2017年03月11日

11521 途切れた森友学園ナマ中継

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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17年03月11日
11521 途切れた森友学園ナマ中継

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 昨日、鬼のかく乱≠起こしてしまった。十数年ぶりだろうか、高熱を発してしまったのだ。咳が出て、鼻水とくしゃみが断続的に出る様はてっきり花粉症だと勝手に思いこんでいた。が、身体中が筋肉痛を起こしたように痛い。そこで思い当たった。高熱だ。

 体温計は案の定、37.8度を指していた。やや慌てた。タイミングがいいというか、金曜日は私にとっては定休日である。さらにこの日はもともと、東電第一原発近くの国道6号線沿いの放射線調査を予定していたが、相棒の都合が悪くなり延期したばかりだった。これも良かった。

 解熱剤を服用して、朝から布団にもぐり込んだ。イヌやネコもそうだが、動物は体調が悪くなったらじっとしているにかぎる。その法則は、私にも当てはまる。午後になって少しだが熱が下がった。

 何気にテレビのスイッチを入れたら、森友学園の籠池理事長が記者会見をやっていた。私は初めてその様子を見たが、よくもああまで、中身のない話ができるものだと感心しながら聞いていた。本人が30分ほど喋りまくっただろうか、今度は記者が質問する番になったら、いきなりテレビ画面が官邸前に切り替わった。

 出てきたのはあのカオだ。何事かと思いきや「南スーダンから自衛隊PKOを撤退する」という発表だった。これは大歓迎である。戦闘状態の南スーダンは、もしかすると戦後初めての戦死者を出す恐れをはらんでおり、それを食い止めることができるからだ。が、ヘン。撤退は5月末だという。

 5月撤退だったら、森友学園の理事長が記者会見している最中ではなく、時間をずらすとか、翌日にするとかいう方法があったはずである。にもかかわらず、そこにぶつけてきた。胡散臭さを感じないのは、よほど政治的に鈍感な人である。

 敢えてぶつけてきた理由は2つあると思う。一つは、籠池理事長が何をしゃべりだすか不安でならなかったのだ。記者の質問に入る前に、国民の目を官邸前に釘づけにすることによって、その質問を国民に聞かせることを阻止したかったのだ。ラジオではそのテープが流されたが、テレビは結局素通りしただけであった。官邸の目論見は成功した。

 もう一つは、森友学園疑惑で内閣支持率が急激に下がっている。それを食い止める策として用いられたのが南スーダン撤退だったのではなかろうか。(見ていていただきたい。恐らく、これで支持率は少し持ち直すと思う)もともと南スーダンが危ないことは、官邸も分かっていたはずである。撤退発表のタイミングを見計らっていた、と考えるのが妥当ではなかろうか。

 それにつけても、株価と支持率を上げることに執心な内閣であることをまたしても印象付けた。が、籠池理事長の記者会見は日本会議にマインドコントロールされたと思いたくなる、一種の宗教的な強気の発言が散見された。ところが時折、暗い顔をみせ北朝鮮のように消される≠アとはないだろうが、「この人、自殺するんじゃないか」と感じたのは私だけだっただろうか。

★脈絡のないきょうの一行
サムライ・ニッポン、WBCで3連勝。やるねー。

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11520 東日本大震災あれから6年

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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17年03月11日
11520 東日本大震災あれから6年

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 6年の歳月が経た。未だに2500人を超える行方不明者を残したまま、そして人々のこころが、いまだ癒えぬままに……。

 忘れてはならないこの大震災、直後の写真を見ながら改めて考えてみたい。(名取市閖上の写真は、仙台市在住の友人・佐藤康雄氏が撮影したもの)

【名取市・閖上の日和山/撮影日・3月29日】
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 今では、観光のスポットとなった日和山。震災から18日目の山頂の様子である。山頂といっても10b足らずの小高い場所。まったく手つかず状態である。そこに流れ着いた家屋が痛々しい。この地域は名取市で一番多い犠牲者を出している。

【その日和山山頂から海方面/撮影日・3月29日】
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 家屋が流れ着いた山頂から、海方面。調査にきたのだろうか、自衛隊員の姿が見える。階段下のバイクは友人の物。その先の空き地は、現在ではこの地を訪れた人たちの駐車場になっている。この風景、忘れてはならない。

【石巻市街地/撮影・4月16日】
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 旧市役所に近い商店街。この辺りも津波に襲われた。整頓はされていたが、がれきが置かれたままになっていた。写真一番手前のおもちゃの飛行機の持ち主は、無事だったのだろうか。元気に過ごしているのだろうか。

【石巻市・日本製紙の紙倉庫/撮影・4月16日】
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 私たちが訪ねたとき、周辺はヘドロの臭いが充満していた。1年後にはこの倉庫はきれいに撤去され、レールも車両が通れるように整備されていた。企業の復旧は早かった。一般住宅もこのくらいのスピードがあれば……と思うのはないものねだりか。

【亘理町荒浜地区の被災現場/撮影・4月16日】
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 この地を訪ねたときは、言葉がなかった。津波の恐ろしさを見せつけられた思いだった。ここも、閖上と同じように多くの犠牲者を出したところである。日常生活に使う毛布や布団などの剥き出し状態は、「ここでくらしていた人たちがいたのだ」という実感が押し寄せ、涙を誘った。写真撮影場所の真後ろは阿武隈川の河口になっている。その土手のサクラの木につぼみを見つけた。あの津波に負けず、生き続けていることに感動すら覚えた。

【亘理町の一角に打ち上げられた漁船/撮影・4月16日】
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 その現場から、車で5分ほど陸地に入ったところで見つけた漁船。海からの距離にすれば5、6キロはあるだろう。この船の持ち主は大丈夫だったのだろうか。写真を撮りながら、沈黙の時間がつづいた。

 紙数の関係で6枚だけしか紹介できないが、「3.11を忘れない」一助にしていただければ幸いである。

★脈絡のないきょうの一行
いきなり南スーダンから自衛隊PKO撤退表明。森友学園で下がった支持率の回復策に利用?

