2016年06月30日

期日前投票の増大を憂慮する

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年06月29日
期日前投票の増大を憂慮する

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 6月28日付『毎日』によれば、参院選の期日前投票が前回比で大幅に増えているそうだ。「期日前投票181万人」「18歳選挙権要因か」。公示の翌日から実施されている期日前投票が、26日までの4日間で181万6971人に達し、前回の同時期比較で1.76倍に伸びた(27日・総務省発表)。

 公示から4日間でこの数字だから7月10日の投票日までにはもっともっと増えそうだ。期日前投票所は5299カ所で前回比500カ所増やした。国や行政は駅やコンビニにまで投票所を設ける方針のようだ。投票率を上げるためというが、期日前投票がこんなに増えて逆に障害はないのだろうか。

 おれが選挙権を得た60年前、期日前投票はとても厳しかった。おれは泊まり勤務が多かったので何度かやったことがあるが、投票所は限られていたし、投票日に投票できない理由を書類に書かされた。投票方法もかなり厳格だったと記憶している。一般的にも期日前投票の利用者はごく少数だった。

 選挙権というのは国民の大事な権利だからそれを行使できない人のための救済措置をつくらなければならないというのは分かる。しかしそれはあくまでも当日やむを得ない理由で投票できない人を対象にした例外的な救済措置であるべきではなかろうか。現在行われているような、投票方法の拡大ということになってしまっては本末転倒だと思う。投票日と公示日(告示日)を決めた意味がなくなってしまう。

 法律上は選挙の事前運動は禁止されているから、有権者の前で公然と選挙運動をするのは公示(告示)から投票日までというのが建前のはず。選挙管理委員会がつくる選挙公報が各家庭に配布されるのは投票の数日前だ。少なくとも今期日前投票をする人は選挙公報を見ていない。それでいいのか。

 公示(告示)とともに投票するという有権者は、候補者の選挙活動にも、選挙公報にも接せずに何を物差しに判断するのだろう。実際には公示(告示)前にいろんな方法で選挙情報は流されている。知人、友人、家族からの勧誘もあるだろう。しかしそれで選挙情報は十分と言うなら、選挙活動期間をつくったり、かなりの金をかけた選挙公報を配布したりする意味もないではないか。

 おれは期日前投票は昔のように厳格にすべきだと思う。それでは投票率が下がるというが、下がる原因は国民の政治不信にある。きちんと国民の負託に応える政治を行うことが投票率アップへの王道だ。
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2016年06月28日

海外旅行・フランス(1995年)B

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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2016年06月27日
海外旅行・フランス(1995年)B

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 前回の「海外旅行」に錯誤があった。8月22日にパリに戻り、モンマルトルへ行き、夜はシャンソン酒場。ここまでは正しい。間違いは第6日目の8月23日。午前ノートルダム寺院やルーブル美術館で、午後はベルサイユ宮殿に行ったと書いたが、パリ市内観光に1日かかっている。夜はムーランルージュだ。

 ムーランルージュは食事・シャンパンつきで1人760フラン(約1万5000円)。みんな一応盛装して出かけた。「MOULIN ROUGE」のでかい看板と赤い風車。豪華絢爛の舞台。美女のおっぱいがブルンブルン。迫力に圧倒されたね。追加した白ワインは1本1万円だった。

 翌24日が1日かけてベルサイユ宮殿とブルーシャト―の見学。夜は山本弁護士夫妻の招待でカキ料理。翌25日が朝から今回ツアーのメインであるエールフランス(AF)本社前の「人権侵害抗議要請行動」。終わってから我々の行動を支援してくれているAF労組幹部とともにCGT本部を訪問した。

 加盟労組の協力で建てられたというリゾートホテル風の近代的な巨大ビル。そのロビーで、CGT事務局と運輸労連、出版・新聞労連の挨拶を受けた。出版・新聞労連パリ地連のルーペ副書記長は去年日本に来て交流している。おれも面識がある。鼻下に八字ヒゲを蓄えたまだ40歳代の伊達男だ。

 ほんとはCGT内の食堂で昼食交流会をやる予定が、夏休みで多人数の食事の用意ができないため近くのホテルに場を移し盛大に行われた。昼だというのにワインの量は大変なもの。酔いしれたね。

 夜はホテル・キャスティグリヨン内のレストランで100人を超えるお別れ交歓会。おれたちのAF抗議と別行動で、大統領官邸にフランスの核実験に対する抗議署名を持っていった東京地評議長らの報告があった。厳重な警戒で、パトカーが6台も来たという。フランスという国もいろいろある国だ。

 8月26日にドゴール空港から帰国の途に着き、27日に成田に帰ってきた。10年ぶりの2度目のフランス。前の時は労働委員の現職時代で費用は東京都が負担した。宿舎も(多分五つ星の)グランドホテル。しかもツインの部屋に1人という豪勢な扱いだった。それはそれでよかったが、やはりおれには今回のような仲間同士のわいわい旅行の方が性に合う。楽しい旅行だった。
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2016年06月25日

残酷無常な家屋取り壊し

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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2016年06月25日
残酷無常な家屋取り壊し

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 道路を挟んではす向かいの古谷さんの家が取り壊されつつある。鉄筋モルタルづくりで3階建て、土台もしっかりしているので壊すのも大変だ。わが家がここへ家を建てて引っ越してきたのが1971年12月。古谷さんはその2年後だったと思う。ここへ来る前はどちらも常盤平団地。うちとは団地当時からの付き合いだ。

 古谷さん夫妻はともに葛飾区の教員で活動家。旦那はおれと同じ茨城県立水海道第一高校卒業。おれは31年卒業だが古谷さんは25年だ。するってことは学年で6つ違いということになる。

 うちの女房なんかも一緒に常盤平団地に保育園をつくる運動をした。子どもが保育園から小学校へ入ると学童保育所を父母の力で立ち上げた。古谷さんがリーダーになって学童保育の夏のキャンプが行事として定着した。うちの長女が小学校5年になるころまで5〜6年、毎年御嶽や水上、日光などへ行った。

