2017年02月16日

自分勝手な大企業トップの経営談義

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年02月15日
自分勝手な大企業トップの経営談義

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 「東芝 債務超過1912億円」「米原子力会社不正疑い」「決算発表延期 会長引責辞任」(15日付『毎日』1面トップ)「また疑惑信用失墜」「体質改善進まず」(同経済面)。「東芝会長が引責辞任」「米原発事業で7125億円損失」(15日付『赤旗』)。東芝経営が大変なことになっている。

 東芝危機を報じる『毎日』経済面の隅に「経済観測」というコラムがある。今日(15日)の執筆担当は日立製作所の川村隆名誉会長だ。言ってることは抽象的だが、経営者の本音が出ている。

 川村氏はまず「日本的経営」に不満を示す。「雇用を守り、取引先や地域とも調和を守りながら、年功序列や終身雇用などの制度下で行う」のが日本的経営で、これでは「世界市場で対等に戦い続けることはできない」。日本の経営制度では企業の最終利益は世界レベルに届かない。もし半分だとすると、未来の@研究開発投資、A設備投資、B人材投資、C市場開発投資も半分しか出せないことになる。

 「日本企業では、経営者も従業員も自分たちがどっぷりつかってきた過去から脱皮する必要がある。仲間内で楽しく暮らす意識が中心で、リスクに備えつつ未来の変革を目指すという意識は薄いのが、日本文化だ」。この仲良しクラブ的日本経営の風土が企業力を弱めているというのが川村氏の言い分だ。

 何故そんな経営になったのか。それは「戦中戦後に日本で確立した年功序列・終身雇用を中心とした雇用・労働制度だと私は考えている」という。川村という男はよほど「年功序列」と「終身雇用」に恨みがあるようだ。名誉会長の報酬がどのくらいか知らないが、定年後もぬくぬくと企業に居残っている奴に終身雇用が経営の足を引っ張っているなどと言われたくない。それにあんたの出世は年功序列じゃなかったのか。

 川村氏は続いて「(今の経営は)企業の未来を切り開く人々を重視し、組織全体を筋肉質かつ流動的にという考えが不十分だ。だから大企業などに、潜在社内失業者が出て、コストを圧迫する現状が出現するのだ」と嘆く。大企業にはさらにリストラの余地があるというわけだ。

 日立は東芝とともに日本内外の原発関連事業に金を注ぎ込んできた。それが6年前の福島原発事故以来、経営の重荷になっている。「未来志向」で原発に踏み込んだのだろうが、結果は惨憺たるものではないか。経営の未来を語るなら、労働者の現状を直視する方が先なのではないか、とおれは思う。

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2017年02月14日

海外旅行・ハンガリー(2006年)@

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年02月13日
海外旅行・ハンガリー(2006年)@

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 井川君、ジョルジュさん、ガールさんが企画したハンガリー旅行。おれは4度目のハンガリーになる。メンバーは東電の近藤夫妻、稲富夫妻、日立の篠田夫妻、高岡女史、石坂さんのいつもの顔ぶれに東京地評の高畠さん、前澤さん、公務一般の小林さんらを加えて総勢16人。うちの女房は不参加。

 5月5日、10:40の成田発オーストリア航空で一路ウィーンへ。現地時間16:00にウィーンへ着くと、空港にジョルジュさんとガールさんがバスを用意して待っていた。その日のうちにハンガリーに入る。国境の町ショプロン。ホテルにチェックインするとすぐに集合してハム、ソーセージ専門のバーで夕食。ビールとワインもうまかったな。ホテルまで歩いて帰る道は濃い花の匂いがしていたな。

 6日は市内観光。名物の火の見の塔や三位一体像のある中央広場、市庁舎、城壁跡。午後は世界遺産のバンノンハルマ修道院を見学して近くのパルフ村で温泉に入る。もちろん海水着をつけての温泉だからプールみたいなもの。まそれでも温泉は温泉か。ショプロンに戻ってレストランで夕食。調子に乗ってジョルジュさんとパーリンカ(アルコール度60°の蒸留酒)の飲み比べをしてダウン。情けないね。

 翌日はショプロンを離れて南西部の町チェルゴーへ。途中にハンガリー最大の湖バラトン湖があり、その近くにこれまた中欧最大の温泉湖といわれるヘーウィズが。この温泉にも海水着で入ったらしいのだが記憶はない。夕方チェルゴーに着きなんとかいう女性市長や国会議員が出迎えてくれた。

 夕方からいつ果てるともしれない盛大な歓迎パーティ。バーベキューの肉が次々に運ばれてくるが食いきれない。腹が張ってもうビールからワインに移ろうと思ってジョッキをぐいと飲み干すと、地元の人が目ざとく見つけてなみなみと注いでしまう。もうビールと焼き肉でお腹ぱんぱん。下も向けない。

 8日午前は女性市長さんの案内でまず18世紀創立という高等学校へ。緑に囲まれた広い敷地にゆったりした校舎。次にアグネシュラカ国立植物園。木材だけで立てられた管理事務所でいろいろ説明を聞く。どうやらこの植物園に隣接して別荘地を整備したようで、それを買わないかという話らしい。

 値段はばか安だが、なにせ日本から遠く離れたハンガリーでは躊躇せざるを得ない。案内された別荘予定地には黄色い花が一面に咲きほこっていた。昼飯を食べた管理事務所のレストランは素敵だった。
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2017年02月11日

「共謀罪」から連想したこと

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年02月11日
「共謀罪」から連想したこと

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 「話し合っただけで罪になる」共謀罪法案が国会に提出されようとしている。実際に犯行に至らなくてもその企てをしたというだけで死刑になった大逆事件・幸徳秋水の例もある。しかもあれは「共謀」容疑自体が明治天皇制国家のでっち上げだった。再び怖い世の中になりそうな雲行きだ。

 「共謀」を広辞苑でひいてみたら「2人以上の者が共同で企むこと」と出ていた。なるほど2人以上で企むから共謀なのか。それでは1人で企むのは罪にならないのかな。1人だってテロ行為はできるのに。多分2人以上で企めば証拠が残るが1人の心の中の企みでは犯罪を立証できないということだと思う。

 子どもの頃読んだ漫画にウソ発見機というのが出てきた記憶がある。本人がいくら否定してもこの機械にかけるとたちまちウソがばれてしまう。人の心の中を見透かす機械なのだ。長じておれは「妄想罪」という短編小説を書いた。ある男が電車から降りたとたんに痴漢行為で警察官に逮捕される話だ。