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2017年03月10日

ますます酷くなる腰の痛み

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年03月10日
ますます酷くなる腰の痛み

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 2月23日の本ブログで獰猛な腰痛の辛さを記したが、その後ますます酷くなっている。24日は新聞九条幹事会。おれが宛名シールを持っていかなければ会報を郵送できない。大変な苦労をして本郷の新聞労連まで往復する。いつもは会議が終わってからみんなと飲みに行くのだが、しょぼんと1人で帰った。

 25日土曜の午前、整骨院で鍼治療をした。マッサージの後で右腰の患部に4本。鍼自身の痛みはなかったが、全然効き目がない。腰を曲げて痛みをこらえながらそろそろ歩く。幸い自転車には乗れるので、いちいち女房に送り迎えを頼まないで済むのが助かる。26日には1カ月半ぶりに床屋へ行った。

 3月6日からの韓国旅行は娘に断ってキャンセルにした。女房と2人で行くそうだ。27日は新松戸診療所の定期検診。三浦先生に腰の痛みを訴えたら注射を打ってくれた。しかしそれも全く効かない。痛み止めの錠剤と副作用防止の胃薬をどっさりくれたが、効かない上に胃酸が喉に上がってくるので数回で止めた。その日の夕方、整骨院へ行ったら「注射したなら鍼は止めましょう」とマッサージだけだった。

 28日は新聞OB会役員会。やはり湯島からタクシーで本郷へ。この日は夕方6時から東京法律事務所で明乳弁護団会議。出席すると約束してあったので地下鉄で本郷三丁目から四谷へ。腰痛の話をすると出席者のほとんどが経験者。みんな苦労している。結局一度、整形外科へ行くべしということになった。

 3月1日、10時に整骨院へ行き「整形外科へ行くのでしばらくこちらは休む」と断る。その足で五香駅前の整形外科を覗いたら物凄い混みよう。飛び込みではいつ診てもらえるか分からないのでとりあえず帰宅。女房に相談したら「前にかかったことのある新八柱整形外科はどうか」と言い車で連れて行ってくれた。ここも患者で一杯。11時に来院して呼び出されたのが12時半。レントゲンを4枚撮られた。

 診察室に入ると院長の菊池医師がレントゲン写真を見て「骨が少し変形してますね」と一言。病名も言わず「湿布薬を出しましょう」と言うから「前に湿布で皮膚がかぶれました」と言ったら「では塗り薬を出しときましょう」と処方箋。後で駅前の薬局で受け取ったのはアンメルツのような棒状の塗り薬。患部に塗るとすーっとするがそれだけのこと。夜は斉藤さんと女房と3人で歌声ゴリのタンゴコンサートへ。

 6日から9日までは1人暮らし。自転車で買い物や駅前のやきとり屋へは行けるので不自由はない。この間整形外科も整骨院も行かずに様子を見ていたが痛みはますます酷くなる。今朝整骨院に「またお世話になります」と電話して先ほど行ってきた。鍼を腰と足に計6本打った。しばらく辛抱するしかないかと諦めている。
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2017年03月08日

海外旅行・第1回バリわくわく旅行(2007年)

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年03月08日
海外旅行・第1回バリわくわく旅行(2007年)

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 その後何回も開催されたバリわくわく旅行の第1回。斉藤哲成さんとおれとで企画・運営した。メンバーは斉藤・戸塚・川合夫妻、石坂、窪添、清水、大坂、阿南さんら。気心の知れた仲間たちだ。

 バリ・デンパサールまで、当時はJALの直行便があった。成田発15:55、デンパサール着22:25(現地時間)。空港を出たら23:20、出迎えの車に分乗してウブドへ。着いたら日付が変わっていた。ビンタンビールで喉をうるおしただけで、各コテージに散らばりすぐベッドに入った。

 13日は朝食後デンパサールへ出て午前中、歴史博物館と独立戦争記念塔の見学。帰り道の露店でドリアンを7個買う。15万ルピア(2100円)。7時からカフェ・ビンタンで夕食。隣のコテージを経営する鈴木正峯さんの69歳の誕生祝いあり。鈴木さんは2年前に亡くなった小倉三千雄さんと同窓生だ。

 翌日は朝早くキンタマーニ高原に出発。高原の入り口で入村料20万ルピア(全員分)とられる。湖と火山が見渡せるスケールの大きい高原だ。ピタロカンというバイキングレストランでランチ。午後はタンバクシリンやゴアガジャという名の有名寺院をお参りしながら帰ってきた。夕方からウブド市内でケチャダンスの鑑賞。10人で50万ルピア。1人600円というところか。おれは2度目なので感激なし。

 15日午前は美術鑑賞。ネカ美術館とブランコ美術館。昼にビラビンタンに戻りカフェ・ビンタンで昼食。夜の日本・バリ親善パーティに備えてコテージで待機。パーティはミーティングルーム前の芝生の広場で、地元楽団の演奏付きだ。豚の丸焼きが出て誰か忘れたが誕生月の人がナイフカットした。

 16日、バリ島最大のブサキ寺院へ。長い参道と石段。昨夜のパーティの騒ぎ過ぎで足と心臓が辛い。やっと本殿らしきところに辿り着き参拝の真似ごとをする。昼飯は見晴らし抜群のブリ・ボヤ・レストランで食い放題かつ飲み放題。それで1人当たり1500円。食事中に猛烈なスコールがきたがすぐ晴れた。

 帰国の日17日は午前中荷物の整理をして昼飯はカフェ・ビンタン。午後3時にビラビンタンに別れを告げ、空港に近いジンパラン海岸へ。バラック建てのレストランが並び、砂浜にテーブルと椅子を置いて魚のバーベキューを食わせる。ロケーションは素晴らしいのだが、値段の割にそんなにうまいものではない。それにワインが高過ぎる。23:55にデンパサールを発って18日7:50に成田に着いた。
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11519 首相夫人は「公人」である

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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17年03月08日
11519 首相夫人は「公人」である

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 森友学園への国有地売却をめぐる疑惑が、メディアでも国会でも取り上げられ、安倍首相は苦しい対応を迫られている。その議論で、首相の配偶者・安倍昭恵さんが森友学園の名誉校長(事件発覚後、辞退)になった問題で、首相の夫人は「私人か公人か」が議論になっている。

 これはもう明らかだ。言うまでもなく彼女は「公人」である。

 昭恵夫人の講演にお役所から5人もついて行ったという国会答弁があった。そのお役人の旅費は自腹だったらしい。誰がそんなこと信じるだろうか。当事者のお役人に聞いてみたいものだが、もしかすると相当なストーカーかもしれない。いや、アッキーの追っかけ≠ゥもしれない(笑)。いずれにしろ物好きな役人である。

 というのは冗談だが、その後「民進党の辻元清美衆院議員の質問主意書に対する答弁書によると、14年⒓月6日と15年9月5日の2回の講演に職員が同行した。」(3月7日・朝日デジタル)という。2回も、である。これが「私人」への対応だろうか。

 世間の常識は政界の非常識だから仕方ないとしても、これはやはり看過できない。コトが土地売買に関して国民の財産がからんでいるからだ。教育勅語が好きで、安保法制が成立したことを嬉しがることは結構である。しかしそれを子どもたちに合唱させるなど、これはとんでもないことだ。

 これが逆に、日本の学校で北朝鮮・金正恩賛美が行われていたらどうなるか。おそらくその学校は即座に閉校だろう。子どもに教育勅語賛美、安保法制成立を賛美させることは所を変えれば、北朝鮮賛美と同じではないか。これは明らかに教育基本法に逸脱している。それを放置してきた政府と大阪府の責任も問われなければなるまい。

 横道にそれてしまったが、安倍首相は(税金で)海外を歩きまくっている。その数を自慢げに話すことがあるが、そのほとんどに昭恵夫人は同行している。その際の交通費や宿泊費は、誰が出しているのだろうか。国ではないのか。