 古谷さんは90年頃定年になり、非常勤で週3回ほどの勤務になった。地域で頼りにされて町会の役員になり、下水道敷設の運動をしたり、ガリ版刷りの広報紙を出したりした。赤旗の読者会を組織し、後の共産党地域後援会の基礎をつくった。葛飾区長選の候補に口説かれたが断ったという話を本人から聞いたことがある。

 一方無類の酒好きで、家に買い置きの酒があるとカラになるまで飲んでしまうと奥さんがおれにぼやいていた。それが祟ったのだと思う。90年代半ばのある日、常盤平駅のホームで倒れ、救急車で病院に運ばれた。重い脳梗塞で、命は取り留めたが以後ずっと寝たきり状態、言葉も不自由で移動は車椅子になった。

 古谷さんはそれからしばらく家で養生していたが病状は悪化するばかり。奥さんが看病していたが大変な様子だった。その奥さんもC型肝炎の病気持ち。結局旦那よりも先に亡くなられた。去年6月、奥さんより5年程長生きして古谷さんも亡くなった。赤旗の死亡欄によれば83歳だった。

 古谷さんには2人の子どもがいるが2人とも遠方に住んでいる。50歳を越えた長男は岩手のリンゴづくり農家。長女はアメリカ勤務の夫とともにロサンゼルスだ。家は結局土地だけの値段で不動産屋に売られた。鉄筋モルタルだからうちなんかよりもずっとしっかりしているのに壊されることになった。解体屋の工事人が無表情で取り壊しているのを見るのは忍びない。学童キャンプ当時の溌剌としていた古谷さんの表情が目に浮かんでは消える。時の流れは残酷無常だ。
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2016年06月24日

海外旅行・フランス(1995年)A

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年06月23日
海外旅行・フランス(1995年)A

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 ツアー第5日の8月22日午前、特急列車に乗ってリモージュからパリまで3時間の旅。ちょうどお昼、ランチを食べてモンマルトルへ。物凄い人混みだ。サクレクール聖堂からパリ市内を見下ろす。霞んでいて遠くは見えない。モンマルトル公園周辺には絵画と画家が溢れていた。複製の絵を1枚買った。

 地下鉄で、1日目に泊まったホテル・キャスティグリヨンに戻る。午後は部屋で一休み。夕食後、昔の地下牢を改造したというシャンソン酒場へ。髪の長いプリマドンナの歌う「バラ色の人生」が心に染みた。パリではジュネーブの国連人権委員会に争議解決を訴えに行った要請団と合流した。総勢は100人にふくらむ。

 翌日は午前中市内観光。エッフェル塔を下から見上げ、ノートルダム寺院では内部から豪勢なステンドグラスを見た。午後はルーブル美術館。入り口に建てられた透明のピラミッドは悪趣味だ。入場料は40フラン。午後3時過ぎると半額になるそうだ。館内はとにかく広い。宗教画のところはなるべく敬遠してルノアールやモネの絵を探す。モナリザの前は大変な人だかりで背伸びしても見えなかった。

 午後はベルサイユ宮殿とシャトルの見学。ベルサイユ宮殿はばかでかくて確かに豪華だが、おれには「それだけ」という感じしかしない。感激はない。鏡の間のきらびやかさはこけおどしにしか見えない。早々に館を抜け出し、中庭でぼんやりしていた。青い水をたたえた石造りのプールが心を休めた。

 シャトル大聖堂はブルーシャトーとも呼ばれて日本でも人気。青が強調されたきれいなステンドグラスはさすが。フラッシュを切断してカメラに収めた。大聖堂もさることながらその周辺の街並みが気に行った。とても親しみやすくて温かみが感じられる。パリって歴史が古く奥深い街だよね。

 夜は自由行動。エールフランス争議弁護団の山本弁護士夫妻の招待でカキ料理を堪能した。肉ばかりで閉口していた女房はことのほか喜ぶ。先生と2人で白ワインを2本空ける。さらにホテル近くの中華料理屋に場を移して紹興酒を2本。さすがに翌朝二日酔い気味。だが今日は大事な行動が予定されている。

 8月25日は今回ツアーの本番。ドゴール空港に隣接したエールフランス国営航空本社前での「人権侵害抗議要請行動」。午前9時過ぎ、約100人の参加者が本社玄関前に結集。争議団のノボリ、日本語とフランス語の横断幕。ビラと一緒に折りヅル、団扇、スカーフなどを配って争議の訴え。90%以上の受け取り率だ。
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2016年06月21日

135兆円の年金積立金を紙屑にさせないために

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年06月21日
135兆円の年金積立金を紙屑にさせないために

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 2016年度の年金額改定通知書がきた。年金をもらい始めた頃は252万円だったのが245万円に減らされている。6月支給の年金額は40万8526円。額が減らされた上に控除額が増えている。介護保険料1万4400円。後期高齢者医療保険料1万7300円。所得税および復興特別所得税5453円。住民税1万2500円。手取りは35万8873円。これで2ヵ月暮らさなければならない。

 これでも団塊の世代よりはだいぶましで、支給年齢の繰り下げなどその後の世代はますます酷くなる。お先真っ暗だ。国は高齢化社会で年金財源がだんだん少なくなるからだというが、おれたちは何もしないで年金をもらっているわけではない。長年賃金の10%以上を国に納めてきたのだ。

 おれたちが納めた金は年金積立金として国の管理下にある。高度経済成長期にはその積立金を財政投融資の名目で公共事業に投資したり、ホテルやレジャー施設を建てたりしてきた。ところがいずれも失敗ばかりで積立金は減るばかり。それでも利子が高いうちは穴埋めできたが今はマイナス金利だ。

 現在135兆円という巨額の年金積立金を運用するのが「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF)だ。積立金は当初国債で運用されてきたが、今では株式運用が主流。巨額の株式売買を行うGPIFを証券業界では「くじら」と呼んでいる。極端に言えば株が上がるのも下がるのもGPIFのさじ加減というわけだ。

 その年金積立金の株式運用が2015年7月〜9月期で8兆円の損失を出した。15年通年でも4兆7000億円になるという(民進党山井和則国対委員長代理の試算)。政府はこの数年7月初めに発表している運用実績の公表を参院選後の7月29日にずらした。「年金損失隠し」と見られている。

