2015年11月26日

春闘が安倍政権の手柄にされてしまう

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2015年11月26日
春闘が安倍政権の手柄にされてしまう

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 安倍首相が今月5日、経団連、連合などとの「官民対話」で3年連続の賃上げを要請した。「官民対話」は13、14年度に行われた「政労使会議」の代替物。「会議」から「対話」へとトーンを落としたというわけだ。同席した甘利経済再生担当相は「(さらなる)賃上げが経済効果として企業に跳ね返るという認識が必要。賃上げしなけば経済は回復せず、企業業績も悪くなる」と強調したという。

 次いで「首相 最低賃金1000円指示」(25日付『毎日』1面トップ)と賃上げ要請の流れは続く。24日の経済財政諮問会議で実現に向けての対応策を指示した発言だ。「年率3%程度をめどに、名目国内総生産(GDP)成長率にも配慮しつつ引き上げ、全国加重平均が1000円となることを目指す」。

 一方黒田日銀総裁は「個人消費に影響を与える賃上げについては『やや鈍いという感は否めない』と指摘。『春闘でどの程度の賃上げが実現するか、重大な関心を持っている』と述べた(20日付『毎日』)。林経済産業相も20日、榊原経団連会長に「設備投資や賃上げ」を要請した。。

 さらに本26日付の『毎日』によれば「内部留保に課税論も」「政府・与党 賃上げへ財界に圧力」との動きもある。財界べったりの安倍政権が「内部留保課税」も辞さない姿勢というのは初耳だ。菅官房長官も「そうしなけれ経済界のマインドは変わらないのか、という議論を深めることは大事だ」と述べた。

 何故こんなに安倍首相周辺で賃上げ要請の大合唱が起こるのか。よもや安倍首相が労働者寄りに変身したわけでもあるまい。『毎日』は「背景には、来夏の参院選を前に、賃上げなど具体的な形でアベノミクスの成果の還元を求める声が根強いことがある」と分析する。本音はそんなところだろう。

 おれが注目するのはこれら安倍政権の発言が、これまで労働組合が主張してきたことの「いいとこ取り」だということだ。「賃上げしなければ経済は回復しない」「内部留保を吐き出させて賃上げ原資を」というのは連合はもちろん、全労連や春闘共闘のスローガンでもある。職場の労働者には見分けがつかない。

 このままで行くと来春の賃上げは労働者のたたかいの成果でなく安倍政権の手柄になってしまう。今こそ労働組合が労働者の生活に根ざしたたたかいを構築すべきだと思う。労働者は景気を良くするために賃上げを要求するのでなく、苦しい生活を打開するためなのだ。そこのところをしっかり押さえた春闘が望まれる。

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11269〜11270 国道6号線線量調査報告

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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15年11月25日
11269〜11270 国道6号線線量調査報告

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 11月20、21日に昨年9月に行った福島県浪江町から楢葉町までの国道6号線沿いの放射線量調査を行った。今回は2回目で1年2ヶ月を経ているが、数値を見る限り若干下がってはいるものの「ブロック」されているとは言えなかった。

 線量は、許容量を超えている。この道、通すべきではないと思う。同時に、主要交差点に警備員が立っていたが、マスクをしている人は少数。防護服も着用していない。放射能対策はしていないと思われる。この人たちの健康が心配になった。後日、症状が出なければいいが……。

 線量の変化を見ていただこう。下図の左側が昨年調査、右側は今回調査。前回と同じ地点で計測したが、10b前後の誤差があることをお許しいただきたい。前回は線量計3台を使用したが、今回は2台にした。B地点はCと近いため、今回は外した。@からIまでの地点名称は以下のとおり。地図と見比べるのは若干難儀だが、お許しを。

【調査地点地図】
151125.jpg

@浪江町高瀬附近
A二葉町新山附近
B大熊町夫沢附近
C大熊町夫沢附近(第1原発から至近)
D大熊町小入野附近
E大熊町熊附近
F富岡町本岡附近
G富岡町小浜附近
H富岡町上郡山附近
I楢葉町井出川附近

 放射線の許容量はどうなっているか、以下を参考にしていただければ幸いである。

 放射線被ばく許容量の世界基準は、年間1m㏜(ミリシーベルト)以下となっている。したがって、1m㏜は1000μ㏜(マイクロシーベルト)だから、1000μ㏜÷365日=2.74μ㏜(1日の許容線量)。

 1日の許容量2.74μ㏜÷24時間=0.114μ㏜(1時間の許容線量)。すなわち、1時間あたり許されるのは0.114μ㏜ということになる。モニタリングなどで示される数値は、この1時間あたりを示している。

 比較するために、東京都健康安全研究センター(http://monitoring.tokyo-eiken.go.jp/)が発表している数値をみてみると、通常は東京都内で0.03〜0.04μ㏜/hとなっている。

 東京の数値はもとより世界基準と比較してみても、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町、楢葉町の5町の放射線量は、はるかにオーバーしている。一部帰還を可能にした自治体もあるが、健康を考えると不安は残る。調査は、常磐道高速道が今年3月1日に全線開通したが、これも調査してみた。報告は次回。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
軽減税率で自公が折り合わず。大事なことは10%にしていいのかどうかの判断ではないのか。

     ▽     ▽     ▽     ▽     ▽     ▽

 常磐自動車道は、全線が今年3月1日に開通した。最後となったのは、第1原発に一番近い富岡ICから浪江ICの区間である。線量は大丈夫なのかと、ずっと心配だったが今回初めて調査できた。

 調査区間は広野ICから北側すぐの、「ならはPA」から「浪江IC」までの約30`。ここを北進し、その間の主要ポストと、インターチェンジ周辺を調べた。このあたりは対面通行となっており、制限速度は70`。そのスピードで、線量計測器を車外に取り付け、止まるわけにはいかないので走りながら計測した。

 所々に道路公団が設置したモニタリングポストがあり、その地点の線量が表示してある。やはり高い。4.0μ㏜/hを超えているところもあり、ギョッとする。国道6号もそうだが、車で瞬間的に通過しているからいいようなものの、長時間そこにとどまるのは危険過ぎる。

 かろうじて「ならはPA」が許容量を下回っていた。もちろん、浪江ICを出てからの一般道は、帰還不可能地域に指定されており線量は高い。浪江駅や、商店街方面に入る道路には警備員が立っていた。窃盗など警備対策なのだろうが、ここも防護服はつけていないしマスクをしていない人も見かけた。

 国道6号線もそうだが、高速道路を開通したのは線量の高さからみてかなり無理があると思う。国は何故、強行したのか。私には首相発言の「完全にブロックされている」ということを証明≠キるためのアリバイづくりに見えるし、20年の東京オリンピックを意識した行為としか映らなかった。

 重ねて強調したい。必要がない限り福島第1原発周辺は、車といえども通るべきではないし、むしろ封鎖すべきである。

【高速道路調査地点/地図は全線開通前のもの】
151126.jpg

★脈絡のないきょうの一行
原節子さん(95歳)逝く。「東京物語」は初々しかった。たくさんの夢をありがとう。

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2015年11月24日

言論人へのあるまじき名ざしの攻撃

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2015年11月23日
言論人へのあるまじき名ざしの攻撃