 男は「おれは何もしていない」と抗議する。すると警察官は「お前は最近改正された刑法を知らないのか。お前は電車の中で前に立っている若い女性の裸を妄想していた。これは痴漢行為なのだ」「いい女だと思って見てはいたが裸なんか想像していない」「そんなこと言い張っても無駄だ。証拠がある」

 電車の中には監視カメラが備え付けられていた。このカメラには特殊なセンサーがついていて、人間の心の中まで写し取ることができる。警察官は男に男の心の中の映像(女性の裸体)を見せ「これが何よりの証拠だ」と自信満々で迫ってきた。男は警察官に監視カメラの他の映像も見せるように要求した。

 そこには件の警察官が映っていてこんなことをつぶやいていた。「ここのところおれの犯罪検挙率は下降気味だ。この辺で成績を上げないと免職になってしまう。あ、あそこに前の女をじろじろ見ている男がいる。あいつを妄想罪でしょっくくれば点数が上がる」。――監視カメラの映像は妄想だらけだった。

 この短編小説は書いているうちに何がなんだか分からなくなって途中で挫折した。しかし人の心の中に入り込んで犯罪に仕立て上げるなんて世の中が来ないとも限らない。共謀罪はその入り口なのかなあとも思う。憲法13条に明記された「個人の尊厳」を守るたたかいがますます重要になっている。
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2017年02月10日

11516 アスペルガー症候群

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
17年02月09日
11516 アスペルガー症候群

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 アスペルガー症候群という言葉をご存知だろうか。私は最近まで知らなかった。

 社会性に関連する領域にみられる発達障害の総称で、ヒトの発達における広汎性発達障害(PDD)のひとつだと言われている。オーストリアの小児科医のハンス・アスペルガーにちなんでつけられた診断名。「社会性に関連する領域にみられる発達障害の総称。小児自閉症、アスペルガー症候群、レット症候群、小児期崩壊性障害(しょうにきほうかいせいしょうがい)、特定不能の広汎性発達障害、その他が含まれる」(「LITALICO発達ナビ」から転載)。

 これに類する人は、小児に限らず自分が興味を持ったことは徹底的に追求する、いわゆる「オタク」と言われる人にありがちだという。それは時として普通の人より、素晴らしい才能を発揮する場合がある。子どものころから頭もよく、天才的だと言われることもあるという。

 この傾向の人の特徴を、前出「LITALICO発達ナビ」があげている。以下の全てがアスペルガー症候群と診断された人に該当するということではない。部分的に表面化する人もあるというが、以下がそれである。思い当る節は否定できない。

 1. 明確な指示がないと動けない
 2. 場の空気を読んだり、その場の空気に沿った対応が苦手
 3. 冗談が通じず、会話の行間や間を読むことが苦手
 4. 曖昧なことを理解するのが難しい
 5. 好きなことには集中してやり続ける、話し続ける
 6. スケジュール管理が苦手
 7. 自分が興味のないことは頑なに手を出そうとしない
 8. 急な変更にうまく対応できず、だまされやすい
 9. 名前を呼ばれないと自分だと気が付かない
 10.相手の気持ちを慮れない、人を傷つけることを平気で言う

 スケジュール管理ができないという問題は、金銭感覚の喪失にもつながっている。つまりお金の管理ができないのである。お金を使うことを嫌う管理であればいいが、使いまくるという管理≠ノなると桁外れに厄介なことになる。見方を変えると、浪費癖に映る。

 相手の気持ちを慮(おもんはか)れない人にありがちだが、日常会話で相手の発言に対して、まず訳もなく「それは違う」と必ず反論≠キる人がいる。しかもそれは尋常ではなく、それもほとんどの場合「完全否定形」である。したがって会話はそこで途切れ、発展性がない。その意見に反論しようものなら、倍返し≠ナ拒否され議論にならない。そういう場合、私はその話題を終わらせる。

 まだある。電話のことだがこちらの都合も聞かずに一方的に喋りまくる人がいる。忙しいときは遮ることもあるが、これも前出の「傾向」に当てはまる。そんなことを考えていると、人間不信に陥ってしまいそうだが、こんな病気≠烽ることを知って欲しかった。

★脈絡のないきょうの一行
スギ花粉の飛散予報、西日本が多くなるという。うーん、困ったものだ。
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2017年02月08日

海外旅行・韓国(2005年)

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年02月08日
海外旅行・韓国(2005年)

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 夏にサンクトペテルブルグ、ブルガリアへ行ったメンバーを中心に広告の江草さん、細川活版の菅野さん夫妻を加えた12人。二女桃子の企画・ガイドの3泊4日。「05年忘年会と歴史に学び未来を語る旅」ーイン・ソウルーと銘打って「日本の朝鮮支配と独立・抵抗運動」という学習パンフもつくった。

 12月9日、成田発9:25、インチョン着12:05。覚悟はしてきたが猛烈な寒さ。リムジンバスでソウル市内へ。忠武路(チュンムノ)のアストリアホテルにチェックインしてひと休み。その夜は前にも行ったことのある東大門の庶民的焼肉屋で牛ホルモンとマッコリ三昧。男どもは満足だが女性たちは?

 翌10日は午前中西大門刑務所見学。入場料1人1500ウォンだから150円というところか。日本の植民地当時の日本官憲の弾圧がリアルに再現されている。皆ただ黙々と見て歩く。午後はインサドンをブラブラして、夕食はビマッコルという大衆酒場でチヂミを食いながらまたもマッコリ。地下鉄で宿へ。

 11日は全日費やして独立記念館をじっくり見学。9:20ソウル駅からセマウル号で約1時間、天安駅からタクシーに分乗して独立記念館へ。おれは2度目の訪問。ここの入場料は1人2000ウォン。日韓併合時の悲惨な出来事などショックな展示品が並んでいる。いくつかの館を巡って昼食に。さすがアルコール類はない。帰りは天安駅行きのバスに乗れた。天安駅からまたセマウル号でソウルへ。

 午後5時過ぎにソウルに着き、ミョンドンまで地下鉄で出て夕食。ソウル最後の夜なので忘年会を兼ねた大宴会。韓国人のお客と交流しながら約2時間、腹いっぱい食べかつよく飲んだな。それでも勘定は全部で18万2000ウォン。1人あたま1400円というところだ。安い。寒さも気にならない。

 12日は早くも帰国の日。8:00にホテルを出てバスでインチョン空港へ。インチョン発アシアナ便は11:30に離陸。すぐ昼飯が出て、成田着13:40。はいご苦労さんでした。

 日本旅行の社員だった桃子は窓口から営業に回され長時間労働に苦しんだ。比較的よくしてくれた上司が過労死まがいの心筋梗塞で急死したのを機に退社した。その後韓国の大学に語学留学してそれが活かせる就職先を見つけている最中だった。結局ふさわしい所が見つからずに翌年非正規で就職した。
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11515 拝啓、石原慎太郎元東京都知事 様

