2016年12月29日

からだがだんだんこわれていく

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月29日
からだがだんだんこわれていく

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 今年の夏、昼過ぎに畳の上でごろ寝していたら左肩に軽い痛みと違和感を感じた。それが次第に酷くなって秋口には手が上がらなくなった。血圧の定期検診の時、かかりつけの三浦先生に相談したら50肩だという。えっおれ来年80だよと言ったら、80でも50肩になると言って軟膏の処方箋を書いてくれた。

 次に行った時、軟膏ではちっとも良くならないと言ったら肩に注射をした。2〜3日痛みが薄らいだがすぐもとの黙阿弥。我慢して11月中旬にバリ島へ行った。帰りの飛行機で今度は右腰が痛くなった。夜寝ていても痛むし、起きる時腰に力を入れられない。これも三浦先生に訴えたら、痛み止めの薬と副作用を止める胃薬と湿布をくれた。風呂上がりに湿布を貼ったが当座すーっとするだけで何の効果もない。

 というわけで痛みをこらえる毎日だ。それと前から気になっていた難聴。テレビドラマのセリフや会議中の発言が聞き取れない。そんな折、腕時計の電池が切れたので西友の4回の時計屋に行った。補聴器も扱っていた。説明だけ聞こうと思ったのだが、結局その場で聴力検査をすることに。

 当然ながら難聴のデータが出る。試しにデンマーク製の補聴器を耳に入れてみる。何となくいいみたいだ。2週間ばかり試しに使ってからどうしようかと考えたが勢いで購入することにする。57万円だ。この年で高価な買い物だが、これで不便が解消すれば・・・。ところが、確かに低い音も拾うし雑音もないがテレビドラマのセリフは相変わらず不明瞭だ。会議の発言聴取も若干は改善されたが10%程度だ。

 落ち込んでいたら畏友サワダオサムさんの個人誌が送られてきた。中に坂村真民という詩人の「老いること」という詩が載っていた。「老いることが/こんなに美しいとは知らなかった/老いるとは/鳥のように/天に近くなること/花のように/地に近くなること/しだれ柳のように/自然に頭がさがること/老いることが/こんなに楽しいとは知らなかった」――おれはなんと想像力に欠ける人間なのだ。今更ながら反省。

 来年6月に80歳になる。傘寿だ。このブログ、開設してからもうすぐ9年。投稿数1053回、訪問者延べ65,155人。この1年は7,601人だった。2013年、14年は1万人を超えていたのだからこのところ魅力がなくなったのかなと思う。海外旅行記が本人が思うほど面白くないせいかな。ブログ開設の直後に生まれた孫の凌が来年は4年生。今おれの炬燵でゲームをしている。我家の中はそれなりに平和だ。来年は世界中が平和でありますように。少し早いけど、それでは皆さんよいお年を!

posted by マスコミ9条の会 at 17:01| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月27日

海外旅行・韓国(2004年)

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月27日
海外旅行・韓国(2004年)

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 それまでアメリカへ行くことが多かった独身貴族の長女正子が、韓国の魅力にはまったのがこの頃。以来今日まで年に2〜3回ずつ訪韓している。その正子と桃子、おれと女房の4人で5月26日〜30日の4泊5日、ゆったりした韓国旅行をした。街中の移動は地下鉄とバス、それだけソウルに溶け込めた。

 26日、成田発10:20、インチョン空港に12:50。バスでソウル市内へ。宿舎は西大門のミラポーホテル。夜は前回も桃子と行った東大門の大衆焼肉屋。煙がもうもう立ち込める座敷で牛肉主体の焼き肉とマッコリを堪能した。アルコールのダメな女房と正子は不満顔。それにしても値段が安い。

 27日午前は桃子お薦めの絵本喫茶。日本にはないよな。夜は小さな劇場で「地下鉄一号線」というミュージカルを観た。日本語のパンフレットを読んで粗筋を頭に入れる。客席と同じ平面の舞台が親近感を呼ぶ。映像を多く使った舞台構成だったが、どんな内容だったのか。退屈しなかったことだけは確かだ。

 28日はセマウル号に乗ってソウルから天安へ。駅からバスで独立記念館。たっぷり時間をかけて、日本統治下の韓国の歴史を辿る。正子も桃子もこのような展示に興味を持つというのはやはり親譲りか。夜は新村(シンチョン)の高級居酒屋で夕食。店にマッコリが置いてなかったので韓国酒を飲んだ。