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 11月16日付で、民放九条の会から結成10周年記念講演会のお知らせが届いていた。12月12日(土)13:30〜会場は新宿の芸能花伝舎。会費1000円。講演者はジャーナリストの岸井成格さん。タイトルは「戦争法制下の政局と戦争法廃止をめぐる動き」(仮題)というものだった。

 ところが20日、民放九条の会事務局長の磯崎さんから知らせがあり、講演者の都合で急遽中止だという。岸井さんの身に何が起こったのか。見たことも聞いたこともない言論人への名ざしの攻撃である。14日の産経新聞と15日の読売新聞に「放送法遵守を求める視聴者の会」なる組織による全面意見広告が掲載された。岸井さんがキャスターを務めるTBS系の「NEWS23」が放送法4条に抵触するというのだ。

 抗議の対象は9月16日放送で岸井さんが「メディアとして(安全保障関連法案の)廃案に向けて声をずっと上げ続けるべきだ」と発言したこと。この発言は放送法4条に対する「重大な違反行為だ」と批判者は息巻いている。おれに言わせれば、最近のNHKのニュース番組の方がよほど放送法違反だと思うのだが。それから安保法審議中の産経と読売の安倍政権べったりの偏向紙面づくりはどうなっているんだ。

 「放送法遵守を求める視聴者の会」なる組織は作曲家・すぎやまこういち、歴史学者・渡辺昇一、上智大名誉教授・ケントギルバート、経済評論家・上念司ら7人の呼びかけ人でこの11月に結成されたばかりという。そんな短期間に全面意見広告の資金が集まるわけがない。ウラに誰かいるに決まっている。

 意見広告は戦争法案賛成・推進の産経と読売だけに出された。他の新聞社にも持って行ったけど断られたのか、最初から2紙だけに載せるつもりだったのか。いずれにしても同じ言論人を悪しざまに罵る内容の広告を載せる方の見識も疑われる。それにしても嫌な世の中になっていく予感がして憂鬱だ。

 21日からの3連休、娘夫婦と2人の孫と一緒に伊豆旅行に行ってきた。バブルの時期に建てたけど売れなかった巨大マンションをホテルに改装した宿泊施設。4LDKの部屋。リビングは孫たちが運動会できるくらいに広い。朝食だけでなく夕食もバイキング。伊東市の夜景が見下ろせる露天風呂に浸かりながら、小2と2歳半の孫たちが戦争に行くようなことがないようじいじはがんばるぞと誓った。

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2015年11月23日

11268 「汚染牧草問題」続編

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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15年11月23日
11268 「汚染牧草問題」続編

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 今日は勤労感謝の日。「かんしゃのひ」を一気変換したら「日」ではなく「碑」が表示された。ちょっと笑ったが、「碑」が使われそうな昨今である。非正規労働者が4割を超え、派遣法が改悪され、さらに労基法が改悪されようとしている。

 このままでは、勤労者が軽視される「蟹工船時代」が戻ってきそうな気配を感じる。そういえば昔、そういう祝日があったな、と、語り草になり「碑」が建てられる日がそう遅くないのではないか、そんな悪夢を連想させる。それはそれとして本題。

 先週、東電福島第一原発事故による汚染された牧草を、福島県浪江町・南相馬市の被ばくウシを飼い続ける「希望の牧場」でエサとして与える問題について書いたが、その後、この件について当事者間で議論が起きている。少し整理して改めて考えてみたい。

 ▼汚染牧草を抱える白石市/すでに1400万円をかけて、牧草を希望の牧場に搬入。長期間にわたって牧草を(白石市内の)農家が抱えたままの状態は、くらしに影響を与えている。国や県はこの汚染牧草を処分する見通しを持っておらず、ウシのエサとして提供するのが一番いい方法。

 ▼受け入れ側の希望の牧場/被ばくウシの殺処分は人道的立場からできない。与えるエサ代にかなりの費用がかかり、寄付金集めに限界がある。汚染牧草活用は経済的にも、それを抱える農家にも役に立つ。県や国は、こういう方法を認めるべきだ。

 ▼浪江町側/汚染牧草を事前に相談もなく運びこんだ白石市に抗議。牧草は放射性廃棄物であり、それが町に持ち込まれたことは帰還しようとする人たちに不安を与えるし、浪江町が汚染廃棄物搬入の誘発につながる恐れがあり、風評被害が広がる。

 ▼宮城県/市町村に「早期帰還や復興に取り組む福島県や自治体の動きを阻害しかねない」として自粛を要請。県農林水産部は「同じ被災県として容認できない。全て福島に集約すればいいという流れを招きかねない」と懸念。

 それぞれの言い分は理が立つ。先週、小ブログでこの動きを紹介したときは浪江町と白石市の間に合意があるものとばかり私は思っていた。ところがなかったのだ。これはまずい。こんな大事な問題を、自治体間で相談もなく実行するなど考えられない。白石市は相談すれば断られると踏んで、実行したのではないかと勘ぐってしまう。

 希望の牧場側にも非はある。汚染牧草処分の一方法であることは分かる。だからといって勝手に搬入していいということはない。放射性廃棄物の受け入れである以上、浪江町と相談するなどしかるべく手続きを経るべきだった。そういうことをしなかった瑕疵は、批判されても仕方がない。

 これらの議論は議論としてこの問題の根源は事故を起こした東電と、それを管轄した国にあることを忘れてはならない。問題は汚染土も含めて、放射性廃棄物の最終処分場すら決めきれない国に責任があることだ。自治体間の争い≠ナ済ませてはならない。それぞれの自治体は被害者なのだから。

 浪江町が白石市に抗議にいったとき、非公開の話し合いがもたれたという。「終了後、馬場町長は『白石市から事前の通告も相談もなく、大変遺憾。他の自治体から浪江町で受け入れたと思われると残念だ』と述べた。対応した佐々木徹副市長は『われわれの行動は違法ではない。人道的、動物愛護の観点から決断した』と話した。」(21日、河北新報ウェブ)という報道が気になった。

 復唱しよう。この問題の責任は東電と国にあることを忘れてはならない。

★脈絡のないきょうの一行
大阪の府知事と市長のダブル選挙、大阪維新の会が圧勝。どうなってるの?