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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17年02月08日
11515 拝啓、石原慎太郎元東京都知事 様

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 拝啓、石原慎太郎 様

 突然のお便り、お許しください。築地市場の豊洲移転問題で、都議会が貴方の参考人招致を決めました(2月7日毎日新聞ウェブ)。当然であり、遅すぎるキライさえあります。問題はあなたご自身がきちんと対応するかどうかです。私は、高齢を理由に断るとみていますし、もしかすると入院するかもしれないと穿っています。よもやそのようなことはありますまいが……。

 今回の問題をこじらせた大本は、豊洲にあった東京ガスの跡地を買い取って、築地の代替地にしたことでした。代替地案の段階から、有害物質があることが分かっており、市場にはふさわしくないという指摘がされていたにもかかわらず、貴方があの土地を買収したことから今回の問題が発生しています。。

 そもそも移転問題は、築地市場が手狭になったことが理由でした。そのときは築地の2階建て構想が浮上していました。しかし貴方はこれを潰し、豊洲移転を強引に推進したのです。今回の参考人招致は、問題の原点に返って豊洲の土地の入手経路などを詳しく調べることを目的としたものだと言います。

 当時から多くの専門家が、「豊洲は築地の代替地にふさわしくない」と提言していました。それを無視して工事が進められました。無視する理由は何だったのかを明らかにさせる必要があります。加えて工事前の水質調査で「問題なし」としていたものが、今になって多量の有毒物質が見つかったことも明らかにすべきでしょう。

 利権がらみ≠ニ見る向きも少なくありません。東京ガス跡地の土地の取引で利権が生まれ、水質調査でも誰かが手を入れたのではないかという図式も見え隠れします。素人である私からみても、きな臭さを禁じ得ません。しかも、建屋に盛土をするという設計図になっていたにもかかわらず、それがされていなかった。不思議な建造物なのです。

 1965年、東京都は「伏魔殿」と呼ばれていました。都議会議長にからむ汚職事件が発端で、議長らが逮捕されるという事態に陥りました。このとき都民の間から「都議会解散」の運動が起き、それが現実のものとなりました。それまで都議会議員選挙は、4年に1回の「いっせい地方選挙」で行われていましたが、この年から7月あたりの中間選挙になったのは、貴方もご承知のとおりです。選挙の結果は、もちろん自民党のボロ負けでした。

 そして今年の都議会議員選挙。小池劇場≠フシナリオは着々と進んでいます。第1幕は都知事選挙で「豊洲移転の見直し」を言い出し、第2幕は移転をいったん止めて改めて水質調査。その最中に盛土のなかったことを公表。そして今度は第3幕。あなたの参考人招致がそれです。

 このあとの第4幕は、豊洲移転の白紙撤回。第5幕が都議選突入――というところでしょうか。シナリオが見えてしまうと、その芝居の面白みが薄まりますが、今回、貴方が舞台に上がることは興味深く感じています。貴方が大根役者≠ナないことを祈っております。

 まだまだ寒き折、お身体ご自愛ください。元気なお姿で、都議会にお越しいただくことを祈念しています。

                                                         敬具

★脈絡のないきょうの一行
米軍が日本の研究者に8億円(毎日新聞)。軍学共同問題が批判される中の出来事。日本の学者も地に堕ちたか。

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2017年02月05日

明乳に労使協議を強制する中労委命令を

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年02月05日
明乳に労使協議を強制する中労委命令を

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 明治乳業全国工場事件の中労委命令がもうすぐ出る。おれと明乳賃金差別事件の関わりは1987年11月から。市川工場事件の都労委審問が始まってすぐのことだ。それから市川事件の都労委、中労委、東京地裁、高裁、最高裁、さらに全国事件の都労委と6つの命令、判決が出された。全て敗訴である。

 今回の中労委命令が7件目、最初の申立から32年になる。もちろん今度こその思いが強いが、不安もある。不当労働行為が認定されたとしても、救済内容をどうするのか。命令主文の書き方が難しい。事件の申立人は市川事件、全国事件合わせて64人いるが、すべて定年退職している。12人は恨みを呑んだまま他界した。不当労働行為制度は原状回復主義が基本だがもう現状回復の余地はない。

 しかし何らかの救済措置がとられなければこの争議は終わらない。どんな救済措置があるのだろう。おれは@申立人らの名誉回復とA解決金の2つだと思っている。申立人らが60年代以来組合活動をしてきたこと、会社がそれを嫌って様々な苛め行為をしたことははっきりしている。在職時「ならず者」呼ばわりされた申立人らの名誉回復は絶対必要だ。それと差別是正の後払いとしての解決金だ。

 労働委員会制度は当初科罰主義がとられた。不当労働行為は犯罪だからそれを犯した経営者は刑事罰を受けたのである。それが1949年の労組法改正で現状回復主義に移行した。組合を嫌って委員長を解雇したらバックペイを払って復職させればいいというわけだ。もっとも「今後不当なことはしません」という誓約書の社内掲示を命ずるポストノーチスという制度があるが刑事罰とは意味が違う。

 ということで、労働委員会は申立人らの名誉回復措置を命令するのは躊躇するということになりかねない。だからといって会社を免責するのではあまりに不当労働行為救済を標榜する労働委員会として情けない。労働者救済の使命を投げ捨てていいのか。おれはそこで一つの提起をしたいと常々思っていた。それは争議解決のためのテーブルに強制的に会社をつかせるということ、つまり協議命令のようなものだ。

 明乳という会社は一貫して申立人らとの和解を拒否してきた。今回の中労委でも中労委側からの熱心な和解打診を頑なに拒否し続けた。労働争議は解決のための協議がなければ永遠に終わらない。申立人らとの協議を一切拒否してきたこと自体が不当労働行為なのだ。中労委が会社を強制的に協議の場に引きずり出す命令を発してもおかしくないとおれは思う。それは労働委員会の裁量権の範囲のはずだ。

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2017年02月04日

11513 戦争と共謀罪A

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
17年02月04日
11513 戦争と共謀罪A

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 今回のテーマである共謀罪は、この3つ目の「戦時体制づくり」にあたる。それでは、戦時体制づくりに必要なものは何か。主だったものに@メディア規制A戦争教育の徹底B貧困化の促進C市民への言論・結社の規制――などがあげられる。