 国は「株式運用には波があるのは当然、一時的に損失が出てもトータルでは利益が出ている」と弁明する。GPIFもそのホームページで「株式運用の始まった2001年からの運用益は45兆円」と誇る。しかしここで注意しなければならないのは、運用益は「含み益」だということ。いざ金に変えるとなったらどどっと株価が下がるので現金と同一視はできない。いわば絵に描いた餅になる可能性があるのだ。

 さらに心配なのは株に投資した元金(おれたちが営々と積み立てた金)も保証されない、ということだ。日本の株式市場に見切りをつけた国際ヘッジファンドが総引き上げをした時「ババを掴む」のは誰か。おれにはGPIFに思える。そんなアホに年金積立金の運用は金輪際任せられない。

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2016年06月20日

海外旅行・フランス(1995年)@

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年06月20日
海外旅行・フランス(1995年)@

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 エールフランス国営航空の職場活動家17人が差別是正を訴えて都労委に申し立てたのが91年12月。労働者委員はおれが担当。事件は証人調べが終わり、95年7月から和解の話し合いに入った。争議団は本国のエールフランス本社に圧力をかけるため要請ツアーを企画し、おれも夫婦で参加した。

 タイトルは「1995年エールフランス 人権侵害抗議要請ツアー」。日程は8月18日から27日まで。パリ到着後ロワール河に沿った古城とリモージュを巡ってからパリに戻り、抗議要請行動を行う計画だ。パリの宿泊は大統領官邸近くのキャスティグリヨンという四つ星ホテル。

 2日目早朝にバスでロワール地方目指して出発。途中のレストランで昼食の後まず、絶世の美女が住んでいたといわれるジュノンソー城へ。広い庭園、花壇、噴水、そして城内部のステンドグラス。美しさに圧倒される。

 次はやはりロワール河畔に建つアンポワーズ城。この城では16世紀から17世紀にかけて貴族の反乱や失敗、断頭刑や縛り首といった恐ろしい出来事が。血のにおいが染み込んでいるような黒ずんだ石壁。屋上からはロワール河やアンポワーズの街が一望できた。ちょっと気取って記念撮影。

 その日の泊まりはトゥール市内のメルキュールホテル。ホテル内で夕食。20日はバスで3時間かけて焼き物で有名なリモージュへ。街かどでおれが撮った一行の記念写真がある。写っているのは17人。引率のエールフランス梅木さん、全国一般の田中恭一さん夫妻、同じく全国一般の余後さん、岩手山さん、日立争議団の川崎さん夫妻、千葉県職で牧ノ原に住んでいる室谷さん、日経の狩野さんらの顔がみえる。

 リモージュではサンテティエンヌ大聖堂を見学。ここのステンドグラスは凄い。リモージュのホテルはロイヤル・リム―ザン。ホテルの前が回転木馬のある広場。木馬に乗る子どもは少なかったが動いてはいる。「肉屋さんの通り」を歩く。昔は肉屋さんが並んでいたのだろうが今は観光客向けの店だけだ。

 翌21日は今回ツアーの見どころでもあるオラドゥール村。第二次大戦の終了に近い1944年6月11日、突如ナチスに襲われて殺戮の場にされた村だ。戦争の悲惨を歴史に残すため当時のままに原形を保存している。村に一歩足を踏み入れると、まさに鬼気迫る光景だ。焼け焦げた自動車。天井の抜けた教会。石壁だけ残った民家。説明を聞いている若い西欧人のカップルが抱き合って悲しみをこらえていた。
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ワタミに労働組合!結構な話だが

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年06月19日
ワタミに労働組合!結構な話だが

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 ブラック企業で名を馳せたワタミに1万3000人の企業内労働組合ができた。「ワタミに初の労働組合」「『ブラック』批判受け」(6月16日配信『朝日デジタル』)。「居酒屋チェーン大手のワタミで初めて労働組合が結成された」。以前にも個人加盟組合員がいたが企業内としては初めてという意味だ。

 「グループの正社員約2千人と、アルバイト約1万5千人の大半が入った。流通、繊維業界の労組を束ねるUIゼンセンが支援し、1月から結成の動きが進んでいた。ワタミによると、1984年の創業以来、企業内組合はなかったという」。UIゼンセンが支援したというから連合に入るのだろう。

 組合名は「ワタミメンバーズアライアンス」。組合員1万3000人。組合結成と同時にユニオンショップ協定も結ばれた。従業員は組合員でなければならないし組合に入らなかったり他の組合を結成したらクビというわけだ。おれには組合結成に名を借りた会社の労務管理強化の一手法に思える。

 ワタミの渡辺美樹社長(自民党参議院議員)は、「365日、死ぬまで働け」と労働者を追いつめてきた。電車の止まった深夜の終業、店員はタクシーを使えないため始発まで店内で待機したという。そんな中で08年、新入社員の森美菜さん(26)が過労自殺を遂げた。両親と個人加盟組合が裁判でたたかい、去年の暮れにワタミ側が全面的に非を認めて和解した。若ものを使い潰すブラック企業の代表的存在だった。

 今回の組合結成も、ブラック企業との社会的批判をかわす意味合いが濃い。ワタミの塚田武執行役員は「批判にきちんとした対応が必要になり、色々な取り組みをするなかで、(社内に労組をつくる雰囲気も)醸成されてきたと思う」と言うが、これでは経営者の都合で組合をつくったことにならないか。

 たとえ企業内組合でも全然ないよりはいいという見方もあるだろう。今後の組合運営次第では労働者の生活と権利を守るために役立つ組織に変えることも可能かも知れない。しかし今回の「ワタミメンバーズアライアンス」結成の経過を見ると、会社の労務管理に好都合な使われ方をされる危険の方が大きいと思われる。

 日立、石播、東電、明乳などの企業内労働組合が何をしてきたか。たたかう労働者を排除するために会社と手を結んで画策してきたのではなかったか。ワタミの組合がその轍を踏まないよう注視する必要があるとおれは思う。

