2016年09月28日

労働者は終身雇用と平等社会を志向している

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年09月28日
労働者は終身雇用と平等社会を志向している

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 「労働政策研究・研修機構」(JILPT)という独立行政法人がある。理事長が元中労委会長の菅野和夫さんである。菅野さんとは都労委で、公益委員と労働者委員という間柄で10年ほど一緒に仕事をした。深夜までねばって和解を成立させたこともあるし、石播事件では二つの救済命令を出してもらった。

 そのJILPTが9月23日、2015年に行われた「第7回勤労生活に関する調査」の結果を発表した。副題に「スペシャル・トピック「『全員参加型社会』に関する意識」とある。調査目的=@勤労者の生活実態の把握、A日本型雇用形態などに関する意識、B生活満足度や社会のあるべき姿等への見方。

 調査の第1項は日本型雇用形態の特長の一つである「終身雇用」についてである。「終身雇用」の支持率は87.9%で99年の第1回調査時の72.3%を5ポイント余上回っている。中でも20歳代は99年時の67.0%が今回は87.3%だから20ポイントの上昇である。何を意味するかは明白だろう。

 次は「年功賃金」支持率だが、99年時の60.8%が76.3%へ、実に16ポイントもの支持率増である。20歳代で見ると56.2%が72.6%、30歳代も56.8%が72.8%と若者も年功賃金志向へと傾いている。安倍政権が吹聴する「成果型賃金」は支持されていないということだ。

 そのことがさらに顕著になるのは次の調査結果である。「日本が目指すべき社会」とは何か。@貧富の差の少ない平等社会、A意欲や能力に応じ自由に競争できる社会、このどちらを選ぶか。99年時では40.9対32.5でA、以後04年(42.3対30.6)まではAが多かったが、07年調査でそれが@43.2%、A31.1%と逆転する。今回調査では38.1対33.7と差は縮まったが傾向は続いている。

 26日に開会された第192臨時国会で安倍首相は「働らき方改革」を政策の目玉として推し進めようとしている。その基本理念は「成果追求型の自由競争社会」である。賃金は労働時間とか労働密度を物差しに決められるのではなく、あくまでも「労働の成果」が重んじられなければならない、というわけだ。

 そんな国の方針が強調される中で、今回の準政府機関・JILPTの「勤労者の意識調査」は明らかに反する。行革の的にされて菅野さんもろとも抹殺されないかと心配だ。それにしても新聞はじめ各メディアは何故こんな重要な調査結果を無視するのだろう。
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2016年09月27日

海外旅行・タイ(2000年)

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年09月27日
海外旅行・タイ(2000年)

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 その頃日本旅行社に勤めていた二女の桃子の企画・案内でタイのバンコクとサムイ島に行った。メンバーはおれたち夫婦と正子、桃子の家族4人。8月19日から25日まで、機中泊含めての6泊7日。19日の18:30に成田を発って22:45(現地時間)にバンコク着。宿舎のエメラルドホテルへ。

 翌日は朝から暁の寺院、エメラルド寺院などお寺中心の市内見学。午後、4人揃ってタイ式マッサージへ。1時間たっぷり揉まれてあれでいくらだったんだろう。夕食は桃子が調べた日本人に人気のある有名レストラン「レモングラス」。ビールだけでよしとけばいいのに、いい気になってワインを頼んだら目の玉が飛び出るほど高かった。夜のバンコクは渋谷と北千住をごちゃまぜにした感じ。治安はいい。

 21日14:40バンコク発のプロペラ機でサムイ島を目指す。サムイ島はタイ半島の東側で、西側のブーケットほど有名でないが西欧人に好まれるリゾート地だ(そう言えば4年後の04年12月、プーケット島はスマトラ沖地震の大津波で壊滅的打撃を受けたんだよな)。16:00、定刻にプロペラ機がよろよろという感じで着陸に成功すると同乗のアメリカの青年たちが盛大な拍手をした。おれたちもつられて手を叩いた。

 サムイ島のコテージ風のリゾートホテルに3泊したが、正直言って退屈した。ホテルのプールはビキニの西洋人が占領していておれなんか場違いの感じ。女房と正子は市内に繰り出してせっせと買い物、桃子はスキューバダイビングと忙しい。おれはひねくれて昼寝ばかりしていた。楽しみはディナーのビールとワインだけ。

 23日、サムイ島最後の夜はホテルの屋外レストランでスペシャルディナー。タイの民族舞踊を鑑賞しながらの食事。踊り子の手の動きがしなやかで色っぽい。写真をぱちぱち撮る。いつも旅行に持って歩くテープレコーダーを忘れてきたのが惜しい。女房も2人の娘も雰囲気に満足したみたいだ。

 24日は12:00にホテルをチェックアウト。市内で昼飯を食べ、夕方サムイ空港へ。17:50発のプロペラ機で19:10にバンコクに着き、そこで3時間ほど時間を潰して22:30、成田に向けて飛び立つ。その夜は機中泊で、成田着は25日06:20。よく眠れたので気分がいい。

 娘たちとの家族4人の旅行は気が楽ではあるが退屈する。友人たちとの旅のように、酒を飲んで夜遅くまで議論するというようなことがないからだと思う。ま、その方が健康にはいいかも知れないけどね。

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2016年09月25日

閑話休題(32)

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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2016年09月25日
閑話休題(32)

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 秋の長雨はまことに鬱陶しい。春分の日の22日、横浜の娘のところへ1泊して孫たちとプロ野球(横浜球場のDeNA対ヤクルト戦)を観に行く予定だったのに雨で中止。小学3年と3歳の孫はいたずら盛り。家の中で大騒ぎするのにつき合ったら足腰がぎしぎし悲鳴をあげた。嬉しい悲鳴だけどね。

 昨日のロッテ対オリックス戦。雨で午後2時の開始時間が42分遅れた。小雨の中を無理やりプレーボール。ロッテのエース石川が崩れて、8回までで3対1。もう勝ち目がないので大相撲にチャンネルを切り替えた。ちょうど豪栄道対玉鷲戦の仕切り中。この対戦で豪栄道が勝てば秋場所の優勝だ。

 勝負は豪栄道の寄りきりであっけなく決まる。優勝インタビューで初優勝の豪栄道が涙するのを見てから、あまり期待もせずにチャンネルをプロ野球専用チャンネルに戻す。9回裏ロッテの最後の攻撃。一死一塁で打者は8番の中村。「ああこりゃダメだ」とおれはため息。中村は打率1割台で不振中だ。

 ところがびっくり。ファールでさんざん粘った末、オリックス抑えのエース平野の12球目を見事にレフトオ―バ―のホームラン。これで同点。あとはロッテペースで、10回裏サヨナラ勝ち。雨模様を吹き飛ばす快挙だ。ロッテの快勝で雨雲が吹き飛ばされたせいか、今日は久しぶりのお天道様。清々しい。

