2016年01月29日

11296 さてどうする、任命責任

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
16年01月29日
11296 さてどうする、任命責任

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 想定通り、秘書の責任に転嫁した。その上で「自分が受け取ったカネに違法性はない」と強弁する。特上級のジコチュー説明である。言わずと知れた甘利明経済再生担当相、いや前経済再生担当相のことだ。

 昨日の国会で大臣辞任を表明した。もう少し粘るかと思ったが、早かった。参議院選挙を意識して遅くなれば不利になる、という読みの上でのことだろう。この方式は「任命責任は自分にある」と豪語(きっとウソだと思うが)した、安倍首相の意向が間違いなく反映していると思う。ウソかどうかは、首相自らの責任の取り方を見れば一目瞭然であり、推移を監視したい。

 それにつけても幕の引き方がたどたどしい。秘書の300万円流用の責任を取って辞任するが、本人が100万円を受け取ったことを認めた上で、それは適正に処理した、という。まったく理解できない政界の論理≠ナあるが、これでは秘書は浮かばれまい。1週間かけて口裏合わせした結果がこれなのだろうが、この説明で納得する人がいたとしたら、よほどのお人よしかアホである。

 問題はこれからだ。一つは前述した首相の任命責任の取り方である。責任というのは「@自分が引き受けて行わなければならない任務。義務。A 自分がかかわった事柄や行為から生じた結果に対して負う義務や償い。B〘法〙 法律上の不利益または制裁を負わされること。狭義では,違法な行為をした者に対する法的な制裁。民事責任と刑事責任とがある。」(大辞林)――である以上、目に見える形の対応が求められる。

 具体的には甘利さんが秘書の(インチキ臭い)引責で辞任したように、安倍さんも同じ選択をすることが一番分かりやすい。きっちり成り行きをみたい。

 二つ目は、甘利議員の去就である。ここまでお騒がせしたのだから国会議員辞職も行うべきだ。自分の金銭授受に違法性はない、ことを辞職拒否の理由にするのだろうが通用しない。百歩譲って、秘書の資金流用を理由に大臣を辞任したのだから、その責任は議員辞職にも値するはずだ。

 三つ目は、今後の検察の動きである。私には重大な懸念がある。安倍暴走政治の延長で考えた場合、贈賄側(カネを渡した側)のバッシングに走るのではないか、という懸念だ。すでに自民党サイドからの布石がある。「はめるための献金だったのではないか」というのがそれだ。

 政治資金規正法違反が主な罪状になるだろうが、それを避けるために、秘書によるカネの流用を理由にした大臣辞任だったのではなかろうか。一種の布石だ。規制法違反ではなく、単なる流用として「詐欺罪」で片付けようとしたい姑息さが見えてくる。

 これに対して検察が本来の役割を発揮できるかどうかが問われているように思う。捜査はすでに始まっていると思うが、(規模は違うが)ロッキード事件の時のように、総理大臣であっても罪を許さない気概で取り組むことを望みたい。

 大臣辞任でこの事件は一歩前にすすんだわけだが、国民の監視が弱まれば放置されたり、軽視されたりしかねない。今後の動きを厳しく見据える必要があると思う。

★脈絡のないきょうの一行
フィリピン訪問の天皇夫妻。ここでも平和への祈念は総理大臣より数段上が示された。
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2016年01月28日

執拗に厚労省が狙う解雇の金銭解決制度

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年01月28日
執拗に厚労省が狙う解雇の金銭解決制度

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 「透明かつ公平な労働紛争解決システム等に関する検討会」という長い名前の諮問機関が厚労省の中につくられた。政府の「日本再興戦略」「規制改革実施計画」に基づき設置されたもので、座長は東大教授で元都労委会長・荒木尚志氏。去年の10月29日に第1回、年内に3回の検討会が開かれている。ちなみに荒木座長は2年半前の明乳全国事件の不当な棄却命令の張本人だとおれは恨んでいる。

 厚労省HPによれば「参集者」は22人で、荒木さんのほかにもおれの知っている人が何人かいる。労働側弁護士の徳住堅治(旬報法律事務所)、水口洋介(東京法律事務所)、経営側弁護士の中山滋夫(中山・男澤法律事務所)さんら。面識はないが連合参与の長谷川裕子さんは中労委労働者委員、鹿野菜穂子(慶応大学教授)、山川隆一(東大教授)両氏は同じく中労委公益委員だ。

 徳住弁護士は現在日本労働弁護団会長をしている(確か昔は団長と言ったと思うがいつから会長になったのかな)。「月刊労委労協」1月号に「『質の高い雇用』こそが現代社会成長の源泉」というタイトルで年頭所感を寄稿している。その中で冒頭の長い名前の「検討会」に触れていてそれが興味深い。

 「参集者」の1人昭和女子大特命教授の八代尚宏氏が例の「解雇の金銭解決制度」について推進の立場から「解雇の金銭解決の基準を法律で定めることは、中小零細企業の労働者を救済する有効な手段である。金銭補償の上限と下限を法律で定め、裁判官が補償金額を定める仕組みを早急に作るべき」と主張。

 これに鶴光太郎慶大教授も「金銭解決制度が整備されれば、他の紛争解決システムにも良い影響が出る」と賛成の発言をしたというのである。かねてから「解雇の金銭解決制度」に意欲満々な政府・厚労省にとってまことに力強い援護射撃である。多分御用学者にヤラセ発言をさせたのだと思う。

 厚労省HPで「検討会」の記録を見ると、徳住さんや水口さん、それから現に解雇問題の解決に努力している労働審判員らからは「一口に解雇といってもいろんな形態・内容がある。まず申し立てる労働者が何を望んでいるかを基本に解決を探り、結果として金銭解決ということになってもその金額はケースバイケースだ。法律で基準など決めるべきでない」と意見を述べている。

 確かに職場復帰より金銭解決の方が本人の希望に適う場合も多いだろう。しかしそれは労働者の意向を尊重するのがあくまで基本で、法律で押し付ける話ではないだろう。「検討会」の今後を注目したい。

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2016年01月25日

「同一労働同一賃金」を首相が提唱?

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年01月24日
「同一労働同一賃金」を首相が提唱?