 国ということは、公費であり夫人はその瞬間から「公人」ではないのか。交通費などをご本人が出していることはあり得ないし、もしそうだとしたら世界の笑いものになる。

 たまたま珍しくテレビを見る機会があり、ちょうど参議院の予算委員会の最中だった。共産党・小池晃議員の質問に「まるで妻を犯罪者扱いしている」と安倍首相は気色ばんだ。この人、実に分かりやすいのだが自分の都合の悪いことになると気色ばむ。笑ってしまった。質問がかなり真実に近かかったのだろう。

 アメリカ大統領の夫人は「ファーストレディ」として公人扱いになっている。アメリカが大好きな安倍さん、配偶者の昭恵さんを公人扱いにしてくださいよ。

★脈絡のないきょうの一行
森友学園の不祥事、時間が経つに連れいろいろと明らかに。これでは学校運営の資格なしだ。
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2017年03月06日

宅急便職場の過重労働と「通販」の横暴

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年03月06日
宅急便職場の過重労働と「通販」の横暴

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 宅配便最大手のヤマト運輸に関する報道が目立つ。「宅配便、ネット通販重荷」「人手追いつかず」「再配達コストかさむ」(3月4日付『毎日』)。「ヤマト未払い残業代支給」「5.8万人調査へ」(4日付『毎日』夕刊)。「ヤマト未払い残業代支給へ」「7万人調査 労働者と共産党追及実る」(5日付『赤旗』)。

 「インターネット通販の普及で宅配便の取扱量が急増し、宅配便最大手のヤマト運輸が荷物の引き受けや配達時間の見直しに乗り出した。ドライバーも足りず、荷物を配達しきれなくなっているためだ。ネットで注文し、時間を指定して商品を受け取るという日本で進化を続けた宅配サービスが転機を迎えている」。

 ヤマト運輸がクロネコメール便を廃止したのが15年3月。その時も人手不足と労働者の低賃金が指摘されたが、職場事情はさらに深刻化している。ヤマト運輸労組にこんな悲鳴が寄せられているという。

 「東京都内のあるドライバーは午前8時頃、荷物の集配所である《宅配便センター》に出勤。午前中いっぱい配達した後、昼にセンターに戻って食事や休憩。午後は再び荷物を積んで配達や集荷に走る。午後に集めた荷物を各地に送り出すため、夕方にはセンターに戻り、夜は再び配達に出る。昼間に配達がさばききれないことに加え、夜間の配達指定も多く、午後8〜9時が特に忙しい」。

 こんなに仕事をしても残業代がきちんと支払われていなかった。『赤旗』記事によれば「同社の宅配ドライバーは、専用端末を使って勤務時間を管理。しかし、端末の電源を入れる前や端末返却後にも仕事が行われており、サービス残業が常態化していました」という。未払い残業代は数百億円の可能性がある。

 現場の過重労働の改善に、連合・運輸労連傘下のヤマト運輸労組も取り組みを始めた。17年春闘労使交渉で「宅配荷物総量をこれ以上増加させないこと」「まず、18年3月期の宅配個数を17年3月期を上回らない水準にすること」を要求する方針だ。おれには少し生ぬるい要求に見えるが、企業内組合が会社の業務内容に注文を付けるという意味では画期的なことだとも言えよう。

 宅配便危機の根源にはインターネット通販業界の横暴がある。彼らは大口発注をたてに厳しい割引条件を押し付けている。労働組合は企業内の要求だけでなく、これらの構造的問題にも取り組む必要があるのではないか。
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2017年03月04日

海外旅行・ハンガリー(2006年)C

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年03月04日
海外旅行・ハンガリー(2006年)C

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 国会議事堂訪問の後、市内のレストランで昼飯を食べ、午後は観光地セントエンドレへ。ここは3度目。おれはセンテンドルというんだと思っていた。夕方からドナウ川の遊覧船。ワイン、食事付き。3年前の花火大会を思い出した。ジョルジュさんの家族も一緒で、心和むディナークルージングだった。

 12日は早朝にホテルを出て、ドナウ川の船着き場から9時発の国際航路でウィーンへ向かう。空は雲一つない青空、風もなく波静かなドナウ川。ワインを飲みながらの快適な5時間の水中翼船の船旅だった。

 《ドナウ川は歴史上いろんな物語を生み、歌を生み、国民の生活を育んできた川です。私たち旅人の心を癒し活力を与え、旅人とともに毎日悲しみ、喜び、そして川はとうとうと流れている。橋がありました。橋があるということはここに生活があるということです。ドナウ川には土手、堤防がありません。水量によって川幅が広くなったり狭くなったりします。見上げる丘の上に白いお城が見えます》。

 途中スロバキアを通過して、2時15分にウィーンに着いた。船着き場に待っていたバスに乗って市内観光。ウィーンは森の都と呼ばれ、町の面積に対して緑の比率がヨーロッパ一高いそうだ。バロック建築の建物が多く街並みは厳かだ。昨日一昨日とEUの会議があったとかで道は混んでいた。

 夕食はホテルを出て、市内の観光客向けのレストランでとる。この店はばかでかくて、客がいっぱいで、料理の出方が遅くて、ワインが高くて、サービスが悪いことおびただしい。口直しにどこかで飲みたかったが勝手が分からないので、ホテルに帰って各自持参のウィスキーなど持ち寄って酒盛りをした。

 翌13日の午前中はショーンブルン宮殿を見学。おれはこの宮殿は3度目なのでさしたる感動はない。11:20空港へ向かう。14:05発のオーストリア航空便で機中泊。14日08:40成田着。

 ハンガリーは92年、01年、03年に続いて4回目、この旅行が最後になった。旅行の企画・運営に当たったジョルジュさんも井川君も亡くなった。この最後の旅行から11年経つ。EUに加盟したハンガリーだが、経済的にも政治的にも大変らしい。特に難民受け入れ問題では欧州の国々から批判されているようだ。もうおれにはハンガリーへ行く体力はないが、できればもう一度ドナウ川の遊覧船でワインを飲みたいものだ。
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2017年03月03日

11518 「生きていること」の大切さ

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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17年03月03日
11518 「生きていること」の大切さ

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 先月26日、高校時代の恩師が逝った。76歳とまだ若かった。昨年11月に脳梗塞を起こし治療してきたが、併発した肺炎が収まらずそれが原因だったという。栃木県の塩谷町に住んでいた。ご承知の方も多いと思うが、3.11大震災の放射能汚染の残土(産業廃棄物)の仮処分場としてこの町が浮上し、今もくすぶっている。

 恩師は体育の教師で、投網を得意としていた。塩谷町でクラス会を開いたことがある。そのとき、投網で獲れた落ち合アユをごちそうになった。実に美味しかった。そのはずだ、清流で育ったものなのだから。産廃仮処分場について、恩師は反対し続けていた。環境破壊によって貴重な名水が汚れるからだ。