 これでロッテは2年続けてクライマックスシリーズ出場決定だ。去年は2位の日本ハムにあっさり敗退したが、2010年は3位からのし上がってついに日本一になった。下剋上とも言われた。今年はどうかな。

 8月の末頃から左の肩に痛みが生じてずっと続いている。畳の上で左肩を下にして昼寝していて体重がかかり骨か筋肉がどうにかなったのではないか、というのがおれの診断だ。高血圧の定期検診の折、主治医の三浦先生に訴えたのだが「50肩でしょう」と軽く言うだけ。「えっ、もうすぐ80だよ」と抗弁したが塗り薬の処方箋を書いただけ。それが全然効かずにますます酷くなり、夜も痛さで目が醒める。

 春先あんなに花を咲かせ青い可愛い実が鈴なりだった我家の柿が、夏中落果し続けていまや十数個になってしまった。今朝もほんのり色づいた柿の実が庭に落ちていた。数年前までは食いきれないほど収穫できたのに一体とうしたのだろう。毎年植木屋さんに枝落とししてもらっているのに。肥料のせいなのかな。老木になったからかな。そういえばこの家も築46年になる。おれは来年80歳だ。
 
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海外旅行・イタリア北部(1999年)D

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年09月243日
海外旅行・イタリア北部(1999年)D

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 「はいそれでは横田さん」。横田「素晴らしい旅でした。まだローマの3日間が残っています。よろしく」。「真面目な感想ですね。次はビバ・スガノ」。菅野「トリュージャナカダビバジャポーネ。それでですねおいしいのはヴィノロッソ、ビアンコ。みんな元気よ」。ここで際限なく続く馬鹿話に愛想を尽かした女性陣が退散。

 「これから徹夜で飲みましょう!ウソです」。小倉「以上皆さんのカンソーネでした」。「それでは満天の星とお月さまを相手にロッソロッソ飲みましょう」・・・「深夜の街を探険してきた萩原さんが戻ってきました。どんな冒険があったのですか」。萩原「もう道が全然分からなくて、露店の花屋で道を訊いてやっと帰ってきました。なにしろ歩きっぱなし」。「それじゃイロケも何もないじゃない」。

 萩原「ホテルのフロントで部屋番号言ったらカギがない。11階まで上ったがドアが開かない。またフロントまで降りて『マイフレンドノ―』と言ったら10階のバ―にいるという。初めからそう言えばいいのに」。「うまいね、このロッソ。渋さが何とも言えない」。――この深夜の宴会は楽しかった。しかし参加者8人のうち佐藤、小倉、菅野、横田の4人がその後10年を経ずして幽界へ旅立つ。無常だね。

 21日午前はヴァチカン見学。ミケランジェロの壮大な天井画が凄い。サンピエトロ寺院、コロッセオ、カラカラ浴場、真実の口などを巡ったが途中で激しい雨。それでもコロッセオに入場してスパルタカス時代の往時を偲んだ。真実の口に右手を入れて「ギャー」と叫んだのだが皆にはあまり受けなかった。

 「10月22日金曜日。ローマ最後の日です。スペイン広場の階段を上ってきました。上から見下ろすとローマの街が広がっています。今日でイタリア旅行も終わりです。のんびりと12日間、意義のある旅行でした。やはりヴェネチアが一番よかったかな。あそこの風景は格別だからね。フィレンツェは美術館ぐるぐる見て回って、それなりに勉強にはなったけれども、ちょっと疲れたな」。

 23日朝ローマからミラノへ飛び、乗り継いで成田へは24日8:55に着いた。おれはこの旅行で会計担当を務めた。皆から3万円ずつ集めてレストランの支払いや、美術館の入場料などに充てた。この会計業務が結構大変で、ホテルのロビーや空港待合室などで電卓をたたいた。おれはその後海外ツアーを企画したが、このイタリア旅行の経験と苦労が活かされていると思っている。
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2016年09月23日

海外旅行・イタリア北部(1999年)C

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年09月23日
海外旅行・イタリア北部(1999年)C

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 フィレンツェ最後の19日は市内観光とウフィッツイ美術館。ウフィッツイは予約が必要。前日一晴さんと予約窓口に並んだのだが夕方5時からしか取れなかった。鑑賞時間が制限されるが仕方がない。早めに美術館のあるアルノ河の畔に行き、ガイドブックにそれぞれ見たい絵のある部屋番号を記入した。

 ここも大半が宗教画で、おれが見たいと思った現代画コーナーは修復工事とかで閉鎖中。がっかり。早足で展示フロアを巡り疲れたので出口のベンチで皆が出てくるのを待った。女房も含めおれ以外は至極満足そう。文化的素養の違いなのかな。美術館を出る。アルノ河にポートが一隻金色の夕陽を浴びていた。

 夕食は一晴さんと鴨川さんが苦労して探したという市内のレストランへ。皆それなりに正装してかしこまっている。おいしい料理とワインで満腹したがそれでも1人5000円ほど。日本で食うより安い。隣の席の紳士淑女と仲良くなり一晴さんがフランス語で会話。どうやらロシアのマフィアだったらしい。

 20日は移動日。フィレンツェを朝早く発ってピエンツアー、アッシジに寄って夕方ローマ。アッシジは数年前に大地震に遭い教会をはじめ多くの建物が損壊した。いまその修復途中。市内見物の最中に大粒の雨に見舞われる。ローマの市内に入ると極端な渋滞でバスが一寸刻みでしか進まない。往生した。

 夕食はホテル近くで韓国料理。久しぶりのアジアの食べ物と飲み物にすっかりご満悦。夜の街をおっかなびっくり散歩した後、11時頃からホテル10階の庶民的なテラスバーでわいわいと飲む。

 「夜の11時、ホテルのテラスバ―。カンパーイ。それではイタリア9日目の感想を皆さんで述べてもらいます。まずは大井さんから」。大井「9日目の感想?大変おいしかったね韓国料理が。なんでローマで韓国料理に感激しなけりゃいけないか、分からねえけど。すべてよかったね。風邪も治ったし」。

 「それでは小倉さんの感想を」。小倉「ビバローマ」。「それでは鴨川さん」。鴨川「今日はあったかいワインを飲みたくて、ホットと言ったらちゃんと出してくれたね」。「そのあったかいワインは何と言ったっけ」。佐藤「ヴィノ・ロッソ・カルド」。「カルドのつくり方がいいよね。変な所にグラスを突っ込むとジャーと出てくる」。大井「変なとこじゃねえよ」。佐藤「蒸気の間の管を通らせて温める装置です」。
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2016年09月20日

