2017年01月05日

海外旅行・パリ(2005年)@

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年01月04日
海外旅行・パリ(2005年)@

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 04年12月1日付で共同企画(元全国一般副委員長の吉村社長)から「ロストユニオンに挑む」(副題・フランス労働運動に学ぶ)という189ページの本を出版した。その中で元エールフランス航空争議団の川崎さんが「たえず頭をかすめていたテーマ『複数組合主義』という一文を書いてくれた。

 川崎さんは定年後も年1回、運賃10%で4人までエールフランスを利用する役得がある。それを使って、元石播争議団の豊ちゃんこと豊田さん、全国一般中部地域支部の梶さんの4人でパリに行くことになった。2月2日からの6泊7日。ちょっと長くなるがテープの口述旅行記をそのまま起こす。

 《パリ時間12時10分。まだまだこれから4時間27分かかります》《もうすぐモスクワ。ロシアの北極海寄りを飛んでいます。ウラル山脈の上ですね。時速757キロ、高度1万668メートル、外の気温摂氏マイナス69度、成田からちょうど6000キロ飛んだことになっています》

 《今パリ現地時間午後1時40分。3時間を切りました。なんだか腹が減ってきたな。ちょうどサンクトペテルブルグ上空です》《4時40分にドゴール空港に着陸して、トランクを受け取り、エールフランスのバスに乗ったところです。これからモンパルナスのホテル・セントラルに向かいます》

 《2月3日午前7時半。昨日は空港を出てバスでモンパルナスへ。ホテル・セントラルにチェックインして8時に集まり、さて夕食はどこへ行こうか。結局近くの中華料理の福来店へ。終わってスーパーでワインを買って帰り飲みながら議論。眠くなってダウン。ぐっすり眠って朝の7時に爽快に目が醒めた》

 《暖房はエアコンでなくスチームなので柔らかい暖かさだ。もう7時20分なのに外はほの暗い。ほの暗いというより、まだ夜の感じ。思ったほど寒くなくてセーターを2枚も持ってきたのは間違いだったかな。今日は市内観光をして夜はまたワインを飲んでパリの第一日目を楽しく過ごしましょう》

 《昨夜は理想的な眠り方だったな。パリの深夜11時というと日本の3日午前7時、26時間も眠らなかったことになる。梶さんの演説に相槌を打っている内に、おれはもうダメだと言ってパタンとベッドに倒れてそのまま。死ぬときもあんな風に行けたらいいな》

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2017年01月04日

11499 不透明の時代@

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
17年01月04日
11499 不透明の時代@

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 しばらく、ブログを休ませていただきました。他意はなく単なる休憩でした。今年もよろしくお願いいたします。

1970年代の後半、「不確実性の時代」という言葉が流行した。経済学者であり、ハーバード大学教授のジョン・ケネス・ガルブレイス(1908年10月−2006年4月)が唱えたものである。

 当時は、ソビエトとベルリンの壁崩壊、米中接近、日中国交回復、冷戦停止、東欧独立などめまぐるしく変化していた。なかでも、中国ではケ小平の改革解放政策が断行され、その先行きが見えなかった。それらを称して不確実性≠ニ評したのである。

 日本も例外ではなくバブル経済が崩壊し、ビックバン≠ニ言われる金融の再編成が行われた。その最たるものが、銀行の再編だった。13行あった都市銀行は4行に集約された。たとえば、「三和銀行」や「第一勧業銀行」がどことどう合併したのか、思い出すのに苦労する。

 生活様式も大きく変わった。このころから始まった電子レンジやCDがこんなに普及するとは思わなかったし、パソコンは現代社会を席巻している。ケイタイやスマホはすでに人々のくらしに浸透しきっている。これらを見通して「不確実性」という表現をしたのかもしれない。

 2017年、新しい年が始まった。不確実性の時代≠ゥら40年。世界はどう動くのだろうか。中国は空母を太平洋に展開し、その軍備力を誇示している。アメリカはどこかの国の首相と同じように、メンタル的病気ではないかと思いたくなる大統領が就任する。お隣の韓国では大統領が弾劾された。イギリスではEU離脱が決まり、中近東の争いは激化の一途であり、テロ行為は各地に広がっている。

 日本ではついに、駆け付け警護≠ニいう名において、南スーダンに派兵された自衛隊に銃器の使用が認められた。殺し殺されることのなかった、戦後71年間つづいた平和に暗い影を落としている。破たんしたアベノミクスにより、経済はトンネルを抜けきれない状態が続いている。

 これらを見るにつけ、私は不確実性の時代から「不透明の時代」に突入したのではないか、そう思わざるをえない。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
野党協力で逆転58選挙区(4日付毎日新聞)。14年の総選挙をもとにしたものだが、説得力は大。民進党、いや、連合どうする?