 これに基づいてここ3年ほどを振り返ってみよう。何が行われてきたか一目瞭然である。

 ▼特定秘密保護法強行採決(13.12.6)▼防衛装備移転(武器輸出)三原則閣議決定(14.4.1)▼集団的自衛権行使閣議決定(14.7.1)▼戦争法強行採決(15.9.19)▼盗聴法・刑訴法改悪強行採決(16.5.24)▼南スーダン派遣自衛隊員に駆けつけ警護任務付与閣議決定(16.11.15)――が行われてきた。

 これらすべては戦争準備であり、戦時体制づくりの一環であることは言を俟たない。これらに加えて、沖縄高江のオスプレイパッドと辺野古の新基地建設強行も、戦時体制づくりの一つと断言できる。辺野古新基地は米軍普天間基地の代替というが、あの規模は代替にしては大きすぎる。地元では「自衛隊が使うことを前提にした戦争準備だ」という声もある。横田基地へのオスプレイ配備計画も同様に見て取れる。

 前述した4項目について一つずつ見てみよう。まず、メディア規制。それは秘密保護法に代表される。モノ言えぬメディアは歌を忘れたカナリアである。この延長線に報道の検閲が待っていることは間違いなかろう。政府(戦争)批判の報道が排除される恐怖が待っている。国連が日本の言論状況について危惧するのは頷ける。

 二つ目の教育。教育基本法が改悪されて久しい。沖縄における戦中の集団自決≠ノ関する記述が、すべての教科書から消えたという。従軍慰安婦問題についても消し去ろうとしている。南京大虐殺も、アパホテルでなかったことにした本が室内に置かれ、国際問題になっているのはご承知のとおりだ。子どもたちが戦争教育に埋没されようとしている。

 三つめの貧困の促進。貧困は戦争の入り口であることは知られるとおりだ。ISなどのテロ組織も、貧困を背景にしている。日本では自衛隊が貧困ビジネス化してきた。仕事のない若者たちが「自衛隊にでも行くか」という風潮になるのは時間の問題ではなかろうか。

 働いても年収200万円以下のワーキングプアは、1140万人(15年度)に膨れ上がった。これにはパート勤務の人たちは入っていない。その人たちを含めると3000万人はくだらないという専門家もいる。これらは政策的ではないかとさえ思われる。

 貧困は人々の心まで蝕む。戦争が悪であることが分かっていても、これに勝てば未来が開けるという報道と教育によって、マインドコントロールされる。かつて、農家で口減らしのために娘を身売りさせなければ生きていけなかった時代があった。それはついこの前のことである。

 そして、4つ目の言論・結社の規制という市民的自由の束縛である。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
国交省、全自動車の自動ブレーキ搭載義務化を検討。高齢者対策だというが、費用対策はどうするの?
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2017年02月03日

草津・四万(しま)温泉の夫婦旅

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年02月02日
草津・四万(しま)温泉の夫婦旅

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 上州も寒いには寒かったがこちらの寒さはまた違った寒さ。野菜たっぷりのトン汁を2杯飲んでやっと体が温まった。明日の午前、年に1度の定期健康診断を受ける。今晩はアルコールを控えめにして明日に備えることにした。まだ7時、布団に入るわけにもいかないので、パソコンに向かうことにする。

 草津温泉までどんな方法で行くか考えて、結局JRの高速バスに。乗り換えなしだし運賃も安い。バスタ新宿というのは初めて。なるほどばかでかい施設だ。遠距離の路線バスが次々に出る。おれたちの乗ったのは「上州ゆめぐり号」草津温泉行き。10:05発。高速バスというから草津までぶっ飛ばすのかと思ったら、渋川で高速を降り、あとは伊香保温泉などを各駅停車。草津温泉に着いたのは14:30。

 旅館の車でお迎えだというからよほど遠いのかと思ったら3分ほどで到着。暖房のきいた部屋で浴衣に着替え早速風呂へ。これが何とも言えぬ快適な湯加減。まだ早いのでおれ1人、湯船につかっていたら係の番頭さんが湯の温度を測りに来た。話を聞いてみると湯の温度調節は熱を加えたり水で薄めたりするのでなく、源泉の湯量で加減するのだそうだ。さすがだね。露店風呂もおれ1人で占領。最高だった。

 6時からお食事処で夕食。ひと品づつ吟味した会席風で結構な料理。女房も全部平らげて満足顔。ビールと水芭蕉という地酒1.5合というおれにしては上品な酒量。食事後もう一度風呂に入って、部屋で持参の赤ワイン。結局ボトル半分空ける(何が上品だ)。翌朝、草津名物の湯畑を写真に撮る。

 バスで長野原草津口へ行き、JR吾妻線で中之条へ。30分待って路線バスの四万温泉行きに乗る。四万温泉には子どもたちが小さいとき家族旅行で来たことがあるが、夫婦ともにその時の記憶はない。約40分で終点。創業60年というそばやさんで舞茸の天ぷらが付いたざるそばを食う。もちろんビールも。

 宿は昨夜と違ってコンクリートづくりの大旅館。しかしここもお風呂は素晴らしかった。四万川の流れを見下ろす露店風呂で、結局翌朝までに4回湯に浸かった。夕食後入った時は雪がかなり吹き込んできて、一段と幻想的な風景。幸せ感に包まれたね。夕食は草津よりはちょっと落ちたが、酒3合でカバーした。

 9:23のバスで中之条に戻って、また30分待合室で過ごし、吾妻線の鈍行で高崎へ。そこから上野まで上越新幹線。あっという間に都会の景色。寒さは上州に比べて質が悪い感じだ。

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2017年02月02日

11512 戦争と共謀罪@

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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17年02月02日
11512 戦争と共謀罪@

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 テロ対策の名前を冠して、共謀罪(テロ等組織犯罪準備罪)法案がまたしても国会に上程されようとしている。恋人どうしの語らいも、ご近所主婦のお茶飲み会も、戦争法廃止を考える集まりも、そして労働組合の執行委員会も当局が犯罪準備の共謀≠ニ判断すれば適用されてしまうという恐ろしい法律だ。

 それゆえに、過去3回にわたって廃案になったシロモノである。それをあえて再提出し、「強行採決病」という中毒≠ノかかったあの人たちは、しゃにむに通そうとしている。許せないのは、公明党の態度だ。対象を絞り込めばOKだという。何を考えているんだ、といいたい。

 安倍政権が、なぜここまでこだわるのか、以下、考えてみたい。

 戦争を行うには、大きく3つの要件があると私は考えている。@経済的行き詰まりの打開A軍事同盟も含む戦争できる軍事力の存在B国民を戦争に駆り出す戦時体制の確立――がそれである。