11486 友人の解雇E止――評議員会に理事解任の権限なしU

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
16年09月20日
11486 友人の解雇E止――評議員会に理事解任の権限なしU

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 A法人の定款にもどろう。第7条1項は「理事は、評議員会において選任し、理事長が委嘱する」と定めている。つまり評議員会は理事を『選んで』『任命する』ことが一つの仕事である。ところが、他のどの条文を読んでも理事の「解任」や「罷免」について、評議員会の権限はないし、定款にはその規定が存在しない。

 かろうじてそれに触れると思われるのは、同定款17条の評議員会の審議事項のなかに「その他、この法人の業務に関する重要事項で、理事会において必要と認めるとき」という規定があることだ。しかしこれは業務に関するもので、どう拡大解釈しても理事の解任や罷免を行えるとは読めない。

 ところが、6月25日に理事会と並行して開かれた評議員会で緊急動議≠ニしてBさんの解任が提案されたのである。これは不可解である。解任や罷免の権限のない人が、解任提案の緊急動議を出したのである。

 これをたとえるなら(最近はクレジットカードでOKだが)、お金のない人が買い物をするようなものだし、選挙権のない人が、選挙に行くようなものである。

 これを強行した人たちは言うだろう。「選任できるのだから、解任もできる」と。これは暴論である。すでに触れたが施設長の解任は理事会(長)に権限がある。施設長は「理事長が任免する」と規定している。「任免」とは「任命と罷免」ができることを規定しているからだ。

 もし評議員会に解任や罷免の権限があるとすれば、定款に施設長の規定同様に「評議員会が理事を任免する」と規定するはずだ。そうなっていないのは、社会福祉法の精神から前述したように「理事会のフリーハンド」を保障しているのである。が、すべてがフリーかというとそうでもない。一方で定款は「業務に関する重要事項」については、議論の対象と定めているからだ。

 以上みてきたように、@本人不在の入院中の議決は社会的・道義的に許されないA定款の議決規定からも施設長の解任は不成立B理事(長)の解任も評議員会にはその権限がなく、無効――である。

 今どき、こういう理不尽は珍しい。強行した理由をA法人はいろいろ言うかもしれない。理由があったのであれば、それは話し合いで決する事柄だ。社会福祉法は議決のハードルを高くしているが、それは法の精神からみて当然のことである。

 9月18日に、地元市民を中心にこの事件の真相を求める「対策会議」が発足した。私も50年を超えるつきあいのあるBさんの友人の一人として、その会員に名前を連ねたが、相手が誰であろうとも理不尽を看過するわけにはいかない。(この項、終わり)

★脈絡のないきょうの一行
納付率が60%程度に低迷している国民年金。強制納付を強めるというが、どこかヘンだぞ。
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2016年09月19日

11485 友人の解雇D――評議員会に理事解任の権限なしT

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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16年09月19日
11485 友人の解雇D――評議員会に理事解任の権限なしT

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 事件が起きて、私がBさんに最初に要求したのはA法人の「定款」を見せて欲しい、ということだった。それを読んでみて疑問に思ったのは、評議員が理事を選ぶという規定はある。が、その評議員を誰が選ぶのかという規定がなかったことだ。(※注・社会福祉法人は、法律で評議員会と理事会を設置することが義務づけられている)

 評議員は誰が選ぶのかをBさんに問い合わせたが、行政もその問題に疑義をはさむことなく、ゆるやかに「あなたにお願いしたい」という形でその法人内で人選が進められたという。株式会社ではないから株を持っている人が選ばれるわけでもない。ていたらくに言えば身近な適当な人にやってもらう≠ニいうことになろう。だとしたらこれでは、あまりにも緩やかすぎる。

 そこで、もしやと思い社会福祉法を初めて紐解いてみた。正解だった。それを読みながら私は、自分の「社会福祉」に関する考えがいかにいい加減であったかを思い知らされた。

 同法1条は、「目的」として「この法律は、社会福祉を目的とする事業の全分野における共通的基本事項を定め、社会福祉を目的とする他の法律と相まって、福祉サービスの利用者の利益の保護及び地域における社会福祉(以下「地域福祉」という。)の推進を図るとともに、社会福祉事業の公明かつ適正な実施の確保及び社会福祉を目的とする事業の健全な発達を図り、もって社会福祉の増進に資することを目的とする。」と述べていたのだ。

 考えてみれば分かりきったことで、社会福祉法によって保護されているA法人はこの目的に沿った運営が求められているのだ。ズバリ、営利ではなく社会福祉の健全な発展を目的としたものである。したがってこの目的に同意し、社会福祉に関心のある人は選挙などの手続きを経ることなく、理事や評議員になることができるのである。

 確かにA法人の定款の『評議員の資格』の項目には「社会福祉事業に関心を持ち、又は学識経験ある者で、この法人の主旨に賛同して協力する者」とだけ規定している。これは確かに社会福祉法の理念にかなっている。

 あわせて、営利に走ったり特定の個人の利益を規制するために、評議員の数は施設で働いている人(賃金を受けている人)の3分の1を超えてはならないし、定款には「その家族その他特殊の関係がある者が3分の1を超えて含まれてはならない」と施設利用者の家族などに関係ある人を制限しているのである。

 この考え方は実に合理的である。「社会福祉の健全な発展」を目的とした法律に基づいて設立される社会福祉法人は,営利を追求することのない運営の在り方を定めているのだ。したがって、評議員はボランティアであるし、社会福祉に関する一定の知識や経験を持った人でなければ就任できず、選挙で選出するなどの規定は不要なのである。

 前説(まえせつ)が長くなってしまって恐縮だが、評議員会が設置される理由と、その在り方を社会福祉法の立場から知っていただきたかったためである。その評議員(会)は、理事を選任することはできるが、「解任」の権限を有していないのである。

 それは、施設の運営にあたって、営利を求めないことを前提とした理事(会)に、フリーハンドを持たせるための保障であり便宜≠ナもあるのだ。前述した合理的に定められているというのはこのことである。したがって、社会福祉法人の理事(長)が解任されるような事態は、かつてどこの法人にもなかったと推測できる。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
米政策研究機関「外交問題評議会」が、北朝鮮空爆の可能性を提言。知恵がなさすぎる。
posted by マスコミ9条の会 at 18:39| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月18日

福岡高裁那覇支部多見谷裁判官に注目

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年09月18日
福岡高裁那覇支部多見谷裁判官に注目

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 前回ブログで福岡高裁那覇支部の多見谷寿郎裁判官を「年齢は分からないが若いのだろう」と書いたが大いに認識不足だった。1984年4月に大阪地裁判事補で任官した57歳。判事補から判事に昇格したのが94年4月で任地は東京地裁。以後宮崎、福岡、名古屋、千葉と異動しているが東京が一番長い。