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2017年01月03日

米資本の巨大倉庫店に行って驚いた

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年01月03日
米資本の巨大倉庫店に行って驚いた

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 暮れの30日、二女の桃子の運転で孫2人(小3、3歳)と新三郷のコストコ(COSTCO)倉庫店へ行った。午前10時だというのに駐車場はいっぱい。立体駐車場の最上階にやっと空きスペースを見つける。エレベーターで1階の売り場へ。驚いた。人と大型カ―トで押し合いへしあいの混雑なのだ。

 「なんだこれは。日本は消費不況ではなかったのか」。確かに常盤平や五香の駅前商店街は年末大売り出しでも閑散としている。しかしここは買い物客の洪水だ。おれはワインを5本、桃子は海苔のパックとミニトマトを買った。レジは欧米式の自分で商品を並べ、清算したのを自分で袋に詰め込む方式。おれたちの前の若夫婦は3万数千円支払った。帰りの道路はこれから店へ入ろうとする車で行列していた。

 おれが店内を見渡したところ客層は30代、40代が中心でおれのような高齢者はほとんどいない。働き盛りで、それなりの購買力がある中流家庭がターゲットなのだろう。

 家へ帰ってからコストコとはいったい何ぞや、とネットで調べてみた。創始は1976年、米カリフォルニア州サンディエゴ。コスト低減を目指した小売店としてスタートし、1983年に倉庫型をオープンした。そして世界中に店を広げる。日本では1999年の福岡市郊外店が第一号。

 現在は千葉県幕張、横浜市金沢シーサイド、東京都町田市など25店。土地の高い都心でなく、郊外に広い土地を確保しばかでかい倉庫を建て駐車場を完備する。買い物客を不特定多数相手でなく会員制にしたところがミソ。顧客に割安感と優越感を持たせ、少し遠くてもひんぱんに足を運ばせる。

 取扱商品は、肉・魚・野菜などの生鮮食料品、弁当・寿司、飲料・アルコール類、家電、ベビーキッズ、スポーツ用品、薬・化粧品、お菓子・スナックなど。店内に美容室やクリニックもあり、車のタイヤや補聴器も売っていた。かなり広い食堂スペースがあったが、家族連れで満席だった・

 ワイン売り場の棚には1000円から2000円の輸入ものが並ぶ。他の商品もそれほど高級なものはない。とにかく大変な大量販売方式なのだ。日本の消費者階層のうち一番おいしいところがアメリカ資本に吸い取られているという感じだ。この巨大倉庫店にどのくらいの街の小売店が踏み潰されたのだろう。

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2016年12月29日

からだがだんだんこわれていく

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月29日
からだがだんだんこわれていく

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 今年の夏、昼過ぎに畳の上でごろ寝していたら左肩に軽い痛みと違和感を感じた。それが次第に酷くなって秋口には手が上がらなくなった。血圧の定期検診の時、かかりつけの三浦先生に相談したら50肩だという。えっおれ来年80だよと言ったら、80でも50肩になると言って軟膏の処方箋を書いてくれた。

 次に行った時、軟膏ではちっとも良くならないと言ったら肩に注射をした。2〜3日痛みが薄らいだがすぐもとの黙阿弥。我慢して11月中旬にバリ島へ行った。帰りの飛行機で今度は右腰が痛くなった。夜寝ていても痛むし、起きる時腰に力を入れられない。これも三浦先生に訴えたら、痛み止めの薬と副作用を止める胃薬と湿布をくれた。風呂上がりに湿布を貼ったが当座すーっとするだけで何の効果もない。