 翌朝早くホテルを出て地下鉄で江南へ行き、そこからバスで郊外の民俗村へ。4人で回った民俗村は楽しかった。1日遊んで夕方ソウル市内に戻る。夜は桃子の留学時代の友だちジョナともう一人の女の子に連れられてインサドンの居酒屋で食事。若者向けのチェーン店みたい。ここのマッコリは大きなドンブリに入っていて柄杓で掬う。韓国風お好み焼きのチヂミがうまい。何枚でも食える。

 韓国ではちょうどその頃組合のストライキが盛んにたたかわれていた。チヂミを食いながらジョナちゃんに韓国の労働組合について質問したら「私たちは組合を支持しています」との返事。しっかりした若者たちに支えられているんだな。労働組合の姿がすっかり見えなくなった日本と比べて羨ましくなった。

 最後の日はわざわざ地下鉄に乗って、有名なお粥朝食を食いに行った。わざわざ行くだけのことはあると思わせる旨さだ。その後女房と娘たちは買い物に精を出し、おれはぼんやり街を歩いて、インチョン空港18:20発、成田20:30着で帰国した。家族4人の旅行はその後はない。 
posted by マスコミ9条の会 at 19:24| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月26日

アベに歴史認識問う質問状

元ワイドショープロデューサー仲築間 卓蔵(なかつくま・たくぞう)のブログ
「テレビ」と「平和」と「憲法」のblogより転載
http://blog.goo.ne.jp/takuzou4108
2016年12月26日
アベに歴史認識問う質問状

■仲築間 卓蔵(元日本テレビプロデユーサー)


12月26日。朝日新聞。
 安倍晋三首相のハワイ・真珠湾訪問に関し、
 日米の学者ら(映画監督のオリバー・ストーン氏、法学者のリチャード・フォーク・プリンストン大学名誉教授、哲学者の高橋哲哉・東京大学教授、安斉育郎・立命館大学名誉教授)計53人が、首相宛てに歴史認識を問いただす公開質問状を出したという。
 ◆「侵略の定義は定まっていない」とした首相の国会答弁の真意。
 ◆真珠湾のみならず、中国や朝鮮半島、アジア諸国の犠牲者も「慰霊」する意思があるのか
をただしている。
 質問状では
 ◆「日本が攻撃した場所は真珠湾だけではない」と指摘。
  安倍首相が2013年の国会答弁で「侵略の定義は定まっていない」と主張したことにも言及。「連合国およびアジア太平洋諸国に対する戦争と、対中戦争を侵略戦争とは認めないということか」と問いただした。
 また、26日からのハワイ訪問に関し、「中国や朝鮮半島、他のアジア太平洋諸国、他の連合国における数千万にも上る犠牲者の『慰霊』にも行く予定があるか」と質問している。と。

 さて、アベ首相の反応は・・・。
 質問には見向きもしないにちがいない。
 いや、答えることはできないだろう。
 彼の頭の中に「侵略戦争」という文字は入っていないのだから。
 一刻も早く、この恥ずかしさに終止符を打ちたい。
 「アベ退陣」のとりくみを加速化させなければ・・・・・・。
 2017年は、歴史的たたかいの年になる。
posted by マスコミ9条の会 at 20:03| Comment(0) | 仲築間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月25日

海外旅行・済州島(2003年)

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月25日
海外旅行・済州島(2003年)

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 2003年の暮れも押し詰まった12月23日から26日までの3泊4日。メンバーは新聞の井川、石坂、民放の高岡女史、全税関の牛越夫妻、藤沢東京国公議長、元東京地評書記の神谷さん、それとおれたち夫妻。当時失業中だった二女の桃子も「私も行く」とついてきた。桃子は韓国に詳しいので添乗員代わりでもある。

 23日9:45に成田を発ち12:00に釜山空港着。現地ガイドと落ちあった後、観光名所の龍頭山公園へ。そこから釜山市場に回って夕方パラダイスピーチホテルへ。翌朝早い便で済州島へひと飛び。空港を出るとトルハルバンというユーモラスな石像が迎えてくれた。その足で4・3事件を記念した公園を訪ねる。

 第二次世界大戦が日本の降伏で終結し、朝鮮は解放されたが、ソ連とアメリカによる分割占領で複雑な国情にあった。1948年4月、済州島で朝鮮労働党が指導する武装蜂起が起こる。それを弾圧するため韓国軍が島に入り住民の虐殺が始まる。最終的には島民30万人のうち6万人が殺されたという。

 済州島での宿泊はグランドホテル。そこに2泊して島内をバスで観光した。済州島には1年前に開催したサッカー・ワールドカップのための立派なグランドがある。今はひっそり静まり返っていた。民俗村はソウルのものよりスケールが小さいが素朴で心和む施設だった。暖かくてコートを脱いで歩いた。

