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2011年12月29日
10675 行く年A
■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)
「武器輸出緩和」問題の論評は必要ないでしょう。この問題が報道された直後、日本経団連の米倉弘昌(住友化学会長)会長は満面の笑みをたたえながら「大きく評価する」とテレビの画面で述べていました。水を得た魚、状態です。
この問題は看過できません。自衛隊の海外派兵を可能にしたうえ、武器も自由化≠キるということは、戦前のニッポンにもどるということです。これを完成させるために残されているのは、9条を無きものにする改憲です。あの人たちが、改憲論議を急ぐ理由はここにあります。あの自民党でさえできなかった武器輸出緩和を進める民主党政権には、レッドカードを突きつけるしかありません。
そしてもう一つの問題は大阪市です。橋下市長は市役所内にある組合事務所の退去を求め、ヤミ給与についても調査を開始するとしています。ヤミ給与については昨年、農水省で問題になったばかりですが、これはとりあえず置いておくとして組合事務所については、労働組合法においても「便宜供与」として認められており一方的な退去は許されないことです。
橋下市長は市長の引き継ぎにあたって、自分が市長に選ばれたのは「民意」であるから、それに沿った市政を行うことを強調しました。組合事務所の退去は、民意なのでしょうか。彼はとんでもない大きな勘違いをしていると思います。「自分の考え」を「民意」だと思い込む大きな勘違いを。
労働組合はことさら述べるまでもなく、基本的人権のひとつです。だからこそ、労働組合法という特別の法律によってその活動が保障されているのです。その保障の一つが、組合事務所の貸与です。つまり組合事務所の貸与は、少々乱暴な言い方になりますが、法的にも裏打ちされた「民意」なのです。
橋下市長は教育問題を持ち出し、言うことを聞かない教師を締め出す手法を取ろうとしています。今回の組合事務所退去も、言うことをきかない労働組合を排除するものにほかなりません。気をつけなければならないのは、自分の気に入らない者を攻撃するのは例を出すまでもなく、ファシストの常とう手段であったという点です。
行く年の間際に、2つの事件が起きたことは気がかりです。
★脈絡のないきょうの一行
やはり新会派設立。鈴木宗男さんが出てくることは読まなかったなー。