 経済的行き詰まりの打開策としての戦争は、古今東西、歴史が示しているとおりだ。それを現代に引き写してみると、恐ろしいほど第2次世界大戦の前夜と似ている。1929年のウオール街の大暴落を引き金として始まった世界恐慌は、一直線に戦争につき進んだ。

 この時期、アメリカは不思議な現象が起きていた。不況にもかかわらず、株価は異常な高騰を続けていたのである。このとき、投資家のジョセフ・P・ケネディは、靴磨きの少年から株を買った話を聞いて「これは危ない」と思い、売り抜けて巨万の富を作ったといわれる。この人こそ(暗殺された)ジョン・F・ケネディ米大統領の父親であった。その富が息子を大統領にするための力になったという。

 そこで現代。トランプ人気とやらで、アメリカの株価は史上最高値を更新し続けている。これは危ない。日本では、アベノミクスが破たんした。それを誤魔化すために、新しい「矢」を次々と放っているが、ことごとく的外れで財政赤字は増加の一途である。ヨーロッパでも、イギリスのEU離脱に代表されるように、事態は深刻である。

 世界経済は、いつか来た道を辿っていると言えないか。

 軍備力についても、日本は聖域≠ニして膨張し続けてきた。最近、アメリカは日本の軍事費について、GDPの1%を確保すべきだと言い始めた。他国への内部干渉であり大きなお世話だが、戦争できるだけの軍備力を持ったことは疑いない。

 そして、3つ目の戦時体制づくりである。この中に「共謀罪」が含まれる。この問題をもう少し深めてみよう。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
トランプ大統領の「円安誘導」論にアベ首相めずらしく反論。「企業が世界一活動しやすい国」のためだね。
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2017年02月01日

11511 日本はどうなる? 「終末時計」

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
17年02月01日
11511 日本はどうなる? 「終末時計」

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)



 アメリカの科学誌「原子力科学者会報」が、核戦争などによる人類の絶滅を午前零時になぞらえて、それまでの時間を表紙に採用した『終末時計』が先週、30秒縮まって2分30秒になったという。理由は、アメリカでトランプ大統領が誕生し、核廃絶や温暖化対策への消極的発言をもとにしている。

 やや長くなるが、その時計の推移を追ってみよう(出典はウイキペディア)。

▼2017年:2分30秒前/ドナルド・トランプ米大統領が核廃絶や気候変動対策に対して消極的な発言
▼2015年:3分前/気候変動や核軍備競争のため
▼2012年:5分前/核兵器拡散の危険性が増大したことや、福島第一原子力発電所事故が起きたことなど
▼2010年:6分前/バラク・オバマ米大統領による核廃絶運動
▼2007年:5分前/北朝鮮の核実験強行、イランの核開発問題、地球温暖化の更なる進行
▼2002年:7分前/アメリカがABM条約からの脱退を宣言、テロリストによる大量破壊兵器使用の懸念が高まる
▼1998年:9分前/インドとパキスタンが相次いで核兵器の保有を宣言
▼1995年:14分前/ソ連崩壊後もロシアに残る核兵器の不安
▼1991年:17分前/ソビエト連邦崩壊、ユーゴスラビア社会主義連邦共和国解体
▼1990年:10分前/東欧の民主化、冷戦の終結、湾岸戦争
▼1988年:6分前/米ソが中距離核戦力全廃条約を締結
▼1984年:3分前/米ソ間の軍拡競争が激化
※途中省略
▼1960年:7分前/アメリカとソ連の国交回復、パグウォッシュ会議の開催
▼1953年:2分前/アメリカとソ連が水爆実験に成功
▼1949年:3分前/ソ連が核実験に成功、核兵器開発競争の始まり
▼1947年:7分前/創設

 今回の変更は創設以来、1953年につづいて2番目に短いことになる。思い起こせば、1984年の「3分前」になったとき、大騒ぎしたことを覚えている。一昨年も同じ3分前になっていたことは、正直、知らなかった(反省)。

 翻って、日本が戦争に参加・加担するまでの「時計」はどうなるだろうか。私は30秒前とみる。南スーダンへの自衛隊派遣が理由だ。戦争法=安保法制によって、自衛隊員が南スーダンで殺され、殺す関係が生じる危険性が高まっているからだ。

 日本はまだ間に合う。時計を止めるために南スーダンから自衛隊を撤退させれば。

★脈絡のないきょうの一行
JALとANA、米トランプが入国拒否した7ヶ国(シリア、イラク、イラン、リビア、ソマリア、スーダン、イエメン)の人々の搭乗を拒否。日本にも飛び火。
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2017年01月31日

11510 「一行」編97

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
17年01月31日
11510 「一行」編97

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


16/10/01
またまた大型台風襲来の可能性。いい加減にしてほしいが、人的被害のないよう祈りたい。

16/10/05
政府・自民党の「働き方改革」はウソ。真実は「働かせ方改悪」。

16/10/08
36年ぶりに阿蘇山が大噴火。日本列島のマグマに異変が起きていないか。情報を隠していないか。不安。

16/10/10
米大統領選挙の討論会、政策が吹っ飛んでスキャンダル暴露合戦。おいおい、アメリカ大丈夫か?

16/10/11
キューバの隣国ハイチ、ハリケーン被害で死者1000人超(ロイター通信)。コレラも発生し深刻に。世界からの支援を。

16/10/12
小池都知事の給与、半減が決定。不言実行、ビシビシやってほしいものだ。

16/10/13
安倍首相、「南スーダンは永田町より危険」。いま、世界で一番危険なのは永田町。それより危険な南スーダンには行くべきではない。

16/10/17
多品目の食事が認知症予防につながる(17日毎日新聞)。認知症だけでなく健康にもいいと思うが、留意したいもの。

16/10/18
死刑廃止に反対が73.3%(FNN調査)。「殺された人も殺した人も同じいのち」の教育不足が露見。課題は重い。

16/10/19
北方領土問題が急浮上。返還が筋だが、返ってくると観光化で島の環境破壊が進むのでは?

16/10/20
山本有二農林水産相の「強行採決」発言、辞任に相当。品も格もない大臣に失望だ。

16/10/26
ETC料金で4万件の過剰請求。中央道と圏央道に関する路線だと。うちも被害に遭っているかも。怒。

★脈絡のないきょうの一行
トランプ米大統領、難民・移民の入国制限に反対した米司法長官代行を解任。きっとドヤ顔しているのだろうが、ひどいね。

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11509 「一行」編96

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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17年01月30日
11509 「一行」編96

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


16/09/01
きょうは防災の日。いのち守る行動、何よりも優先させたい。

16/09/05
アフリカに2兆円の大盤振る舞い。国内では14000億円の社会保障費削減案。狂っているぞ。

16/09/06
新たな台風、13号が発生。矢継ぎ早の台風襲来が、何かを予見しているのでなければいいが…。

16/09/13
北朝鮮で、豪雨による被害が広がっているという。政治は政治、災害支援は災害支援。緊急な被災者支援、必要ではないのか。

16/09/14
政府、外国人労働者の受け入れ拡充を検討(毎日新聞)。その前に、国内労働者の雇用問題を解決しろよ、と言いたい。

16/09/15
二重国籍問題で、民進党党首選挙のやり直し論が浮上。こりゃまー、単なる蓮舫下ろしだね。

16/09/17
またまた三菱自動車で燃費データの不正発覚。度し難いこの体質、改善は無理なのか?