 私は「うちの組合に街宣車があります。いつでも車をもって応援に行きますよ」という手紙を書いたことがある。恩師は笑って、喜んでくれた。が、その宣伝カーを出すことはもうできそうにない。

 その通夜にクラスメート3人と一緒に出かけた。久しぶりに会う仲間たちだ。もちろん、みんな東京近郊に住んでいる。現状を報告しあううちに、私を除く3人の共通点に気づいた。3人ともいわゆる死に目≠ノ遭遇していたことだ。1人は透析をつづけている。あとの2人は心筋梗塞を起こし、救急車で病院に運ばれたことがあるという。

 透析をつづけている彼と、心筋梗塞を発症した1人はペースメーカーを埋め込んでおり、障害者・1級の認定を受けているという。もう1人は、血液をさらさらにする薬が手放せず、服用をつづけ1ヶ月に1回程度の通院を余儀なくされているという。

 ふと、思い当たった。恩師の訃報にこの3人は即座に反応して、遠く塩谷町まで通夜に同行してくれた。それは死に対して、一番身近に感じていたからではなかろうか。恩師の死が、自らの健康状態とオーバーラップして、他人(ひと)事とは思えなかったからではなかろうか。だからと言って、そのほかのクラスメートが冷たい≠ニいうつもりはさらさらない。

 3人は生きていることの凄さと大切さを(本人たちは気づいていないかもしれないが)、無意識のなかに宿しているのではないかと感じた。その発露であろうか、「水久保クン、健康だけは大事にして。無理しちゃダメだよ」と何回も何回も言われた。クンづけで話してくれるのは、彼女らだけである。恩師の死を通じて、生きている事の何かを改めて考えさせられた一コマであった。

 来年、高校卒業50周年を迎える。節目の年である。すでに物故者となったクラスメートも何人かいる。そうだ、来年は50年のイベントをやろう、帰りの車の中でそんなことを考えていた。

★脈絡のないきょうの一行

北朝鮮、「金正男は心臓麻痺」。おっとと、どこかの首相の国会答弁に似てるなー(笑)。ポスト真実かい?

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2017年03月02日

露骨!自衛隊駐屯地の見学ツアー

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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年03月02日
露骨!自衛隊駐屯地の見学ツアー

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 本2日付『毎日』の8面を開いて驚いた。驚いた後で背筋が寒くなった。阪急交通社の全面広告。「富士山ぐるっと一周ハイキング」「四国八十八ケ所お遍路の旅」「江戸城歴史ウォーキング」などと並んで「陸上自衛隊駒門(こまかど)駐屯地訪問ツアー」があった。露骨な自衛隊応援ツアーの広告だ。

 まず宣伝文句を見てみよう。「年に一度の!大迫力」「陸上自衛隊 創立記念行事」「戦車やヘリコプターが動く」「空砲射撃や各部隊が展開する迫力の模擬戦」「駒門駐屯地 普段は入ることができない自衛隊駐屯地へ!」「持ち運びに便利なおにぎり弁当付」「阪急交通社特製ミリタリーバッジ付」。

 惹句はまだまだ続く。「行事内容(2016年参考)◆模擬戦・アトラクション◆装備品展示◆記念式典◆模擬販売店」「1日のみの出発催行確定!出発日2017年4/2(日)6,990円」「旅程 各地発=高速道路=陸上自衛隊駒門駐屯地へご案内=御殿場(休憩、買い物)=高速道路=各地着」

 新宿出発コースには他にない特典が付く。「プレミアムコース 新宿出発のみ自衛隊OBがガイドする。OBだから語れる体験談 オフレコトークなど バス移動中も自衛隊に関する教養が身につく!」「元自衛隊員だからこそわかる記念行事の楽しみ方伝授!」。このコースのみ8,990円だ。

 「2016年参考」というから、どうやらこのツアーは毎年やっているようだ。そう言えば米軍横田基地の一部を住民に開放する日に合わせるツアーがあると聞いたことがある。基地内で分厚いアメリカンステーキを食わせるとかで人気があるようだ。「愛される米軍、自衛隊」の演出というわけだ。それにしてもバスの中で自衛隊OBの話を聞くことで「自衛隊に関する教養が身に付く」とは恐れ入ったな。

 「空砲射撃や各部隊が展開する迫力の模擬戦」というのだから、明らかに戦闘行為を想定した昔日の「陸軍大演習」ではないか。それを国民に見せて愛国心を鼓舞する。そのためのツアーを旅行社とタイアップして実施する。それを新聞社が全面広告として掲載する。国民は洗脳されつつあるのだ。

 教育勅語を暗記させる幼稚園があるというのにも驚いたが、日本会議とかいう妖怪が跋扈する今日、日本はまたあの軍国主義国家に逆戻りするんじゃないか。そんな心配が襲ってきた。「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」という日本国憲法はどこへ飛んで行ってしまったのか。

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11517 なるほど「アッキード事件」

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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17年03月02日
11517 なるほど「アッキード事件」

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 日刊スポーツが小気味いい報道をしている。「2017年3月1日9時28分 紙面から」としてウェブに掲載された。「政界地獄耳」というコラムだが、実に的を射ている。ガンバレ、スポーツ紙。

                           ◇=◇=◇
だまされるな!!言葉の言い換えだけだ

 ★ネットの世界では既に国有地払い下げ問題や、首相・安倍晋三夫人・安倍昭恵が名誉校長を務めていたことを“アッキード事件”と称して盛り上がりを見せている。いずれにせよ、首相夫妻が異様な私学の教育方針に賛同し、広告塔を務めた事実から見てこの内閣の政治レベルの低下によって、もたらされたものと言える。公約違反を「新しい判断」と言い換え、オスプレイの墜落を「不時着」と言い張ったのもこの内閣。積極的平和主義や最近興奮すると多用する「レッテル張り」に至っては元の意味すらよく分からない言葉になった。

 ★思えば集団的自衛権の解釈変更という強引なごまかしがこの内閣の言い換えの歴史と言えよう。ばくちを認める法律をリゾート開発を主とする「IR法」と言い換え、共謀罪を「テロ等準備罪」にそれぞれ言い換え、南スーダンの状況では戦闘を「衝突」と言い換えて事態を和らげようとする。本質を隠し穏やかに見せようとしてきたごまかし政治の延長にある。

 ★地方議会では白紙領収書を使い政治活動費の水増しや横領で議員が数多く辞職に追い込まれても総務相・高市早苗は「問題ない」と答弁するなど、政治には特権があっても国民生活では決して認められず、役所は一切受け付けない事案を、政治の世界では政治家や高級官僚が関与すれば何でもまかり通る。今、この国の国会ではそんな異常性を見せつけている。