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 23日付『毎日』1面に、「『同一賃金』への決意」「首相施政方針 1億総活躍に比重」という見出し。どんなことを言ったのか興味をひかれたので9面の演説全文の該当箇所を読んでみた。

 「多様な働き方改革」ということで述べているが、主要な柱は次の3本である。
 @「1人ひとりの事情に応じた、多様な働き方が可能な社会への変革。そしてライフ・ワーク・バランスの確保であります」。
 
 A「労働時間に画一的な枠をはめる、従来の労働制度、社会の発想を大きく改めていかなければなりません。フレックスタイム制度を拡充します。専門性の高い仕事では、時間でなく成果で評価する新しい労働制度を選択てきるようにします」。

 B「非正規労働者の皆さんの均衡待遇の確保に取り組みます。短時間労働者への被用者保険の適用を拡大します。正社員化や処遇改善を進める事業者へのキャリアアップ助成金を拡充します。契約社員でも原則1年以上働いていれば、育児休業や介護休業を取得できるようにします。更に、本年取りまとめる『ニッポン1億総活躍プラン』では、同一労働同一賃金の実現に踏み込む考えであります」。

 @の「1人ひとりの事情に応じた、多様な働き方」という言い方は派遣労働を美化する謳い文句である。要するに派遣労働者(非正規労働者)を今より増やしていこうということではないか。

 Aは昨年の国会で審議未了になった「残業代ゼロ」「成果型賃金」の法制化を今度こそやるぞという決意を述べたに過ぎない。「成果による評価」など今の大企業職場でできっこないことは明白なのだ。結果として狙っているのは対価なしの無制限労働を法律で認めるということでしかない。

 そしてB。何か非正規で苦しむ労働者の救いになるような表現だが、裏付けは何もない。正社員化や待遇改善が出来ないのは労働者のキャリア不足に原因があるような言い方ではないか。「同一賃金」とは言っているが「非正規の賃金を正社員まで引き上げる」とは言ってない。おれは、正社員の賃金を抑えて非正規労働者と「同一」にするんじゃないかと疑いたくなる。

 首相の施政方針演説は「働き方」のテーマに関する限りはこれまでの踏襲、あるいはさらなる悪化を狙うものである、とおれには思える。
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2016年01月23日

「一行」編88

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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16年01月22日
「一行」編88

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


15/12/02
山形市議会で市長、質問に短歌で答弁。いいね。

15/12/09
暴力団元組長が3億円相当の盗難被害に遭ったという。すごいね、金持ちなんだね。

15/12/10
水木しげるさんに続いて、作家の野坂昭如さんが逝った。順不同の当然の出来事とはいえ、淋しいね。

15/12/15
COP21が終わった日、中国の大気汚染がより深刻に。何かを暗示していないか。

15/12/16
どこまで続く、スケートの羽生弓弦の記録更新。素人目でもそのすごさが分かるから凄い。

15/12/17
新聞協会の白石会長、談話で「書籍・雑誌も軽減税率を適用すべき」。再販が適用されている品目は、すべて足並みそろえるべき。

15/12/28
フィギュアスケート・全日本選手権の女子の部で、14歳の樋口新葉が2位に。先が楽しみ。

15/12/29
今年もあと少し。よい年をお迎えください。

15/12/30
辺野古の空に想いを寄せながら、今年も暮れていく。がんばれ沖縄。

15/12/31
株価乱高下の1年。「三本の矢」の失速をはじめとした経済の不安定さの証明でもある。

15/12/31
新成人、推計121万人。前年より5万人減(総務省統計局)。傾向はつづく。

★脈絡のないきょうの一行
甘利明経済再生担当相の金銭疑惑、あと1週間以内に説明責任果たす? 怪しいなー。
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2016年01月21日

11294 「一行」編87

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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16年01月21日
11294 「一行」編87

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


15/11/02
日韓中首脳会談。安倍首相、歴史を正視できるか。それともまたまたカネをバラまくのか。

15/11/03
10万円寄付で参加できる東京マラソン、受付終了。定員3000人に達したという。すごいね。

15/11/04
郵政3社の株きょうから上場。滑り出しは良さそうだが、NTTのときの動きがオーバーラップするなー。

15/11/05
非正規社員が40%(厚労省)に。うち、6割がパート。ワーキングプアが増えるわけだ。

15/11/06
「69行動」に合わせて夕方、JR御茶の水駅前で戦争法廃止の署名をやった。若い人がやってくれた。

15/11/09
160万年前のスペインオオヤマネコの化石発見。気が遠くなりそうな嬉しい発見。

15/11/11
53年ぶりに国産飛行機が大空へ。夢はあるが安全が心配。

15/11/12
ウソー! 核燃料運搬4回で100億円だって。シンジられなーい!!

15/11/13
ロシアのドーピング汚染、オリンピック出場停止もあるほど深刻に。根っこにメス入らなければ解決はない。

15/11/16
パリの大量殺戮テロ、断じて許されない。国際社会の一致した取り組みこそ重要。

15/11/18
政府、名護市辺野古の埋め立て承認をめぐり提訴。裁判権の濫用、地方自治の否定だ。

2015/11/23
大阪の府知事と市長のダブル選挙、大阪維新の会が圧勝。どうなってるの?

2015/11/25
軽減税率で自公が折り合わず。大事なことは10%にしていいのかどうかの判断ではないのか。

2015/11/26
原節子さん(95歳)逝く。「東京物語」は初々しかった。たくさんの夢をありがとう。

2015/11/30
「イスラム国」、3500人余の処刑を発表(時事通信)。むごい。

★脈絡のない今日の一行
大相撲初場所、琴奨菊が白鳳を撃破して全勝堅持。すもうが面白くなってきた。



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2016年01月20日

いせだ良子さんがんばれ!

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年01月20日
いせだ良子さんがんばれ!

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 1月11日付『赤旗』党活動欄。7月の参議院選挙比例区に共産党から立候補するいせだ良子さんの「私と家族と共産党」という囲み記事が載っている。いせださんは九州・沖縄が担当ブロックで、順位は8番目だという。前回は5議席だったが98年には7議席獲っているので当選の可能性もある。

 「両親は党員です。週末の夜になるとほんと家に人が集まったんですよね。大変な活動をしていると思ったけど、一方で楽しそうにも見えました」というところを読んで笑ってしまった。多分会議が終わって一杯飲んでいたんだろうな。お父さんの伊勢田さんはそういう人柄なのだ。

 80年から90年代にかけて、伊勢田さんは西日本新聞労組の推薦で新聞労連中央執行委員を務めていた。おれも法規対策部長で中執メンバーだったので会議はいつも一緒だった。特に90年からのフクニチ新聞の倒産争議では弾圧対策副部長の伊勢田さんと寝食を共にする濃い付き合いをした。