 自由行動(つまり食事代は自分持ち)なのにガイドの女性がついてくる。昼飯も夕食も自分の管轄の店へ連れて行く。明らかに店からリベートをとっている様子だ。桃子が韓国の友だちに勧められた焼き肉の店があって、そこへ行くと言ったら極端に嫌な顔をした。それでもついてくる。

 桃子の友だち推薦の焼き肉店は座敷とテーブルが3つほどの小さな店構え。おれたち10人で座敷を占有した。豚の焼き肉とチゲ鍋の料理は今まで食べたことのないうまさ。店に置いてないので、わざわざ買いに行ってくれたマッコリがまた美味だった。それで昨夜の3分の1の値段。みんな大喜び。桃子の面目躍如。親のおれもしたり顔でにこにこ。くだんのガイド女史だけが終始苦虫をかみつぶしていた。

 26日もゆっくり島内を見て回って、18:20に済州島を飛び立って20:35に成田に着いた。この旅行で一緒だった国公東京の藤沢さん。翌年定年になったが癌が発見されて2年ももたずに亡くなった。あんなに元気に焼き肉を食い、マッコリを飲んでいたのに人の命ってはかないものだ。
posted by マスコミ9条の会 at 14:08| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月23日

話にならない政府「指針」

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月23日
話にならない政府「指針」

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 政府が「同一労働同一賃金ガイドライン」案を示した。これから働き方改革実現会議で検討されることになる。「非正規にも賞与・昇給」「同一労働同一賃金 政府が指針案」(21日付『毎日』)。「基本給格差を容認」「非正規待遇 政府が指針案」「格差固定化の危険」(21日付『赤旗』)。

 ガイドラインとはどんなものか。まず基本給だが「『職業経験・能力』『業績・成果』『勤続年数』の各観点が同じなら同一に。違いに応じた差は容認」となっている。これでは使用者に「格差容認」の根拠を与えただけではないか。労働の評価をするのは使用者である。異議があっても立場の弱い非正規労働者が文句を言えるわけがない。異種労働だから基本給が低くても当然だと断定されるだけだ。

 「非正規にも賞与」というが、正社員並みの賞与とは言っていない。ほんの雀の涙ほどを「業績への貢献」の違いに応じて支給するというのだから、6割不支給という現行が改善される期待は持てない。昇給に関しては「認める」というだけで、具体的に実施へ向けての指針は見当たらない。

 時間外手当や深夜・休日割増を差別しないというのだが、規定通りの手当や割増賃金を支払わなかったら正社員との差別というよりそのこと自体が労基法違反だ。通勤手当、出張旅費、食事手当、慶弔休暇の同一支給については、この指針では「異種労働だから手当を支給しない」と逆用される危険がある。

 そもそも派遣をはじめ、非正規労働を野放しに拡大してきたことが大問題なのだ。社会へ出て働こうとしたら派遣や契約社員しか働き口がない。正社員への道は入り口で閉ざされている。そんな閉塞社会をつくっておいて口先だけ「同一労働同一賃金」などと言ったところで誰が信用できるか。

 確かに昔からパート・アルバイト・臨時・日雇い・内職などの非正規労働はあった。しかしそれは全体の労働者からすれば少数だった。派遣事業は「中間搾取」として禁じられていた。それが1985年に労働者派遣法ができて派遣業が公認される。初めはごく限定されていた派遣業種がどんどん拡大する。今や日本の労働人口の4割が非正規であり、不安定雇用、無権利労働がはびこっている。

 昨年派遣法が改悪されて「生涯派遣」が問題になった。その人の生涯にわたって派遣会社が生血を吸う制度だ。こんな制度をつくっておいて小手先のごまかしをしても話にならない。

posted by マスコミ9条の会 at 17:29| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月20日

海外旅行・ポーランド、ハンガリー(2003年)C

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月20日
海外旅行・ポーランド、ハンガリー(2003年)C

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 ちょっと時間が遡るが、ブダペストからトカイへ行くバスの中でのジョルジュさんとガールさんの話が面白かった。話を聞いたおれの感想がテープに残っている。

 《共産党政権が変わって自由な国になったけどそれはそれで大変なようです。ハンガリーで活動する合弁企業は最初の5年間は無税です。その合弁企業が倒産する。国外に逃げるか新しい名前になるか。ここで働いていた労働者が失業者になってこれも逃げる。共産党時代は資本主義になれば自由になる。チャンスがあればお金持ちになれると思っていたんだけれど、そうはなかなかいかない。幻想だったということが分かってきて、資本主義の大変さが身にしみているようです。ガ―ルさんも2年前よりはずいぶん思想傾向がリアルになってきているように思えます。共産党は憎むけど人は憎まないと言っています》。