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2015年11月18日

IS対策はまずシリア内戦の収束が肝心

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2015年11月15日
IS対策はまずシリア内戦の収束が肝心

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 11月13日、フランス・パリのISによる同時多発テロ。10月31日にエジプト東部シナイ半島で墜落したロシア機もテロだったとプーチン大統領が明言した。トルコのアンタルヤで開かれているG20で「全てのテロ行為や手段はいかなる状況下でも正当化できず、明確に非難する」という声明を発した。

 テロ行為を非難するのは当然だが、問題はそれをとう防ぐかということ。当のフランスはアメリカと協力してシリアへの空爆を強化するという。ロシアも空爆強化の方針だ。

 オバマ米大統領は16日の記者会見で「▽空爆と、ISと戦闘する地元勢力に対する米軍事顧問・特殊部隊による訓練・支援▽ISへの人や資金の流れを絶つ国際的な協力▽シリア内戦の政治・外交的解決へ向けた努力など」を継続すると述べ、米軍地上部隊の大規模派遣は否定した(17日付『赤旗』)。

 いずれも力づくでISをねじ伏せようという作戦だ。これに対して「戦争は答えではない」(イギリスの反戦団体)として批判する声もある。『赤旗』小玉純一特派員によれば「『戦争は答えではない』とシリア空爆に反対してきた英国の反戦団体は14日、パリのテロを非難した上で『爆撃がテロを絶つという考えはこの14年の歴史が反証している』と空爆強化を批判しました」という。

 「G20首脳会議開催国トルコのヒュリエト・デイリーニューズ紙も15日の論評で、『(フランスへの連帯を)もう一つの戦争へ向かう理由にすべきでない』と強調。2001年の米同時テロ後に米国がアフガニスタン、イラク戦争を強行し『テロ増大の環境、ISのテロを生みだした』と批判しました」。

 ISが拠点としているのはシリアである。シリアは今アサド政権と反政府勢力の内戦状態であって、それがIS跋扈の土壌となっている。内戦とは言ってもアサド側にロシア、反政府側に米仏がついて戦争を煽っているのが現状だ。これをやめることが先決だろう。

 トルコのG20会議の合間にオバマとプーチンが35分間さしで話し合ったという情報がある。シリア内戦を収束させる方途を探ったようだ。それは悪いことではないが、シリアを泥沼の内戦に追い込んだ大国の責任をまず反省するところから内戦当事者を説得することが肝心だろう。
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11267 図書館の自由に関する宣言

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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15年11月18日
11267 図書館の自由に関する宣言

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 前々回、小ブログで述べた「図書館の自由」に関する詳細を知りたい、という要望があった。少し長くなるが、以下、全文を紹介しよう。

                           ◇=◇=◇
図書館の自由に関する宣言

日本図書館協会
1954 採択
1979 改訂

 図書館は、基本的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することをもっとも重要な任務とする。

 1、日本国憲法は主権が国民に存するとの原理にもとづいており、この国民主権の原理を維持し発展させるためには、国民ひとりひとりが思想・意見を自由に発表し交換すること、すなわち表現の自由の保障が不可欠である。
。 知る自由は、表現の送り手に対して保障されるべき自由と表裏一体をなすものであり、知る自由の保障があってこそ表現の自由は成立する。
 知る自由は、また、思想・良心の自由をはじめとして、いっさいの基本的人権と密接にかかわり、それらの保障を実現するための基礎的な要件である。それは、憲法が示すように、国民の不断の努力によって保持されなければならない。
 2、すべての国民は、いつでもその必要とする資料を入手し利用する権利を有する。この権利を社会的に保障することは、すなわち知る自由を保障することである。図書館は、まさにこのことに責任を負う機関である。
 3、図書館は、権力の介入または社会的圧力に左右されることなく、自らの責任にもとづき、図書館間の相互協力をふくむ図書館の総力をあげて、収集した資料と整備された施設を国民の利用に供するものである。
 4、わが国においては、図書館が国民の知る自由を保障するのではなく、国民に対する「思想善導」の機関として、国民の知る自由を妨げる役割さえ果たした歴史的事実があることを忘れてはならない。図書館は、この反省の上に、国民の知る自由を守り、ひろげていく責任を果たすことが必要である。
 5、すべての国民は、図書館利用に公平な権利をもっており、人種、信条、性別、年齢やそのおかれている条件等によっていかなる差別もあってはならない。
 外国人も、その権利は保障される。
 6、ここに掲げる「図書館の自由」に関する原則は、国民の知る自由を保障するためであって、すべての図書館に基本的に妥当するものである。

この任務を果たすため、図書館は次のことを確認し実践する。
第1 図書館は資料収集の自由を有する
 1、図書館は、国民の知る自由を保障する機関として、国民のあらゆる資料要求にこたえなければならない。
 2、図書館は、自らの責任において作成した収集方針にもとづき資料の選択および収集を行う。その際、
(1)多様な、対立する意見のある問題については、それぞれの観点に立つ資料を幅広く収集する。
(2)著者の思想的、宗教的、党派的立場にとらわれて、その著作を排除することはしない。
(3)図書館員の個人的な関心や好みによって選択をしない。
(4)個人・組織・団体からの圧力や干渉によって収集の自由を放棄したり、紛糾をおそれて自己規制したりはしない。
(5)寄贈資料の受入にあたっても同様である。図書館の収集した資料がどのような思想や主 張をもっていようとも、それを図書館および図書館員が支持することを意味するものではない。
 3、図書館は、成文化された収集方針を公開して、広く社会からの批判と協力を得るようにつとめる。

第2 図書館は資料提供の自由を有する
1、国民の知る自由を保障するため、すべての図書館資料は、原則として国民の自由な利用に供されるべきである。図書館は、正当な理由がないかぎり、ある種の資料を特別扱いしたり、資料の内容に手を加えたり、書架から撤去したり、廃棄したりはしない。
 提供の自由は、次の場合にかぎって制限されることがある。これらの制限は、極力限定して適用し、時期を経て再検討されるべきものである。
(1)人権またはプライバシーを侵害するもの
(2)わいせつ出版物であるとの判決が確定したもの
(3)寄贈または寄託資料のうち、寄贈者または寄託者が公開を否とする非公刊資料
 2、図書館は、将来にわたる利用に備えるため、資料を保存する責任を負う。図書館の保存する資料は、一時的な社会的要請、個人・組織・団体からの圧力や干渉によって廃棄されることはない。
 3、図書館の集会室等は、国民の自主的な学習や創造を援助するために、身近にいつでも利用できる豊富な資料が組織されている場にあるという特徴を持っている。
 図書館は、集会室等の施設を、営利を目的とする場合を除いて、個人、団体を問わず公平な利用に供する。
 4、図書館の企画する集会や行事等が、個人・組織・団体からの圧力や干渉によってゆがめられてはならない。

第3 図書館は利用者の秘密を守る
 1、読者が何を読むかはその人のプライバシーに属することであり、図書館は、利用者の読書事実を外部に漏らさない。ただし、憲法第35条にもとづく令状を確認した場合は例外とする。
 2、図書館は、読書記録以外の図書館の利用事実に関しても、利用者のプライバシーを侵さない。
 3、利用者の読書事実、利用事実は、図書館が業務上知り得た秘密であって、図書館活動に従事するすべての人びとは、この秘密を守らなければならない。

第4 図書館はすべての検閲に反対する
 1、検閲は、権力が国民の思想・言論の自由を抑圧する手段として常用してきたものであって、国民の知る自由を基盤とする民主主義とは相容れない。
 検閲が、図書館における資料収集を事前に制約し、さらに、収集した資料の書架からの撤去、廃棄に及ぶことは、内外の苦渋にみちた歴史と経験により明らかである。
 したがって、図書館はすべての検閲に反対する。
 2、検閲と同様の結果をもたらすものとして、個人・組織・団体からの圧力や干渉がある。図書館は、これらの思想・言論の抑圧に対しても反対する。
 3、それらの抑圧は、図書館における自己規制を生みやすい。しかし図書館は、そうした自己規制におちいることなく、国民の知る自由を守る。