 福岡高裁那覇支部に赴任したのは2015年10月30日付。国が翁長知事を相手取って「辺野古代執行訴訟」を提起する半月前のことだ。11月18日付配信の琉球新報デジタル販は「多見谷氏、辺野古代執行訴訟指揮へ」「成田訴訟など担当」と報じている。多見谷氏は千葉地裁当時、成田空港会社が土地所有の男性と交わした賃貸契約を一方的に破棄し土地を取り上げることを容認する判決を出したという。

 同年11月19日付配信の日刊ゲンダイデジタル版は「安倍政権が露骨な人事」「沖縄代執行訴訟に体制寄り″ル判官」とのタイトルで「判決は住民寄りではない」「体制寄りの判決を下す、ともっぱらの裁判官です(司法ジャーナリスト)」「そんなヒラメ裁判官が、よりによってこのタイミングで那覇志部長に就いたのだ。県民じゃなくても『怪しい人事』に見えてしまう」と指摘している。

 まったく三権分立をないがしろにする国の人事発動だが、多見谷寿郎の経歴をネットで調べていてオヤッという事件が目に付いた。彼は01年4月1日から04年3月31日まで東京地裁判事を務めているのだが、この在任期間中に石川島播磨賃金身分差別(武蔵工場)事件を担当していたのである。

 1999年暮れに提訴した同事件は審理中の02年10月、会社作成のマル秘文書「ZC管理名簿」が明らかになり朝日新聞が紙面に取り上げた。ZCとはコミュニスト・ゼロの意で露骨な思想差別文書だった。この文書が裁判所に提出されるや担当の多見谷裁判長は即座に和解を勧告し、渋る会社側を話し合いのテーブルにつけさせた。それからの和解交渉は争議団ペースで進み04年3月、和解成立に至った。

 和解内容は争議団の完全勝利であった。この事件で多見谷裁判長は何故強引に和解を推し進めたのか。マル秘文書で会社が妥協を強いられることが分かり切っていたのに・・・。そこには一企業のメンツとか労務政策への支障などを犠牲にしても事を納めるべきだとの判断があったと見るほかはない。

 石播は軍事産業の中枢を担う国策会社である。これ以上紛争を長引かせたくないという国の意向が働いていたように今にして思う。沖縄の今後と多見谷寿郎の動きに注目していきたい。
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11484 友人の解雇C――数字のまやかしU

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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16年09月18日
11484 友人の解雇C――数字のまやかしU

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 この議決にBさんは書面といえども権利はない。定款は別の項目で「理事会の議決について、特別の利害関係を有する理事は、その議事の議決に加わることができない。」という規定があるからだ。これは後に触れるが合理的な規定である。

 Bさんはこの規定の『利害関係者』に該当するから、議決には加われない。したがって、議決権が存在するのは理事6人中の5人であり、前出議事録を正しく記載するならBさんの施設長延期についての議決は、投票権モノはき5人だから「議長保留1、承認1、反対2、保留(書面)1」とするのが相当である。

 この数は一目瞭然で、施設長の延長承認に賛成も反対も過半数の4に達していないことが分かる。この採決結果は、野球などのスポーツでいえば「引き分け」あるいは「延長線」であるし、マージャン用語を借りれば「流局」ということになる。すなわち、賛成、反対ともに過半数に達していないのだ。したがってこの議案については延長線≠ヘあり得ないので、議決不成立で『継続審議』あるいは『保留』が相当である。

 ところが、議事録は施設長の延長について前出のように「承認1名、保留(書面)1名。承認賛成が1名のため否決された」と説明しているだけ。この項の冒頭で述べたが、私も完全にこの数字に騙された一人である。「賛成が1名だけだったら施設長延長を拒否されても仕方がない」と。ところが、定款に定めた施設長延長否決に必要な「過半数」に達していなかったのである。

 この議事録は市当局に提出し、受理されたらしい(らしい、というのは市に未確認だから)。恐らく市の担当者も騙されたことと思う。こういう数字のまやかしが仮に許されるのなら、「反対2名、保留(書面)1名。承認反対が過半数に達せず、施設長延長の承認は可決された」と、議事録とは真逆の記載をすることも可能になる。実に恣意的で悪質な否決議事録≠ニしか言いようがない。提出された議事録は記載漏れというより議決の改ざんと断言できる。いやいや、これは犯罪だ。

 したがって、Aさんの施設長解任は議決の上からも無効だが、こういう方法で出席した理事を愚弄し、行政をも騙すことを考えた人はすごいと思う。その知恵をぜひほかのところで活かしてもらいたいものだ。

 施設長解任のインチキ性を述べてきたが、次は理事(長)解任問題である。こちらもまた、定款にない方法で解任を決めている。この説明も、社会福祉法の精神に立ち戻らなければならず、やや、複雑になるがご容赦願いたい。(次号につづく)

★脈絡のないきょうの一行
沖縄・辺野古新基地訴訟、想定通りの判決。権力(行政)と権力(司法)の合作、むべなるかな。それでも沖縄県民は闘う。

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2016年09月17日

ますます固まる沖縄新基地絶対阻止

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年09月17日
ますます固まる沖縄新基地絶対阻止

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 福岡高裁那覇支部の多見谷寿郎裁判長は16日、翁長知事の辺野古新基地承認取り消しを違法と断定した判決を言い渡した。この裁判を国が提起したのが今年7月22日、わずか2ヵ月足らずの審理期間。異例の速さであり、いま沖縄・高江で行われている凶暴な住民弾圧と軌を一にする不当判決である。

 国と沖縄県の辺野古新基地をめぐる争いの経過を見てみよう。14年11月16日の知事選で翁長知事が圧勝。15年10月13日、前知事が行った辺野古新基地建設のための宜野湾埋め立て承認措置を取り消した。これに対して国は11月17日、埋め立て強行を可能にする代執行を提起する。その提起先が福岡高裁那覇支部であり、担当が多見谷裁判官だったのだ。年齢は分からないが多分若いのだろう。

 この多見谷裁判長が言い出したのが「国と県との対等な話し合いによる解決」という和解である。いろいろ問題があったが、翁長知事も話し合い解決を決断してこの和解勧告をのんだ。国も和解に応じて代執行訴訟を取り下げた。さあこれで話し合いが始まるのかな、と期待したが国は事実上協議を拒否する。

 国は和解成立の4日後、今年3月7日に翁長知事に対し「埋め立て承認取り消しの撤回」を求めて是正指示を出す。話し合いでなく、指示・命令によって埋め立てを強行する構えである。そんなやり方に降参するわけにはいかない。県は国地方係争処理委員会に「国の指示」の適否を問い質した。ところが係争処理委員会は6月17日、適否を判断せずに無責任にも審査終了としてしまう。