 エゲルには21日と22日の2泊した。22日、世界文化遺産の大平原ホルトバージュへ行った。広々とした観光牧場である。馬車に乗って牧場を一周。牛がのんびり寝そべっていた。馬に曲乗りする観光客向けのカウボーイの芸。素朴なレストランで食べたビーフステーキが美味かった。それとワインも。

 エゲルにはトルコとの古戦場で有名なエゲル城がある。バスを降りてからかなり坂道を上る。城の入り口の石門にトルコ軍撃退を描いた銅版画が埋め込まれている。その前で記念写真。トルコ軍はハプスブルクが追い払ったが、そのハプスブルグによって1702年、エゲル城は爆破で破壊された。今残っているのはお城の残骸。見物は疲れるだけなので、おれは街に残っておみやげ屋でビールを飲んでいた。

 最後の宿泊地はエステルゴム。ドナウ川を隔ててクロアチアと接する国境の町だ。ハンガリー発祥の地といわれ、建国以来政権争いの舞台となったところ。高台にある丸い屋根はカトリック総本山の教会の大聖堂。大きいには大きいがそれだけの話で、特に感激するほどのことはない。

 24日早朝バスでブダペストに戻り、10:40発でアムステルダムへ。そこで乗り継いで機中泊。翌朝8:45に成田に着いた。この旅行で一緒だった細見さんは3年後の06年5月にガンで亡くなった。ジョルジュさんも井川君も横田さんも今はいない。ハンガリーもあれから13年、EUに入ったが、経済的にも政治的にも厳しいようだ。ガイドしてくれた写真家のガールさんは今どうしているだろう。
posted by マスコミ9条の会 at 14:03| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月17日

TPP路線を走るメディアと連合

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月17日
TPP路線を走るメディアと連合

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 TPP承認案と関連法案が9日の参院本会議で、自公と与党補完政党の賛成で可決成立した。TPPはすでに衆議院を通っているのだから無理しなくても自然成立の見通しだった。しかも、TPP参加の超大国アメリカがトランプ出現で批准不能が確定している。なんぼ強行好きの安倍さんでもちょっとやり過ぎとちゃうか。

 安倍首相は、発効絶望のTPPを何故無理やり強行するのかと問われて「日本がTPP並みの高いレベルのルールをいつでも締結する意思があることを示すためだ」と強弁する。誰に対して「意思を示す」のか。はっきりしている。アメリカである。これからトランプ相手に2国間協議をやろうというわけだ。

 恐れ入ったことにこの安倍首相の姿勢をそのまま受け入れているのが日本の大手メディアなのだ。「保護主義を唱えるトランプ次期大統領が離脱を明言し、発効は困難な情勢だ。しかし、日本として自由貿易を推進する姿勢が変わらないと示したことに意義がある」(11日付『毎日』社説)。

 「12カ国が参加するTPPは貿易や投資で高水準の自由化を図る。アジア太平洋地域の包括的な通商ルールとなり、域内全体の成長に資する」。これが『毎日』のTPPに対する基本スタンスだ。この基本を通すためなら「農業関係の不安」や「医療保険」「著作権」「ISD条項」の疑問点にも目をつむる。

 さらに酷いのは労働組合の連合だ。「連合は、わが国経済を持続的・安定的な成長軌道に乗せ、雇用の創出・維持をはかる上で、とりわけ成長性の高いアジア太平洋地域との経済連携体制の構築は重要であると認識し、TPPはその第一歩になり得るものと受け止めてきた」(逢見事務局長談話)。

 このような基本スタンスの下に連合は「引き続き、TPPがわが国の持続的成長と雇用創出はもとより、アジア太平洋地域における公正で持続可能な発展とディーセント・ワークの実現に寄与するものとなるよう、民進党や国際労働組合総連合(ITUC)などの関係組織と連携をはかりながら、政府に対し必要な対応を求めていく」という。TPP路線を走るトップランナーの心意気だ。

 プーチン大統領を日本に呼んで行った日ロ会談もさしたる進展なし。アベノミクスはますます混迷を極め、これで株の暴落でも起こったらどうなる。頼りはカジノだけとは情けない。『毎日』と連合に忠告したい。TPPにすがりつく安倍首相と一蓮托生で野垂れ死にだけはしないでほしい。

posted by マスコミ9条の会 at 18:35| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

海外旅行・ポーランド、ハンガリー(2003年)B

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月16日
海外旅行・ポーランド、ハンガリー(2003年)B

