん・あんかさという、表通りから横町へ20メートルほど入った開けっぴろげの店。突き当たりがホテルだというが、横町の雰囲気が北千住の駅前通りというところ。おれのご推奨だ。

 今日でウブド滞在18日に、さらにこれから1週間ある。おれの海外旅行歴でも最長記録だ。それはそれで楽しいのだが、光森さんには悪いけどこちらに移住する気にはならないな。やはりいろいろ不便を感じるし、精神的にも落ち着かない。パソコンのメールで日本と繋がっているとは言え、人間関係が狭く、行動範囲が限られる。とは言え貴重な経験をしたことは確かだ。光森さんや女房はじめ、関係者のみなさんありがとう。
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2017年07月23日

ウブド通信H

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年07月20日
ウブド通信H

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)

 バリ滞在15日になる。わくわく旅行のメンバーが帰った後は連日晴天、初秋の爽やかさに恵まれている。スーパーへ買い物に行ったほかはコテージに閉じこもる毎日だが、昨夜は素晴らしいお祭り(祀り)体験をさせてもらった。村やお寺の公式な行事でなく、親族だけの祀りに村中が集うのだ。

 ビラビンタンの夜間セキュリティを担当しているコマンさんは近くのブントウユ村に親と兄弟で住んでいる。家の入り口は狭いが奥行きは長くて広い。突き当たりに立派な祠(ほこら)がある。これを祀る祭儀で、バリ特有のウク歴(210日が1年)の2年に1辺行われるのだそうだ。

 元村長のストウさんに略式正装の腰巻のようなものを着けてもらって午後7時にコマンさん宅へ向かった。光森さん夫妻と泊まり合わせた画家の前田さん夫妻が一緒。車を降り家の石塀の中に足を踏み入れて驚いた。コマンさんの居住エリアから奥の祠にかけてぎっしりの人。正装した子どもたちも目立つ。全体で100人は優に超す。おれたちのために椅子が用意されていた。優しい心遣いに感謝。

 祠の前には地域のガムラン集団。リーダーは「日バリ友好パーティ」でおなじみのスウエチさん。特徴のある鼻ヒゲの顔で笑って挨拶してくれた。他にも知った顔が何人も。祠の中ではレジエンと呼ばれる子どもたちの踊りが奉納されている。スウエチさんの楽団も演奏を始めた。

 演奏が2曲ほど続いた後、みんなの視線が暗闇に向く。トペン(仮面舞踏)がゆっくりゆっくり現れた。最初は1人、次の曲では2人になって掛け合いで唄ったり、漫才のように言葉を投げ合ったりした。そのうちの1人はおれたちに握手してくれた。光森さんに聞くと彼はトペンの名手なのだそうだ。

 2年(420日)に1辺とはいえ個人の家であれだけのお祭りをするのは出費が大変だと思うが、こうして村の共同体としての絆が深まるのだろうな。これまでケチャダンスやレゴンダンスを鑑賞してそれなりに感銘を受けたが、今夜のトペンやレジエンを見るとあれは見世物に過ぎなかったとも思える。

 8時半、ストウさん運転の車で帰ってきた。いつもの晩より蒸し暑く感じられた。シャワーを浴びたが、なんか興奮していて缶ビールとワインと焼酎の水割りを飲んでしまった。反省。
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ウブド通信G

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年07月18日
ウブド通信G

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)

 連合が「残業代ゼロ」容認に方針転換したことに多くの新聞が疑問の声を発している。「連合の姿勢 原点を忘れてないか」(『信濃毎日』)「残業代ゼロ法案/不可解な連合の方針転換」(『神戸』)「成果型労働、連合が容認 生活と健康守れるのか」(『毎日』)「連合の存在意義揺らぐ」(『沖縄タイムス』)。

 『朝日』は「『残業代ゼロ』連合容認に波紋『次期会長候補が独走』」と、逢坂事務局長ら幹部が傘下組合や組合員の声を無視して政権側と取引した経緯を明らかにしている。その上で「労基法の改正 疑念と懸念がつきない」と政権にすり寄った「連合の選択」に疑問を突き付けている。