 ★ごまかし政治の最たるものは役所が作るメモに始まり、文書の管理義務があるものまで紛失、破棄と子供の言い訳のように「なくしたから」と言って切り抜けようとする公務員の姑息(こそく)だ。管理責任が問われたという話も聞かないし、後日、ひょっこり見つかるというのだから「隠蔽(いんぺい)」が正しい表現ではないのか。ここにも国民を欺くごまかしがある。政治家と公務員に、これほどまで欺かれても気にならない国民も我慢強い。(K)※敬称略
                           ◇=◇=◇

 国民も我慢強い――実に厳しい嫌味である。

 この間ずっと、国民は安倍内閣の言葉の言い換えに騙されてきた。昨日の共産党・小池晃議員の追及にも「妻に対して犯罪者扱い」などと、見当違いの答弁をしている。反論されると「そういう印象を受ける」と逃げた。一事が万事、そういう人なのだ。こんな人、首相の座から引きずり下ろす必要がある。

★脈絡のないきょうの一行
金正男暗殺事件、マレーシア警察は頑張ってるね。花マル。
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2017年02月26日

海外旅行・ハンガリー(2006年)B

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年02月26日
海外旅行・ハンガリー(2006年)B

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 チェルゴーからブダペストへ、途中、馬と平原のテーマパークでホースショーを見たり昼飯を食ったりして、ほぼ1日かけて移動。ブダ地区のノボテル・ホテルに着いたのが7時過ぎ。8時から中華料理屋で夕食。食いものはあまりおいしくなかったような記憶がある。ワインはうまかったけどね。

 5月10日、午前は英雄広場などの市内見物。昼飯は世界遺産の民俗村ホーロッケー。白と赤の民族衣装を着たおばちゃんたちがのんびりした唄で歓迎してくれた。そこから2時間かけてワインの町エゲルに着く。以前にも来たことのある美女の谷で夕食、赤ワインをたらふく飲んでバスに乗り一路ブダペストへ。

 11日も午前中センテンドレなどの郊外の名所見物で、午後は3時半から国会議事堂見学。

 《3時半です。国会議事堂に入りました。19世紀、ハンガリー帝国の権威の象徴としてつくられました。きらびやかで豪華です。第二次大戦までは2院制でしたが、社会主義国になってからは1院制にされ、ハンガリー労働者党の1党独裁になりました。国会はハンガリー労働者党に独占されました。90年の自由化以降は一応通常の国会になりましたが、いろいろ問題があるようです。これが議場です。閣僚の椅子はビロードに覆われてふかふかですが、議員のは硬くて尻が痛くなるそうです》。

 議事堂内の控室のようなところで、国会議員のサスファニさんの話を聞いた。サスファニさんは前チェルゴー市長で、ジョルジュさんの友だち。かつてハンガリー民主フォーラムの党員でしたが、今は社会主義クリスチャン党に属している。45歳、妻と子ども3人。ハンサムな若手議員だ。

 「ソ連支配時代のハンガリーは悲惨だった。マルクスやエンゲルスは支配の手段として使われた」というサスファニさん。最後に「平和憲法を持つ日本国民を尊敬しています」と結んだ。

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2017年02月23日

獰猛な腰痛に泣く私です

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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2017年02月23日
獰猛な腰痛に泣く私です

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 今日の午前、五香駅前の整骨院に行ってきた。2日続けての通院である。暮れに痛くなった右腰が正月にはだいぶよくなって、OB会の千寿七福神巡りでは約1万歩けた。1月31日〜2月2日の草津、四万温泉旅行も支障なく行けた。ところが7日、マスコミ九条の会エデュカス東京の集会で市ヶ谷駅から坂道を登っているときイヤな違和感を感じた。集会終了後一杯飲んで、帰りの電車が立ち通しで辛かった。

 10日頃から獰猛な痛さが襲ってきた。駅の階段、特に下りが手摺りにすがっても脂汗がでる。夜、布団の上でで寝返りができない。朝は起き上がるのに5分も苦闘。腰をかがめて痛さをこらえやっと歩く。座っていると痛みが薄くなるので、始終パソコンに向かっている。それが余計いけないらしい。

 都内に出かける会議は基本的に欠席するようにしているが、前からの約束でどうにもならない用事もある。18日は孫の誕生祝いで横浜まで行ったが、女房頼りだった。21日はおれが主宰する会議が神保町であって、水道橋から這うようにして目的地へ向かった。酒を飲むと少し痛みが和らぐ。

 昨22日とうとう我慢しきれずに女房が2年前に通院していた整骨院に、女房の車に乗せられ連れて行かれた。なかなか明るい病院で、若い男性の整骨師(と言うんだろうな)がきびきびと応対。急患扱いで診てくれた。患部にちょっとさわって「物凄く硬いですね」と言って指圧とマッサージをしてくれた。

 この整骨院にはベッドが10台もあり、5〜6人の男性整骨師が治療に当たっていた。もちろんおれのような年寄りもいるが、結構若い患者もいる。乳母車の赤ちゃんをそばに置いて腰をマッサージしている若いお母さん。一見して飲食店経営と分かる中年の男性もいた。肩痛、腰痛は国民病なのかな。

 2日連続でマッサージしてもらったのだが、痛みは変わらない。次は土曜日の午前の予約だが、鍼治療をやるかどうかの決断を迫られている。明日は新聞九条の会幹事会だからどうしても本郷まで行かねばならない。湯島からタクシーか、お茶の水から地下鉄丸ノ内線か。いずれにしても本郷まで歩くのは無理だ。

 明日の様子を見てからだが、やはり鍼治療を決断しなければならないかなと思っている。正月、腰痛が軽くなった時に娘の正子に言われて3月6日〜9日の韓国旅行を約束した。正子はすぐ女房と3人分の予約をした。飛行機は大丈夫だと思うが、向こうでの移動が心配だ。一か八か鍼治療に賭けてみるか。

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2017年02月20日

海外旅行・ハンガリー(2006年)A

塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年02月20日
海外旅行・ハンガリー(2006年)A

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 午後のバスの中でテープレコーダーに向かう。
 《森林公園の若葉、色が柔らかです。これから美しくなる少女のような緑とでも言うんでしょうかね。あ黒い雲がちょっと切れてきたみたいです。今日こそは昼間は酒飲まないで夜おいしい酒をと思ったんだけども、公園のレストランで、洋梨のパーリンカや何やら甘くて赤い酒も出て結局飲んでしまいました。

 地元の方が市長さんはじめ何人も出席されて楽しいランチでしたが、気楽な会話の中で面白かったのは、セクハラについてのハンガリー人の見方です。出席者の1人は、あれはアメリカが自分の国の論理を押し付けているに過ぎない。セクハラを強調するのにどんな意味がるのかと疑問を呈していました》。

 大きな牧場で生まれて初めての乗馬体験をした。牛の放牧場で1時間ちょっと過ごし、夕方から牧場のレストランで市長さんを囲んだ大パーティ。広いフロアで軽快な音楽に合わせてみんなで踊る。おれもわけの分からない腰振りダンス。みっともないね。散々騒いで車に分乗してチェルゴーに戻った。