16/09/17
民進党・蓮舫執行部の幹事長に前首相の野田佳彦氏。曰く、蓮舫の名前にちなんで蓮(はす)の根っこ「レンコンになる」と。気をつけて! レンコンにはアナがある。

16/09/18
沖縄・辺野古新基地訴訟、想定通りの判決。権力(行政)と権力(司法)の合作、むべなるかな。それでも沖縄県民は闘う。

16/09/19
米政策研究機関「外交問題評議会」が、北朝鮮空爆の可能性を提言。知恵がなさすぎる。

16/09/20
納付率が60%程度に低迷している国民年金。強制納付を強めるというが、どこかヘンだぞ。

★脈絡のないきょうの一行
介護福祉士の養成学校の応募者、定員の46%に。低賃金・重労働が間違いなく反映している。

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2017年01月29日

海外旅行・ロシア、ブルガリア(2005年)B

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年01月29日
海外旅行・ロシア、ブルガリア(2005年)B

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 リラの僧院からの帰途、バスの中で吹き込んだテープの中味が面白い。

 《午後5時20分、リラの僧院からソフィアに戻る途中です。向日葵の畑がずっと続いています。空はきれいに晴れて素晴らしい青空です。ブルガリアは第一次大戦も第二次大戦もドイツの側で戦争に参加した、珍しい国だよね。ただ当時のブルガリア皇帝はナチに協力はしたんだけどユダヤ系住民を殺すとかいう酷いことは、命令はされたんだけど実行はしなかった。ドイツの思い通りにはならなかったとこれはガイドさんの話です。

 国内にドイツと一緒に戦争することに反対する勢力があって、その勢力が国を解放して、結局はソ連圏の一員になる。ただソ連軍はブルガリアには駐留しなかった。そこがハンガリーやルーマニアと違う。ブルガリアは農業国だがソ連型の農業経営は押し付けられなかった。自分の土地で耕作する自由があった。

 確かにコメコンには入っていたわけだけど、他の東欧の国より経済の自由があった。ブルガリア独自の経済運営の権利を持っていた。とはいうけれどややはりソ連圏という縛りはあったんだよね。今回の東欧自由化の波でブルガリアも政権が変わった。これから自由主義経済となるんだけど、これはこれでいろんな問題がある。西欧から資本が入ってくるけどそれはブルガリアの経済をよくするためではない。利益第一主義の資本の論理が貫かれたとき、それにどう対抗するのか、できるのか、そこを考えておくべきだろう。

 2年後の2007年にはEUに加盟することになっている。ハンガリー、チェコなどもそうだが、これからどうなるのか。EUも極楽ではないわけだから、その中の経済力の優劣によっていろいろ問題も起こってくるだろうし、政治、外交でもアメリカやNATOの要請で中東派兵に協力させられるとかの危険がある。ガイドさんの話では国内の政局も安定していないようだし、その辺が心配だ。

 バスから見てると山の多い国だけど、国としては豊かなんだと思う。緑と水が豊富なこの国の特長を生かす西欧との付き合い方が必要になるんじゃないかな。市場経済にまきこまれては国の富を奪われることになりかねない。バスの窓から牛や羊の放牧が見える。これがブルガリアの財産なのだと思う》。

 31日から夫婦で草津温泉と四万温泉に行ってくる。しばらくブログはお休みだ。
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2017年01月28日

11507 「一行」編94

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
17年01月27日
11507 「一行」編94

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 脈絡のないきょうの一行、の総集編です。しばしおつきあいを。

16/07/05
いよいよ参議院選挙、終盤。平和を守る態度を示したいものである。

16/07/06
参議院選挙の新聞各紙予想は、自民優勢。忸怩たるものがある。

16/07/07
小池百合子氏、都知事選挙に正式出馬表明。自民党分裂含みに。単なるワガママ女≠フ所業だね。

16/07/10
アメリカ、韓国に迎撃ミサイル配備を発表。挑発にしては度が過ぎるのではないか。

16/07/10
参院選投票日。投票率に期待したいが。

16/07/10
参議院選挙結果、改憲勢力が3分の2へ。憲法守る闘いは厳しくなるが、それでも後には引かない

16/07/11
今度は東京都知事選挙。自民党サイドは二分したが、野党共闘の候補者選びがどうなるか。よもや二分はなかろう。

16/07/12
都知事選挙候補者に鳥越俊太郎さんの名前。今の危険な政治に、居ても立ってもいられない気持ちからだろう。

16/07/13
鳥越俊太郎さん、都民のなかに飛び込んだ。参議院で示した野党共闘の力で、知事選に勝利を。

16/07/14
都知事選挙三つ巴戦に。鳥越さんに参議院選挙区の野党票が入れば、勝利。全力あるのみ。

16/07/18
上野公園の国立西洋美術館が世界文化遺産に登録。世界遺産登録が増えると、ありがたみが減るなー。

16/07/19
19日、北朝鮮がミサイル発射実験。米韓への当てつけだろうが、断固、抗議。

16/07/20
きょう、八海山で滑落死したY君の一周忌・命日。改めて、Y君、優しさをありがとう。

16/07/22
イチロー、メジャーで3000本安打まであと「4」。金字塔へ一歩、一歩。

16/07/27
相模原の障害者施設19人殺害事件。社会の歯車が、どこかで齟齬をきたしていないか。

★脈絡のないきょうの一行
またまた年金引き下げへ。どこまで続く泥濘(ぬかるみ)ぞ。怒り心頭。

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2017年01月27日

11506 正気の沙汰ではない

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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17年01月27日
11506 正気の沙汰ではない

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 正気の沙汰ではない、国境の壁作り。 以下、時事通信ウェブから。

                           ◇=◇=◇
メキシコとの首脳会談中止も=国境の壁費用拒否なら―米大統領
時事通信 1/27(金) 0:22配信


 【ワシントン時事】トランプ米大統領は26日、ツイッターで、メキシコ国境沿いに築く壁の建設費用を同国が払いたくないなら、31日に予定されるペニャニエト・メキシコ大統領との首脳会談を「中止した方がよい」と述べた。