 新聞労連委員長を務めた毎日新聞の東海林智記者は、自己のツィッターで次のように連合幹部の非をなじる。「労働者の命をあなたがたの権力争いの道具にするなよ。誰が連合会長になろうが、労働者の命を手土産に安倍と握手した手で団結の拳が握れるのかい?」。さすが痛烈だ。

 そして残業代ゼロ法案が初めて国会に上程された第一次安倍内閣当時、厚労省記者クラブのロッカーに「残業代ゼロ制度反対」のステッカーを貼った秘話を明かす。初め毎日と共同だったが、そのうちテレビも含め、サンケイを除く全社がワッペンを貼った。当局は庁舎規定による取り剥がしができなかった。

 当時の連合高木会長は過労死家族会の訴えに涙を流して同調、「必ず阻止します」と誓ったという。いまの幹部はどうか。熊沢誠甲南大学名誉教授は「毒食わば皿まで」の姿勢だと決めつける。

 「すべてのばかばかしさは、沈みゆく安倍政権のもとでも、労働運動はあらゆる悪政になにも抗えないという団子虫のように臆病なあきらめからきている。神津会長よ、逢見事務局長よ、村上総合労働局長よ、えせリアリストを気取ってぐだぐだ言うまえに厚労省や首相官邸前でハンストでもやってみよ」

 『日経』報道によれば、この「連合の変節」に日本経団連は大いに励まされ、「残業代ゼロ」を含めた労基法改正を秋の臨時国会で一気に通すよう政府に働きかれる方針だという。冗談ではない。労働者の生活といのちをそう易々と差し出してなるものか。戦争法や共謀罪では労働組合の参加がもう一つだったが、今度は自らに直接降りかかってくる問題だ。ストライキも含む大闘争で見事粉砕しようではないか。
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2017年07月18日

ウブド通信F

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年07月16日
ウブド通信F

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)

 いい天気が続く。風も爽やか、日本の初秋という感じだ。11日には6人中4人が帰国し、昨夜石坂さんが帰った。これで23日の夕方孫たちがくるまで基本的にはおれ1人。足腰が痛いので出歩けない。毎日食って飲んで寝てたまにパソコンと読書。また肥ってしまう。情けないけどどうしようもない。

 ワインがあと1本しかなくなったので、今日、スーパーへ買い出しに行きたかった。ところが運転をしてくれるボンさんが出身地のボン村へ帰ったとかで明日になった。そう言えば今日は日曜だよな。ボンさんにも休日が必要だ。ダイニングの女の子も今日は休んでいるようだ。朝の食事時、経営者が自ら注文とったり料理したりしていた。部屋の掃除にくる、なんて言うんだっけ、彼だけは休みなしのようだ。

 ダイニングから眺めた田んぼの風景には目が醒める。田植え前の水を張った田んぼ。アヒルが10羽ほどのグループをつくって首を水の中に突っ込んでは餌を探っている。ドジョウやタニシでもいるのかな。アヒルが移動すると水紋が広がる。水に映った椰子の木やコテージがさあーっと崩れる。ほんとは3毛作ができるのだが、この辺ではコメの品質を高めるため2毛作なのだそうだ。

 『じゅかるた新聞』は日曜休刊だ。昨日の1面に、例のコンビニ「セブンイレブン」の店舗閉鎖で1300人も解雇されたと出ていた。雇用保険のようなものがあるのかな。それにしても解雇された人たちは困っているだろうな。日本資本は労働者の生活なんか関係なく儲からなければ簡単に潰すけどね。

 昼寝しようと、ベランダの簡易ベッドに横になったのだが、眼が冴えて眠れない。そりゃそうだ。毎日寝過ぎだもんな。こんな時こそパソコンに入っている長い原稿を整頓・整理しようとしたのだが、データが重過ぎたのか「保存エラー」の表示。折角の作業がパーになってしまった。もう止めた。