 というわけで痛みをこらえる毎日だ。それと前から気になっていた難聴。テレビドラマのセリフや会議中の発言が聞き取れない。そんな折、腕時計の電池が切れたので西友の4回の時計屋に行った。補聴器も扱っていた。説明だけ聞こうと思ったのだが、結局その場で聴力検査をすることに。

 当然ながら難聴のデータが出る。試しにデンマーク製の補聴器を耳に入れてみる。何となくいいみたいだ。2週間ばかり試しに使ってからどうしようかと考えたが勢いで購入することにする。57万円だ。この年で高価な買い物だが、これで不便が解消すれば・・・。ところが、確かに低い音も拾うし雑音もないがテレビドラマのセリフは相変わらず不明瞭だ。会議の発言聴取も若干は改善されたが10%程度だ。

 落ち込んでいたら畏友サワダオサムさんの個人誌が送られてきた。中に坂村真民という詩人の「老いること」という詩が載っていた。「老いることが/こんなに美しいとは知らなかった/老いるとは/鳥のように/天に近くなること/花のように/地に近くなること/しだれ柳のように/自然に頭がさがること/老いることが/こんなに楽しいとは知らなかった」――おれはなんと想像力に欠ける人間なのだ。今更ながら反省。

 来年6月に80歳になる。傘寿だ。このブログ、開設してからもうすぐ9年。投稿数1053回、訪問者延べ65,155人。この1年は7,601人だった。2013年、14年は1万人を超えていたのだからこのところ魅力がなくなったのかなと思う。海外旅行記が本人が思うほど面白くないせいかな。ブログ開設の直後に生まれた孫の凌が来年は4年生。今おれの炬燵でゲームをしている。我家の中はそれなりに平和だ。来年は世界中が平和でありますように。少し早いけど、それでは皆さんよいお年を!

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2016年12月27日

海外旅行・韓国(2004年)

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月27日
海外旅行・韓国(2004年)

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 それまでアメリカへ行くことが多かった独身貴族の長女正子が、韓国の魅力にはまったのがこの頃。以来今日まで年に2〜3回ずつ訪韓している。その正子と桃子、おれと女房の4人で5月26日〜30日の4泊5日、ゆったりした韓国旅行をした。街中の移動は地下鉄とバス、それだけソウルに溶け込めた。

 26日、成田発10:20、インチョン空港に12:50。バスでソウル市内へ。宿舎は西大門のミラポーホテル。夜は前回も桃子と行った東大門の大衆焼肉屋。煙がもうもう立ち込める座敷で牛肉主体の焼き肉とマッコリを堪能した。アルコールのダメな女房と正子は不満顔。それにしても値段が安い。

 27日午前は桃子お薦めの絵本喫茶。日本にはないよな。夜は小さな劇場で「地下鉄一号線」というミュージカルを観た。日本語のパンフレットを読んで粗筋を頭に入れる。客席と同じ平面の舞台が親近感を呼ぶ。映像を多く使った舞台構成だったが、どんな内容だったのか。退屈しなかったことだけは確かだ。

 28日はセマウル号に乗ってソウルから天安へ。駅からバスで独立記念館。たっぷり時間をかけて、日本統治下の韓国の歴史を辿る。正子も桃子もこのような展示に興味を持つというのはやはり親譲りか。夜は新村(シンチョン)の高級居酒屋で夕食。店にマッコリが置いてなかったので韓国酒を飲んだ。

 翌朝早くホテルを出て地下鉄で江南へ行き、そこからバスで郊外の民俗村へ。4人で回った民俗村は楽しかった。1日遊んで夕方ソウル市内に戻る。夜は桃子の留学時代の友だちジョナともう一人の女の子に連れられてインサドンの居酒屋で食事。若者向けのチェーン店みたい。ここのマッコリは大きなドンブリに入っていて柄杓で掬う。韓国風お好み焼きのチヂミがうまい。何枚でも食える。

 韓国ではちょうどその頃組合のストライキが盛んにたたかわれていた。チヂミを食いながらジョナちゃんに韓国の労働組合について質問したら「私たちは組合を支持しています」との返事。しっかりした若者たちに支えられているんだな。労働組合の姿がすっかり見えなくなった日本と比べて羨ましくなった。