図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。
 1、図書館の自由の状況は、一国の民主主義の進展をはかる重要な指標である。図書館の自由が侵されようとするとき、われわれ図書館にかかわるものは、その侵害を排除する行動を起こす。このためには、図書館の民主的な運営と図書館員の連帯の強化を欠かすことができない。
 2、図書館の自由を守る行動は、自由と人権を守る国民のたたかいの一環である。われわれは、図書館の自由を守ることで共通の立場に立つ団体・機関・人びとと提携して、図書館の自由を守りぬく責任をもつ。
 3、図書館の自由に対する国民の支持と協力は、国民が、図書館活動を通じて図書館の自由の尊さを体験している場合にのみ得られる。われわれは、図書館の自由を守る努力を不断に続けるものである。
 4、図書館の自由を守る行動において、これにかかわった図書館員が不利益をうけることがあっては ならない。これを未然に防止し、万一そのような事態が生じた場合にその救済につとめることは、日本図書館協会の重要な責務である。
(1979.5.30 総会決議)

★脈絡のないきょうの一行
政府、名護市辺野古の埋め立て承認をめぐり提訴。裁判権の濫用、地方自治の否定だ。
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2015年11月16日

11266 被ばくウシに汚染牧草

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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15年11月16日
11266 被ばくウシに汚染牧草

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 これは複雑気分。原発事故による汚染牧草を、原発事故で被ばくしたウシの飼料として活用するという。ウシ自体はもちろん商品になりえない。国からは殺処分の指示が出ているが、「希望の牧場」の代表は指示を無視し、原発事故の生き証人≠ニして被ばくしたウシを飼いつづけている。そのウシに汚染牧草を与えるというが、考えてみたい。

 この牧場、以前、小ブログでも紹介したが福島県浪江町と南相馬市の境にある。南相馬市側からぎりぎりここまでは、当局の許可がなくても入れるが、浪江町に入るには許可が必要である。それだけ汚染度が高いということでもある。もちろん周辺の住宅は避難指示指定がされている。

 ウシたちは、食べなければ生きていけない。餓死させる訳にはいかない。そこで編み出されたのが汚染牧草の活用だったようだ。捨てる場所が困難な牧草を、被ばくしたウシたちのエサにしようというのだ。ウシを生かしつづけるためには、餌代などの経済的負担を考えればやむを得ないのだろうか。

 汚染牧草を提供(捨てる)する側も、受け取る側も確かにメリットはあるが、被ばくウシとはいえ、汚染牧草を与えることに釈然としない。放射能汚染でいつかは死ぬのだが、死んだ草≠与えるその図式は、死に急ぎを後押しするようで悲しすぎるし、後味が悪いからだ。

 いや、それだけにとどまらない。以前、同牧場を訪ねたとき『新しいいのち(子ども)が産まれている』と聞いた。その子たちにも汚染牧草は与えられることになるのではないか。それを考えると戸惑いを禁じ得ない。

 被ばくし汚染されていてもウシは生きている。生きているウシに汚染された牧草を与えるその行為は、動物虐待に抵触しないか。生きているニンゲンの思い上がりだと批判されるかもしれないが、汚染牧草を食べさせるのであれば殺処分のほうがいいのではないか、そんな複雑な気持ちになる。

 「希望の牧場」が国の殺処分を拒否しウシを生かしつづける取り組みは理解できるし、カンパをしたこともある。しかし汚染牧草を与えることには疑問を感じる。加えて、その汚染牧草をウシに与えるのはヒトだ。そのヒトに被ばくの恐れはないのか。これも気になる。あなたのご意見は?

 以下、先週のものだが河北新報のウェブから。

                           ◇=◇=◇
<希望の牧場>汚染牧草 続々と搬入
河北新報 11月12日(木)12時8分配信


 東京電力福島第1原発事故で汚染された宮城県白石市の牧草を約70キロ離れた「希望の牧場・ふくしま」(福島県浪江町、南相馬市)に運ぶ作業がピークを迎えた。牛の餌として今月末までに約550トンを搬送する予定で、11日は大型トレーラーで15トンが運び込まれた。

 放射性物質が国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超え、通常の飼料に使えない牧草が白石市にはロール約1100個分あり、畜産農家が仮保管していた。

 8000ベクレル以下の牧草について、環境省は各市町村で一般廃棄物と混ぜて焼却処理する方針を示しているが、白石市は「焼却のめどが立たず、これ以上放置もできない」と牧場への提供を決めた。

 原発事故で被ばくした牛の殺処分に反対し、328頭を飼育する牧場の代表吉沢正巳さん(61)は「地域で復興の足かせになる汚染牧草の最もいい処理方法」と語る。餌は1日5トンが必要で、越冬用の確保に広く協力を求めている。
                           ◇=◇=◇

★脈絡のないきょうの一行
パリの大量殺戮テロ、断じて許されない。国際社会の一致した取り組みこそ重要。

【希望の牧場 13/10/11撮影】
151116-1.jpg

【ウシたち 13/10/11撮影】
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がんばれ!長嶋一茂さん

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2015年11月15日
がんばれ!長嶋一茂さん
■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 長嶋茂雄氏の長男長嶋一茂さんが、11月19日のフジテレビの生番組で「安保法廃案に賛成」と手を上げたとして話題になっている。彼は今年の7月17日の番組でもあの髭のイラク派遣隊長、佐藤正久自民党議員と堂々と対決して安保法反対の論陣を張っている。筋の通った男である。

 一茂さんは安保法廃案に賛成する理由をこう述べている。「安保法は安倍さんじゃなく、ジャパンハンドラ―が決めたこと。日本にメリットはない」と。ジャパンハンドラ―に触れたところが凄い。

 ジャパンハンドラ―についてはこれまでもいろいろ言われてきた。要するに裏で日本を操る少数のアメリカ人のことだ。大ボスはディビッド・ロックフェラーだがもう98歳、今はリチャード・アーミテージやヘンリー・キッシンジャーが仕切っている。東京地検特捜部を動かして、田中角栄、小沢一郎、鈴木宗男、堀江貴文らを起訴し失脚させたという見方もある。アメリカに逆らったというわけだ。

 そのスジの事情に詳しい孫崎亨さんは、鳩山元首相もジャパンハンドラ―によって潰されたという。

 「今日対日政策でいわゆるジャパンバンドラ―という人々がいる。多くは米国の産軍共同体と密着し、日米軍事協力を最優先させている。普天間問題で鳩山首相を揺さぶった。その時活躍した人はア―ミテ―ジ(元国務省副長官)、キャンベル(国務次官補)、ゲーッ国防長官、カ―チス・コロンビア大教授、マイケル・グリーンらがいる。この人々が日本の政治家、マスコミ、官僚、財界人を動かして、鳩山首相を辞任に追い込んだ。そして国民もそれが正しいと思った」(孫崎亨ブログ「晴耕雨読」より)。

 一方ジャパンハンドラ―に取り入り、その庇護の下で日本政治を牛耳っている政治家もいる。その筆頭が安倍晋三だというわけだ。父親の安倍晋太郎もそうだった。

 孫崎さんは一方でアメリカには「(鳩山首相)擁護に回った人々もいた」と指摘する。カプチャン元国家安全保障会議欧州部長らで「米国に屈服する日本より、自己を主張し、独立した日本の方が東アジアにより貢献する」という考えを持っているという。アメリカにはまともな人も多くいるということだ。