 《5月9日午前10時22分です。午前9時にチェルゴーのバンガローを出て、ひたすら大平原のハイウエーをつっ走っています。菜の花の畑、ポプラの並木、遠くには小高い山も見えます。標識がありましたけど当然読めません。高速道路のジャンクションで方向転換です。黄緑の若葉、結構川もあります。 

 土地は肥えているようですが、十分に有効活用しているようには見えません。点在している家はどれも同じような色合いで、屋根は赤系統壁は白、あ馬が放牧されています。

 昨日、ガールさんとハンガリーの政治について話をした。ソ連支配時代、ハンガリー社会主義労働党の幹部はソ連にペコペコしながら自分の利益のみ追い求めてきた。この連中が自由主義経済になったとたんに企業の社長や経営者になった。一つの政権が倒れて別の政権ができるというよりも、もともとの政権を担っていた連中が次の政権下でも支配を続けると、こういうことへの怒りが国民の中に強くある。

 労働組合はあるにはあるんだが、政府や企業のの御用組合で生産を上げることに力を注ぐだけ。政府や経営者と対立をする気は全くない。今の政権はついこの前の選挙でかろうじて第一党になった社会党だけど、これがアメリカとべったり。外資を導入してそのおこぼれで私腹を肥やす連中ばかりなんだそうだ》
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2017年02月16日

自分勝手な大企業トップの経営談義

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年02月15日
自分勝手な大企業トップの経営談義

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 「東芝 債務超過1912億円」「米原子力会社不正疑い」「決算発表延期 会長引責辞任」(15日付『毎日』1面トップ)「また疑惑信用失墜」「体質改善進まず」(同経済面)。「東芝会長が引責辞任」「米原発事業で7125億円損失」(15日付『赤旗』)。東芝経営が大変なことになっている。

 東芝危機を報じる『毎日』経済面の隅に「経済観測」というコラムがある。今日(15日)の執筆担当は日立製作所の川村隆名誉会長だ。言ってることは抽象的だが、経営者の本音が出ている。

 川村氏はまず「日本的経営」に不満を示す。「雇用を守り、取引先や地域とも調和を守りながら、年功序列や終身雇用などの制度下で行う」のが日本的経営で、これでは「世界市場で対等に戦い続けることはできない」。日本の経営制度では企業の最終利益は世界レベルに届かない。もし半分だとすると、未来の@研究開発投資、A設備投資、B人材投資、C市場開発投資も半分しか出せないことになる。

 「日本企業では、経営者も従業員も自分たちがどっぷりつかってきた過去から脱皮する必要がある。仲間内で楽しく暮らす意識が中心で、リスクに備えつつ未来の変革を目指すという意識は薄いのが、日本文化だ」。この仲良しクラブ的日本経営の風土が企業力を弱めているというのが川村氏の言い分だ。

 何故そんな経営になったのか。それは「戦中戦後に日本で確立した年功序列・終身雇用を中心とした雇用・労働制度だと私は考えている」という。川村という男はよほど「年功序列」と「終身雇用」に恨みがあるようだ。名誉会長の報酬がどのくらいか知らないが、定年後もぬくぬくと企業に居残っている奴に終身雇用が経営の足を引っ張っているなどと言われたくない。それにあんたの出世は年功序列じゃなかったのか。

 川村氏は続いて「(今の経営は)企業の未来を切り開く人々を重視し、組織全体を筋肉質かつ流動的にという考えが不十分だ。だから大企業などに、潜在社内失業者が出て、コストを圧迫する現状が出現するのだ」と嘆く。大企業にはさらにリストラの余地があるというわけだ。

 日立は東芝とともに日本内外の原発関連事業に金を注ぎ込んできた。それが6年前の福島原発事故以来、経営の重荷になっている。「未来志向」で原発に踏み込んだのだろうが、結果は惨憺たるものではないか。経営の未来を語るなら、労働者の現状を直視する方が先なのではないか、とおれは思う。

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2017年02月14日

海外旅行・ハンガリー(2006年)@

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年02月13日
海外旅行・ハンガリー(2006年)@

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 井川君、ジョルジュさん、ガールさんが企画したハンガリー旅行。おれは4度目のハンガリーになる。メンバーは東電の近藤夫妻、稲富夫妻、日立の篠田夫妻、高岡女史、石坂さんのいつもの顔ぶれに東京地評の高畠さん、前澤さん、公務一般の小林さんらを加えて総勢16人。うちの女房は不参加。

 5月5日、10:40の成田発オーストリア航空で一路ウィーンへ。現地時間16:00にウィーンへ着くと、空港にジョルジュさんとガールさんがバスを用意して待っていた。その日のうちにハンガリーに入る。国境の町ショプロン。ホテルにチェックインするとすぐに集合してハム、ソーセージ専門のバーで夕食。ビールとワインもうまかったな。ホテルまで歩いて帰る道は濃い花の匂いがしていたな。

 6日は市内観光。名物の火の見の塔や三位一体像のある中央広場、市庁舎、城壁跡。午後は世界遺産のバンノンハルマ修道院を見学して近くのパルフ村で温泉に入る。もちろん海水着をつけての温泉だからプールみたいなもの。まそれでも温泉は温泉か。ショプロンに戻ってレストランで夕食。調子に乗ってジョルジュさんとパーリンカ(アルコール度60°の蒸留酒)の飲み比べをしてダウン。情けないね。

 翌日はショプロンを離れて南西部の町チェルゴーへ。途中にハンガリー最大の湖バラトン湖があり、その近くにこれまた中欧最大の温泉湖といわれるヘーウィズが。この温泉にも海水着で入ったらしいのだが記憶はない。夕方チェルゴーに着きなんとかいう女性市長や国会議員が出迎えてくれた。

 夕方からいつ果てるともしれない盛大な歓迎パーティ。バーベキューの肉が次々に運ばれてくるが食いきれない。腹が張ってもうビールからワインに移ろうと思ってジョッキをぐいと飲み干すと、地元の人が目ざとく見つけてなみなみと注いでしまう。もうビールと焼き肉でお腹ぱんぱん。下も向けない。

 8日午前は女性市長さんの案内でまず18世紀創立という高等学校へ。緑に囲まれた広い敷地にゆったりした校舎。次にアグネシュラカ国立植物園。木材だけで立てられた管理事務所でいろいろ説明を聞く。どうやらこの植物園に隣接して別荘地を整備したようで、それを買わないかという話らしい。

 値段はばか安だが、なにせ日本から遠く離れたハンガリーでは躊躇せざるを得ない。案内された別荘予定地には黄色い花が一面に咲きほこっていた。昼飯を食べた管理事務所のレストランは素敵だった。
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2017年02月11日