 最後の日はわざわざ地下鉄に乗って、有名なお粥朝食を食いに行った。わざわざ行くだけのことはあると思わせる旨さだ。その後女房と娘たちは買い物に精を出し、おれはぼんやり街を歩いて、インチョン空港18:20発、成田20:30着で帰国した。家族4人の旅行はその後はない。 
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2016年12月25日

海外旅行・済州島(2003年)

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月25日
海外旅行・済州島(2003年)

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 2003年の暮れも押し詰まった12月23日から26日までの3泊4日。メンバーは新聞の井川、石坂、民放の高岡女史、全税関の牛越夫妻、藤沢東京国公議長、元東京地評書記の神谷さん、それとおれたち夫妻。当時失業中だった二女の桃子も「私も行く」とついてきた。桃子は韓国に詳しいので添乗員代わりでもある。

 23日9:45に成田を発ち12:00に釜山空港着。現地ガイドと落ちあった後、観光名所の龍頭山公園へ。そこから釜山市場に回って夕方パラダイスピーチホテルへ。翌朝早い便で済州島へひと飛び。空港を出るとトルハルバンというユーモラスな石像が迎えてくれた。その足で4・3事件を記念した公園を訪ねる。

 第二次世界大戦が日本の降伏で終結し、朝鮮は解放されたが、ソ連とアメリカによる分割占領で複雑な国情にあった。1948年4月、済州島で朝鮮労働党が指導する武装蜂起が起こる。それを弾圧するため韓国軍が島に入り住民の虐殺が始まる。最終的には島民30万人のうち6万人が殺されたという。

 済州島での宿泊はグランドホテル。そこに2泊して島内をバスで観光した。済州島には1年前に開催したサッカー・ワールドカップのための立派なグランドがある。今はひっそり静まり返っていた。民俗村はソウルのものよりスケールが小さいが素朴で心和む施設だった。暖かくてコートを脱いで歩いた。

 自由行動(つまり食事代は自分持ち)なのにガイドの女性がついてくる。昼飯も夕食も自分の管轄の店へ連れて行く。明らかに店からリベートをとっている様子だ。桃子が韓国の友だちに勧められた焼き肉の店があって、そこへ行くと言ったら極端に嫌な顔をした。それでもついてくる。

 桃子の友だち推薦の焼き肉店は座敷とテーブルが3つほどの小さな店構え。おれたち10人で座敷を占有した。豚の焼き肉とチゲ鍋の料理は今まで食べたことのないうまさ。店に置いてないので、わざわざ買いに行ってくれたマッコリがまた美味だった。それで昨夜の3分の1の値段。みんな大喜び。桃子の面目躍如。親のおれもしたり顔でにこにこ。くだんのガイド女史だけが終始苦虫をかみつぶしていた。

 26日もゆっくり島内を見て回って、18:20に済州島を飛び立って20:35に成田に着いた。この旅行で一緒だった国公東京の藤沢さん。翌年定年になったが癌が発見されて2年ももたずに亡くなった。あんなに元気に焼き肉を食い、マッコリを飲んでいたのに人の命ってはかないものだ。
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2016年12月23日

話にならない政府「指針」

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月23日
話にならない政府「指針」

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 政府が「同一労働同一賃金ガイドライン」案を示した。これから働き方改革実現会議で検討されることになる。「非正規にも賞与・昇給」「同一労働同一賃金 政府が指針案」(21日付『毎日』)。「基本給格差を容認」「非正規待遇 政府が指針案」「格差固定化の危険」(21日付『赤旗』)。

 ガイドラインとはどんなものか。まず基本給だが「『職業経験・能力』『業績・成果』『勤続年数』の各観点が同じなら同一に。違いに応じた差は容認」となっている。これでは使用者に「格差容認」の根拠を与えただけではないか。労働の評価をするのは使用者である。異議があっても立場の弱い非正規労働者が文句を言えるわけがない。異種労働だから基本給が低くても当然だと断定されるだけだ。

 「非正規にも賞与」というが、正社員並みの賞与とは言っていない。ほんの雀の涙ほどを「業績への貢献」の違いに応じて支給するというのだから、6割不支給という現行が改善される期待は持てない。昇給に関しては「認める」というだけで、具体的に実施へ向けての指針は見当たらない。