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2016年06月17日

海外旅行・アメリカ(1994年)A

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年06月17日
海外旅行・アメリカ(1994年)A

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 9日夕方はブロードウエイでミュージカル鑑賞。まず劇場前のSAPPORO RESTAURANTの札幌ラーメンで腹ごしらえ。不味い。ミュージカルの題名は「クレージーフォーユー」。65ドル。当時円高だったから5千円ちょっとか。無論英語は分からないし、内容も忘れたが十分楽しめた。

 10日午前に国内便でワシントンDCへ。ホテルは郊外の高台にあるシェラトン・ワシントンホテル。部屋からの見晴らしがいい。午後7時からオプションの「ディナーとワシントンナイトツアー」。ディナーはポトマック河畔のスカイレストランでメインディっシュに分厚いステーキが。おれはご機嫌だが、女房はうんざり顔。

 ディナーが終わるとナイトツアー。ライトアップされた国会議事堂。例の「人民の人民による・・・」と刻まれたレリーフとリンカーン像。硫黄島の戦勝記念像。などを専用車で巡る。カメラのシャッターを押してくれるなどドライバーは親切だ。夜なのに湿気があって蒸し暑かった。

 翌日は地下鉄に乗って国会議事堂へ。ツアーモービルバス1日券を9ドルで買って見物して歩く。広場の露店でTシャツ3枚10ドル。ポトマック河畔の桜、プールに映えるモニュメント、ナショナル美術館、航空博物館、自然博物館など盛りだくさんの見学。国会前の広場で何やら集会が開かれていた。

 12日は正子が出た大学の姉妹校だというジョウジタウン大学へ。広い大学構内を歩かされていささか疲れる。大学のあるジョウジタウン市は綺麗な川の流れる落ち着いたたたずまい。廃止された市街電車の線路が印象に残っている。13日は動物園へ行き、パンダを見てから空港へ。14日15:10成田に着いた。

 8年後の02年9月にやはり女房と正子と3人でハワイへ行くことになるが、アメリカ本土にはこの旅行が初めてで最後になった(もう体力的にも無理だ)。旅行者には危ないと言われるニューヨークの地下鉄に1人で乗ったが別に危険は感じなかった。女房と正子のウインドウショッピングに突き合うのが疲れるのでセントラルパークに行った。芝生にごろりと横になってソフトボールを見ていた。

 何といっても印象に残ったのはアメリカがカード社会だということだ。おれも女房もかなりの現金(ドル)を用意していたのだが、正子のクレジッドカード(ゴールド)には敵わない。アメリカの一端に触れた旅行だった。

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2016年06月16日

11349 虫の息の椅子―舛添都知事

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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16年06月14日
11349 虫の息の椅子―舛添都知事

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 昨日のつづきになるが、天からの声≠ヘ表裏一体で、これ以上都知事を続けさせると参議院選挙に悪影響を及ぼす、と判断したようだ。舛添知事を誕生させた関係上、「辞めさせると不利になる」という判断から、「辞めさせないと不利になる」と変化したのではなかろうか。これは都民の予想以上の怒りに動揺した結果と見る。

 それにつけても、「リオのオリンピックまでは知事を続けさせてほしい」という発言には嗤った。これこそ、公私混同の頂点≠ナある。オリンピックはご承知のように、開催地から次の開催地へ旗がバトンタッチされる。その旗を自分が受け取りたい一心で「リオのオリンピックまで」という発言になったのだろう。この発想も公私混同である。

 都議会与党の自公両党も不信任案を提出するという。議員3分の2以上の出席で、4分の3以上の賛成があったら、知事は10日以内に辞職するか、議会を解散しなければならない。不信任案が可決されたら、ボロボロ状態になる訳だ。いやいや、公私混同の区別のつかないこの人のことだから、議会解散を言い出すおそれもある。

 議会解散という事態になれば、泥仕合になる。いや、都政の機能不全となり被害は都民に及ぶ。公私混同知事はそれも理解できないほど、公私混同しているわけではなかろう。速やかに辞職すべきだ。

 そういえば、昨日の集中審議でやや、不可解な質問があった。たまたまその部分を中継で見たのだが、公明党の松葉議員が大量の美術品について、どこに何があるのか、費用はどのくらいするのかを20日までにメモを提出するよう、知事に迫り、知事はそれを了承したことだ。

 あれ? と思った。今の都議会は今週15日が会期末だ。その会期末に不信任案を採決しようという動きになっている。にもかかわらず、公明党議員は来週の「20日までに」という注文を出している。会期以外でも総務委員会は開くことはできるのだろうが、これは20日まで延命はOKだよ、と同義語である。明らかに会期を過ぎても延命を認める発言である。

 だから、あれ? と思いつつ公明党は不信任案に反対するのか、と思った次第だ。ところがきょうの報道は、この「20日まで」の問題に全く触れていない。公明党も不信任案に賛成へ、という活字が躍っている。だったら何故「20日」という発言が出たのだろうか。不可解だ。

 とりあえず、その疑問にはフタをすることにして舛添要一都知事は、不信任案が出る前に辞職すべきだ。その椅子はすでに虫の息であり、恥の上塗りをしないためにも。

★脈絡のないきょうの一行
あの野中広務氏が自民党復党。なぜ? は尽きない。ヘン。
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2016年06月13日

台湾って知らなかったな

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年06月13日
台湾って知らなかったな

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 熱帯のような台湾から帰国したら日本もそれに劣らず暑かった。昨日は田んぼの会の草刈り。旅行の疲れもあり足腰が痛い。今日は午前中地域の後援会の会議、午後はマスコミ九条の会の幹事会だ。雨がかなり強く降っている。蒸し暑い。日本列島、北海道以外はすっぽり梅雨入りだ。

 さて初めての台湾だが、一言で言えば「外国へ行ったきがしない」。新幹線は日本製だし、窓外の景色も田んぼや林やトンネル、日本とちっとも変らない。街のつくりも日本そっくり、セブンイレブンやファミリーマートがやたら目につく。住民の顔や服装も日本とおんなじ。通貨単位も円だ。1日本円が約4台湾円。