 さてそろそろ夕飯のメニューを考えよう。昨夜食ったとんかつはうまかった。刻んだキャベツにマヨネーズなんかがかかってなかったし。ソースをたっぷりかけておいしく食べた。それにしてもあんなに肉を叩かなくてもいいのに、と言ったら光森さんに「こっちの肉は硬いから」と言われた。

 なるほどとんかつも「郷に入れば郷に従え」か。このほかメニューでは焼きギョーザ、だしまき卵、野菜スープ、豚生姜焼きなどがうまい。インドネシア料理のナシゴレン(焼き飯)、ミンゴレン(焼きそば)はサテ(やきとり)などの付属物の量が多過ぎる。天ぷら盛り合わせもとても食いきれない量だ。
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ウブド通信E

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年07月14日
ウブド通信E

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)

 このところ存在感が希薄だった労働組合が、急に脚光を浴びた感じだ。「『残業代ゼロ』修正で一致」「連合の要請、首相受け入れ」(14日付『じゃかるた新聞』多分共同通信の配信記事だ)。13日に首相官邸で安倍首相と神津連合会長が会談し、首相が連合の「修正案」受け入れを表明したという。

 これも共同配信だと思うが、「強気の政府に迫られ後退」「連合方針転換、内部で不協和音」という解説記事も。これが面白いのでできるだけ忠実に要約してみる。

 首相との会談後神津会長は「(修正しないと)長時間労働がさらに拡大しかねない」と言い訳したが、連合内外で批判が噴出している。連合傘下の全国コミュニティユニオンは「過労やハラスメントが横行している実態とかけ離れている」「小さな穴を開けてはいけない」と指摘。「労働事件が専門の弁護士も『政権支持率が低下している時に助け舟を出すに等しい』とするなど、批判は連合の外にも広がった」。

 一方政権側にとってはどうか。「もり・かけ疑惑」や東京都議選の惨敗で四苦八苦している現状。臨時国会のメインとした「働き方改革」までとうてい手が回らない。そんな苦境を乗り切る「渡りに船」となったのは確かだ。ある自民党幹部は「法案成立の環境が整いつつある」と自信をみせた。大万歳なのだ。

 「労働界の反対で2年以上塩漬けになってきた(労基法)改正案は成立に向けて動き出した。連合幹部の1人は『テーブルに着けば政権の思惑に飲み込まれ、テーブルに着かなければ何も実現できない。それが安倍一強の怖さだ』と漏らした」。これが解説記事の締めの言葉だ。

 まったく情けない「連合の存在感」である。資本との対決を忘れ、組合員の苦しみの声に耳を貸さず、団結とか争議権とかを死語にしてきた連合。「貧すれば鈍する」ということだろう。ユニオンショップと組合費のチェックオフの上に胡坐をかいた労働組合の末路だ。

 ――朝のうちは雨雲に覆われていたが、昼寝から醒めてみたら南国の太陽が照りつけていた。相変わらず腰からもも、ふくらはぎにかけて痛みが走る。歩くのも困難。仕方がないのでパソコンに向かうかベランダで本を読むか、している。23日には孫たちが来る。それまでに少しはよくなればいいのだが。
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ウブド通信D

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年07月12日
ウブド通信D

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)

 朝のうち青空がのぞいていたので「今日は晴れるかな」と希望を抱かせたがやはり雨だ。今午前10時半、ヒマなので『じゃかるた新聞』を読んでいる。10日付1面トップは「トランプ氏と初会談」「G7で大統領 経済協力とテロ対策」。ジョコウイ大統領とトランプが膝つき合わせている写真付き記事だ。

 11日付2面には「ヤマザキパンの販売倍増」という記事が目立つ。当地で製造販売するヤマザキ・インドネシアの幹部は「柔らかさと白さが持ち味のふんわり食パンシリーズで、新たにハチミツや全粒粉を使用した商品を投入した。これがヒットした」と分析。技術革新の成果を誇っている。