 この問題ではメキシコ側も会談中止を検討しているとされ、実現が一層不透明となった。

 トランプ氏は「米国はメキシコとの間で600億ドル(約6兆9000億円)の貿易赤字がある。北米自由貿易協定(NAFTA)の始まりから一方的取引で、(米国は)多くの仕事や企業を失った」と主張。「メキシコが、非常に必要とされている壁の費用を払いたくないなら、近く予定される会談をキャンセルした方がよい」と強調した。

 トランプ大統領は25日、不法移民対策として目玉公約と位置付けてきた対メキシコ国境の壁建設を実行するため、手続きを指示した大統領令に署名した。費用については、まず自前で建設を進め、後でメキシコ側に何らかの形で負担を要求する案を示している。

 しかし、ペニャニエト大統領は「決して払わない」と一貫して拒否。野党などメキシコ国内でも訪米中止の訴えが相次いでいた。トランプ氏は選挙戦中の昨年8月、メキシコ市を訪問してペニャニエト大統領と会談。31日の首脳会談は就任以来2度目の外国首脳との会談として予定されている。
                           ◇=◇=◇

 万里の長城ではあるまいし、国境に壁をつくることを本気で考えているのか。笑止千万と言って切り捨てる訳にもいかなそうだ。この人、精神構造のネジ一本をどこかに落としてきたのではないかと疑いたくなる。

 壁を作ればアメリカは安全になるという考えそのものが幼稚だ。しかもその費用を相手国に払わせるという。こういう無法ぶりがまかり通れば、世界の秩序は総崩れになる。日本の総理大臣も五十歩百歩だ。「強行採決など考えたこともない」と言いながら、堂々と強行採決をやる。

 この人を指して、確か、同志社大学大学院・浜矩子教授だったと思うが、「幼児的凶暴性」と評していたが、アメリカにも同じ人種が出現した。これは最近の流行なのだろうか。単なる流行り病(はやりやまい)≠ナあれば良いが、それが慢性病になれば、人類は存続の危機に陥る。早く治癒せねば。

★脈絡のないきょうの一行
落ち込んだり不安になる頻度が高い人は、がん死リスクが高まる恐れがあるという研究論文(時事)。これはありそう。
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2017年01月25日

海外旅行・ロシア、ブルガリア(2005年)A

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年01月25日
海外旅行・ロシア、ブルガリア(2005年)A

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 7月19日は街中にある有名人が眠る墓地に行く。ここでドストエフスキーのお墓に出会えたのは収穫。そんなに大きくないがどっしりした墓だった。目をつぶって手を合わせると「悪霊」や「カラマーゾフの兄弟」を夢中で読んだ青春時代が瞼に浮かんだ。昼飯を食ってサンクトペテルブルグとお別れだ。

 16:35分発のOK887便でまずプラハへ。854便に乗り継いでソフィアに着いたら午後10時。もう寝るだけだ。翌朝、バスで約2時間かけて世界遺産のリラの僧院へ。かなりの山の中という感じだ。ここで飲んだ清水はうまかった。ペットボトルに入れて持ち帰る。僧院それ自体はまあ普通だ。

 朝食にドンブリみたいな容器にかっぽり出たヨーグルトが美味。午後は市内見学。聖ぺトカ地下教会、セルディカの遺跡、ネフスキー寺院など。夕食に何を食ったか覚えていないが、ペテルブルグがいかに酷い料理だったか改めて思い知った。ビールとワインも最高。ホテルの部屋でも盛り上がった。

 21日は午前中市内をバスで巡った後、13:40発の列車で黒海沿岸のブルガスへ。7時間を超える鉄道の旅だ。当然ながら好きもの同士でワインやウィスキー。窓外は平野が続く。豊かな土地のようだ。21:06にブルガス到着。すぐホテル・AQUAへ。アメリカ系のチェーンホテルのようだ。

 22日はバスで世界遺産の街セネバルへ。セネバルにはブリガリア随一の海水浴場がある。ここでバスを降りて水着に着替えて海岸へ出る。おれはこれで黒海を3方面から見ることになる。ウクライナのヤルタとトルコのパラボラス海峡、そして今度のブルガリアだ。黒海は想像を絶する巨大な内海だ。

 その夜はヴァルナ泊まり。ホテルはやはりAQUAだ。翌日は午前いっぱいヴアルナ海水浴場で遊ぶ。若い女性のトップレス姿がまぶしい。隠れて素早くシャッターを押した。午後はヴアルナの市内見学をして夜22:20発の夜行列車でソフィアに戻る。ソフィアに着いたのは翌朝06:50。

 ひと休みして15:20のOK857便でプラハへ。翌日プラハ城などを見物して1泊。25日19:20発のKE936便で帰国の途へ。ソウルのインチョン空港で6時間も時間つぶしさせられたが、26日20:55無事成田に着いた。ブルガリアという初めての国に出会えたそれなりに楽しい旅行だった。
  
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2017年01月21日

海外旅行・ロシア、ブルガリア(2005年)@

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年01月21日
海外旅行・ロシア、ブルガリア(2005年)@

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 新聞労連元書記の長谷さんからエル・ネット・トラベルの永島さんを紹介された。井川君、牛越さんと相談してロシア・サンクトペテルブルグからフルガリアへの旅を計画し永島さんにツアーを組んでもらった。メンバーは日立の篠田夫妻、出版の生駒夫妻、日経の斉藤夫妻、他は藤沢七郎、高橋純、竹下幸雄、岩瀬仁子、紙川明子、石坂政雄、横田一雄、大坂正、清水勝之、それに戸塚夫妻と井川、牛越の総勢19人。

 7月16日13:55成田発の大韓航空でまずソウル・インチョン空港へ。そこで乗りついでサンクトペテルブルグに着いたのは夜の21:50。空港から外へ出たのが11時。陽は沈んでいたが空はまだ明るい。ライトをつけなくても車が走れる。宿舎のプリパルチスカヤは3000人も泊まれるホテルだ。

 翌朝ホテルから出てみる。天気は晴れ。気温は15度程度。見上げるとなるほどでかいホテルだ。前にこの街に来たのは1990年。ソ連崩壊直前だった。それから15年、落ち着いたと言えばそうだろうが矛盾はずっと続いているようだ。今日は日曜日。9時半集合、10時からバスで市内見物だという。

 スフィンクスの彫刻が見えた。ワシリー島の港で停車。ピョートル大帝の銅像。殺されたキリストがお棺に入ってる。レーニンのロシア革命で宮殿に向かって一発かましたオーロラ号。船内を見物。アレキサンドリア2世が暗殺された血の宮殿。きらびやかなタイル張りの大きな建物だ。中には入れない。