 今の政権は民進党。蔡総統は反中国、独立志向だという。それにしても台湾という国(いや国際的には国として認知されてない)のこの100年余、複雑な歴史を引きずっていることが分かった。台湾は清朝の時代前は清(中国)の一部だったが、日清戦争の結果日本に差し出されてしまう(1895年)。

 それから50年、1945年の日本敗戦までは日本の統治下。当時400万の島民は日本人として組み入れられた。教育を含めて全ての生活が日本と同じように強制された。日本帝国軍隊にも徴兵される。対中国戦争(支那事変)や太平洋戦争では日本軍として戦わされ戦死させられた。酷い話だよな。

 日本敗戦で日本軍は中華民国に降伏、台湾にも蔣介石の国府軍がやってきた。もともとの台湾住民を内省人、中国からきた軍隊は外省人と呼ばれる。1947年2月、街中のタバコ売りへの弾圧をきっかけに民主化運動が起こる(チュニジアのジャスミン革命を想起する)。3・28事件だ。民衆はラジオ局を占拠し全国に決起を呼びかける。警察署や専売局が襲撃され、火の手はあっという間に全国に広まった。

 この民衆の決起を外省人の軍隊が武力弾圧する。犠牲者は1万5000人とも2万5000人ともいわれ、一説では5万人ともいう。旅行の5日目、雨の中を台北市にある2・28記念館に行ったが、見るもの聞くもの初めてのことばかり。目を開かされた。台湾でも2・28事件の民主化闘争としての評価が定まったのは事件後40年の1987年だったという。それだけ複雑な事情があったということだ。

 食事はどれもうまかった。おれたちが年輩者だということを考慮して海鮮料理を主体にしてくれた。このおかげなのか便秘や下痢に無縁だった。台湾ビールは飲みやすく値段も安かった。昔金鉱で栄えたという街・九份の石段はきつかったが、高雄や台北の夜市は庶民的な雰囲気で心が和んだ。いい旅だった。

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11348 舛添都知事、辞任しない3つのワケ

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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16年06月13日
11348 舛添都知事、辞任しない3つのワケ

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 舛添要一都知事の公私混同をめぐる疑惑はますます深まっている。きょうの都議会で集中審議が行われ、いよいよこの問題の正念場を迎える。よくぞここまでがんばれるな、と、そのメンタル性に驚嘆の声すらある。あきらかに死に体≠ナある。にもかかわらず、当人はひたすら批判をかわし延命に汲々としている。その姿は滑稽さと悲しさを描き出している。

 なぜここまで辞任を拒否するのか。私は大きく分けて3つあると考える。

 一つは、公私混同をはばからずやってきたご本人の性質(たち)の問題だ。「カエルの面(つら)に小便」という言葉がある。正確には「蛙の面に水」ということのようだが、この人はそういう人(カエル)なのではなかろうか。カエルに失礼だから詳しく見てみよう。

 カエルの面に水/「どんな仕打ちにも少しも感じないこと。蛙の面に小便。」(デジタル大辞泉)、「どんな仕打ちをされても,全く平気でいること。しゃあしゃあとしているさま。蛙の面に小便。」(大辞泉)――ということになる。

 何を言われても、批判されても同じ言葉を繰り返し続ける。これは一種異様であり、強靭に映る。しかし実のところはカエルが小便をかけられても平気でいる様子、と全く変わらないのだ。逆説的に読めば、だから別荘に行くために公用車を使ったり、政治資金で絵画を買ったり、家族旅行を公金で賄ったりできるのである。この体質は都知事の資格はない。

 二番目は、天からの声≠ェあるのではなかろうか、という疑問だ。いま、辞任すると参議院選挙とダブル選挙になる。都政与党の自民党と公明党にとっては、東京都は一地方の問題ではあるが、参議院選挙に及ぼす影響は小さくない。「それは避けてくれ」という声があるのではないか。

 さらにその天からの声≠ヘ、舛添さんのさらなる巨悪≠つかんでおり、「ここで辞任すればそれを明らかにするぞ」という暗闇の中の暗黙の了解があるのではないか、という点だ。もちろんこれは想像に過ぎないが、ご本人の、蛙の面に小便的な性質だけではなく、たとえば隠された政治資金規正法違反のようなもっと大きな問題があるのではないか、と考えるのは穿(うが)ちすぎだろうか。

 もう一つは、2020年の東京オリンピックとの関係だ。今辞任すれば、20年の東京オリンピックの最中に都知事選挙が行われることになる。東京都知事選挙は、一人の代表を選ぶ選挙としてはアメリカの大統領選挙に次ぐイベントだと言われる。つまり有権者の数が一番多いのがアメリカ大統領選挙、二番目が東京都知事選挙なのだ。

 オリンピックと都知事選挙が重なると、大イベントが二つになる。これは避けてほしいと思うのはオリンピック関係者の本音だろう。もちろんこの件に関しても天からの声≠ェ作用していることは考えられる。

 さて、舛添さんどうするか。都議会で不信任案提出の動きも始まった。きょう午後2時30分から都議会で、この問題について集中審議が行われる。その動きを見ていきたいが、舛添都知事は、今、辞任を決断すべきである。

★脈絡のないきょうの一行
13日に財務省と内閣府が発表した2016年4〜6月期の法人企業景気予測調査によると、悪化している(時事通信)。これも目が離せない。

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2016年06月12日

11347 海老蔵一家へのパパラッチは人権侵害

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
16年06月11日
11347 海老蔵一家へのパパラッチは人権侵害

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 どうやら、ひどい状態のようだ。以下。

                           ◇=◇=◇
海老蔵、取材配慮を要請「命に関わることなのです」
オリコン 6月10日(金)21時8分配信

 フリーアナウンサーの妻・小林麻央の進行性乳がんを公表した歌舞伎俳優の市川海老蔵が10日、自宅の周辺取材を行うマスコミに対し自身のブログで改めて配慮を求めた。

 海老蔵は9日、都内で緊急会見を開き、妻の病状を初公表。その日の夜に更新したブログで「私共家族はこれからも本番です。あくまでも病人なのでマスコミの方々にはしつこいようですが静かに見守って頂きたいです」と理解を求めた。

