2017年04月26日

韓国訪問レポートC 人権博物館と平和の碑(少女像)

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
17年04月20日
11529 韓国訪問レポートC 人権博物館と平和の碑(少女像)

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 ナヌムの家の正面にハルモニたちの胸像が建っている。そこには「歴史を消させない」という思いと怒りがあふれている。ナヌムの家は、ハルモニたちの暮らしの場であるとともに、旧日本軍への怒りの結晶の場でもある。そして、戦争の悲惨さを教えてくれる生きた教科書≠サのものである。そのことを肝に銘じたい。

【胸像。向こう側がナヌムの家】
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ナヌムたちの像

 ナヌムの家に別れを告げ、駅近くの食堂で昼食をすませて「戦争と女性の人権博物館」を訪ねた。ここは、韓国挺身隊問題対策協議会(挺隊協)が運営している。そのパンフには「日本軍『慰安婦』問題解決を通じて被害者の名誉と人権を回復し、戦時下での女性への暴力を防止し、正しい歴史の確立と平和の実現に寄与しようと、1990年11月16日に第一歩を踏み出しました」と記している。

 人権博物館は、女性への性暴力の実態をあますところなく伝えている。日本軍の慰安所に関する資料、被害に遭った女性と遺品、現在の世界の戦時下における性暴力の実態など、ありのままの姿は、改めて怒りがわいてくる。

 この博物館のシンボルは、「水曜デモ」の写真にも出てくるが、黄色のチョウチョだ。それを模した紙に、来訪者が思い思いの感想を書いて、博物館外の金網に貼ってある。私たちが行ったとき、高校生らしき若者が出てきたところで、それを貼っていた。さしずめ幸せの黄色いチョウチョ≠ニいうことになろうか。

【チョウチョに託された平和の思い。日本語もあった】
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人権博物館のカベ

 次に日本大使館に向かった。途中、大統領弾劾を求めて100万人が集まった場所に立ち寄ってもらった。広い通りが交差しているあたりがメーンになったという。「ここだったら100万人は入るかもね」という会話になっていた。遠くに大統領の公邸である「青瓦台」が見える。確かに建物の屋根の瓦(カワラ)は青かった。

 ソウルでは1992年1月8日以来、毎週水曜日に日本大使館の前で「水曜デモ」が行われている。この行動を呼びかけたのが市民団体としての挺隊協である。デモは日本政府に対して@戦争犯罪認定A真相究明B公式謝罪C法的措置D責任者の処罰E歴史教科書への記録F追悼碑と史料館の建設――を求めている。

 日本大使館は改築中で、工事のトラックが出入りしていた。その正面に少女の像が座っている。目線の先に日本大使館がある。この像を韓国の人たちは「平和の碑」と呼んでいる。日本のメディアは「少女像」と報道しているが、韓国では違う。呼称は、韓国に倣って「平和の碑」とすべきではないのか、そんなことを考えていた。

【日本大使館前の平和の碑】
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平和の碑

(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
政府、北朝鮮に「武力攻撃切迫事態」に認定する方向で検討(読売新聞ウェブ)。これは武力衝突前段の準備で、明らかな挑発だ。
posted by マスコミ9条の会 at 16:21| Comment(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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