 一日中市内をバスで回って疲れてホテルに帰った。さて楽しみなディナーと期待したが、ホテルそばの貧弱な中華料理の店。みんながっかり。永島さんが添乗しているのだが、どうも手配が行き届いていない。メンバ―から不満の声が。この中華屋さんは料理の出方が遅くしかもまずかったな。

 7月18日は9時にホテルを出て地下鉄を使った徒歩の市内観光だ。地下鉄の深いこと。地上入り口から駅ホームまでエスカレーターで3分はかかる。2駅乗って出口を出る直前、人相の悪い若者が突然現れ、おれの後ろで通せんぼをした。あっという間に篠田さんが現金を盗られる。物騒な街だ。

 楽しみにしていたエルミタージュ美術館は閉館30分前で鑑賞は駆け足。その後みんはバレーを観に行くというので、おれと井川、牛越、清水は先にホテルに帰ることに。その途中女性と子どものジプシーの集団に襲われ、井川君が尻のポケットから財布を抜き取られた。日本円換算で5万円入っていた。おれたちは大声で対応したのだが、通行人は見て見ぬふり。なんという街になってしまったのか。

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沖縄誹謗のMXテレビ問題の本質

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年01月20日
沖縄誹謗のMXテレビ問題の本質

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 MXテレビが番組でデマを流し、沖縄への偏見をあおったとして問題になっている。「訂正・謝罪求め抗議」「東京MXテレビ前で市民」(20日付『赤旗』)。MXテレビってどこかで聞いたことがある。多分東京都が関係しているんじゃいかな。そんなことから改めてネットで調べてみた。

 MXテレビは略称(愛称)で正式には「東京メトロポリタンテレビジョン」。「TOKYO MX」ともいう。1993年に東京で6番目の民間放送テレビ局として設立された。他の局はいわゆるキー局だから東京エリアのテレビとしては唯一の局だ。新聞社との提携では、中日新聞が株主に名を連ねている。

 それまで東京都には他府県のようなローカルテレビ局がなかった。そこで当時の鈴木俊一知事や東京商工会議所などが「東京密着のテレビ局」をと公募した。メトロポリタンテレビはジャパンキャピタルテレビとの競争に勝って免許を与えられた。東京都は有力株主として経営に深くタッチしている。

 初代社長は当時の第一勧銀相談役の藤森鐵雄氏だったが、発足当初は経営陣の内紛が絶えなかった。1997年にエフエム東京の後藤亘社長が経営を握る。そのころからニュース主体の番組から一般娯楽や通販に重きを置くようになった。そこから今回問題にになったような偏向番組が派生してくるのである。

 「デマ・差別放送流した東京MX}「化粧品製造販売DHCが最大スポンサー」「ニュース女子制作も子会社」「極右論客登場番組作り続け」(20日付『赤旗』)。DHCの吉田会長は、当時みんなの党の渡辺嘉美代表に8億円を提供して話題になった男。今度は公共放送の番組を金で買ったというわけだ。

 今、ネットの進出で既存メディアの新聞もテレビ局もある意味で青息吐息である。札ビラで頬をはたかれたらどうなるか分からない。東電がメディアを取り込んで原発安全神話を日本中に流したように、金の力で情報・報道を操作する惧れがますます強まっている。今回のMXテレビ問題はその先触れだと思う。今でも有力株主の一画を占める東京都と中日新聞の責任は重い。

 イギリスで、EU離脱の風を吹かせたのはテレビのスポット広告だと言われている。「EU離脱が福祉を守る」と根拠もなしに繰り返した。国民は無批判にその宣伝に乗せられた。もし日本で憲法改悪の国民投票が行われるとしたら、恐ろしいのは金に任せて繰り返すスポット広告だとおれは思う。

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2017年01月19日

11505 ポスト真実∞B止

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
17年01月19日
11505 ポスト真実∞B止

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 問題は、これにメディアがどう対応しているかだ。

 民主党(当時)が政権を担ったとき、マニフェスト(政権公約)がよく取りざたされた。代表格は高速道路の無料化だ。民主党はマニフェストにそのことを盛り込んだ。しかし、現実的には予算化できなかったし、車を使う頻度が多くなり排ガス問題も生じる、という批判が出て沙汰止みになった。このときのメディアは民主党を「マニフェスト違反だ」とスクラムを組んで批判した。ウソの政治が許されないことを考えれば、それは当たり前だった。

 ところが、自民党・安倍政権にもどりTPPに関してマニフェスト違反であったにもかかわらず、メディアは自民党を批判しないばかりか「推進せよ」と煽り立てた。先述した福島第一原発の「コントロールされている」発言も、明らかにウソであったにもかかわらず、批判はなかった。

 南スーダンの情勢についてもそうだ。安倍首相は「首都ジュバは比較的落ち着いている」と述べ、自衛隊のPKO派遣は問題ないと主張した。が、実際はどうか。誰がどう見てもジュバも含めて南スーダンは内戦状態ではないか。ところがメディアからの反論はない。

 最たるものは、アベノミクス戦略である。経済学者のほとんどが「破たんした」と分析している。が、安倍首相は「道半ばである」と強弁し、経済はますます悪化している。これは明らかなウソであるにもかかわらず、メディアは批判していない。

 これらを見ていると、「ポスト真実」という言葉は、嘘を言った政治家本人と、それを批判しないメディアの合作≠セったのではないか、と、私は思いたくなる。

 戦前のジャーナリズムを振り返ってみたい。大政翼賛政治は当時のメディアが支えたのではなかったか。今国会に提出されようとしている共謀罪は、平成の治安維持法と言われる。その治安維持法が、あの戦争を批判した人たちをどれだけ弾圧したか、メディアが知らない訳はない。が、共謀罪への批判は弱い。

 戦前のあり方を反省して、「戦争のためのペン、カメラ、マイクは取らない」と誓ってつくられたのが日本ジャーナリスト会議であった。その精神は、貫かれているだろうか。(私もその会員の端くれだが)一部でがんばっているジャーナリストはいるが、総体としてはそうなっておらず、隔靴掻痒感は免れない。

 この状況を見たとき「ポスト真実」という言葉は、前述した一部政治家とメディアの合作≠ナあると同時に、政治家の嘘を放置しているメディアを批判したものではないのか、そんな気がしてならない。オックスフォード大学に聞いてみよう(笑)。

★脈絡のないきょうの一行
台湾で脱原発法が成立(1月11日)。見識である。
posted by マスコミ9条の会 at 18:22| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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