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 夕食の後、クラクフ発22:40の夜行寝台列車でブダペストへ向かった。これが3段ベッドで狭くて寝にくい。やっと眠りに入ったと思ったら「パスポート、パスポート」と軍服の係官に起こされる。さんざんだ。9:30ブダペスト駅に到着。駅には顔なじみのジョルジュさんとガールさんが笑顔で出迎え。

 雲一つない青空。気温は31度だが昨日は40度だったという。今日はハンガリーの建国記念日。街はお祭り一色だ。ブダ地区の王宮前での式典に参列した。若い女性が素晴らしい声で国家や祝い唄を独唱。近在の村長さんが短い挨拶をする。どうやら収穫祭も兼ねているらしい。とにかく大変な人の群れだ。

 ハンガリーは3度目だが初めて市街電車に乗った。一度ホテルに戻り、夜の花火大会を待った。花火は遊覧船から見る。18:30にドナウ川にかかる鎖橋のたもとから乗船し、川の中ほどに止まる。ドナウ川と花火大会、饅頭とワインみたいな組み合わせだな。飲み放題、食い放題は素晴らしい。

 花火は21:00開始。それまでに船のデッキでワインをガブガブ。オードブルも美味かった。さあ花火だ。音楽に乗って夜空を彩る。花火の仕掛けというのは万国共通なんだな。空を見上げたとたんバランスを崩して椅子ごとひっくり返る。それでもワイングラスを放さなかったとみんなから誉められた。

 22:30花火打ち止め。22:40下船。人混みの中をバスまで歩く。沿道には屋台が出ていて若者がビールなど飲んでる。日本のお祭りと違って酔い潰れているようなのはいない。整然と飲んでいる。やっとバスに辿り着きホテルへ。もうすぐ日付変更時間だ。もう飲めない。部屋に戻って素直に寝た。

 21日は9:00にホテルを出て貴腐ワインで有名なトカイへ向かう。お昼近くになるのにまだ着かない。「トカイというのにずいぶんイナカだな」ととっておきの洒落を飛ばしたのにあまり受けなかった。この地方は川に沿って丘陵が連なり、その斜面がワインの栽培に最適なんだそうだ。

 昼飯に飲んだ貴腐ワインは甘いだけでおれには美味くなかった。それでも最低クラスのを1本みやげに買った。宿泊地のエゲルもワインで有名。街の中心部から2キロほど離れた窪地に「美女の谷」と呼ばれるワイン蔵の集積地がある。その一つに入ってワインを飲んだが、注いでくれたのはお婆さんだし、なんで美女の谷と呼ばれているのか不明だ。特に説明もなかった。ま、貴腐ワインよりは美味かったけどね。

posted by マスコミ9条の会 at 08:44| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月15日

トランプに約束?カジノ法案成立

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月15日
トランプに約束?カジノ法案成立

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 「カジノと国会」「また政治不信が募った」(15日付『毎日』社説)「立法府の権威を自ら汚すに等しい会期末のドタバタである」「推進派もカジノ解禁の副作用を認める中、乱暴に議論を進める必要などなかった」。なぜ乱暴に進めたのか。カジノ推進の維新の会への配慮からと言われているがそればかりではなさそうだ。

 青山学院大学講師の高橋宗瑠氏はブログで次のように述べている。「内容が明かされない安倍首相とトランプ大統領の会談ですが、首相が帰国すると急激に再浮上したのがカジノ解禁法案です。実はトランプ氏の一大ドナーにはシェルドンアーデルソンというアメリカのカジノ王がおり、日本のカジノ参入を数年前から公言しているという事実がある。これを単なる偶然と思えないのは勘ぐりすぎでしょうか」。

 そう言えぱこのカジノ法案、11月初めまでは「審議入りはするが今国会での成立は困難」との見方が大方だった。ところ安倍首相は、トランプ氏と会談(11月17日)して帰国したとたん乱暴な手法で審議を進め、とうとう成立させてしまった。2度にわたる会期延長ももしかするとTPP批准や年金法改悪のためではなく、このカジノ法案を成立させるためではなかったかと思えるほどだ。

 カジノが解禁されると資本もノウハウもアメリカからどっと入ってくる。トランプ氏と深い関わりのあるアーデルソンらの腕の見せ所となる。カジノ処女地の日本は彼らにとって荒稼ぎの漁場なのだ。

 「カジノ関連の主な顧客は外国人観光客ではなく、日本人の富裕層。海外カジノ業界の大物が駆け付けた国際会議では『日本人の富裕層の個人金融資産量』を『日本に出来る推定カジノ施設数』で割り、『海外に比べて日本の一つのカジノ当たりの個人金融資産量は突出しているから日本のカジノは莫大な利益が確実』と投資を呼びかけていました」(12月9日付『週間金曜日』大谷大学滝口直子教授の話)。