「共謀罪」から連想したこと

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年02月11日
「共謀罪」から連想したこと

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 「話し合っただけで罪になる」共謀罪法案が国会に提出されようとしている。実際に犯行に至らなくてもその企てをしたというだけで死刑になった大逆事件・幸徳秋水の例もある。しかもあれは「共謀」容疑自体が明治天皇制国家のでっち上げだった。再び怖い世の中になりそうな雲行きだ。

 「共謀」を広辞苑でひいてみたら「2人以上の者が共同で企むこと」と出ていた。なるほど2人以上で企むから共謀なのか。それでは1人で企むのは罪にならないのかな。1人だってテロ行為はできるのに。多分2人以上で企めば証拠が残るが1人の心の中の企みでは犯罪を立証できないということだと思う。

 子どもの頃読んだ漫画にウソ発見機というのが出てきた記憶がある。本人がいくら否定してもこの機械にかけるとたちまちウソがばれてしまう。人の心の中を見透かす機械なのだ。長じておれは「妄想罪」という短編小説を書いた。ある男が電車から降りたとたんに痴漢行為で警察官に逮捕される話だ。

 男は「おれは何もしていない」と抗議する。すると警察官は「お前は最近改正された刑法を知らないのか。お前は電車の中で前に立っている若い女性の裸を妄想していた。これは痴漢行為なのだ」「いい女だと思って見てはいたが裸なんか想像していない」「そんなこと言い張っても無駄だ。証拠がある」

 電車の中には監視カメラが備え付けられていた。このカメラには特殊なセンサーがついていて、人間の心の中まで写し取ることができる。警察官は男に男の心の中の映像(女性の裸体)を見せ「これが何よりの証拠だ」と自信満々で迫ってきた。男は警察官に監視カメラの他の映像も見せるように要求した。

 そこには件の警察官が映っていてこんなことをつぶやいていた。「ここのところおれの犯罪検挙率は下降気味だ。この辺で成績を上げないと免職になってしまう。あ、あそこに前の女をじろじろ見ている男がいる。あいつを妄想罪でしょっくくれば点数が上がる」。――監視カメラの映像は妄想だらけだった。

 この短編小説は書いているうちに何がなんだか分からなくなって途中で挫折した。しかし人の心の中に入り込んで犯罪に仕立て上げるなんて世の中が来ないとも限らない。共謀罪はその入り口なのかなあとも思う。憲法13条に明記された「個人の尊厳」を守るたたかいがますます重要になっている。
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2017年02月10日

11516 アスペルガー症候群

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
17年02月09日
11516 アスペルガー症候群

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 アスペルガー症候群という言葉をご存知だろうか。私は最近まで知らなかった。

 社会性に関連する領域にみられる発達障害の総称で、ヒトの発達における広汎性発達障害(PDD)のひとつだと言われている。オーストリアの小児科医のハンス・アスペルガーにちなんでつけられた診断名。「社会性に関連する領域にみられる発達障害の総称。小児自閉症、アスペルガー症候群、レット症候群、小児期崩壊性障害(しょうにきほうかいせいしょうがい)、特定不能の広汎性発達障害、その他が含まれる」(「LITALICO発達ナビ」から転載)。

 これに類する人は、小児に限らず自分が興味を持ったことは徹底的に追求する、いわゆる「オタク」と言われる人にありがちだという。それは時として普通の人より、素晴らしい才能を発揮する場合がある。子どものころから頭もよく、天才的だと言われることもあるという。

 この傾向の人の特徴を、前出「LITALICO発達ナビ」があげている。以下の全てがアスペルガー症候群と診断された人に該当するということではない。部分的に表面化する人もあるというが、以下がそれである。思い当る節は否定できない。

 1. 明確な指示がないと動けない
 2. 場の空気を読んだり、その場の空気に沿った対応が苦手
 3. 冗談が通じず、会話の行間や間を読むことが苦手
 4. 曖昧なことを理解するのが難しい
 5. 好きなことには集中してやり続ける、話し続ける
 6. スケジュール管理が苦手
 7. 自分が興味のないことは頑なに手を出そうとしない
 8. 急な変更にうまく対応できず、だまされやすい
 9. 名前を呼ばれないと自分だと気が付かない
 10.相手の気持ちを慮れない、人を傷つけることを平気で言う

 スケジュール管理ができないという問題は、金銭感覚の喪失にもつながっている。つまりお金の管理ができないのである。お金を使うことを嫌う管理であればいいが、使いまくるという管理≠ノなると桁外れに厄介なことになる。見方を変えると、浪費癖に映る。

 相手の気持ちを慮(おもんはか)れない人にありがちだが、日常会話で相手の発言に対して、まず訳もなく「それは違う」と必ず反論≠キる人がいる。しかもそれは尋常ではなく、それもほとんどの場合「完全否定形」である。したがって会話はそこで途切れ、発展性がない。その意見に反論しようものなら、倍返し≠ナ拒否され議論にならない。そういう場合、私はその話題を終わらせる。

 まだある。電話のことだがこちらの都合も聞かずに一方的に喋りまくる人がいる。忙しいときは遮ることもあるが、これも前出の「傾向」に当てはまる。そんなことを考えていると、人間不信に陥ってしまいそうだが、こんな病気≠烽ることを知って欲しかった。

★脈絡のないきょうの一行
スギ花粉の飛散予報、西日本が多くなるという。うーん、困ったものだ。
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2017年02月08日

海外旅行・韓国(2005年)

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年02月08日
海外旅行・韓国(2005年)

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 夏にサンクトペテルブルグ、ブルガリアへ行ったメンバーを中心に広告の江草さん、細川活版の菅野さん夫妻を加えた12人。二女桃子の企画・ガイドの3泊4日。「05年忘年会と歴史に学び未来を語る旅」ーイン・ソウルーと銘打って「日本の朝鮮支配と独立・抵抗運動」という学習パンフもつくった。

 12月9日、成田発9:25、インチョン着12:05。覚悟はしてきたが猛烈な寒さ。リムジンバスでソウル市内へ。忠武路(チュンムノ)のアストリアホテルにチェックインしてひと休み。その夜は前にも行ったことのある東大門の庶民的焼肉屋で牛ホルモンとマッコリ三昧。男どもは満足だが女性たちは?