 右翼の親玉頭山満の流れを汲むと自称する頭山立国という男がフクニチ新聞社を買い取り、社屋を売却して資産を持ち逃げしたのが90年4月。頭山社長は裁判所に和議申請したまま姿を消した。それからの2年間、フクニチ労組は地域の読者や新聞労連の援助を受けながら自主生産で新聞発行を続けた。

 おれは月に1回は福岡に飛んで対策会議や弁護団との打合せ、債権者との折衝などに奔走した。その日の用事が済むと伊勢田さんたちに誘われて博多の街や中州の屋台に飲みに行った。朝まで飲んで早朝の市場で長浜ラーメンを食ったこともある。フクニチは92年4月にとうとう廃刊になった。

 「日本共産党で働くと言ったときは」「両親は反対しました」「専従にだけはなるな」と言われ、専従になると「じゃあ候補者だけは絶対なるな」。「候補者活動をしていて、一番、3歳と6歳の子育てをバックアップしてくれているのが夫とともにその両親です」。娘の成長にまごまごする伊勢田さんが目に見えるようだ。

 伊勢田さんとは現役引退後も新聞労連OBでつくっている「たまたま会」で年1回の旅行を楽しんでいる。去年11月の富士山ツアーも一緒だった。先日「たまたま会メンバーに呼びかけて娘さんの選挙カンパをしようか」と電話したら「そなんことしなくてもいいから、一票入れてくれる人を1人でも増やしてくれよ」と言われてしまった。7月には参院議員の父としてどぎまぎしている伊勢田さんを見たいものだ。

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11293 「一行」編86

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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16年01月20日
11293 「一行」編86

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


15/10/06
米カリフォルニア州で「死ぬ権利」法が成立。その権利で人間の尊厳が守れるのか、疑問だ。

15/10/08
京都で散歩道に猛毒キノコ。触るだけでも具合が悪くなるほどだというから、これは怖い。

15/10/12
ラグビーワールドカップ、日本3勝。決勝には行けなかったががんばったね。

15/10/13
辺野古埋め立て承認取り消しへ。沖縄をそこまで追い込んだのはどこの政府だ!!

15/10/14
共産党吉良良子参議院議員に、第一子誕生――の報がスポーツ紙に。共産党も大衆的になったねー。

15/10/15
麻生財務大臣「低減税率導入はメンドクサイ」。だったら10%もやめてしまえよ。

15/10/16
冥王星の表面に豊かな色彩。ちょっとわくわくするね。

15/10/19
読売巨人軍・原辰徳監督勇退へ。敵ながらあっぱれであった。ご苦労様でした。

15/10/21
臨時国会開かず? 国民無視、国会無視も甚だしい。

15/10/27
国土交通省、沖縄県知事による辺野古の埋め立て承認取り消しの執行停止を決定。予定どおりとはいえ、南シナ海への米駆逐艦の動きと日程を合わせたところはニクイね。


15/10/28
おおさか「維新」のドタバタ騒ぎ、さもあらん。あれは政党じゃなく烏合の衆だから。

15/10/29
政府、辺野古新基地工事に着工。強権に強権を重ねる蛮行、怒りを買うだけだ。

15/10/29
宮崎の暴走自動車の運転手は高齢者。またしても、という感だが対策は必要だ。

★脈絡のない今日の一行
マイナンバー通知カード未封入の苦情続出。無理しないで傷が深くなる前に中止したら、安倍さん。

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2016年01月19日

11292 「一行」編85

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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16年01月19日
11292 「一行」編85

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 きょうの一行のまとめ編です。お付き合いください。

15/08/03
「ウィキリークス」、米国家安全保障局(NSA)が日本政府などを標的に盗聴を行っていたと公表。ドイツだけじゃなかったんだネ。

15/08/04
プエルトリコがデフォルト(債務不履行)。ギリシャにつづく国家破産か? どうする世界経済。

15/08/05
辺野古新基地建設、一時中断。世論に押され、あの内閣をしてそうせざるをえなかった。次は戦争法案廃案だ。

15/08/06
ガソリン、4週連続値下がりだという。消費者としては嬉しいが消費過剰による排ガスが心配。

15/08/09
マイナンバー、52%が内容知らず(読売)。それでも実施するのかねー。

15/08/10
高村自民党副総裁、安全保障関連法案をめぐり「非核三原則を持った日本が運ぶことはありえない」と強調(8月10日・JNNニュース)。だったら法案に明記しろよ。

15/08/15
終戦の日に天皇、「さきの大戦に対する深い反省」に言及。総理大臣が言えないことを天皇が言う、という図式はやはりヘン。

15/08/17
桜島で大規模噴火戒警報つづく。付近住民のみなさん、くれぐれもご注意を。

15/08/25
想定どおりだが、株価の下落が止まらない。政府の下支えも限界で経済動向に目が離せない。

15/08/26
揺れる維新の党。もともと烏合の衆の政党なんだから仕方ない、と言えばそれまで。

15/09/02
戦争法案11日採決を断念(毎日)。廃案へ追撃を。

15/09/17
個人情報だから(水害の)行方不明者は公表しない。茨城県の幹部はこの法律を良く知らないらしい。

15/09/24
ラグビーのカベも厚いなー……。

★脈絡のない今日の一行
お年玉年賀はがき、なんと切手シートがかつてなく12枚もアタリ。幸先いいことか、それとも今年の運を使い果たしたか(笑)。

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2016年01月17日

11291 阪神淡路大震災いまだ復興せずA

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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16年01月17日
11291 阪神淡路大震災いまだ復興せずA

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 連続で恐縮だが、今日の神戸新聞ウェブから。

                           ◇=◇=◇
阪神・淡路大震災から21年 災害対策なお途上
神戸新聞NEXT 1月17日(日)5時0分配信


 6434人が亡くなり、3人が行方不明となった阪神・淡路大震災は17日、発生から21年となる。被災地は借り上げ復興住宅の期限を迎えるなどの課題が残り、仮設や復興住宅で相次いだ独居死は、超高齢社会の進行で社会全体に拡大。一部の被災市で震災後に生まれた人の割合が初めて2割を超える中、あの日からの経験と教訓を次代にどうつなぎ、巨大災害にいかに備えるかが問われている。(高田康夫)

 震災後に一時約16万人減となった被災12市の推計人口は、2015年12月時点で震災前より約5万3千人多い約365万人だが、12年以降は再び減少が続いている。震災後に生まれた20歳以下の人口は、西宮市と伊丹市で初めて20%を超え、他市でも2割近い。