 長嶋一茂さんがジャパンハンドラ―に触れて安保法廃案を主張した意義は大きい。おれは一茂さんを支持する。

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2015年11月13日

年金運用で8兆円の損失

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2015年11月13日
年金運用で8兆円の損失

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 140兆円といわれる公的年金を運用する年金積立金運用独立法人(GPIF)。そのGOIFが今年7〜9月期で約8兆円の運用損失を出したと言われている。リーマンショックの2008年10〜12月期の5兆7000億円に比べも損失幅は拡大した。株式市場の下げ幅はリーマンショック時の方が大きかったのに何故今回の損失が当時を上回るのか。年金運用システムが変わっているからである。

 2014年10月に年金積立金の運用ポートフォリオ(資産構成割合)の見直しが行われ、それまでの国債重点から内外の株式、外国債へと劇的に転換した。日本株式への投資は全資金の12%が限界だったが、それが25%に引き上げられた。しかも9%の乖離幅が認められており、上限は34%になる。

 安倍政権はアベノミクスを誇示するため何が何でも株式相場を上昇させなければならない。異次元の金融緩和や法人税引き下げと同時にGPIFを使った株価操作が必要になる。なにしろ140兆円である。株式市場に1%投資するだけで1兆4000億円が動く。株価操作には十分な資金である。

 株価急高騰の今年4月、ネットの「新潮フォーサ」は次のように指摘していた。「今の株価を支えているのはGPIFマネーで、しかも安倍晋三内閣が進めたポートフォリオ見直しによって、それに拍車がかけられている。一部の識者から『官邸相場』だと言われるのはこのためだ。アベノミクスの成功を演出したい官邸の意向によって、GPIFの巨額資金を使った株価維持策が取られているというわけだ」。

 実体経済を反映しない株高劇場はバブルそのものだ。しかもその作・演出は安倍政権で主演俳優はGPIFときている。国民は単なる観客でいいのか。もうじっとしてはいられない。舞台に飛び乗って劇の進行を止めなければならない。140兆円は国民・労働者の血と汗の結晶なのだ。

 GPIFの発表によれば、2014年1年分の収益は15兆円だった。彼らは、株式運用は儲かる時と損する時があるという。何兆円という途方もないお金が儲かったり損したりする。しかもそのお金は公的資金なのだ。国民の財産を元手に巨額のギャンブルをするという神経が恐ろしい。

 速やかにGPIFは巨額を賭けるギャンブルから手を引き、堅調で正常な運用に戻るべきである。アベノミクスと心中するのだけは何としても阻止しなければならない。

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11265 問題ある新刊本貸し出し制限A

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
15年11月13日
11265 問題ある新刊本貸し出し制限A

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 新刊本の売れ行きが落ちている原因は、図書館ではなくほかのところにあると思う。一つは、読書をする人が相対的に減っているという問題だ。通勤だけに限らず電車内を見てごらんなさい。乗客のほとんどはケイタイやスマホに夢中で、本や週刊誌、新聞を読んでいる人はとんと見当たらなくなった。

 つい10数年前の車内は、本などを読む人が圧倒的だった。ところが現在は、ケイタイやスマホに取って代わられた。活字は劣勢になっているのだ。「スマホはテレビに代わって1億総白痴化する」という人がいるが、当たらずとも遠からずだと思う。

 次にあげたいのは経済的理由だ。団塊の世代が定年を迎えサンデー毎日≠ノなった。この世代はよく本を読んでいた。しかし年金生活になってからは、経済的に本を買うのもままならないのは公知の事実。この人たちは時間もあり、本を読みたいという意欲はある。だとすれば、図書館に行くのは当然の帰結。

 うちのカミさんのように、人気のある新刊本は順番が回ってくるのに時間がかかるが、じっと待つ。図書館利用者がどういうふうに変化しているか、ぜひデータを示してほしい。私の予測では、団塊の世代が定年を迎えたことによって利用者は増えているはずだ。利用者が増えれば、貸出数も増えるのは当然である。

 次に考えてみたいのは、本の中身だ。失礼だが粗製濫造≠ノなってはいないか。ヘタな鉄砲も数打ちゃ当たる、ではないが、そんな傾向が出版界にないか。確かに「いい本」と「売れる本」が違うことは分かる。企業の経営的側面からは、売れる本が望ましいのは理解できる。が、圧倒的にアテが外れているのが現状ではないのか。

 その一方で、ベストセラーになる本は存在する。ここをどう観るかが大事ではないのか。一冊の本が話題になるのは、読む人がたくさんいるからだ。その読む人の中に図書館利用者がいることを忘れてはならない。

 貸し出しを制限することによって本を買ってもらおうというのが今回の目算なのだろうが、これは間違っていると思う。むしろ逆効果になりはしないか。図書館で貸し出しを制限するということは、その本を読む人が少なくなることに直結し、話題になる可能性が小さくなるからだ。そうなれば、本が売れなくなるという悪循環を引き起こす。

 最後になるが図書館の役割を考えたとき、特定の本だけを貸し出し制限するという方法がいいのかどうか、という問題がある。小ブログでも取り上げたが、昨年8月に松江市図書館の「はだしのゲン」の貸し出し制限が問題なったことがある。このとき、図書館のあり方を逸脱していないかという批判が起きた。このとき図書館協会は、松江市教育委員会に再考を促す要望書を提出している。これと同じような問題が起きはしないか。

 著作物には雑誌や新聞も含まれる。よもや新聞に「貸し出し制限」はないだろうが、そういうところに波及する恐れも考えておく必要がある。さらに穿(うが)ち過ぎの批判を承知で申し上げれば、新刊本の貸し出し制限はたとえ1年間という期限つきであっても、表現・出版の自由、「図書館の自由」に抵触しないかという疑問・不安を払しょくできない。その意味では期限つきであっても、貸し出し制限は出版社自らのクビを締めることになりかねないと思う。

★脈絡のないきょうの一行
ロシアのドーピング汚染、オリンピック出場停止もあるほど深刻に。根っこにメス入らなければ解決はない。
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2015年11月12日

11264 問題ある新刊本貸し出し制限

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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15年11月12日
11264 問題ある新刊本貸し出し制限

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 なかなか難しい問題である。図書館で特定の新刊本を1年間貸し出しの猶予をしてほしい、という問題だ。これは一理あるように思うが、スルーできない。まずその主張の中身をみてみよう。以下、ウェブから拾ったもの。

                           ◇=◇=◇
新潮社社長、1年間の新刊貸し出し猶予を要請へ
TBS系(JNN) 11月11日(水)1時30分配信


 「本の売り上げが減っているのは図書館の貸し出しの増加が一因である」として、新潮社の社長が、一部の新刊に限って図書館に対し1年間の貸し出しの猶予を求める考えを明らかにしました。

 「売れる本を貸し出しでぐるぐるまわされてしまうと、少し出版全般が痛んでしまうという構造にあることをご理解いただきたい」(新潮社・佐藤隆信社長)