 翌10日は午前中西大門刑務所見学。入場料1人1500ウォンだから150円というところか。日本の植民地当時の日本官憲の弾圧がリアルに再現されている。皆ただ黙々と見て歩く。午後はインサドンをブラブラして、夕食はビマッコルという大衆酒場でチヂミを食いながらまたもマッコリ。地下鉄で宿へ。

 11日は全日費やして独立記念館をじっくり見学。9:20ソウル駅からセマウル号で約1時間、天安駅からタクシーに分乗して独立記念館へ。おれは2度目の訪問。ここの入場料は1人2000ウォン。日韓併合時の悲惨な出来事などショックな展示品が並んでいる。いくつかの館を巡って昼食に。さすがアルコール類はない。帰りは天安駅行きのバスに乗れた。天安駅からまたセマウル号でソウルへ。

 午後5時過ぎにソウルに着き、ミョンドンまで地下鉄で出て夕食。ソウル最後の夜なので忘年会を兼ねた大宴会。韓国人のお客と交流しながら約2時間、腹いっぱい食べかつよく飲んだな。それでも勘定は全部で18万2000ウォン。1人あたま1400円というところだ。安い。寒さも気にならない。

 12日は早くも帰国の日。8:00にホテルを出てバスでインチョン空港へ。インチョン発アシアナ便は11:30に離陸。すぐ昼飯が出て、成田着13:40。はいご苦労さんでした。

 日本旅行の社員だった桃子は窓口から営業に回され長時間労働に苦しんだ。比較的よくしてくれた上司が過労死まがいの心筋梗塞で急死したのを機に退社した。その後韓国の大学に語学留学してそれが活かせる就職先を見つけている最中だった。結局ふさわしい所が見つからずに翌年非正規で就職した。
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11515 拝啓、石原慎太郎元東京都知事 様

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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17年02月08日
11515 拝啓、石原慎太郎元東京都知事 様

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 拝啓、石原慎太郎 様

 突然のお便り、お許しください。築地市場の豊洲移転問題で、都議会が貴方の参考人招致を決めました(2月7日毎日新聞ウェブ)。当然であり、遅すぎるキライさえあります。問題はあなたご自身がきちんと対応するかどうかです。私は、高齢を理由に断るとみていますし、もしかすると入院するかもしれないと穿っています。よもやそのようなことはありますまいが……。

 今回の問題をこじらせた大本は、豊洲にあった東京ガスの跡地を買い取って、築地の代替地にしたことでした。代替地案の段階から、有害物質があることが分かっており、市場にはふさわしくないという指摘がされていたにもかかわらず、貴方があの土地を買収したことから今回の問題が発生しています。。

 そもそも移転問題は、築地市場が手狭になったことが理由でした。そのときは築地の2階建て構想が浮上していました。しかし貴方はこれを潰し、豊洲移転を強引に推進したのです。今回の参考人招致は、問題の原点に返って豊洲の土地の入手経路などを詳しく調べることを目的としたものだと言います。

 当時から多くの専門家が、「豊洲は築地の代替地にふさわしくない」と提言していました。それを無視して工事が進められました。無視する理由は何だったのかを明らかにさせる必要があります。加えて工事前の水質調査で「問題なし」としていたものが、今になって多量の有毒物質が見つかったことも明らかにすべきでしょう。

 利権がらみ≠ニ見る向きも少なくありません。東京ガス跡地の土地の取引で利権が生まれ、水質調査でも誰かが手を入れたのではないかという図式も見え隠れします。素人である私からみても、きな臭さを禁じ得ません。しかも、建屋に盛土をするという設計図になっていたにもかかわらず、それがされていなかった。不思議な建造物なのです。

 1965年、東京都は「伏魔殿」と呼ばれていました。都議会議長にからむ汚職事件が発端で、議長らが逮捕されるという事態に陥りました。このとき都民の間から「都議会解散」の運動が起き、それが現実のものとなりました。それまで都議会議員選挙は、4年に1回の「いっせい地方選挙」で行われていましたが、この年から7月あたりの中間選挙になったのは、貴方もご承知のとおりです。選挙の結果は、もちろん自民党のボロ負けでした。

 そして今年の都議会議員選挙。小池劇場≠フシナリオは着々と進んでいます。第1幕は都知事選挙で「豊洲移転の見直し」を言い出し、第2幕は移転をいったん止めて改めて水質調査。その最中に盛土のなかったことを公表。そして今度は第3幕。あなたの参考人招致がそれです。

 このあとの第4幕は、豊洲移転の白紙撤回。第5幕が都議選突入――というところでしょうか。シナリオが見えてしまうと、その芝居の面白みが薄まりますが、今回、貴方が舞台に上がることは興味深く感じています。貴方が大根役者≠ナないことを祈っております。

 まだまだ寒き折、お身体ご自愛ください。元気なお姿で、都議会にお越しいただくことを祈念しています。

                                                         敬具

★脈絡のないきょうの一行
米軍が日本の研究者に8億円(毎日新聞)。軍学共同問題が批判される中の出来事。日本の学者も地に堕ちたか。

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2017年02月05日

明乳に労使協議を強制する中労委命令を

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年02月05日
明乳に労使協議を強制する中労委命令を

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 明治乳業全国工場事件の中労委命令がもうすぐ出る。おれと明乳賃金差別事件の関わりは1987年11月から。市川工場事件の都労委審問が始まってすぐのことだ。それから市川事件の都労委、中労委、東京地裁、高裁、最高裁、さらに全国事件の都労委と6つの命令、判決が出された。全て敗訴である。

 今回の中労委命令が7件目、最初の申立から32年になる。もちろん今度こその思いが強いが、不安もある。不当労働行為が認定されたとしても、救済内容をどうするのか。命令主文の書き方が難しい。事件の申立人は市川事件、全国事件合わせて64人いるが、すべて定年退職している。12人は恨みを呑んだまま他界した。不当労働行為制度は原状回復主義が基本だがもう現状回復の余地はない。

 しかし何らかの救済措置がとられなければこの争議は終わらない。どんな救済措置があるのだろう。おれは@申立人らの名誉回復とA解決金の2つだと思っている。申立人らが60年代以来組合活動をしてきたこと、会社がそれを嫌って様々な苛め行為をしたことははっきりしている。在職時「ならず者」呼ばわりされた申立人らの名誉回復は絶対必要だ。それと差別是正の後払いとしての解決金だ。

 労働委員会制度は当初科罰主義がとられた。不当労働行為は犯罪だからそれを犯した経営者は刑事罰を受けたのである。それが1949年の労組法改正で現状回復主義に移行した。組合を嫌って委員長を解雇したらバックペイを払って復職させればいいというわけだ。もっとも「今後不当なことはしません」という誓約書の社内掲示を命ずるポストノーチスという制度があるが刑事罰とは意味が違う。

 ということで、労働委員会は申立人らの名誉回復措置を命令するのは躊躇するということになりかねない。だからといって会社を免責するのではあまりに不当労働行為救済を標榜する労働委員会として情けない。労働者救済の使命を投げ捨てていいのか。おれはそこで一つの提起をしたいと常々思っていた。それは争議解決のためのテーブルに強制的に会社をつかせるということ、つまり協議命令のようなものだ。

 明乳という会社は一貫して申立人らとの和解を拒否してきた。今回の中労委でも中労委側からの熱心な和解打診を頑なに拒否し続けた。労働争議は解決のための協議がなければ永遠に終わらない。申立人らとの協議を一切拒否してきたこと自体が不当労働行為なのだ。中労委が会社を強制的に協議の場に引きずり出す命令を発してもおかしくないとおれは思う。それは労働委員会の裁量権の範囲のはずだ。

posted by マスコミ9条の会 at 18:44| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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