 会見後にも小林の実家に取材が来たことを明かし「マスコミの方々から公になり、マスコミの方々により更に行動が狭められる事は私は一向に構いませんが、今のまおには酷でございます」と節度を守るよう懇願。

 さらに「そして麻耶さんも、子供達も、何卒よろしくお願いします。余計な事を申し上げまして誠に申し訳ありません。また今朝は雨の中 家の外で多くの記者の方々をお待たせてして申し訳ありませんでした」と低姿勢でつづっていた。

 それでも取材が続いていることから、会見翌日のきょうも「度々申し訳ありません。マスコミの方々へ」とのエントリーで更新。「命に関わることなのです。御理解ください。今日もマオの実家や周辺での取材、カメラでの盗撮?の様な行為はお控えください、お願いします」と訴えた。

(以下、略)
                           ◇=◇=◇

 いわゆるメディア・スクラムだ。パパラッチと言ってもよい。記者会見で海老蔵さんが妻の病状を語ったとき、かなり重い状態だと説明した。にもかかわらず、自宅周辺に報道関係者が殺到しているのだ。これはひどい。海老蔵ならずとも怒りたくなる。言い回しは実に丁寧だが、怒りがにじんでいる。

 恥ずかしいことにこれが日本のメディアの現実だ。盗撮めいたこともやっているらしい。人権問題だ。いま、市川海老蔵一家は病気の家族をかかえる弱者≠ナある。その弱者をいじめる報道姿勢は許されない。即座にメディア・スクラムを解除すべきだ。その上で私は、「あなたたちが、今やらなければならないもっと大事なことがあるだろう」と言いたい。

★脈絡のないきょうの一行
インドで1時間に平均17人が交通事故により死亡、という報道。昨年の死者数は14万6133人。絶句。
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2016年06月09日

11346 パワハラ、看過できない

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
16年06月09日
11346 パワハラ、看過できない

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 この報道、数字的には驚くほど高いが、実際は水面下にもっと隠れていると思う。とりあえず短い報道だが、以下。

                           ◇=◇=◇
パワハラ相談、過去最多=15年度6.6万件―厚労省
時事通信 6月8日(水)18時37分配信


 厚生労働省が8日公表した2015年度の労働紛争に関する調査結果によると、民事上の労働相談のうち、上司による暴言や無視などの「いじめ」が前年度比7.0%増の6万6566件と過去最多となった。

 厚労省は「職場のいじめは増加傾向が続いている。パワハラに関する指導や啓発を徹底したい」(労働紛争処理業務室)と説明している。

 民事上の労働相談は、計24万5125件で2.6%増えた。「いじめ」以外では、「解雇」は3万7787件と3.0%減ったが、「自己都合退職」は8.7%増の3万7648件と増えた。
                           ◇=◇=◇

 最近、私のところに珍しく多くの労働相談が寄せられる。その内容は全て、「雇い止め」である。不思議に思ったが、納得はできた。相談してくる人のほとんどが、派遣や嘱託といわれる非正規雇用である。しかも一致点がある。雇用されて、3年から4年の人たちである。

 どこが納得かといえば、派遣といえども勤続5年を超えると正社員にしなければならない、という法律が出来たからだ。「同一労働・同一賃金」を唱えるあのアホノミクス人の意向が反映されているのだろうが、とんでもない法律であることが実態として明らかになってきた。「5年」という区切りが、逆に非正規労働者の雇用を不安定にさせているのだ。

 すみません、分かりにくくなりました。「5年で正社員」という成立した法律を逆手にとって、3年から4年勤務の非正規の人が切られ(雇い止め)始めたということが浮き彫りになっているということだ。言い方を変えよう。企業は5年経たないうちに雇い止めをすれば、正社員にする義務が発生しないのだ。その先手をとって、雇い止めの連発を始めているのだ。

 その問題と、パワハラがどう関係するか。前記報道は、正規と非正規の割合などが出ていないが、想像するに非正規労働者に集中しているとみる。「民事上の上司」は経営から5年以内に辞めさせろ≠ニいう特命を受けているだろう。辞めさせるにはどうしたらいいか。一番安易な方法は、自ら辞めてもらうことだ。

 辞めてもらうための実践形態がパワハラである。パワハラが横行する根底に「5年以内に辞めさせる」という企業にとっての命題≠ェあるのだ。その反映がパワハラの増加・横行だし、水面下はもっとすさまじいものがあると言える。メディアは、そこにもっとスポットを当てるべきだ。

★脈絡のないきょうの一行
中国海軍とロシア軍の艦艇が接続水域に接近(防衛相)。出来過ぎており、ヤラセっぽいなー。
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2016年06月08日

11345 これは放射能のバラマキだ

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
16年06月08日
11345 これは放射能のバラマキだ

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 全く想像力のない人たち(政府)である。原発汚染土を工事に使うというのだ。呆れかえってモノを言う気も失せそうだ。「毒薬」をコンクリートに包み込めば、使用してもいいということであり、ヒトの健康は微塵も考えていない。

 この人たちは放射能の恐ろしさを知らないのだろうか。厚さ50センチ以上のコンクリートで覆えばいいという。チェルノブイリで何が行われているのか、その被害が30年以上経った今でも広がっている事実を知らないのであろうか。

 国民のいのちを省みない手法を、平然と実行しようというその心。先の戦争法(安保法制)で自衛隊員と国民を危機に陥れる手法と全く同じだ。これは放置できない。原発ノー・再稼働ノーの声をさらに強めるとともに、こんな理不尽な行為を許さないたたかいを強める必要がある。何よりも自分と自分たちにつながる未来のために。いや、未来の人々のために。

                           ◇=◇=◇
<福島原発汚染土>公共工事に利用 一定の条件と対策の下で
毎日新聞 6月7日(火)21時53分配信


 東京電力福島第1原発事故に伴う除染で出た汚染土の再利用について、環境省は7日の有識者検討会で、一定の条件と対策の下であれば放射性物質の濃度が1キロ当たり8000ベクレル以下の土を公共工事に使えるとの方針を示し、了承された。近く正式決定し、福島県の内外で再利用を進めたい考えだ。