 時間外手当や深夜・休日割増を差別しないというのだが、規定通りの手当や割増賃金を支払わなかったら正社員との差別というよりそのこと自体が労基法違反だ。通勤手当、出張旅費、食事手当、慶弔休暇の同一支給については、この指針では「異種労働だから手当を支給しない」と逆用される危険がある。

 そもそも派遣をはじめ、非正規労働を野放しに拡大してきたことが大問題なのだ。社会へ出て働こうとしたら派遣や契約社員しか働き口がない。正社員への道は入り口で閉ざされている。そんな閉塞社会をつくっておいて口先だけ「同一労働同一賃金」などと言ったところで誰が信用できるか。

 確かに昔からパート・アルバイト・臨時・日雇い・内職などの非正規労働はあった。しかしそれは全体の労働者からすれば少数だった。派遣事業は「中間搾取」として禁じられていた。それが1985年に労働者派遣法ができて派遣業が公認される。初めはごく限定されていた派遣業種がどんどん拡大する。今や日本の労働人口の4割が非正規であり、不安定雇用、無権利労働がはびこっている。

 昨年派遣法が改悪されて「生涯派遣」が問題になった。その人の生涯にわたって派遣会社が生血を吸う制度だ。こんな制度をつくっておいて小手先のごまかしをしても話にならない。

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2016年12月20日

海外旅行・ポーランド、ハンガリー(2003年)C

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月20日
海外旅行・ポーランド、ハンガリー(2003年)C

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 ちょっと時間が遡るが、ブダペストからトカイへ行くバスの中でのジョルジュさんとガールさんの話が面白かった。話を聞いたおれの感想がテープに残っている。

 《共産党政権が変わって自由な国になったけどそれはそれで大変なようです。ハンガリーで活動する合弁企業は最初の5年間は無税です。その合弁企業が倒産する。国外に逃げるか新しい名前になるか。ここで働いていた労働者が失業者になってこれも逃げる。共産党時代は資本主義になれば自由になる。チャンスがあればお金持ちになれると思っていたんだけれど、そうはなかなかいかない。幻想だったということが分かってきて、資本主義の大変さが身にしみているようです。ガ―ルさんも2年前よりはずいぶん思想傾向がリアルになってきているように思えます。共産党は憎むけど人は憎まないと言っています》。

 エゲルには21日と22日の2泊した。22日、世界文化遺産の大平原ホルトバージュへ行った。広々とした観光牧場である。馬車に乗って牧場を一周。牛がのんびり寝そべっていた。馬に曲乗りする観光客向けのカウボーイの芸。素朴なレストランで食べたビーフステーキが美味かった。それとワインも。

 エゲルにはトルコとの古戦場で有名なエゲル城がある。バスを降りてからかなり坂道を上る。城の入り口の石門にトルコ軍撃退を描いた銅版画が埋め込まれている。その前で記念写真。トルコ軍はハプスブルクが追い払ったが、そのハプスブルグによって1702年、エゲル城は爆破で破壊された。今残っているのはお城の残骸。見物は疲れるだけなので、おれは街に残っておみやげ屋でビールを飲んでいた。

 最後の宿泊地はエステルゴム。ドナウ川を隔ててクロアチアと接する国境の町だ。ハンガリー発祥の地といわれ、建国以来政権争いの舞台となったところ。高台にある丸い屋根はカトリック総本山の教会の大聖堂。大きいには大きいがそれだけの話で、特に感激するほどのことはない。

 24日早朝バスでブダペストに戻り、10:40発でアムステルダムへ。そこで乗り継いで機中泊。翌朝8:45に成田に着いた。この旅行で一緒だった細見さんは3年後の06年5月にガンで亡くなった。ジョルジュさんも井川君も横田さんも今はいない。ハンガリーもあれから13年、EUに入ったが、経済的にも政治的にも厳しいようだ。ガイドしてくれた写真家のガールさんは今どうしているだろう。
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2016年12月17日