 日系資本は別の製パン業界にも手を伸ばしている。双日と敷島製パンが出資した「ニッポン・インドサリー・コービンド」はこの7日に新株発行を発表。ジャワ島、フィリッピンに新工場を建設する。国内パン市場は2000億円程度だが、屋台などで売られる安価なパンが7割を占める。そこへ日系資本の高級感のある「ふんわりパン」がどこまで食い込めるか、ということらしい。今後の市場競争に注目だ。

 これからのインドネシアの消費社会を左右するのは「格差の拡大」に政府がどう対処するかにかかっている。10日付『じゃかるた新聞』に「格差社会と民主主義」という署名論文が載っている。近年インドネシアの経済的格差は拡大の傾向だ。前大統領のユドヨノ氏は貧困家庭の生活保護策を推進したが、その程度では格差の拡大に歯止めがかからなかった。社会保障分野への予算配分が少なかったためだ。

 そこで現ジョコウイ政権がまず手掛けたのが「石油燃料補助金」の廃止だった。この補助金は車を保有できる比較的富裕層を優遇するものだった。ジョコウイ大統領は補助金廃止の財源で、国民皆保険の確立や低所得者層への生活援助を実施。論文の筆者は「今後の政治の安定は格差の是正にかかっている」と提起する。

 昨日、王宮前通りのスーパーへ行った。商品の量も質も目を見張る高いレベルだ。しかしここで買い物をしているのはおれたちような外国人観光客と地元の富裕層だ。ビラビンタンの隣のホテルの従業員は月3万円の賃金だ。それでもバリは観光地なので破格の高さだという。一般の庶民はどのくらいなのか。

 雨は降らないが陽も射さない。日本の梅雨のような天気だ。もうそろそろお昼だが、蕎麦でも茹でようかな。
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ウブド通信C

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2017年07月11日
ウブド通信C

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)

 やっと晴れた。やはり晴れると気持ちがいい。南国の太陽がカッと照りつける中、スーパーで買い物をした。ハッテンというパリワイン3本(赤2、白1)と350mlの缶ビール9本(ビンタン6、ハイネッケン3、おれはビンタン7のつもりだったが)、計59万400ルピアだった。

 昨日のランチはマンデラ・ケイコさんのホテルで豪華に食べた。ケイコさんは40年ほど前ウブド王家の当主の目に止まり長男の嫁になった。愛知県の古いお医者さんの家の出身。いろいろあったが、今では舞踏家の長男、実業家の次男の母親。ホテル経営のかたわら、自ら絵を描いて日本で個展も開く。

 夜はわくわく旅行組のラストナイトということで、ミーティングルームでサヨナラパーティ。ダイニングから天ぷらと焼き餃子、出し巻き卵と青菜のお浸しといんげんの胡麻和え、光森さんからのやきとりの差し入れもあって盛り沢山。おれは何回にも分けて蕎麦とそうめんを茹でた。ビール、ワイン、焼酎を飲みながら午後6時半から11時半までの5時間、何かしきりに大激論。今朝はいささか二日酔い気味だった。

 今回は長期滞在なのでTシャツやパンツなどをこまめに洗濯している。ところが雨のせいもあってなかなか乾かない。今日の好天気でやっと乾くメドがついたところ。ほっとしている。ほっとしていると言えば心配だった腰痛がそれほど酷くならずになんとか動けている。夜もよく眠れる。

 夕食後、6人中4人が帰る。おれと石坂さんが残るが、その石坂さんも14日にはいなくなる。凌たちが来るのは23日の夜なのでその間1人だ。もちろん光森さんやボンさんがいるし、パソコンもあってインターネットがつながっている。退屈はしない。山川さんが、ソーセージやチーズなどのつまみ類、即席ラーメン、汁の素、珈琲などを置いて行った。持ってきたそうめんもあるので自炊生活ができる。

 今日の昼飯は隣のボンさん経営のホテル「メサリ」のレストランで食った。イカと海老と白身の魚の海鮮アラカルトに白ワイン。昼にしてはワインの飲み過ぎでちょっと吐き気がする。ま、これから夕飯にビールを飲めば治ると思うが、少しアルコールは控えめにしよう。