 カジノ施設の呼び込みに熱心なのは松井一郎大阪府知事だけではない。横浜市の林文子市長や東京都の小池百合子知事も候補地に名乗りを上げそうだという。そうなれば富裕層だけでなく一般庶民もなけなしの老後資金を巻き上げられることにもなる。さらにカジノはラスベガスでやられているようにホテル、レストラン、劇場を含む巨大な総合娯楽施設になる可能性がある。周辺の日本旅館や居酒屋などはひとたまりもなく潰される。まさに売国奴的法案なのだ。
posted by マスコミ9条の会 at 17:45| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月11日

海外旅行・ポーランド、ハンガリー(2003年)A

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月11日
海外旅行・ポーランド、ハンガリー(2003年)A

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 19日はいよいよアウシュビッツに行く日。朝早くにバスでホテルを出発、アウシュビッツへ直行かと思っていたが、まず世界遺産のヴィエリチカ岩塩採掘場跡へ行くという。1時間ほどで着いたが、思った以上に大がかりな採掘場だ。380段の危なかしい階段を手摺りを頼りに降りて地底へ。広場や教会もある。ま言ってみれば地下宮殿みたいなもの。そんなところに2時間も閉じ込められて文字通り閉口した。

 上りのエレベーターも怖かったな。何時ロープが切れて墜落するかヒヤヒヤ。坑道から外へ出て太陽を拝んだ時の安心感。そこで昼飯。相変わらずワインはまずかったが、大きい丸いパンをくりぬいてそこへキャベツやハムの炒め物を詰め込んだ料理が美味かった。空がにわかに曇ってきた。

 早々にバスに乗り込んで、アウシュビッツ強制収容所跡のあるオシフェンチムへ。収容所の入り口のアーチに「働けば自由になる」の看板がかかっている。殺すためでなく、働かせるためにユダヤ人を集めたというわけだ。ガイドは保存会専従の日本の青年。約2時間にわたる見学は肉体的にも精神的にも疲れた。途中で沛然とした雨。雨宿りした煉瓦の部屋は心なしか血の匂いがした。

 アルバムに貼り付けたメモ。《世界遺産のアウシュビッツ強制収容所跡。人間が人間に対していかに残酷になれるか。背筋が寒くなる。しかし、よく考えてみると、アウシュビッツ的現象は、21世紀の今でもまだまだ残っているのだ。ますます心が凍える。死者の遺したメガネの山、靴の山、カバンの山、それらは60年もの間何を語ろうとしていたのか。人間はまだその言葉を解読していない》。

 ポーランド最後のディナーはクラクフの小さなレストラン。そこでおれは小演説をやった。

 「ショパンの演奏会はよかったね。最初退屈だったが、半分過ぎくらいからおれのような芸術音痴のガサツな男でもジーンときた。これがポーランドの文化の深さなんだよね。ワルシャワは駅前の大工事に象徴されているように今大きく変わろうとしている。街が変われば人間も変わる」

 「どのように変わっていくのか。私もこれから何年生きられか分からないけどもう一度来て変わったワルシャワを見てみたいものだ。足かけ4日間でしたが、一度はポーランドに来たいという長年の願いが叶い、今とても充実した気持ちです。今夜は心ゆくまで飲みましょう」。
posted by マスコミ9条の会 at 17:51| Comment(0) | 新聞報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月07日

自民党、連合の政策協議に思う

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月07日
自民党、連合の政策協議に思う

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 ネットのNHKニュースウェブに、自民党本部で5年ぶりに行われた自民党と連合の政策協議の模様が載っている。自民党からは茂木政務調査会長ら、連合からは逢見事務局長らが出席した。自民党と連合は民主党政権以前は定期的に会合していたが、この5年間はパイプが途絶えていた。「同一労働同一賃金」「働き方改革」などを掲げる安倍政権だがこの時期、パイプを繋げる意味は何なのか。

 果たしてどんな協議だったのか。NHKニュースウェブの記事によって見てみよう。
 連合の逢見氏は「大きな影響力を持つ自民党との意見交換は大変ありがたい」と述べ、労働者の雇用の安定やすべての世代が安心できる社会保障制度の確立などを要請しました。

 これに対して茂木氏は「連合の政策にもっとも近いのは自民党ではないかと自負している。労働界を代表する連合との意見交換を通じて、働き方改革などの実現につなげていきたい」と応じ、協議をつづけていきたいという考えを伝えました。

 協議が終わって記者会見した逢見事務局長は「相撲でいえば、お互いの感覚が一致して、立ち合いができた。自民党とは政策面での距離感は無く、特に雇用や労働、社会保障の面での問題意識は、自民党も同じであり、来年は、もう少し早く行いたい」と述べたという。