 借り上げ復興住宅は15年9月末、西宮市の1棟で20年の契約期限が来た。期限後も継続入居を求める入居者に対し、同市は提訴する方針。今月30日には神戸市で最初の期限が来る住宅がある。独居死は15年の1年間、復興住宅で33人と最少となった一方、一般の住宅も含めた同市内7区(北、西区を除く)の速報値は634人、うち8日以上たって発見されたのは過去最悪の186人だった。

 神戸市の新長田駅南地区の再開発事業は44棟を建設する計画で、6棟が未着工。うち1棟は兵庫県と同市が合同で17年度から新庁舎として建設し、19年度の完成を目指す。

 巨額の未返済金が残る災害援護資金の貸付制度では15年4月、国が免除要件を拡大。被災各市で免除に向けた作業が続く。

 災害への備えは十分には進んでいない。兵庫県は15年度の住宅耐震化率を97%とする目標を掲げてきたが、13年時点で34万6千戸の旧耐震住宅があり、耐震化率は85・4%にとどまり、目標達成は困難な状況。神戸新聞社は昨年、耐震改修の義務化など震災の経験と教訓を次代、国内外に発信するため六つの提言をまとめたが、実現に向けた課題はなお残っている。
                           ◇=◇=◇

 東日本大震災の復興も阪神淡路と同じような轍を踏んではいないか。間もなく5年を迎えるが、市民本位になっているか。くらしの再建はきちんと進んでいるか。原発事故の収束をどうするのか。今日の日に改めて考えてみたい。

★脈絡のないきょうの一行
若者たちの未来を奪った軽井沢のバス横転事故、会社の法令違反が次々と。死んでからでは遅すぎる。
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「個人の尊厳」は政治の基本

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年01月17日
「個人の尊厳」は政治の基本

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 1月5日、新宿駅西口で「安全保障法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」(市民連合)の初の街頭演説会が行われ5000人以上が集まった。市民連合が呼びかける野党統一候補擁立の条件は@安全保障関連法の廃止、A立憲主義の回復、B個人の尊厳を擁護する政治の実現、の3点である。

 3点のうち@Aは具体的なテーマだがBはそれらを貫く基本理念である。おれにはこれが新鮮であり重く心をうつ。安全保障法制・戦争法で一番狙われているのが「個人の尊厳」なのだ。年明け早々安倍首相は緊急事態条項を盛り込んだ憲法改正方針を打ち出した。これは戦前の治安維持法であり戒厳令である。まさしく「個人の尊厳」の否定なのである。ここで思い当たるのが自民党の「憲法改正草案」だ。

 自民党は2012年4月に発表した憲法改正草案で、第13条を次のように変えると主張する。「全て国民は、人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共及び公の秩序に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大限に尊重されなければならない」。

 現行憲法は次の通り。「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で最大の尊重を必要とする」。

 いろいろ問題が指摘されようが、最大の悪だくみは「個人」を「人」に置き換えようとしていることである。「個人」には一人ひとりの顔があるが「人」にはない。一般論としての「人の尊重」では憲法13条の精神は殺されてしまう。戦前の絶対主義天皇制の時代、何が一番敵視されたかというと個人の尊厳なのだ。国や天皇の上に個人を置こうものなら「非国民」の一言で社会的に葬られたのである。

 このような戦前回帰を果たすために、自民党の憲法改正草案は国民の幸福追求権の制限事項に「公共及び公の秩序」を加えた。今回安倍首相の緊急事態条項構想はその先取りではないか。その意味で市民連合が「個人の尊厳を擁護する政治の実現」を掲げたことはまことに的を射ているし、安倍政権に対する対決軸を正確に示している。こういう目配りができるということは凄い。おれは市民連合に全幅の信頼を寄せる。

 この数日やっと平年並みの気温になった。今夜から明朝にかけて関東地方も雪が降るかも知れないという予報だ。11月末のような酷い風邪をひかないよう気をつけなくちゃ。

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11290 阪神淡路大震災いまだ復興せず@

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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16年01月17日
11290 阪神淡路大震災いまだ復興せず@

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 きょうは阪神淡路大震災から21年。未だに復興はなっていない。20年を超えてもなお、「被災者」の言葉は消えない。ばかりか、県や市は借り上げ住宅の期限を理由に、住民の追い出しが図られようとしている。一方で孤立死も後を絶たない。政治の貧困を浮き彫りにしていると言えよう。

 神戸新聞社が、昨年の阪神淡路大震災20年を機に、復興に関する提言と課題を出している。考え方として実によく整理されている。少し古くなるが、その骨子を紹介したい。

                           ◇=◇=◇
 序文
 かつて関東大震災(1923年)がそうであったように、阪神・淡路大震災は、災害多発国である日本に重大な転換を迫った。
 1995年1月17日午前5時46分。死者6434人、行方不明者3人。高齢社会に突入した先進国の都市を襲った大震災は、世界的にも例のない被害をもたらした。
 この国はその教訓を生かしているのか。被災地のただ中にある新聞社として、私たちは問い続けてきた。しかし、2011年に起きた東日本大震災は、その努力と覚悟が全く不十分であることを示した。関連死を含め、死者・行方不明者2万1000人以上。この国が抱える課題はより鮮明になり、深く進行している。
 あの日から20年。私たちは自らの原点である1月17日を「祈りの日」とし、亡き人々の魂を受け継いで阪神・淡路大震災に向き合い続けていくことをあらためて誓う。「兵庫発」の経験と教訓を次世代、そして国内外に伝え続けることを自らの責任と位置付ける。
 阪神・淡路、東日本大震災が浮き彫りにした問題は、少子高齢化、人口減少が避けられない日本の全ての自治体、市民に共通する。今の社会のありようでは、南海トラフ地震や首都直下地震など、今後この国を襲う巨大かつ複合的な災害に到底立ち向かえない。
 私たちはまず「災害とともに生きる覚悟」を強く持たねばならない。その覚悟がなければ、命を守る行動は生まれない。次代に伝える思想を醸成することもできない。
 私たちは、社会の在り方を根本から問い、生き方や暮らし方の創造へとつないでいく。兵庫から、あるべき成熟社会の姿を模索し続ける。
 それが被災地に生きる者の責務であり亡き人々の魂に向き合う道である。

▼6つの提言
 @市民主体の復興の仕組みを確立する
 A防災省の創設を
 B「防災」を必修科目に
 C住宅の耐震改修義務化を
 D地域経済を支える多彩なメニューを
 EBOSAIの知恵を世界と共有しよう

▼5つの復興課題
 @復興住宅入居者を孤立させない仕組みを
 A一人ひとりの「暮らし再建」を基礎に
 B「関連死」データ蓄積と幅広い認定に向けたガイドラインを
 C広域避難者の継続支援を
 D震災で心身に傷を負った人の支援継続を
                           ◇=◇=◇

★脈絡のないきょうの一行
SMAPの解散騒動、つまるところカネがらみじゃないの?