 さあそろそろ夕飯だ。今シャワーを浴びてさっぱりしてゆかたに着替えた。今夜はパソコンでロッテ対西武戦の速報を見よう。というわけでなんとものんびりした一日だった。明日も同じだな。
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2017年07月13日

ウブド通信B

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年07月09日
ウブド通信B

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)

 7月1日付『じゃかるた新聞』におやっと思う記事があった。「各地で撤収作業 セブンイレブン」。6月30日限りでインドネシア各地に展開していたコンビニのセブンイレブンが全店閉鎖。その撤収作業が急ピッチで進められているというのだ。日本を出る時、セブンイレブンがベトナムに進出することになったニュースを新聞で見た記憶がある。同じ東南アジアで「進出」と「閉鎖」とはどういうことか。

 インドネシアにおけるセブンイレブン1号店は2009年オープンだというから7年しか経っていない。『じゃかるた新聞』によれば「14年までは順調に店舗数を伸ばしたが、競合他社との競争激化などりより、不振に陥った」ということだ。競合他社とは「インドマレット」とか「アルファマート」とかの地域系コンビニ。これらに比べセブンは「商品の種類も少なく個性も感じられなかった」という。

 全店閉鎖に追い込まれたセブンイレブンだが、完全に白旗を上げたわけではない。セブン・ホールディング広報部は「インドネシアは重要な国であり、これで終わりではない。フランチャイズ先を探し、事業を再開したい」と希望をつないでいる。どうやら外国からの進出企業対地域企業の対決構図らしい。

 インドネシアのジョコウイ大統領は、外資を導入して経済の活性化を図ろうとしている。例えば大和ハウスが東ジャカルタに40億円出資して5000戸の住宅を建設する計画が進んでいる(8日付『じゃかるた新聞』)。「(住宅建設は)2024年度竣工予定。海外交通・都市開発事業支援機構(本社・東京都千代田区)と地域系不動産開発トリポ社とプロジェクト会社を立ち上げる」。

 またインドネシアは石油産出国でもある。ジョコウイ大統領は6日、石油ガス開発を中心にした国家戦略事業の改定を発表した。計画の遅れた事業を削除して新たに「東南アジア最大規模のガス埋蔵量」を見込むアラフラ海マセラ鉱区の開発などを加えた(7日付『じゃかるた新聞』)。

 外資を導入しながら地域企業の育成を図るということだろう。その舵取りはそう簡単ではないと思う。ここバリ島でも米資本による巨大アウトレット等の建設が目立つ。肝心なのは企業動向だけでなく、国民生活の向上にどう結び付けることができるかという観点だろう。

 まだ鬱陶しい雨空だ。おれ以外は車で観光に出かけた。おれはこれから冷麦でも茹でて昼飯にしよう。
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ウブド通信A

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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2017年07月08日
ウブド通信A

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)

 8日午後3時、朝から続いていた土砂降りの雨がやっと上がった。まだ日が射すところまでいかないが、空が何となく明るくなってきた。一行のうち4人は光森さんの案内で美術館巡りに出かけたが、おれは辞退した。同じくコテージで絵を描くため残った山川さんが昼食に蕎麦を茹でてくれた。ビールを飲みながら降りしきる雨の中で蕎麦をすすったがこれが美味かった。薬味のネギも持ってきたとはさすがだ。

 ひと眠りして目が覚めたら人の声がする。ミーティングルームに美術館組がいた。美術館が雨漏りしていたそうだ。河合さんが「スト―さんが来てるよ」というのでスタッフの溜まり場に行ったら、以前よりさらに肥ったスト―さんが「やあ」と言って手を差し出した。スト―さんは5年ほど務めたこの村の村長さんを退任したばかり。村長時代に、古くなったお寺の改築を何千万円かで完成させた実績を残した。

 古いスタッフのスト―さんとはいろいろ思い出がある。あれは7〜8年前だったと思うが、キンタマーニ高原の温泉プールに行った。おれたちの車のドライバーがスト―さん。高原の帰り道で果物の王様といわれるドリアンを売っていた。何個か買ったら試食させてくれた。よせばいいのにおれも一切れ食べた。