 環境省は、汚染土の用途ごとに建設作業員や一般住民の被ばく線量を推計。例えば、1キロ当たり8000ベクレルの汚染土を盛り土に使う場合、厚さ50センチ以上のコンクリートなどで覆えば、1メートル離れた場所で常時過ごす人の年間被ばく線量を0.01ミリシーベルト以下に抑えられると試算。健康に影響はないとした。

 原子炉等規制法では、放射性廃棄物が制限なく再利用できるのは同100ベクレル以下。今回環境省は、再利用する場所が長期間掘り返されない道路や防潮堤などで、管理者も明確な公共工事に限定するため、問題ないと説明。放射性物質汚染対処特別措置法にならい、一般廃棄物として処分が可能な同8000ベクレル以下を基準とした。今後、福島県南相馬市で再利用の実証実験をする。

 土を含む除染廃棄物は最大2200万立方メートル発生すると見込まれ、環境省は再利用してできるだけ減らしたい考え。残りは福島県内に建設する中間貯蔵施設に保管し、2045年3月までに同県外に運び出す計画だが、最終処分先は決まっていない。【久野華代】
                           ◇=◇=◇

★脈絡のないきょうの一行
舛添東京都知事、いよいよ死に体。それでも続ける? そりゃゾンビだよ。
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2016年06月05日

海外旅行・アメリカ(1994年)@

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年06月04日
海外旅行・アメリカ(1994年)@

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 女房と長女、家族3人で初めてアメリカへ行った。1994年8月6日〜14日。ニューヨーク4泊、ワシントン3泊、機中1泊の8泊9日。長女の正子が27歳。勤めていた銀行がバブル崩壊で倒産するかどうかの時期だったが、本人はどこ吹く風。独身謳歌の感じ。おれと2人で当時市ヶ谷にあった富士国際旅行社に行き、航空券とホテルの手配を頼んだ。1ドル80円という円高の時代、費用はバカ安だった。

 ケネディ空港へ迎えに来た現地ガイドの車はリンカーンだった。ホテルはパーク・セントラルホテル。着いた夜はオプションで「マンハッタンの夜景とジャズナイト」。夕景を見るため行列してワールド・トレード・センター展望台へ。このビルが8年後にテロで崩壊するとはねえ。世の中先は分からない。

 ダウンタウンのジャズレストランでテナーサックス、ピアノ、ベース、ドラムによるスウィングジャズ。ご機嫌でホテルに帰る。7日の朝食はバイキング。女房と正子のよく食べること。午前はメトロポリタン美術館。ばかでかい建物だ。ピカソ展をやっていた。近代美術館へも行った。こちらはモダンアートだ。夜はホテルの近くを散歩。ハードロックの店で正子がTシャツを買った。おれは退屈。

 8日はフェリーに乗って自由の女神像とエリス島へ。船から見るマンハッタンは圧巻だった。エリス島は移民受け入れ検査をしていたとかで当時の建物が残っていた。自由の女神は近くで見ると何の変哲もない巨大な建造物に過ぎない。午後はマンハッタンに戻って、ファーストフード店で昼食。ハンパークセットを3人前とったら量が膨大で食べきれない。おれ、ビールがないのが不満。

 8日夜はまたオプションで「エンパイヤステートビルの夜景とイーストリバーでのディナー」。女どもはおめかし、おれもジャケットを着てネクタイを締める。綺麗な夜景を見て、川畔のレストランへ。メインディッシュはロブスター。半端な量ではない。おれ、ワインをワンボトル空けて気分最高。

 ニューヨーク4日目は午前中、プロバスケットの試合をやるマジソンスクエアガーデンへ。途中街かどの噴水に虹がかかっていた。ガーデン内ツアーというのがあって陽気な黒人ガイドが説明しながら館内を回る。ニューヨークニックスフアンの正子は選手のロッカーを見せてもらって大喜び。

 (明日5日から5泊6日で台湾ツアーに行ってくる。10日まで本ブログはお休みだ)

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2016年06月03日

増税延期と国民のたたかい

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年06月03日
増税延期と国民のたたかい

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 6月1日、安倍首相は消費増税再延期を表明した。「首相 増税再延期表明」「『約束と異なる判断』」「『参院選で信を問う』」「アベノミクスに限界論」(6月2日付『毎日』)。『毎日』はこの首相表明について、有権者に@賛否とAその理由を聞いて結果を同日付社会面に載せている。

 7人の意見は、賛成が4人で反対は3人。主婦や会社員は賛成、社会保険労務士や介護施設職員が反対している。家計から見るか社会保障の面から見るかの違いのようだ。そもそもこの設問自体が問題だ。もしおれに訊かれたらどう答えるか。まさか安倍表明に賛成とは言えない。しかし反対と言うと「では来年4月から消費税は10%にすべきというのか」となってしまう。答えようがない。

 増税再延期について共産党はどうか。『赤旗』見出しを拾う。「経済失敗の責任を世界に転嫁 首相会見で志位委員長」「消費税10%中止こそ」「各界連宣伝『庶民増税参院選で転換』」「失敗認めぬ首相 国民に語れぬ」「社会保障と消費税をリンクさせるのはやめよ 志位委員長が会見」。

 「(増税先送り表明は)消費税大増税路線の大破綻を示すものです」「参院選で問われるべきは、2年半の増税先送りの是非ではなく、国民生活を破壊し続けてきたアベノミクスと消費税増税路線です」(3日付『赤旗』解説面)。まさに正論だが、では「増税先送りの是非」は論じなくてもいいのか。

 国民の関心は来年4月に迫った消費増税がとりあえずなくなったということではないだろうか。増税を強行したら日本経済は破綻することを国と安倍首相自らが認めなくてはならなかったのである。リーマンショック云々などと言うのはたんなる言い逃れに過ぎないことは本人が一番知っているはずだ。

 では安倍首相に代表される消費税増税勢力に実施延期を決断させたのは誰か。おれは消費増税に反対する国民的運動の力も大きかったのだと思う。あの自説を曲げずに突っ走ることを信条としている安倍晋三を一時的かも知れないが後退させたのである。誤解を恐れずに言えば、国民の運動が増税延期をたたかいとったのである。この観点を安倍政権とアベノミクス批判の運動に結び付けられないものだろうか。