 国は係争処理委員会の審査終了を待っていたかのように「国の是正指示に従わない知事は違法」という理由で「違法確認裁判」を福岡高裁那覇支部に提訴、それが7月22日。担当裁判官は前の裁判で和解を勧告した多見谷判事だというわけだ。普通自分がまとめた和解だから、それが実行されたのか、話し合い解決の努力がなされたのかを検証すべきなのに彼はそんな忖度は一切しない。判決へ一直線だ。

 彼はもっぱら仲井真前知事の埋め立て承認措置が適法か違法かを判断。「適法」ならそれを取り消した翁長知事の措置は「違法」だというわけだ。こんな論法で沖縄県の苦悩が分かるわけがない。

 労働委員会はもちろん普通の民事訴訟でも、一度和解で訴訟当事者が合意したなら同じ内容の訴訟を提起してもその取扱いには慎重になるのが常識だ。今回の多見谷裁判官のような拙速で無責任な態度は許されない。それとも最初から国側と示し合わせた「デキレース」だったのか。いずれにしても翁長知事は「絶対に辺野古基地は造らせない」と決意は固い。沖縄県民とともにこの決意を断固支持する。
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11483 友人の解雇B――数字のまやかしT

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
16年09月17日
11483 友人の解雇B――数字のまやかしT

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 どこが誤謬でウソか。まず、施設長の解任問題から考えてみたい。以下、やや難解になるので、重要部分を青字で表記したい。

 A法人は前述したように4つの施設を抱えており、それぞれの施設に長を置いている。Bさんはその一つの施設の長であった。各施設長の任免はA法人の定款第12条の2項で「理事会の議決を経て、理事長が任免する」と規定しており、理事会が任免権を有していることになる。

 施設長の任命に関する事務的手続きがこの間あいまいになっており、65歳を超えたBさんを含む2人の施設長のそれまでの追認(確認)と、理事会が開かれた6月25日以降の施設長の延長承認(任命)をおこなうことが議案としてあげられており、後者の議案のとき、Bさんは不当にも拒否され解任扱いとなったのである。

 理事会における議事の決し方について、A法人は定款で定めている。第9条7項で「理事会の議事は、法令に特別の定めがある場合及びこの定款に特段の定めがある場合を除き、理事総数の過半数で決定し、可否同数のときは、議長が決する。」としている。

 そこで、Bさんの施設長の「任期延長承認議案」の議決についてだが、議事録には「承認1名、保留(書面)1名。承認賛成が1名のため否決された」と記載されている。延長について、賛成が1人しかいなかったから否決されて解任になった、というのである。この議決結果が市に報告され、Bさんは解任扱いにされたのである。

 率直に告白するが、理事会で施設長の延長に賛成したのは1人だけだったのなら、入院中の社会的・道義的問題はあるが、それを別にしたら解任はやむを得ないな、と私は考えていた。ところが、A法人の定款を改めて精査してみると、そうではないことが分かったのである。この採決結果の数字に誤りはないのだが、結果に対する評価が誤謬に満ちているのだ。いや、意図的に議事録を改ざんしていたのだ。

 賢明な方ならお気づきだろう。議事録の表記に重大なものが欠落していることを。そう、施設長の延長承認に反対した人の数が記載されていないのだ。

 A法人の理事の定数は、社会福祉法にもとづいて6人となっている。6人の過半数は4人であることは小学校の低学年でも理解できる。議決が行われたこの日、理事のお一人は体調不良で欠席、施設長延長に関する議決について、この理事の扱いは「保留」となっている。Bさんも入院中で欠席し、事前に文書でもう一人の施設長も含めて、延長に賛成であることを表明している。

 そこで、ここからが問題だ。この日の理事会の出席者は4人であった。出席者の意思をつぶさにみてみると、「議長保留1、施設長の延長に反対2、賛成1」となるのである。(以下次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
民進党・蓮舫執行部の幹事長に前首相の野田佳彦氏。曰く、蓮舫の名前にちなんで蓮(はす)の根っこ「レンコンになる」と。気をつけて! レンコンにはアナがある。
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2016年09月16日

海外旅行・イタリア北部(1999年)B

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年09月16日
海外旅行・イタリア北部(1999年)B

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 ヴェネチアには13、14、15日と3泊した。13日は夕方に着いて夕食はピザとワイン、食後水上バスでサンマルコ広場へ。広場を一巡りしてホテルまで歩いて帰った。14日午前、午後を使って市内見学。サンマルコ寺院、アカディミア橋と美術館、グッケンハイム美術館など。サンマルコ寺院の壁面に書かれた世界最大の絵画「天国」に圧倒された。屋外カフェの昼飯がワインともどもおいしかった。

 夕食後はゴンドラセレナーデ。船着き場はサンマルコ広場の端っこ。3漕のゴンドラに分乗して運河を往く。おれたちの船に2人の楽員が乗る。アコーディオンの伴奏でカンツォーネからロシア民謡まで。おれにはちょっとうるさく感じられた。ホテルに帰ってビアンコとロッソ計6本飲んで盛り上がる。

 翌日の小型船による島巡りは昨夜のワイン酔いが残っていて嘔吐に悩まされた。ガラス工場のあるムラ―ノ島、漁師とレース編みのブラ―ノ島、何の変哲もないトルチェロ島。それぞれに教会がある。ブラーノ島の民家は色分けしてある。漁に出た漁師が帰ってきて我が家を間違えないようにするためだそうだ。

 16日はバスによる移動日。フェラーラからラヴェンナへ。フェラーラはエセランセ城のある静かな町で、ラヴェンナは海辺の避暑地だ。今は海岸に人っ子一人いない。ちょうど夕日が沈む時間を散歩したのだが、何か感傷的な気分に誘われ童謡など口ずさんだ。夜は相変わらずワインで深夜まで大宴会。

 17日の朝早くラヴェンナを発って今回の旅のメインの一つフィレンツェへ。まずミケランジェロの丘に案内され、フィレンツェの街の全景を見る。そこから街の中心部へ向かう。アルノ川にかかるポンテ・ヴェッキオ橋を歩く。橋全体が土産物屋になっている。市庁舎前の広場は観光客でいっぱいだ。

 ドゥオーモはフィレンツェの美のシンボルだ。1296年から140年かけて建てられたという。気の遠くなるような話だ。高さ100メートルの掩蓋はクーポラと呼ばれている。おれは初め壁に窓や柱を描いたダマシ絵かと誤解していたくらい絵画的な建物だ。内部も華麗。「花の聖母教会」と呼ばれている。

 翌日はバスで近郊のシェナ、サンジミアーノの街を巡る。「ワインの里に囲まれたゴシック建築の都」というのがシェナのキャッチフレーズ。街中を数十頭の馬が駆け抜ける「競馬」でも有名だ。
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11482 友人の解雇A――人権蹂躙の入院中の解雇