 昼飯でおれはひとの分までビールを飲んでる。そこへドリアンを食ったものだからすぐに下痢症状がやってきた。「スト―さんその辺で止めて」と叫んだ。彼が適当な草むらのあるところで止めてくれた。おれはぱっと座って寸前で間に合った。この辺の草は育ちがいいよと言ってテレ笑いした覚えがある。

 それからすぐスト―さんは住人の選挙で村長さんに選ばれた。立候補したわけではないのに勝手に票が集まったと本人は言っていた。2011年東日本大震災の年の7月、孫たちとウブドへ来た。ちょうどガルンガンでお寺でお祈りをした後、スト―さんの家でお祝いのご馳走をいただいた。入り口は狭いが奥行き長い立派な家だった。親戚や光森さん関係の観光客など大勢で楽しく語らいながらの食事だった。

 それからさらに何年か後、この時も何かのお祭りに出くわした。村の集会所で男どもがお祭り用の料理づくりをしていた。ハンドマイクを片手に進行の指揮をしていたのが村長のスト―さん。焼き鳥の串を刺したり、炭火で焼いたり、野菜を刻んだり、男たちは指示通りに動いていた。いつも見るスト―さんと違って威厳と貫禄があった。――さあ今夜は日本人が経営する寿司屋で魚料理だという。楽しみだ。
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ウブト通信@

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年07月07日
ウブト通信@

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)

 朝7時に起きて外を見ると雨だった。バリへ来て2日目。そんなに強い降り方ではないが、ゆかた1枚では寒いくらい。南国バリではあるが、ここは南半球。今は秋から冬になろうとする時期だ。8時からの朝食時には雨は降り止んだが、Tシャツの上に長袖を着た。濃いバリ珈琲で体を芯から温める。

 成田からデンパサールまで乗ったガルーダ航空は満席だった。以前はバリへの直行便が二つあった。ガルーダとJAL。例のJALの経営危機(会社更生法)の下で、不採算路線として廃止されてしまった。近く復活するという話もあるが、現時点ではガルーダの独占、しかも1日1便だ。混むのは当然か。

 昨日のガルーダ航空は気流の関係からか定刻より1時間近く飛行時間が短かった。現地時間4時40分にはデンパサール空港に着陸した。ただしおれたち一行は後部座席だったので機外へ出るのが最後の方。そのため入国審査の列がもう長く伸びていた。おれは腰が痛い。止まっては少しずつ前進というのがほんとに辛い。列の誘導の標識にすがりながら審査窓口に辿り着くのに30分はかかったんじゃないかな。

 そして今度は荷物受取りだ。コンベアの前は二重三重に人垣ができている。コンベアが動き出したがおれたちのトランクは見当たらない。ここでも待つこと30分。もう人垣がなくなる頃やっと見覚えのあるトランク。ほっとして空港出口へ。出迎えのボンさんに会えたのが6時15分だった。

 車でウブドのビラビンタンに移動するし途中、お祭りをしているお寺があった。おれが「お祭りだというのに酔っ払いがいないな」と日本のお祭りを頭に浮かべながら感想を述べたら「こちらのお祭りは神に捧げものをして厳かに祈るもの。お酒のお祭りではない」とぴしゃり。ああ恥ずかしい。

 今、午後4時、1人で部屋にいる。みんなは昼食後、デンパサールのアートセンターへ行った。レゴンダンスなどの民俗芸能や物産展、絵画彫刻など芸術品の展示がある。どうやら歩きそうなのでおれはパス。ボンさんに持参したパソコンをインターネットにつないでもらた。これで退屈しないで済む。

 雨は降ったり止んだりなので気温が低くて湿度が高い。昨夜洗濯した丸首シャツとパンツをベランダに乾したのだが一向に乾かない。もうそろそろアートセンターに行った光森さんとわが一行が帰ってくる時間だ。この辺で今日のブログは止めるが、できれば滞在中毎日書き込むつもりだ。ご愛読を!
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