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2016年01月14日

明乳全国事件の中労委結審に当たって

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年01月14日
明乳全国事件の中労委結審に当たって

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 昨日(13日)明治乳業全国事件の中労委再審査が結審した。最後は会社側証人に対する反対尋問だったが、主尋問の証言の信ぴょう性を揺るがす場面が多々あった。都労委の不当な棄却命令から2年半、中労委におけるこの間の調査・審問を通じて本件の不当労働行為性は明白に立証されたと確信する。

 それにしても審問の終盤にきて本ブログが会社側から証拠に出されたことには驚いた。立証趣旨がもう一つ分からないが多分「本件は和解のための申立で労働者側は審問や命令を真面目に考えていなかった」と言いたかったのだろう。そんなことはないということは本件審査に対する申立人や弁護団の真摯な対応を見れば自明なのだが、一方20年前の申立時点で申立人側が和解を期待していたことも事実である。

 労働委員会に申し立てられる事件の7割以上は和解で取り下げられている。初審の都道府県労委で命令になった事件でも中労委や裁判所で和解になるケースがほとんどだ。労使紛争は最後は話し合い解決が基本なのだ。そもそも労使紛争は労使間の意思疎通の縺れから起こる。正常な関係を確立するには話し合いしかない。

 話を市川工場事件に戻すが、話し合い解決を望んでいたのは申立人だけではない。都労委側も同じだった。三者委員は和解を再三労使双方に勧告した。それを頑なに拒んだのは会社側である。確かに労働委員会の和解勧告には拒否の自由がある。しかし拒否した結果が明乳争議を30年間引きずっている原因になっているのも事実である。問題は労使紛争の解決というものに対する会社側の無理解だとおれは思っている。

 都労委で会社は和解勧告に対して「明乳争議というけれど、勝手に差別だと騒ぎたてて事を起こしたのは申立人らだ。会社に紛争解決を迫られてもどうしようもない」と話し合いを拒んだ。しかし火のないところに煙は立たないのである。争議を始めた労働者の心情を一歩下がって理解する度量を持ってほしい。

 もう一つの会社の言い分として「市川工場事件の労委、裁判所、全国事件の都労委はすべて会社の言い分を認めて不当労働行為はなかったと判断している。申立人らが一方的に紛争をやめればいいのだ」という主張がある。しかし、中労委での和解の大部分は労働者側が勝っている事件なのだ。「勝っているから」との理由で応じないとしたら中労委や裁判所での和解はあり得ないことになる。

 市川工場事件、全国事件の申立人64人のうち12人が亡くなっている。全員が退職して会社を離れた。これ以上紛争を続ける意味はあるのだろうか。そこのところを会社も理解して本件の和解による解決に踏み切って欲しい。

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2016年01月13日

米に学びTPP反対運動の総結集を

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年01月12日
米に学びTPP反対運動の総結集を

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 こういう記事があるからしんぶん赤旗は大切なのだ、と思わせた1月10日付の1面。「米1525団体『TPP反対を』」「上下両院議員に連名書簡」「《ワシントン島田峰隆》米国の労働組合や消費者団体など1525団体は7日、環太平洋連携協定(TPP)を審査している上下両院議員に宛てて連名の書簡を送り、同協定に反対するよう求めました」。こういう報道は一般紙には見当たらない。

 書簡を送った団体は、環境、労働、宗教、家族農業、消費者などの連合体で「シトズンズ・トレード・キャンペーン」(CTC)という名称。CTCのアーサー・スタムリス事務局長は「TPPをなくすために前例のない団結した運動が起きている」と強調。これからさらに運動が広がる展望を示した。

 CTCが指摘するTPPの問題点。@米国内の雇用を流失させ、賃金を下げる。A環境保護の規制を弱める。B食料品の安全性を危険にさらす。C命を救う医薬品を利用できなくする。D投資家の権利を人権や民主主義の上に置く。まさにTPPの本質を衝いたズバリの指摘だよね。

 特にCTCが問題にしているのが投資家対国家紛争解決(ISDS)条項。「外国企業が米政府や州、自治体の決定に異議を唱え、納税者に無制限の賠償を求めることができる仕組みだ」と指摘、日本やオーストラリアなどの米国内の企業が米政府などを訴える懸念があるという。

 これには驚いたね。おれはISDS条項を利用して日本などで勝手な訴訟を起こすのはアメリカ系の多国籍企業だと思っていた。世の中いろんな角度から物事を見なければならない。それができるのはCTCがいろんな分野の運動体を結集しているからだと思う。無論その中心に労働組合がある。

 さて日本はどうだろう。TPPに反対する団体はそれなりに多彩だ。労働組合では連合は推進派だが全労連や全労協は反対だ。農業団体、医療団体、消費者団体、文化団体など拾い出せばアメリカの1525までいかなくてもその1割は超えるだろう。問題はそれらの活動が個々ばらばらだということだ。

 アメリカの運動だってそう簡単にまとまったのではないと思う。要はこの運動は問題意識を持つ団体・個人が一致団結しなければ勝てない、という見地に立てるかどうかだ、とおれ思う。

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11289 公明党は改憲政党になったのか?

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
16年01月12日
11289 公明党は改憲政党になったのか?

■水久保文明
(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)

 公明党は改憲政党になったらしい。今さら何を言うといわれそうだが、NHKの朝ドラではないがビックリポン、だったからだ。私の理解が足りなかったことを深く反省するが、公明党は改憲政党ではないと思いこんでいた理由の一つが、昨年5月の憲法記念日を前にした同党山口代表の発言だった。

 「公明党の山口那津男代表は1日、憲法記念日を前にJR新宿駅前で街頭演説し、憲法改正に関し『期限ありきではない。国会の議論と国民的な論議を深めたい』と訴え、改憲項目の絞り込みを急ぐ自民党を牽制した。」(15/5/1産経新聞ウェブ)

 昨年5月時点で公明党は、従来のように「加憲」の立場を取っていた(はず)。この報道にあるとおり、むしろ改憲の動きをけん制していたのだ。(※注・か‐けん【加憲】=[名](スル)現行の憲法に、新しい条文や条項を加えること。<デジタル大辞泉>)それがいつの間にか安倍首相によると改憲の立場に立っていたのだ。