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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16年09月16日
11482 友人の解雇A――人権蹂躙の入院中の解雇

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 実によく準備された解雇、(今後はA法人の言う解任という言葉を敢えて使うが)いや、解任であった。Bさんが手術のため入院したのは6月24日。その翌25日に理事長であるBさんが出席できないことがわかっていながら、理事会・評議員会で解任を決めたのである。

 今回のテーマとは若干外れるが、この6月25日という日は、隠されたもう一つの悪質な意図があった。Bさんが勤めている施設では、夏の一時金の支給規定が「7月1日在籍者」となっているという。6月中に解任すれば一時金を支給しなくてもよい、という考えが働いていたのだ。一時金を支給しないようにするためのいやがらせスーパー悪質解任≠ナあった。

 本題の人権蹂躙問題にもどろう。そもそも社会福祉法人は弱者救済を精神とした仕事をしている。その立場からこの解任を見てみると、病気入院中という弱者を本人が出席できない状態で強行するという、本来の自らなすべき姿と矛盾することをやったのである。社会福祉法の精神を踏みにじり、自らの仕事を否定するようなことをやってのけた、すなわちA法人は弱者をいじめたのである。

 理由はどうであれ、それへの弁明さえできない状況のなかでの解任は、社会的・道義的に断じて許されるものではない。深刻なのは、障がい者施設の運営に携わっている人たちが、入院中の弱者を違法・無法な方法で解任したという点である。人権を守るべき人たちが、白昼堂々と人権蹂躙を行ったことである。

 これはもう集団的いじめであり、集団的パワハラである。私は敢えて、Aさんの解任に立ち会い、解任に賛成した人たちに問いたい。「あなたに、障がい者施設の運営を行う資格があるのですか」と。

 解任の理由はいろいろとあるようだ。それらを百歩譲ったとしても、本人が入院中に解雇してしまうなどの乱暴は許されない。本人不在の「欠席裁判」の解任は、道義的に無効である。

 もちろん、その場にいた全員が解任に賛成した訳ではない。当日の議事録を読んでみると、「本人のいないところでの解任はだめだ。本人が退院するまで保留にすべきだ」と一貫して主張した人もいる。(削除されたのかもしれないが)その意見に耳を貸す人はいなかった。「まず解任ありき」のマインドコントロールされた状態の人権蹂躙が、会議室に充満したのである。

 解任強行を批判する人がいたにもかかわらず、「数の力」で押し切られ、それは通過した。ところがその内実は、目をおおいたくなるほどの誤謬に満ちていた。いや、誤謬という言い方ではなく「嘘で固められた解任」だった、というほうが正しいかもしれない。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
またまた三菱自動車で燃費データの不正発覚。度し難いこの体質、改善は無理なのか?

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2016年09月15日

11481 友人の解雇@――「解任」と言い張る労基法違反

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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16年09月15日
11481 友人の解雇@――「解任」と言い張る労基法違反

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 東京都と埼玉県の県境にあるまちで、障がい者施設の施設長をしている私の友人が解雇された。なんとそれもがん手術のための入院中に、である。2年前(そのとき私も見舞いに行ったが)に彼は一度手術し、再発したための処置だった。

 この障がい者施設は、ほかの3つの施設と合同で一つの社会福祉法人として登録され、市の認定も受けている。したがって社会福祉法が適用される事業所でもある。もちろん、それに基づいて運営されており、利用者の安全・安心を保障している。彼は、その法人の理事長も兼ねている。

 以下、この社会福祉法人をA法人、解雇された理事長・施設長の友人をBさんと表記することにしたい。

 まず解雇に関する労基法などの法令をみてみよう。労基法上は業務上の疾病にかかった労働者と出産休暇中の解雇制限を明記しているが、一般疾病については特段規制していない。しかし、解雇の濫用を防ぐために、「客観的に合理的な理由がなく、社会通念上相当と認められない場合は、その権利を乱用したものとみなす」という概念が設けられている。

 それを簡略化したものに『整理解雇の4要件』と言われる最高裁が示したものがある。@人員整理の必要性A解雇回避努力義務の履行B被解雇者選定の合理性C手続きの妥当性――がそれであり、この4つが当てはまらない場合は解雇してはならないということであり、一般解雇にも準用される。

 これらをBさんの解雇に当てはめたとき、詳細は省くがまったくの不当解雇としか言いようがない。ところがA法人は、解雇撤回の申し入れに対して、「解雇ではなく解任である」と言い張る。その理由を説明してくれないが、BさんはA法人の理事長を兼務しており、管理者側という認識をしているようだ。

 この問題(いわゆるBさんの労働者性)について言えば、確かに理事長は管理者であるが、施設長には就業規則が適用され、賃金に関しても施設の給与規定が適用されており、年休や社会保険も他の職員と同じ扱いである。これはもう、れっきとした労働者である。

 A法人は解雇ではなく解任である、と言い張ることで自分たちの瑕疵を糊塗しているのだ。この種の解雇問題について、千代田区労協に多くの相談が持ち込まれるが、解雇を「解任」と説明するケースは初めてであり、これは悪質としか言いようがない。

 しかも、理事会で決まったからと入院中の本人に口頭で伝えただけで、文書による連絡・通告は3ヶ月も経ってからであった。さらに通常であれば、解雇予告手当を支給すべきであるがそれさえなされていない。無茶苦茶な労基法違反の不当解雇であると言わざるを得ない。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
二重国籍問題で、民進党党首選挙のやり直し論が浮上。こりゃまー、単なる蓮舫下ろしだね。
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2016年09月14日

11480 「一行」編93

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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16年09月14日
11480 「一行」編93