 戦争法廃案へ向けて市民運動が強まっているように、経済の分野でも国民の運動が巻き起こることが必要ではないか。今度の増税延期はそのきっかけになると思うのだがどうたろう。
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2016年06月02日

11344 熊本(九州中部)地震F

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
16年06月02日
11344 熊本(九州中部)地震F

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 阿蘇神社は阿蘇市民、熊本県民のこころの拠り所の一つだという。ここまで崩壊してしまうと、メンタル的にも影響を与えるのではないか、そんな気がしている。阿蘇神社から熊本に戻ろうということで、豊後街道と呼ばれる国道57号線を走った。

 ところがこの道は崩落した阿蘇大橋の近くを通るため想定どおり、通行禁止となっていた。少しバックして、う回路に入った。国道から入ったすぐの踏切近くに列車が止まっているのを発見。どうも傾いているようだ。車を道路わきに寄せてそれを見に行った。

 豊肥線「赤水駅」が見えている。1両は駅ちかくに、もう1両は踏切の向こう側に止まっていた。駅近くの車両は脱輪して傾いている。写真1、2でその様子が分かる。車輪がレールに乗っていない、この光景は珍しい。

 写真3は、脱輪の瞬間に強烈な力が働いたのだろう、レールが曲がっている。そのレールの下にある木製の枕木が千切れ飛んでいる。あの強固なはずの枕木が千切れるほどの力がかかったことになる。これはすごい。写真を撮っていると、年配のご夫婦がやってきた。

【写真1/止まったままの列車】
160602-1.jpg

【写真2/脱線部分(進行方向右車輪)】
160602-2.jpg

 話をしてみるとご主人は鉄道のことに詳しい。「私は撮り鉄(鉄道写真のマニア)ですよ」と笑っていたが、かつて鉄道員だったという。そのご主人の話。「1回目の地震のとき、2両編成の列車は赤水駅で足止めとなった。しばらくして試運転をしようということで、動き出した。そこに2回目の地震が襲ってきて脱線した」というのだ。

 「転覆しなかったのはラッキーだった。運転士は怖かっただろう。列車の1両目は、踏切内に止まり、車の邪魔になるというので少し動かした」という。上記写真の向こう側に見えるのがそれだ。

 もっとすごいと思ったのが下の写真3だ。

【写真3/千切れた枕木】
160602-3.jpg

 脱線するときに力が加わったのだろう。レールが曲がっておりその下の枕木が千切れている。枕木が千切れるほどのエネルギーはすごい。列車が脱線や転覆するとき、このような想像を絶する負荷がかかるのだ。これは記憶にとどめておきたいものである。

 未だにこの列車のために豊肥線は動いていない。地震の爪痕の一つとして記憶にとどめておきたいものだ。帰路に益城町町役場の前を通った。道路の向かい側の文化会館の駐車場で、夕食の支度だろうか炊き出しが始まっていた。一日つきあってくれた従姉妹の娘が住んでいる駅近くで彼女を降ろして、別れ。宿泊地の大牟田市でもう1泊して東京に戻った。車のメーターは、東京を出てから2,825qを記録していた。一人運転の最長不倒距離樹立であった。

 熊本の現地は、仮設住宅建設が遅れているようだ。早めの建設を願わざるをえない。揺れは小康状態になってきているようだが、被災者のみなさんが一日も早く、日常生活に戻ることが出来るよう念じてやまない。

★脈絡のないきょうの一行
北海道の男児不明事件。まるで神隠し。どうしたことだろう。

posted by マスコミ9条の会 at 21:38| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月01日

海外旅行・中国(1993年)C

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年06月01日
海外旅行・中国(1993年)C

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 25日、国内航空で西安から上海へ。こんなメモが残っている。
 (16:50)上海空港へ下降始まる。おれの中で固まりつつあるもの、出来たての星雲のように膨張しつつあるもの。47年の歳月を経て、二度同じ地を歩いたことへの安心感と惧れ。胃の膨満状態。一つゲップが出ると楽になるんだがなあ。喉元までゲップの泡が込み上げるのだが、また戻ってしまう。

 どうもすっきりしない心境だったらしい。上海は大都会で物騒な街だった。映画の山本さんと街を歩いていたらしつこく両替を迫られた。26日早朝、蘇州へ行く上海駅の雑踏で森下さんがポーチのチャックを開けられ400元も掏られた。森下さんは「これで社会主義国か」と怒っていた。

 蘇州は日本人好みの観光地。戦時中の日本がらみの遺跡があちこちにある。しかし運河の水は濁っていて、「蘇州夜曲」に歌われた寒山寺は何の変哲もない。観光地としての魅力は感じられなかった。16:50の列車で上海に18:15に着きレストランで夕食をとった。ホテルの部屋でまたもや大宴会。

 上海の人口は1300万人。うち10万人は大金持ち。労働者は都心に住宅を持ち郊外の工場に通勤する。朝夕の交通ラッシュは日本と逆だ。バス料金は1キロ5角(約30円)。一つの定期券でどの路線に乗ってもいい。ラッシュ時にはオートバイタクシーが便利だがぼられることが多い。

 メモをした中国語が面白い。汽車配件=自動車部品 えん樹=アカシア 自行車=自転車 公共厠所=公衆便所 牙具=歯ブラシ 堆土机=ブルドーザー 卡拉OK=カラオケ 富士皎巻=富士フィルム 利冷=ク―ラ― 肯徳基=ケンタッキー(フライドチキン) 酒家、酒亭、飯店=レストラン、ホテル

 おれたち一家が住んでいたのは「中華民国遼寧省遼陽県遼陽市遼陽日本人居留民会桜ケ丘支部東京街朝日町四の弐」。3歳から9歳というとおれが幼児から少年に成長する時期、自我に目覚める年齢だった。おれの人格形成の素になっているのではないか。。そんなことを考えさせられた中国ツアーだった。

posted by マスコミ9条の会 at 22:45| Comment(0) | 新聞報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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