 10日のNHKの番組で(メディア各社も同様の報道をしているが)、安倍首相が今年の参議院選挙の議席確保目標として「3分の2以上確保」に言及しながら、改憲勢力として公明党、おおさか維新を例示している。安倍首相の中に、公明党はすでに改憲政党として位置づいているのだ。

 公明党を改憲政党とした安倍発言やメディアの報道について、当の公明党は無言である。無言だということは、従来の「加憲」の立場を捨てて「改憲」に変更したことを認めたことになる。これは党の方針の大転換であり、公明党自らが国民に説明する責任があると思う。これは同党が得意とする是々非々では説明できないからだ。

 よもや、安倍首相が間違った、ということはなかろう。結構、ウソの政治を進めてきた人だが、一緒に政権を担う相手のことを勘違い≠キることはなかろう。

 今年1月8日の産経新聞ウェブは「公明党の井上義久幹事長は8日の記者会見で、安倍晋三首相が夏の参院選の争点と位置づける憲法改正について『わが党として参院選の重点的な訴えの一つとは、私は考えていない』と述べ、慎重な姿勢を示した。同時に『国会の場を通じて、憲法の議論を深めていくことが重要だ』と強調し、改正は時期尚早との見方も示唆した。」と報道しているが、これと今回の安倍発言はどう整合するのか。公明党に説明を聞きたいものである。

 公明党はまたしても平和の党≠ニいう看板を掲げつづけ、誤魔化しで参議院選挙に臨むというのか。前出産経新聞ウェブは「憲法改正をめぐっては、公明党の山口那津男代表も6日にBSフジの番組で『いきなり(発議要件の)3分の2(以上の議席)を取って、憲法改正をするのは傲慢だ』と語り、自民党を牽制(けんせい)している。」とも報じている。

 改めて山口那津男代表に聞きたい。安倍首相の言う、公明党は「改憲政党」なのか、それとも「加憲」を掲げ続けているのか――。お答えいただきたい。

★脈絡のないきょうの一行
中国株急落。どうするニッポン、どうするアメリカ。

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2016年01月11日

アジア人の独立への夢を利用した日本

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年01月10日
アジア人の独立への夢を利用した日本

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 本10日付『毎日』書評欄。「満州国に重ねた自由と独立の夢」という見出しに惹かれて、岩間陽子という人の楊海英著「日本陸軍とモンゴル」の書評を読んだ。「満州国に重ねた自由と独立の夢」「本書は、日本の近代化、国民国家化、帝国化の過程に巻き込まれたモンゴル民族の歴史を扱っている」。

 日露戦争に日本の特別任務班として参戦したモンゴル。日本はモンゴル人に独立国家の夢を持たせた。しかし「国家としての日本は、自らの政治目的に必要な範囲でモンゴル独立運動を利用して、捨てた」「(日本は)多くのアジア人に夢を与えたと思う間もなく、自らが帝国経営を始め、彼らの気持ちを踏みにじった」。

 日本という国家はその後の太平洋戦争でも、アジア人の気持ちを踏みにじったのだが、国家と同じ立場に立てずに責任を感じて自ら命を絶った日本人もいた。バリ島の三浦襄翁である。三浦翁は1930年にバリ島に移住し、自転車屋を経営して住民に慕われた。一度帰国したが1942年、陸軍の要請でバリに戻り住民の宣撫工作に従事した。

 三浦翁は住民に「インドネシアは必ず日本軍の力で独立させるのだ。日本は決して嘘をいわない」と誓った。しかし日本の目的はインドネシアの独立ではなくオランダにとって代わる日本による植民地支配だった。三浦翁は日本敗戦直後の45年9月7日早朝にピストル自殺を遂げた。享年57歳。

 三浦翁は遺書で「私は愛するバリ島の皆様に心ならずも真実を歪めて伝え、日本の国策を押し付け、無理な協力をさせたことをお詫びします」「私が日本人皆の責任を負って死にます」と心情を吐露した。三浦翁の墓はバリ島の玄関口デンパサールの街中にある。一般の住民墓地の一角。「三浦襄はバリ人のために生き、インドネシア独立のために死んだ」との墓標とともに眠っている。

 おれは2009年2月、バリ島在住の光森史孝さんの案内で三浦翁のお墓にお参りした。新聞OBをはじめとした10数人の仲間が一緒だった。献花してお祈りしているわれわれの頭や肩を細かい雨が濡らした。

 光森さんの話では墓の回りに桜の木を植える計画があるそうだ。しかし四季のないバリ島ではたとえ桜の木が根付いたとしても花が咲くかどうか。おれはやはりバリ島の花に囲まれていた方が三浦翁も落ち着いて眠れるように思う。バリ島には戦後オランダとの独立戦争に参加した元日本兵の墓もある。

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11288 戦争参加へ着々と……

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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16年01月10日
11288 戦争参加へ着々と……

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 きょうのNHK日曜討論で安倍首相は、おおさか維新の会など改憲に積極的な野党も含めて3分の2以上の議席をめざすことを表明した。明文改憲への布石である。同時に、対中国対策として、哨戒機の飛行を拡大することを検討しているという。以下。

                           ◇=◇=◇
海自哨戒機、南シナ海飛行拡大へ…中国をけん制
読売新聞 1月10日(日)3時8分配信


 防衛省・自衛隊は、アフリカ・ソマリア沖で海賊対処活動に参加したP3C哨戒機が日本に帰還する際の飛行ルートを見直し、フィリピンやベトナムなど南シナ海に面する国の基地を優先的に経由させる方針を固めた。

 高度な監視能力を持つP3Cの飛行範囲が、中国が「領海」と主張する南シナ海で拡大する見通しだ。「上空飛行の自由」の保護にもつながり、米軍が中国の人工島周辺で実施している巡視活動を日本が独自に支援する活動といえる。

 海上自衛隊のP3Cは、アフリカ・ソマリア沖での多国間の海賊対処活動に参加し、約3か月ごとに日本とアフリカを往復している。これまではシンガポールやタイなど南シナ海から比較的離れた基地を給油地に利用してきた。これを、往路は従来通りだが、復路についてベトナムやフィリピン、マレーシアなど南シナ海周辺の基地を優先的に利用するようにする。訪問先では防衛交流も進める予定だ。
                           ◇=◇=◇

 この動きは、戦争法発動の準備といえないか。確かに中国の領海侵犯や公海上での基地建設など問題は大きい。それに対して、武力≠ナ対応しようというのが今回の計画だ。しかもアメリカだけではなくベトナムやフィリピンなどの協力を得るという。そうなればこれは広義的な軍事同盟に抵触する。