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


16/05/02
熊本地震の余震、1100回超え。被災者のみなさんの不安、推して余りある。

16/05/02
アメリカの大統領候補者選び、どうなるのかなー(単なるつぶやき)。

16/05/17
覚せい剤取締法違反容疑の清原和博元プロ野球選手の裁判が始まった。起訴内容を認めたという。子どもたちの夢を壊した罪は重い。

16/05/18
舛添都知事の政治資金流用釈明、すっきりしない。こりゃもう、参議院選挙と一緒に都知事選挙だね。

16/05/19
舛添都知事、こんどは政党交付金のネコババ&道。末期症状だね。

16/05/20
舛添都知事、政治資金9万円で和菓子購入。ネタに事欠かないこの人、単なる吝嗇(りんしょく)家だね。

16/05/20
今春卒業の大学生の就職率(4月1日時点)は前年春より0.6ポイント上昇(時事通信)。喜ばしいことだが、生活は大丈夫か。

16/05/30
中止なら分かるが経済策の失敗を国際経済≠フせいにして、消費税増税2年半延期? フザケルナ。

16/05/30
野党、内閣不信任案を提出。虚々実々の国会運営。うんざりするね。

16/06/02
北海道の男児不明事件。まるで神隠し。どうしたことだろう。

16/06/08
舛添東京都知事、いよいよ死に体。それでも続ける? そりゃゾンビだよ。

16/06/09
中国海軍とロシア軍の艦艇が接続水域に接近(防衛相)。出来過ぎており、ヤラセっぽいなー。

16/06/11
インドで1時間に平均17人が交通事故により死亡、という報道。昨年の死者数は14万6133人。絶句。

16/06/14
13日に財務省と内閣府が発表した2016年4〜6月期の法人企業景気予測調査によると、悪化している(時事通信)。これも目が離せない。

16/06/14
あの野中広務氏が自民党復党。なぜ? は尽きない。ヘン。

★脈絡のないきょうの一行
政府、外国人労働者の受け入れ拡充を検討(毎日新聞)。その前に、国内労働者の雇用問題を解決しろよ、と言いたい。
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2016年09月13日

原発テロ防止に作業員の身元調査?

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年09月13日
原発テロ防止に作業員の身元調査?

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 9日付『毎日』の社会面を見て気が滅入った。右隅の小さな記事である。「原発作業員の身元調査」「テロ対策で規制委」「自己申告に基づき面接」。原発再稼働問題でとかく批判のある原子力規制委員会が「原発など原子力施設でのテロ行為を防ぐため、施設内で働く作業員らの身元調査制度を導入することを決めた」というのだ。命を的の危険な仕事をさせておいて「そこまでするのか」とおれは腹が立つ。

 いま原発作業員というのは3種類ある。一つは福島第一原発の事故収拾に従事する労働者。次は同じ福島で放射線の除染作業をする労働者。最後に原発稼働施設で定期的に機器の洗浄や点検をする労働者だ。

 「原発ジプシー」という言葉がある。37年前にフリーライターの堀江邦夫氏が著したノンフィクション本の題名だ。歌手の加藤登紀子さんも「見えない光をからだに受けて赤いブザーの鳴り響くまで」と歌った。被ばく量が限度を超えるとブザーが鳴り、その労働者はクビになるというのだ。

 福島の原発労働者を含めて彼らの多くが多重下請構造の中で働いている。中には暴力団関係の派遣で回される労働者もいる。先ごろ新聞九条の会福島ツアーで地元の元高校教諭の話を聞いたが、浪江町や飯館村では住民より原発関係の労働者の方が多い。治安も悪化して女子高校生が1人では歩けないほどだ。

 「身元調査は、核物質のある防護区域などに立ち入ったり、重要情報にアクセスしたりする人が対象で、下請け企業の作業員も含む。住民票などの書類のほか、テロ組織や暴力団と関連がないことを誓約する申告書を提出させ、面接を実施。犯罪歴や海外渡航歴、薬物依存の有無も尋ねる」。

 どうやら原発作業員の中に「テロ組織に関連」する人物がいる可能性を想定しているようだ。確かに原発施設の中でテロ行為が行われたら日本列島は放射線汚染で壊滅してしまう。そのような惧れを知っていながら原発を推進し、原発ジプシーに危険な仕事を任せていたのは誰なのか。今更「自己申告」で「危険な労働者」を排除しようとしても遅すぎる。まず原発という根っ子を断絶するべきだ。

 福島第1原発事故から5年半、今更ながらその深刻な現状があちこちで語られている。それなのに国と九州電力は鹿児島県の川内原発の稼働を、知事の再度の要請にもかかわらず停止しようとしない。そのことが一番の問題なのである。原発作業員を悪者に仕立てれば済む話ではない。

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11479 「一行」編92

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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16年09月13日
11479 「一行」編92

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


16/04/04
「保育園落ちた!」も深刻だが、「特養(ホーム)落ちた!」はもっと深刻。政治の貧困、止めなければ。

16/04/06
ニューヨーク外国為替市場で円急騰。アベノミクスの化けの皮がますます剥がれてきたぞ。

16/04/09
バトミントン選手も違法賭博汚染。プロ野球といい、アスリートのメンタル面に問題があるのでは?

16/04/11
G7外相が、広島の平和公園を訪問。原爆の実相をしっかり見て、核廃絶に活かしてほしい。

16/04/13
TPP批准審議、秋に先送り(読売)。またウソを並べ立てる、選挙対策かい?

16/04/13
日本の最も所得の低い層の所得は中程度の所得層の4割で、一般的な子育て世帯の所得の半分にも満たない(国連児童基金報告書)。格差は広がるばかりだ。

16/04/19
六大学野球、東大が明大に12年ぶりの勝利。ヤッタネ、おめでとう!!

16/04/22
NHK昼のニュース、国産ステルス機の初飛行を自慢げに流していた。大地震で苦しむ人がいるなか、無神経さにハラが立つ。

16/04/22
あほ、と違うかおおさか維新の会。同党の足立康史衆院議員が民進党議員を「あほ」などと中傷した問題で、謝罪など必要ない、と強弁。すごいなー、そのアホさ加減。

16/04/25
東京五輪の新エンブレムが決まったらしい。今度は大丈夫かな……。

16/04/27
年間3万人に達する孤独死(昨年度内閣府調査)。自殺者も同数程度だが、これらの対策は聞かない。

16/04/28
「パナマ文書」に記載されているタックスヘイブン(租税回避地)の法人・個人名が近く公表される見込み(TBS)。おそらく、ヤツは入っている。

16/04/29
熊本県で地震による危険家屋が9994件に(同県調査)。住む場所が奪われては復興もない。厳しい現実に政治はどうする。

★脈絡のないきょうの一行
北朝鮮で、豪雨による被害が広がっているという。政治は政治、災害支援は災害支援。緊急な被災者支援、必要ではないのか。
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2016年09月11日

海外旅行・イタリア北部(1999年)A

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年09月11日
海外旅行・イタリア北部(1999年)A

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 「なんでもかんでもキリスト教。われわれ異文化の人間にとっては付き合いにくいという感じ。ミュージアムの外に出ました。道いっぱいにオートバイが停まっています。バールのテラスには人々が秋の陽を浴びてワインや喫茶を楽しんでいます。お腹が空いてきました。早いとこどこか簡単に食えるとこに行きましょう」

 「午後2時15分、街かどのテラスのあるレストランで昼飯にしました。サラダとパスタをかなり食べてビールを飲んでカプチーノを飲んでそれで7万2000リラ、1人あたり約1000円です。イタリアは、ミラノは、住みよいところのようです。ドゥオーモです。これから屋上に上がるそうです。やはり大変な大きな建築物です。屋上までエレベーターで昇りました。1人9000リラです」