 新潮社の佐藤隆信社長は10日午後、横浜で開かれた図書館総合展で、著者と出版社の合意がある新刊に限って図書館での貸し出しを1年間猶予してほしいという考えを明らかにしました。本の販売部数は減少し、ピーク時の7割程度となる一方、公立図書館の貸し出し数は増加傾向にあり、2010年から販売部数を上回っています。

 年内をめどに、新潮社などが中心となって図書館側に発売から1年間は一部の書籍を貸し出さないよう求める文書を送りたいとしています。(10日20:02)
                           ◇=◇=◇

 おや、と思うのは販売部数がピーク時から7割程度に落ちている原因を、図書館の貸し出し数増加傾向に求めている点。これは明らかに違うと思う。百歩譲って販売がピーク時に、新刊本を図書館が一定期間貸し出しを止めていたのなら別だが、今と同じ状態だったはずだからだ。

 環境が同じであるなら、図書館の貸し出しが増加していることは売り上げ減に直結しない。後述するが、売上が減っているのはもっと別のところに原因があると思う。

 たとえばわが家だが、うちのカミさんは「本の虫」で、必ず何かを読んでいる。その読書量に私は足元にも及ばない。夜遅くまで本を読んでいる。その本はすべて図書館から借りてくる。新刊本で読みたいものがあっても、予約して順番を待っている。

 カミさんが図書館を利用する理由は二つある。一つは、本を買う資金的余裕がないこと。もう一つは、買って来た本を置く場所が飽和状態になっていることである。ときたま私が読みたいものを買って帰ると、置く場所がないと煙たがられる。その気持ちもよく分かる。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
ウソー! 核燃料運搬4回で100億円だって。シンジられなーい!!

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2015年11月11日

11263 「一行」編85

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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15年11月11日
11263 「一行」編85

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


15/08/03
「ウィキリークス」、米国家安全保障局(NSA)が日本政府などを標的に盗聴を行っていたと公表。ドイツだけじゃなかったんだネ。

15/08/04
プエルトリコがデフォルト(債務不履行)。ギリシャにつづく国家破産か? どうする世界経済。

15/08/05
辺野古新基地建設、一時中断。世論に押され、あの内閣をしてそうせざるをえなかった。次は戦争法案廃案だ。

15/08/06
ガソリン、4週連続値下がりだという。消費者としては嬉しいが消費過剰による排ガスが心配。

15/08/09
マイナンバー、52%が内容知らず(読売)。それでも実施するのかねー。

15/08/10
高村自民党副総裁、安全保障関連法案をめぐり「非核三原則を持った日本が運ぶことはありえない」と強調(8月10日・JNNニュース)。だったら法案に明記しろよ。

15/08/15
終戦の日に天皇、「さきの大戦に対する深い反省」に言及。総理大臣が言えないことを天皇が言う、という図式はやはりヘン。

15/08/17
桜島で大規模噴火戒警報つづく。付近住民のみなさん、くれぐれもご注意を。

15/08/25
想定どおりだが、株価の下落が止まらない。政府の下支えも限界で経済動向に目が離せない。

15/08/26
揺れる維新の党。もともと烏合の衆の政党なんだから仕方ない、と言えばそれまで。

★脈絡のないきょうの一行
53年ぶりに国産飛行機が大空へ。夢はあるが安全が心配。
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2015年11月10日

真実を学ぶ沖縄の若い海兵隊員

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2015年11月10日
真実を学ぶ沖縄の若い海兵隊員

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 SEALDs.RYUKYUのフェイスブックにキャンプ、シュワブ所属の若い米軍兵士との対話が掲載されていた。今年の3月に海兵隊員2人と沖縄県内の学生が食事をしながら話し合いをし、連絡先を交換。その時彼らは「中国や北朝鮮から沖縄を守る為に来た」と言っていた。11月1日、再び2人に会いその後の変化について語り合った。その内容がとても衝撃的だ。

 「母国を離れ、沖縄や日本を守る為に来た僕達は感謝され、歓迎されるかと思っていたのに、いざ沖縄に来ると迷惑がられ、とても困惑していた」「海兵隊の僕らは特に有事の際には突撃隊となるから、死ぬのが怖くないんだ。クレージーな敵国から米国や同盟国を守る僕達はヒーローなんだと教えられて沖縄に来た。でも沖縄の学生から聞いた話は全然違った。僕達は沖縄を何も知らなかった」。

 「僕達は琉球王国の存在や、日本に併合された事、沖縄戦における捨て石作戦とその大きな被害、その後の切り離しや復帰を機に増加した基地負担の事など、何一つ知らなかった。政治的にどれだけ振り回されてきたかを少しも知らずに沖縄に来たんだ」「クレージーなのは中国や北朝鮮じゃなくて米国なのかもしれないと思った」。

 「180度違う目線から米国について調べてみて、愛する母国がこれまでどれだけ世界の人々を傷つけてきたのかを知った。それも金儲けの為に。ゲート前の抗議行動を今なら理解できる」。

 「大きな構造の中で、沖縄の人々がここまで振り回され、人権が踏みにじられてきたことを知らずに、感謝されると思っていた自分を恥じた。そして僕達にウソを教えてきた海兵隊の教官や学校の先生を憎んだ。政府は僕らのことを利用していると気付いた」「米軍のシステムを批判的に考える米兵はまだまだ少ない。だから僕が知っている沖縄のことを、少しずつ周りの米兵に知らせている」。

 そのように語った後、2人の海兵隊員は学生たちと沖縄そばを食べ基地の傍まで一緒に行ってゲートに消えたという。おれは9月にキャンプ・シュワブのゲート前に行った時、このような海兵隊員がいるとは露ほども思い浮かばなかった。偏見を持たずに海兵隊員に接した沖縄の学生たちも立派だが、人の意見を素直に聞く若い隊員の人間性も素晴らしい。なんだか地球の未来に希望が湧いてきた。

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2015年11月09日

11262 「一行」編84

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
15年11月09日
11262 「一行」編84

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


15/07/01
新幹線車内で焼身自殺、女性が巻き添えに。これはもう犯罪だ。

15/07/02
サッカー女子W杯、オウンゴールで決勝進出。オウンでも勝ちは勝ち。

15/07/08
目が離せないギリシャ。対岸の火事ではないかもしれない。

15/07/08
トヨタが配偶者手当をなくして子ども手当を大幅増額へ。考え方としては悪くないと思う。

15/07/13
戦争法案、強行採決の不穏な動き。支持率は下がっているが、政局がらみを考えているのか?

15/07/15
戦争法の強行採決の動きで、NHKの昼のニュースは3分30秒のみ。何考えてるんだ!