 大変危険な動きと言えないか。しっかり監視を強める必要がある。安倍政権は、安保法制で戦争できる器(うつわ)をつくり、そこに明文改憲という魂(たましい)を注ぎ込むことによって、いつか来た道にもどろうとしている。その見方は穿ち過ぎではない。

 ※P3C哨戒機とは/「自衛隊装備品図鑑」より
 米国ロッキード社の旅客機エレクトラを原形として開発された対潜機P-3A「オライオン」のエンジンや各種搭載機器を新型にした発展型。長距離、長時間の哨戒能力と各種装備の搭載量も大きく、世界でもトップクラスの対潜機として米海軍をはじめ多くの国で使用されている。
 海上自衛隊の保有するP-3Cは最新型のアップデートIIIAで、レーダー、ESM、赤外線探知システムなど各種の対潜捜索・探知装備とこれらの情報を総合的に処理する大型デジタル・コンピュータを搭載し、対潜爆弾、魚雷、対艦大型ミサイルなどの大型武器も搭載できる。
 以前は「対潜哨戒機」という名称で呼ばれていたが、現在は単に「哨戒機」と呼称されているようだ。#5089以降の機体、およびそれ以前の改修された機体には衛星通信用のフェアリングが機体上部に搭載されている。また#5001〜#5045までは左翼付け根にESMポッドを搭載、#5100、#5101および改修された機体は新型のESMポッドを装備する。カラーリングは長らくホワイト/グレーのツートンだったが、最近ではIRANに入った機体からグレー1色のロービジ塗装に塗り替えられている。
 2009年6月より、海上警備行動に基づくソマリア沖・アデン湾の海賊対処任務に派遣されており、これが海自P-3Cの初の海外実動任務となった。2009年現在、後継機として4発ジェットエンジンを搭載したXP-1が開発・試験中である。

★脈絡のないきょうの一行
「水爆実験は自衛的措置」(北朝鮮)。いきなり相手を殴っておいてそれは詭弁だ。通用しない。

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2016年01月08日

11287 マイナンバー登録、深刻らしい

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
16年01月07日
11287 マイナンバー登録、深刻らしい

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 登録が進まず、ここまで「マイナンバー制度」は深刻なのかと勘繰りたくなる。とりあえず、下記。

                           ◇=◇=◇
総務省 ポイントカード一本化を検討へ
日本テレビ系(NNN)1月5日(火)19時5分配信


 総務省は各種ポイントカードをマイナンバーカードに一本化できないか、検討を始めることにした。

 これは総務省の仕事始め式で高市総務相が指示したもの。カードを発行している企業や団体を結ぶシステムを立ち上げ、各種ポイントカードや銀行、図書館、商店街などのカードをマイナンバーカードに一本化しようというもので、来年春以降の実現を目指す。

 各企業はポイントカードのサービスで利用者の囲い込みを狙っているが、総務省幹部は「磁気カードからICチップ入りカードに移すための莫大(ばくだい)な投資を行わずに済む」と企業側にもメリットがあることを強調している。
                           ◇=◇=◇

 あたかもポイントカードの一本化を国が進めることによって、費用面で企業側にメリットがあると装っているが、その本音は別のところにあると私は読む。マイナンバー登録の進捗状況の発表は聞かないが、かなり深刻なのではなかろうか。それをすすめる苦肉の策がこれなのではないかという読みだ。

 考えの発想は逆で、マイナンバーをすすめるためにポイント制度を活用しようという試みだ。つまり、ポイントを集めたい人は、マイナンバー登録しなければならない仕組みにしようとしているのだ。ポイントを利用している人(これから利用しようという人も)はマイナンバーの登録が義務付けられることになる訳だ。

 これはマイナンバー登録の強制である。私は、ポイントカードと呼ばれるカードを4枚所持している。それぞれ別の企業だ。その企業の買い物をするたびにポイントがついて、そのポイントは現金と同じように商品と引き換えられる。これはこれで利用価値はある。そこに目を付けて、マイナンバーを登録させようという姑息な計画だ。

 報道されているものは、このカードの一本化のようである。カード1枚でマイナンバーもポイントも使える仕組みにしようとしているのだ。これでは、ポイントの付録(おまけ)がマイナンバーになってしまいそうだ。本末転倒と言わざるをえない。評判の悪いマイナンバー制度、ますます評判を落とすこと請け合い。登録が進まない深刻さは分かるが、さてどうする総務省。

★脈絡のないきょうの一行
北朝鮮、水爆実験を強行。そのやり方は日本の安倍首相と似てるなー。

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2016年01月06日

でかい面するんじゃないぞ日銀総裁

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年01月06日
でかい面するんじゃないぞ日銀総裁

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 本6日付の『毎日』。1面トップの記事を見て複雑な気持ちにさせられた。「賃上げ発言相次ぐ 新年祝賀会」「中小波及は不透明」「日銀総裁 連合に『奮起を』」。2面にも関連記事。「日銀、連合目標に不満」「総裁発言 賃上げ加速促す」「連合は『底上げ』訴え」。

 なんと済界、日銀が揃って「もっと賃上げでがんばれ」と労働組合に発破をかけているのだ。「金融政策を担当する中央銀行が、労働組合に賃金交渉へのエールを送った。日銀の黒田東彦(はるひこ)総裁が5日、連合の会合で行った異例の呼びかけの背景には、2%の物価上昇目標の達成に向け、個人消費を下支えする賃金の上昇を加速させたい強い思いがある」。アベノミクス応援団長が連合も応援するというわけだ。

 これに対して連合は昨年11月の中央委員会で、「ヘアは2%程度を基準」との方針を採択。低いではないかという意見には「3%とか5%とか大きな数字を出されると、中小の経営者は『大企業の話、俺たちは関係ないや』と思って賃上げにつながらない。現場を知らない話だ」(JAM幹部)と反論する。

 連合の言い分が正しいかどうかはさておき、賃上げについて論じるなら「国民の生活」を基本に据えなければならないはず。財界も日銀もいわんや安倍政権において「国民の生活」改善を念頭に賃上げを論じているとはとうてい思えない。さらなる企業拡大とか、2%の物価上昇とか、アベノミクスの推進とか、自分たちの掲げる目標への手段に過ぎない。労働組合が同じ土俵で賃上げを論じるのは間違いだ。

 そもそも労働者の生活をこんなに破壊させてしまったのは誰のせいか。不安定雇用労働者が40%、さらに派遣法を改悪し「生涯派遣」を固定化させようとしているのは誰か。残業代ゼロを押し付けようとしているのは誰か。低所得者ほど負担の重い消費税をさらに上げようとしているのは誰か。