 連合という労働組合のだらしなさについて諦観しているはずのおれも正直改めて驚いた。逢見事務局長は中小企業や非正規労働者も組織しているUAゼンセン出身だ。その彼が、自民党と「感覚が一致した」とか「政策面で距離感がない」とか「雇用、労働、社会保障の政策が同じ」とか平気で言う感覚。いったいどうなっているんだろう。自民党に対するすり寄り以外の何物でもないとおれには思える。

 この点、自民党の方が上手(うわて)だね。「連合の政策にもっとも近いのは自民党」と言って憚らない。共産党を含む野党共闘に前向きな民進党をけん制し連合を抱き込む意図が見え見えだ。連合は協議の席上「雇用の安定や安心できる社会保障」を要請したではないか、と言うかも知れないが、雇用も社会保障も根底からぶち壊そうとしているしているのが自民党ではないか。自民党へのすり寄りは労働者への裏切り行為だ。

posted by マスコミ9条の会 at 14:18| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月04日

海外旅行・ポーランド、ハンガリー(2003年)@

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月04日
海外旅行・ポーランド、ハンガリー(2003年)@

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 8月16日〜25日の9泊10日(機中泊含む)、添乗員なし、メンバー18人。おれたち夫妻と井川、東京新聞の横田一雄、田中貞子、元劇団員の町田秀子、元都労委事務局の細見夫妻、清水勝之、大坂正、日経の石坂、税関の牛越、関西電力の高馬夫妻、高岡日出子、生駒夫妻、油田京子。多士済々だ。

 16日は前夜から土砂降りの雨。集合時間に遅れた人もいた。それでも10:25発のKLM便は定刻に成田を飛び立って一路アムステルダム空港へ。現地時間午後2時半に着陸したが、ワルシャワへの乗り換え便の待ち合わせ約5時間は長かった。待合室で持参の酒を開け大宴会。町田女史に叱られた。

 ワルシャワ着は21:50。現地ガイド(女性)の用意したバスでホテル・ホリデイインへ。疲れているんだからすぐ寝ればいいのに、おれの部屋で清水、大坂、細見、牛越らと飲む。女房の迷惑お構いなしだ。それでも翌朝6時に起きてホテル近辺を散歩した。おれもまだ若かったんだね。

 17日は午前中市内見学。無名戦士の墓のある公園では、ナチを市民の力で追い出した「ワルシャワ蜂起」(1944年8月)の記念セレモニーが行われていた。ユダヤ人を何万人も収容したゲットー跡は公園になっていて立派なモニュメント。いまワルシャワにはユダヤ人は数えるほどしかいないそうだ。

 午後はバスで郊外のジェラゾヴラヴォラというところにあるショパンの生家へ行った。ポーランドはどこへ行ってもショパンの銅像だらけだ。生家の庭ではピアノコンサート。おれが聞いても素晴らしい調べだ。庭からはみ出した観光客が拍手を送っていた。市内に戻って民謡酒場で夕食。ワインは不味かった。

 翌朝、9:00の特急列車で南下して古都クラフトへ。ワルシャワ中央駅のホームは地下で、照明が薄暗いが利用するにはこれで十分。大体日本の駅が明るすぎるんだよな。2時間半の乗車でクラクフ着。驚いたことにおれたちのトランクを運ぶ車が到着ホームで待っていた。とこから入ってきたんだろう。

 駅から出ると太陽が照りつけてきた。ちょうどヨーロッパは熱波襲来の年だった。クラクフの温度も32度。ただし乾燥しているから日陰では涼しい。ホテルで一休みして昼飯だ。旧市街を散策しながら適当なレストランで食べた。当然ワインを飲む。ここのも不味い。食後お城や教会を見学、3時頃ホテルに戻った。女性たちは別行動でいろんな店を覗いてきたようだ。高い琥珀など買わされないかと心配だ。
posted by マスコミ9条の会 at 17:06| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月03日

殿堂入り、清原ダメで原はパス?

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月02日
殿堂入り、清原ダメで原はパス?

