2008年12月21日

田母神前空幕長の「侵略国家は濡れ衣」発言はどこが間違っているか ―張作霖爆殺事件を考える― (上)

権力に操作される新聞の姿

先導する「読売」の今の役割―(第7回)



 前坂俊之(静岡県立大学国際関係学部教授)



田母神前空幕長の「侵略国家は濡れ衣」発言はどこが間違っているか

―張作霖爆殺事件を考える― (上)



 今回は連載内容とは若干離れるかとも思いますが、田母神俊雄・自衛隊前空幕長の「日本が侵略国家であったというのは濡れ衣である」の発言について考えてみたいと思います。田母神前空幕長の一連の発言をめぐる政府、メディア、政治家の対応、処分をみていて、私はその余りのレベルの低さ、インテリジェンスの欠如、無責任体制にはあきれ果ててしまいました。

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posted by マスコミ9条の会 at 22:29| Comment(0) | 前坂 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月10日

戦争報道を煽った『毎日』と敢然と批判した石橋湛山

満州事変前夜、日中戦争、太平洋戦争を通してみる戦時を目前に変質していった新聞メディア


―権力に操作される新聞の姿、 先導する「読売」の今の役割― 

(第6回)


前坂俊之(静岡県立大学国際関係学部教授)




(6)戦争報道を煽った『毎日』と敢然と批判した石橋湛山



では、ライバル紙の『毎日』はどうであったか。当時の『読売』はマイナーな新聞として、社会的な影響力では朝日、毎日とは圧倒的に少なかったので、ここでは比較しない。満州事変の前から戦争へ一歩一歩のめり込んで行く過程で、『朝日』 『毎日』 のどちらがより軍部や世論をあおったかといえば、それはいうまでもなく、『毎日』である。「大阪毎日」が東京紙の『東京日々新聞』を買収して、東京で発行を続けてきたが、もともと『東日』は政府擁護の御用新聞としてスタートし、伊藤博文や井上馨の支援を受け、三菱財閥に買収されて加藤高明が社長に就任するが経営不振は打開されず、1911年『大阪毎日新聞』に買収された。そうした経緯があり、朝日と違って、政府擁護、軍部擁護の姿勢が強いのです。


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posted by マスコミ9条の会 at 23:37| Comment(0) | 前坂 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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