 昨年秋以来「春闘への期待」発言が目立つ黒田日銀総裁。あんたが推進している「異次元金融緩和」で潤っているのは大企業と金持ちだけではないか。格差と貧困の元凶は安倍政権と二人三脚のあんたなんだ。その自覚もなく今度は労働者の味方面(づら)して「春闘への期待」を吹聴。支離滅裂この上ない。

 連合が「底上げ」を強調するのはその限りにおいて納得できる。ただし底辺の中小企業や非正規の労働者の賃金を「上げてやる」というのでなく、底辺労働者が自ら立ちあがる春闘をどう構築するかが問われている気がする。

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2016年01月05日

11286 「母と暮らせば」

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
16年01月05日
11286 「母と暮らせば」

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 2日、今年初めての映画を観てきた。長崎の原爆を舞台にしたもので、いのち、を考えさせられた。

 「『母と暮せば』(ははとくらせば)は2015年12月12日に公開された日本映画。主演は吉永小百合と二宮和也。監督は山田洋次。井上ひさしが晩年に構想していた、『ヒロシマ』・『ナガサキ』・『沖縄』をテーマにした『戦後命の三部作』の意思を山田が引き継ぎ、『ナガサキ』をテーマに制作された。『ヒロシマ』が舞台である井上の戯曲『父と暮せば』と対になる形となっている。」(ウィキペディア)――とあるように、いのちがテーマである。反戦映画といっていいだろう。

 吉永小百合扮する福原伸子は、戦時中、長崎に住んでいた。息子の浩二は長崎医大の学生として勉学に励んでいた。あの日、授業中に原爆が投下され息子は一瞬にして命を奪われたのみならず、遺体そのものすら出てこなかった。

 連れ合いを病気で、長男は戦地で、そして次男を原爆で亡くすという境遇にもかかわらず、伸子は助産婦として健気に生計を立てていた。心の支えは、次男浩二の恋人だった町子だった。町子は戦後、教師となって教鞭を取り、折に触れて伸子を訪ねた。

 ある日、浩二が幽霊となって出てくる。そこから母と息子のくらし≠ェ始まる。二人の会話が実にいい。生きる事の意味を問いかける。会話に出てくる九州弁は、長崎出身の私にとって違和感はなかった。特に、浩二のそれはみごとだった。

 伸子は町子に「いい人がいたら浩二のことを忘れて結婚しなさい」と説得する。町子は悩む。そしてついに、伸子の前にその相手を連れてくる。相手は同僚の教師で、戦争で足を怪我し松葉づえがなければ生活できない障がい者だった。町子もまた、戦争で心と身体に傷ついた人を選んだのであった。

 出演は▼福原伸子:吉永小百合▼福原浩二:二宮和也▼佐多町子:黒木華▼上海のおじさん:加藤健一▼黒田:浅野忠信▼富江:広岡由里子▼民子:本田望結▼復員局の職員:小林稔侍▼年配の男性:辻萬長▼川上教授:橋爪功――などとなっている。

 脚本は山田洋二と平松恵美子。この二人は2008年に公開された「母べえ」も手掛けている(小ブログ2008年2月4、5、6日参照)。私は宮沢りえ主演映画の「父と暮らせば」も観ているが、こちらは父親が幽霊となって出て来る展開で、今回のそれとは逆だ。

 驚いたのは「父と暮らせば」の宮沢りえの恋人役で出てきた浅野忠信が、今回も黒木華(町子)の恋人役で出てきたことだ。「父」にも「母」にも同じような役柄で出てくるという、山田洋二監督のこだわりなのだろう。蛇足だが、浅野忠信は「母べえ」では吉永小百合を慕う出版社の青年役で出演している。

 一緒に映画館に足を運んだカミさんは、終始、ハンカチで目を当てまぶたが腫れぼったくなっていた。ずっと昔、娘がまだ小学校に入る前、「ガラスのうさぎ」という映画を一緒に観たことがある。そのとき娘は目を真っ赤にして泣いていた。あのときとオーバーラップした。

★脈絡のないきょうの一行

築地市場で200`のまぐろ1匹・1400万円。高いか安いか、行き過ぎか?
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2016年01月04日

「着席サービス」から見える格差社会

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年01月04日
「着席サービス」から見える格差社会

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 普通電車にグリーン車両が導入されたのはいつ頃からだったろう。松戸駅で常磐線ホームの階段を降りたところがちょうどグリーン車(2輌)の乗車口。ホームに印が付いているのでほとんどの乗客はここには並ばない。朝夕のラッシュ時には他の乗車口が押し合いへし合いしているのにここだけは別天地だ。

 2階建の社内を覗くと、ゆったりしていて空席もある。何もラッシュ時にグリーン車を連結しなくてもいいじゃないかと腹が立つ。グリーン車導入以前も以後も連結総車両は同数なのだから、グリーン車の分だけ他の車両が混むことになる。一部の「快適さ」のために多数が犠牲になっているわけだ。

 聞くところによれば、鉄道各社は今度有料の「着席サービス」を始めるそうだ。今でも「通勤ライナー」というシステムがあるが、それを全ての電車に広げようという。それで「通勤地獄の解消」だとか言っているがとんでもない。着席サービス車両の分だけ他がよりすし詰めになるだけではないか。

 普通電車のグリーン車も、通勤時の着席サービスも、もちろん有料だから金を払った人にだけ快適乗車が提供されることになる。その分だけ普通車両の地獄度が増すことは考慮に入れない。この考え方は電車以外の一般社会にも往々に見られる気がする。「金を払ったから」「人より努力したから」「金持ちの子に生まれたから」などいろんな理由をつけてごく少数の「快適な生活」を保障する社会。

 学校の教育なんかも一部のエリートと大部分の「その他」を最初から区分けするようになったと聞く。高級官僚や大企業の正社員はほんの一握りいればいい。あとは非正規社員で生涯「下流人生」。それは「金がなかったから」「努力しなかったから」仕方がない、と自己責任にされてしまう。

 「格差社会」「競争社会」が社会発展のエネルギーを生む、という考え方も根強く存在している。公平な世の中を「悪平等」だと非難する。社会主義は「悪平等」の巣窟だと。

 おれが現役労働者だった頃、職場の差別支配が激しくておれたちは差別反対を旗印にたたかった。そのうち会社が左前になって、優遇されていたゴマすり連中もプラス査定がもらえなくなった。そのことによって結果的にみんな平等になった。するとどうだろう。仕事がしやすくなって生産性が上がったんだよね。

posted by マスコミ9条の会 at 18:53| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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