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 1日付『毎日』スポーツ面を見て「ええっ」と思った。「原、中畑氏ら候補に」「野球殿堂 清原氏は外れる」。野球殿堂博物館が発表した2017年度の殿堂入り候補に原、中畑が入り、清原が外されたという。今年2月覚せい剤取締法違反で逮捕された清原が除外されるのは当然として、では原はどうなんだ。

 清原が殿堂入りできない理由は「スポーツマンシップに反する行為」を犯したからだという。それでは原辰則はスポーツマンシップの鏡だったのか。おれにはそうは思えない。以下3つの理由をあげる。

 第1は女性問題で暴力団に脅され1億円を払った事実があるからだ。スポーツマンだから聖人君子でいろとは言わないが、88年に巨人定宿先のアルバイト女性と深い関係になる。その後トラブルになり、女性は95年に失踪する。原との交際の証拠品が暴力団の手に入り、高額を脅し取られたというのだ。

 普通の家庭では1億円も取られたら家計崩壊だが原は何ともなかったらしい。被害届も出さず、そのまま隠しとおしていたのが巨人内部のゴタゴタのとばっちりで週刊誌が取り上げ、公に出てしまった。原自身も不倫を認め「私個人の不徳の致すところ。ファンの皆様、大変申し訳ありませんでした」と謝った。

 第2は去年のシリーズ終了間際に発覚した巨人内で行われていた野球賭博の問題である。この事件では元投手の笠原将生らが摘発され、笠原には今年10月、執行猶予付きの有罪判決が出た。このチーム内賭博行為はかなり大っぴらにやられていたとされている。監督の原が知らなかったわけはない。原は賭博発覚の寸前に突然監督退任を表明しさっさと野球界から姿を消してしまった。おれには怪しく映る。

 第3は13年5月に表に出た「飛ぶ統一球」問題だ。巨人はこの年、シーズン当初から快進撃。開幕1ヶ月の4月25日までの成績は18勝3敗2引き分けだ。実はシーズン初めから使用する統一球の製法が変わっていた。それを誰も知らなかった。知っていたのは読売のドンと原監督だけだったのではないかというのがおれの推理だ。誰もが統一球の変化を知るようになった後、巨人の成績はイーブンペースに戻っている。

 以上のような理由でおれは原元監督のスポーツマンシップに疑問を呈する。半分はおれの邪推かも知れないけどね。
posted by マスコミ9条の会 at 05:15| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月02日

海外旅行・韓国ー慶州(2003年)A

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月01日
海外旅行・韓国ー慶州(2003年)A

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 バスで慶州駅に戻り、昼飯を食べ市場を見学してから特急でソウルへ。もう夜になっていた。韓国4日目の22日、朝はゆっくりして昼は梨大前の小さな食堂。桃子が留学中に通ったという「おばちゃんの店」。おれは辛い鍋料理を食った。ここもビールなし。午後は宗廟という大きなお寺を見学した。

 夜は桃子の友だちのジョンファーと4人で新村の居酒屋へ。日本でいうとワタミとか庄屋とかの感じ。ここのチジミとマッコリはおいしかった。食事を終えて夜の新村を歩く。渋谷か原宿といった若者の街だ。桃子たちは衣装を貸してくれる写真屋に行った。おれたち夫婦は変哲もない喫茶店へ。

 23日は日曜日。地下鉄で市庁舎前へ行き、東亜新聞ビルまで歩いた。新聞博物館みたいになっていて、係の人が丁寧に案内してくれた。新聞の制作工程の説明。やはりコンピュータ紙面づくりだった。おれたち3人の写真を撮ってそれを紙面に載せてプリントしてくれた。日本では考えられぬサービスだ。

 午後、貞洞劇場というところで伝統舞踊を観た。終わると出演者が舞台衣装のままで一緒の写真に入ってくれる。親子3人で踊り子たちとの記念写真を撮った。夜は韓国における「最後の晩餐」。東大門の庶民的な焼肉屋に行った。韓国の焼き肉は豚が主力だが、ここは牛専門の珍しい店だ。

 開け広げた座敷にもうもうと煙が立ち込めていておれには東上野の朝鮮街を思い起こさせた。桃子のお薦めは牛の背筋の刺身。さっぱりしていてマッコリとよく合う。さんざん食って飲んでその値段の安かったこと。食い終わると珈琲まで出る。女房は口に合わないようだったが、おれは大満足で店を後にした。

 23日は帰国の日。ホテルをチェックアウトする時、ベルボーイが寄ってきて「ぼく千葉県柏に留学していました」と懐かしそう。もしかすると新松戸の流通経済大かも知れない。

 桃子が大学へ行って留学当時の先生に会いたいというので、長い坂道を上って梨大構内に入った。「ノムヒョンは戦争にNOと言え!」と書いたタテカンがあった(むろんハングルで桃子の訳)。桃子が先生と再開している間、女房と2人、大学前の喫茶店で甘いジュースをすすりながら待った。

 雨が降り出した中インチョン空港へ。18:50発のアシアナ航空便。成田には午後9時過ぎに着いた。
posted by マスコミ9条の会 at 08:40| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マスコミ9条の会ブログ