15/07/17
小泉進次郎復興政務官、戦争法案について自民党の説明不足を批判。それは的を射ているが、だったら採決に反対しろよと言いたい。

15/07/20
メディアの世論調査、重ねるたびに安倍内閣の不支持拡大。国立競技場の白紙化も役立たず。当然。

15/07/23
参院安保特別委員会、少数野党を含む全11会派・45人で構成。全会派参加は当然だ。

15/07/24
参議院定数是正、審議もなく採決。こんな大事な問題、審議なしでいいのかなー? これも変。

15/07/27
調布で飛行機墜落事故、「心配が現実に」(毎日)。ここでも住民無視があったのか。

15/07/29
新国立競技場建設問題で担当の文科省局長が辞職。一番の責任者総理大臣は知らんふり。今回は「私が責任者です」とは言わなかった。百変化首相は退場を。

★脈絡のないきょうの一行
160万年前のスペインオオヤマネコの化石発見。気が遠くなりそうな嬉しい発見。
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2015年11月07日

紅葉真っ盛りの富士山麓へ行ってきた

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2015年11月07日
紅葉真っ盛りの富士山麓へ行ってきた

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 「ズシーン」「スシーン」と地底から響くような音がする。山中湖を見下ろすホテル・マウント富士の朝7時。おれはホテルの拡張工事でもしているのかと思ったが、これが北富士演習場の米軍による砲撃演習の音だった。晴れた空にくっきりと裾野まで稜線を描く富士山の清々しい眺めをぶち壊す音の暴力だ。

 11月4〜6日の2泊3日でたまたま会の「富士山麓周遊の旅」に参加してきた。36回になるたまたま会旅行だが、今回は59人参加。平均年齢が70歳代半ばになるんじゃないかな。おれは第16回(1995年10月実施)の「天橋立・伊根・出石」からだからちょうど20年になる。

 いろんなところへ行ったよな。第17回以後は「沖縄・那覇」「越前・永平寺・若狭」「鹿児島・指宿・屋久島」「鎌倉・横浜・浅草」「白神山地・弘前・十和田湖」「『だんだん』出雲路」「佐渡島」「熊野路・高野山」「高千穂・青島」「日光・裏磐梯・会津」「小豆島・倉敷」「長崎・平戸・雲仙」「箱根・伊豆」「知床半島」「小岩井・三陸海岸」「能登半島」「松山・今治」「琵琶湖・近江路」「由布院・国東半島」それと今度の富士山。まさに北海道から沖縄まで全国を巡った感じだ。

 富士山麓周遊と銘打った今回の旅。富士山の雄姿に接するのが旅の目玉で、見えなければ感興は半減する。その点今回は3日間とも快晴で、主催の東京地連としては大いに面目を施した。それにしても東富士といい北富士といい米軍と自衛隊の砲弾がうなりをあげる「世界遺産」とはいかがなものか。

 今回の参加者は59人。バス2台として設定すると60人がコスト的に最低必要になる。年々高齢化がすすんでいるので参加申し込みと実際の参加者では違いが出てしまう。今回も申し込み段階では67人いた。それが申し込んでから亡くなった人や、病気が悪化した人などで60人を1人だが切ってしまった。

 おれは旅行初日から便秘気味で、2日目3日目は便意があるのに出てこない。便が固まって尻の穴をふさいでいるのが分かる。便意が猛烈にあるので頻繁にトイレに駆け込むのだが出ない。3日目は地獄の苦しみだった。帰宅後飯を食わずにビールと焼酎を飲んで寝たら、今日の明け方にドドーッという感じで快通した。めでたし、めでたしではあるが、健康で旅行をできるのはもう限界かななんて弱気にもなる。

 一年後は東北地連・青森の主催で、田んぼアートを見たり、恐山に登ったり、大間でマグロを食べたりする旅が計画されている。来年は79歳になるが、体を鍛えて健康で参加したいものだ。

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11261 「一行」編83

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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15年11月06日
11261 「一行」編83

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 一行編の続行です。

15/06/15
年金機構の大量情報漏れ、真の原因は民営化による緊張感の緩みだったのではないか?

15/06/16
浅間山で小規模噴火、九州南部で大雨警戒報。大自然が怒っている。

15/06/17
妊娠で強制休職。無休になった日本航空のCAがマタハラとして提訴。この企業、徹頭徹尾腐っている。

15/06/18
定員オーバーの大学に補助金減額措置。地方からの若者流出を食い止めるため、だと。堂々とよくもまあ、ウソいうね。

15/06/19
93歳の瀬戸内寂聴さん、国会へ。戦争法反対で意気軒昂。学ぶもの多い。

15/06/21
昨日、千代田区労協事務所の移転、無事完了。移転先が近かったものの、荷物の移動は2時間半で完了。団結力だね。

15/06/22
日韓国交正常化50年、隣国との友好関係はもっと深めたい。そのために戦後補償問題など条件整備を急ぐべき。

15/06/24
プロ野球セリーグ、60試合以上を消化し『貯金』のある球団なし。これは珍しい。

15/06/25
高齢者の9割が貧困化(週刊朝日)。子どもの貧困よりこちらが深刻だ。

15/06/27
自民党の言論抑圧勉強会≠ヘひどい。特定秘密保護法制定のときもそうだったが、あの人たちは言論問題に麻痺している。

15/06/29
百田某氏、またまた暴言。「ほんとうに沖縄の新聞は潰さなければ」。この人、自分を何様と思っているのか。

15/06/30
どうなるギリシャ財政。日本も対岸の火事ではなく、借金財政是正が必要。

★脈絡のないきょうの一行
「69行動」に合わせて夕方、JR御茶の水駅前で戦争法廃止の署名をやった。若い人がやってくれた。

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2015年11月05日

11260 従軍慰安婦「妥結」問題

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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15年11月05日
11260 従軍慰安婦「妥結」問題

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 一行編をちょい休みして、従軍慰安婦問題に関する「妥結」問題に触れたい。

 この間の日中韓首脳会議の延長で、従軍慰安婦問題について日韓両政府が早急に「妥結」することを確認している。この『妥結』という表現、私もその一人だが少々違和感を禁じ得ない。どういう使い方をしているか、とりあえず以下。

                           ◇=◇=◇
慰安婦、年内妥結は困難=「基本的立場が違う」―安倍首相
時事通信 11月4日(水)11時57分配信


 安倍晋三首相は4日、自民党の谷垣禎一幹事長と首相官邸で会談し、いわゆる従軍慰安婦問題をめぐる韓国政府との妥結について、年内は困難との認識を示した。

 首相は「韓国からは年内(妥結)というような話がある」と説明した上で、「双方の基本的立場が違うこともあり、年内と(期限を)切ると難しくなる」と指摘した。
                           ◇=◇=◇

 通常であれば「解決」あるいは「全面解決」という表現になるところだ。しかし、日本政府は「この問題はすでに解決している」という立場をとりつづけている。しかし韓国側は当事者が高齢化し、生きているうちに解決すべき事柄だと主張しつづけている。正面からガチンコ状態なのだ。

 そこで編み出された≠フが「妥結」という言葉である。「解決」ではこの間の日本政府の立場があり動けない。しかし「妥結」であれば考える余地が生まれるという訳だ。お役人らしい発想だが、韓国側もその表現に同意したというから、とりあえずこれはOKということにしておこう。

 日本政府の「解決している」という立場は、今年50年を迎えた日韓条約をもとにしている。つまりあの条約締結で従軍慰安婦問題も他の補償問題同様に解決した、というのである。確かに両国間の条約としては成立しているが、当事者のみなさんにとっては解決していないのである。それゆえに、韓国国内で裁判が起きたし、国際問題として横たわっているのである。