 「これから屋上の平らな場所に出ます。はい、出ました。これは凄い。一度は来てみる価値があるところですね。目のくらむような高さです。ミラノの街がパノラマのようです。どーも大変なスケールです。昔の人はよくこんなばかでかいものをつくったものです。屋上から降りてドゥオーモの中に入ります」

 「ステンドグラスがきれいです。スケールが大きく、パリのノートルダム寺院クラスです。色彩も豊かです。柱も太いね。この石の柱。10人でも抱えきれない太さに見えます。正面のステンドグラスの大きいこと、素晴らしい。大勢の人がお参りしています。観光客もいます。畳1畳くらいの画が並んでいます。ひざまずいて神父さんに懺悔している人がいます。祈りが充満しています。文化なのでしょうね、これが。圧倒されます。はい、ドゥオーモから出ました。解放された気持ちです。3時40分です」

 「午後7時半、ホテルのロビーに集まってこれから夕食に行きます。前菜とリゾットとカツレツ、それにワイン飲んで65万8000リラ。1人4000円ちょっとというところ。内容から見てまあこんなものでしょう。これからみんなでホテルに戻りますもう11時を過ぎたのに路面電車が走っています」。

 10月13日はヴェネチアへ向けての移動日。8:45にバスでホテルを出発。ヴェローナで昼飯後、古代の競技場跡を見学。石造りの観客席に座ると2000年前にタイムスリップしそうだ。ヴィツェンツアという小さな町のオリンピコ劇場というのが面白かった。後は一直線にヴェネチアへ。バスは市内に乗り入れられない。運河を水上バスでホテル・コロンビアに着いたらもう夕方だった。

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2016年09月09日

震災、原発から5年半の福島へ行ってきた

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年09月09日
震災、原発から5年半の福島へ行ってきた

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 新聞OB九条の会で2泊3日の福島原発被害視察ツアーを主催し団長として行ってきた。このツアーで個性豊かな3人の男性と1人の女性の話を聞いた。福島浜通りは大震災と原発事故から5年半、大変だ!大変だ!と叫んでいればいいという時期はとっくに過ぎて、どう生きていくかの決断を迫られている。

 最初に会ったのは川内村の遠藤村長。おれには40歳後半に見えたが聞いてみたら61歳。村役場の会議室でプロジェクターを操作しながら1時間ほど一気に話した。川内村は隣接した楢葉町、富岡町、大熊町に比べると拡散した放射線量が少ない。事故後の風向きのせいのようだ。だから事故直後から国や東電から「戻っていい」と言われた。しかし半分も戻っていない。生活の基盤がないからだ。

 おれたちは村役場の人の案内で周辺を視察した。スーパー、病院、特養ホーム、観光施設、誘致工場などがどんどん建てられていた。多分ハコモノをつくると国からの補助が出るのだろう。遠藤村長は言う。「どんなに建ててもそこて働く従業員がいないのです。時給1000円で外国人や近隣から集めています」。やはり復興はモノでなくヒトということになるんだろうな。それは福島全体にも言えるようだ。

 一日目の宿は漁港松川浦の「夕鶴」。夕食交流会に酒2本を下げて顔を出してくれたのが「生業を返せ、地域を返せ!福島原発訴訟」(なりわい訴訟)の中島原告団長。スーパーを経営しているという元気のいい商売人だ。内容的にはかなり深刻な裁判なのだろうが、たたかう中島さんには暗さが見えない。

 2日目午前、小雨の中を野馬土農産物直売所へ。ここは2年前にも来た。農民連の三浦さんが2年前と同じ調子で現状を説明してくれた。TPPにはもちろん反対だが、あんなものもし成立してもむしろ自由貿易を阻害するだけだ、と意気軒高。バスで浪江まで同行したがこちらまで元気にならせてバスを降りた。

 最後は浪江などこの地区の全教婦人部長の大貫先生。先生は最近定年になったのだが全教の組合員がいなくなったので続けて婦人部長なのだそうだ。浪江の海岸、駅前通り、廃校になった小学校などを案内してくれたが、途中ポリスの妨害にあってもびくともしない根性が凄い。――宿は福島市郊外の穴原温泉。

 最終日は市内のさくら保育園へ。5年半というとゼロ歳児が卒園するワンクール。見たところ200人ほどの園児たちは「震災を知らない子どもたち」ということになる。フクシマを風化させてはいけないと痛感した3日間だった。
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2016年09月07日

11478 「一行」編91

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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16年09月06日
11478 「一行」編91

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


16/03/01
帯広で雪に埋もれた車内で男性が死亡。排ガスが車の中に流れ込んだとみられるが、他人事ではない。

16/03/03
安倍首相、国会で「改憲」正式発言。それも今度の参議院選挙後に。護憲派の運動強化が求められる。

16/03/04
北朝鮮の金正恩第1書記が、「核弾頭をいつでも使えるよう準備しておく必要がある」と指示したという(CNN)。この国の終わりの始まりだ。

16/03/04
厚労省によると今年1月の実質賃金は0.4%増えたという。実感はない。

16/03/07
消費税増税の実施時期の延長議論、早い話しが選挙目当てでしょ。「延長した」と恩を売って票をかすめ取ろうという作戦。ミエミエだね。

16/03/13
安倍首相、野党共闘の前進に「民共勢力との戦い」などと反共攻撃に躍起。断末魔にしては早すぎる。

16/03/14
民主党と維新の党の合流後の名前は「民進党」。民主主義を進める。まあまあかな。

16/03/15 11315
民進党の名、想像以上に悪評(産経新聞)。昔、新進党というのがあったことも影響か?

16/03/16
アメリカのコロンビア大教授のジョセフ・スティグリッツ氏が、来年の日本の消費税増税を先送りすべきだと提言(毎日新聞)。識見である。

16/03/18
北朝鮮、弾道ミサイルを発射。ますます世界から孤立する。北朝鮮の市民が可愛そうだ。

16/03/18
米大統領選挙の候補者・トランプ氏のケイタイ番号など個人情報を国際ハッカー組織が公表。少々やり過ぎでは?

16/03/22
防衛大学卒業生の任官拒否、昨年の2倍に。入学時にはなかった「戦争法」が影響していることは明らかだ。

16/03/24
米大統領候補として活躍しているトランプ氏、ISに対する核兵器使用を否定せず。ISと同じくらい過激だね。

16/03/26
プロ野球開幕。昨夜、東京ドームの近くにあるこの事務所周辺は、夜遅くまで賑わっていた。ペナントレースが楽しみだが、よもや「賭け」はないだろうね。

★脈絡のないきょうの一行
新たな台風、13号が発生。矢継ぎ早の台風襲来が、何かを予見しているのでなければいいが…。

posted by マスコミ9条の会 at 08:03| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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