 この問題で大事なことは、韓国側(韓国国民)の思いにどれだけ寄り添えるかだ。言い方を変えると、当事者のみなさんの労苦や憤りに心底寄り添って解決しようとするかどうかだ、と私は思う。

 ところが、歴史修正主義者たちの「従軍慰安婦はいなかった」「南京大虐殺はなかった」などの発言は、韓国の当事者のみなさんの心を深く傷つけている。そのことこそが従軍慰安婦問題の真の解決を遅らせている最大の原因ではなかろうか。

 従軍慰安婦は歴史的にみて、存在したのは公知の事実である。その立場に立たない限り、真の意味での解決、即ち「妥結」はあり得ないと思う。

★脈絡のないきょうの一行
非正規社員が40%(厚労省)に。うち、6割がパート。ワーキングプアが増えるわけだ。
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11259 「一行」編82

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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15年11月04日
11259 「一行」編82

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 久しぶりの「一行編」です。しばし、おつきあいを。

15/05/07
箱根山の噴火警報、深刻に。御嶽山の惨事を繰り返してはならないが、観光に大打撃。さて。

15/05/09
アメリカで使用できないオスプレイを日本が買い取る? 欠陥商品をしかも高額で。ひどい。

15/05/11
戦争法案、14日に閣議決定へ。断じて通してはならない。

15/05/14
岩手で震度5強。3.11大地震の余震だというが、長期にわたるもんだね。

15/05/15
自民党が福島第一原発事故による避難指示を、17年3月までに解除する提言案をまとめたという。根拠は何?

15/05/19
アメリカでオスプレイ墜落。日本から出て行けという天の啓示。

15/05/19
橋下大阪市長の「政界引退」、私の周辺では誰も信用していない。覆すのはいつかなー。タノシミ。

15/05/22
ポツダム宣言についてつまびらか(詳らか)でない人が、首相。不幸な国である。

15/05/23
安倍首相のつまびらか#ュ言、海外でも話題に。恥ずかしい。

15/05/25
昨日、東京でも1万5000人の「辺野古新基地反対」の国会包囲行動。沖縄だけのたたかいではない。

15/05/27
憲法上認められる他国領域での武力行使は、機雷掃海だけと首相(産経新聞)。だったら戦争法案いらない。

★脈絡のないきょうの一行
郵政3社の株きょうから上場。滑り出しは良さそうだが、NTTのときの動きがオーバーラップするなー。
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2015年11月03日

統一の母体が必要な気がする

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2015年11月03日
統一の母体が必要な気がする

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 今日午後1時から2時まで、松戸駅東口デッキで「松戸9条ネット」の宣伝行動があり、参加してきた。20数人の行動だったが、息が合った人たちの集まりでまとまりがあった。2004年、例の九条の会の呼びかけに応じて松戸でも九条の会を立ち上げようという動きが出た。そのとき、共産党中心ではなく無党派層にも呼びかけようということになり、会の名前も「9条ネット」とした。

 最初の頃おれも幹事会に顔を出していたのだが、忙しかったりしてこのところご無沙汰している。松戸では5月3日の憲法記念日に無党派の活動家たちと共同して800人規模の集会を毎年開いている。2002年のおれが候補になった松戸市長選もこれらの人たちの支援を得た。

 次の2006年の市長選は統一候補に現市長の本郷谷氏をかついでたたかった。そのときは本郷谷氏は落選。統一選挙の母体に変なひずみができた。本郷谷氏は約束をたがえて直後の市議選に出て高位当選。そのあおりで無党派・ネット系の2人の現職議員が落選した。これが痛かった。無党派・ネット系は共産党と市長選出母体の「明るい会」に不審をいだくことになる。それ以後統一選挙はやられていない。

 2010年の市長選挙は「明るい会」候補を立てられず、共産党が単独で立候補した。これでは狭い支持しか集まらない。その間隙をぬって本郷谷氏が革新票をかっさらう形で現市長を破って当選した。彼は特段いいこともしないが悪いことにも手を染めず無難に4年間務め2014年の選挙で再選を果たした。

 今日の集まりを見ると、10年前の顔ぶれがそのまま歳とって行動しているという感じだ。国会前の戦争法案反対闘争ではシールズなど若者の出現が話題になっているのに、なんともさみしいかぎりだ。ビラをまいていても通行する若者はめったに手を出してくれない。これは松戸の若者が特に政治的無関心だというわけでなく、おれたちの活動スタイルが若者受けしないところに問題があるんじゃないかな。

 どんな問題なのか。一つには一致するテーマでの統一行動が下手だということ。生き生きとした統一行動の楽しさが若者になかなか伝わらない。若者を立ちあがらせるには統一した呼びかけの母体が必要な気がする。今度共産党は国民連合政府と野党の選挙協力を打ち出したが、統一の母体はどうするのか。

 明日から2泊3日で富士山を巡るたまたま会の旅行だ。いい天気のようなので精一杯楽しんでこよう。
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11258 不起訴不当は当然/渡辺喜美・旧みんなの党元代表

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
15年11月03日
11258 不起訴不当は当然/渡辺喜美・旧みんなの党元代表

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 「大きな熊手を買った」――で有名になった旧みんなの党の元代表・渡辺喜美氏の8億円借金が、政治資金報告書に記載がなかった問題について、東京第1検察審査会は起訴されなかったことは不当として「不起訴不当」と議決した。

 これは当然の議決だと思う。8億円という大金がどう使われたかについて説明責任も果たされていないし、内容も明らかになっておらず疑惑は残されたままだからだ。

 下図を見ていただきたい。カネが動いた2010年は第22回参議院議員通常選挙が7月11日に実施されているし、12年は第46回衆議院議員総選挙が12月16日に行われている。つまり、借金したという8億円は、シロウト目にも選挙に関連していると読める。

【時事ドットコムから転載】
151103.jpg

渡部善美借金図

 にもかかわらず、使途について同氏が明らかにしたのは「熊手」購入だけ。こんな無茶苦茶な説明が通用する訳がない。国民をバカにしているとしか思えない。徹底追及すべきである。

 下記報道によると、この決議で起訴されない場合はそれで幕引きになるという。その仕組みは仕方がないとしても、再び不起訴になった場合、検察審査会の権限とその在り方が問われることになる。検察審査会は国民目線でものを考えており、不起訴はそれを否定することになるからだ。

 検察の鼎(かなえ)の軽重が問われている。

                           ◇=◇=◇
渡辺喜美氏を不起訴不当=8億円借り入れ問題―検察審
時事通信11月2日(月)11時26分配信


 旧みんなの党代表渡辺喜美氏が化粧品会社ディーエイチシー(DHC)の会長から8億円を借り入れていた問題で、政治資金規正法違反容疑などで告発された渡辺氏を東京地検が不起訴処分としたことについて、東京第1検察審査会は2日までに、再捜査を求める不起訴不当と議決した。
 議決は先月22日付。
 今後、東京地検が再捜査して改めて処分を決めるが、再度不起訴となった場合、検察審の2回目の審査は行われず、捜査は終結する。 
                          ◇=◇=◇

★脈絡のないきょうの一行
10万円寄付で参加できる東京マラソン、受付終了。定員3000人に達したという。すごいね。


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