TPP路線を走るメディアと連合

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月17日
TPP路線を走るメディアと連合

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 TPP承認案と関連法案が9日の参院本会議で、自公と与党補完政党の賛成で可決成立した。TPPはすでに衆議院を通っているのだから無理しなくても自然成立の見通しだった。しかも、TPP参加の超大国アメリカがトランプ出現で批准不能が確定している。なんぼ強行好きの安倍さんでもちょっとやり過ぎとちゃうか。

 安倍首相は、発効絶望のTPPを何故無理やり強行するのかと問われて「日本がTPP並みの高いレベルのルールをいつでも締結する意思があることを示すためだ」と強弁する。誰に対して「意思を示す」のか。はっきりしている。アメリカである。これからトランプ相手に2国間協議をやろうというわけだ。

 恐れ入ったことにこの安倍首相の姿勢をそのまま受け入れているのが日本の大手メディアなのだ。「保護主義を唱えるトランプ次期大統領が離脱を明言し、発効は困難な情勢だ。しかし、日本として自由貿易を推進する姿勢が変わらないと示したことに意義がある」(11日付『毎日』社説)。

 「12カ国が参加するTPPは貿易や投資で高水準の自由化を図る。アジア太平洋地域の包括的な通商ルールとなり、域内全体の成長に資する」。これが『毎日』のTPPに対する基本スタンスだ。この基本を通すためなら「農業関係の不安」や「医療保険」「著作権」「ISD条項」の疑問点にも目をつむる。

 さらに酷いのは労働組合の連合だ。「連合は、わが国経済を持続的・安定的な成長軌道に乗せ、雇用の創出・維持をはかる上で、とりわけ成長性の高いアジア太平洋地域との経済連携体制の構築は重要であると認識し、TPPはその第一歩になり得るものと受け止めてきた」(逢見事務局長談話)。

 このような基本スタンスの下に連合は「引き続き、TPPがわが国の持続的成長と雇用創出はもとより、アジア太平洋地域における公正で持続可能な発展とディーセント・ワークの実現に寄与するものとなるよう、民進党や国際労働組合総連合(ITUC)などの関係組織と連携をはかりながら、政府に対し必要な対応を求めていく」という。TPP路線を走るトップランナーの心意気だ。

 プーチン大統領を日本に呼んで行った日ロ会談もさしたる進展なし。アベノミクスはますます混迷を極め、これで株の暴落でも起こったらどうなる。頼りはカジノだけとは情けない。『毎日』と連合に忠告したい。TPPにすがりつく安倍首相と一蓮托生で野垂れ死にだけはしないでほしい。

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海外旅行・ポーランド、ハンガリー(2003年)B

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月16日
海外旅行・ポーランド、ハンガリー(2003年)B

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 夕食の後、クラクフ発22:40の夜行寝台列車でブダペストへ向かった。これが3段ベッドで狭くて寝にくい。やっと眠りに入ったと思ったら「パスポート、パスポート」と軍服の係官に起こされる。さんざんだ。9:30ブダペスト駅に到着。駅には顔なじみのジョルジュさんとガールさんが笑顔で出迎え。

 雲一つない青空。気温は31度だが昨日は40度だったという。今日はハンガリーの建国記念日。街はお祭り一色だ。ブダ地区の王宮前での式典に参列した。若い女性が素晴らしい声で国家や祝い唄を独唱。近在の村長さんが短い挨拶をする。どうやら収穫祭も兼ねているらしい。とにかく大変な人の群れだ。

 ハンガリーは3度目だが初めて市街電車に乗った。一度ホテルに戻り、夜の花火大会を待った。花火は遊覧船から見る。18:30にドナウ川にかかる鎖橋のたもとから乗船し、川の中ほどに止まる。ドナウ川と花火大会、饅頭とワインみたいな組み合わせだな。飲み放題、食い放題は素晴らしい。

 花火は21:00開始。それまでに船のデッキでワインをガブガブ。オードブルも美味かった。さあ花火だ。音楽に乗って夜空を彩る。花火の仕掛けというのは万国共通なんだな。空を見上げたとたんバランスを崩して椅子ごとひっくり返る。それでもワイングラスを放さなかったとみんなから誉められた。

 22:30花火打ち止め。22:40下船。人混みの中をバスまで歩く。沿道には屋台が出ていて若者がビールなど飲んでる。日本のお祭りと違って酔い潰れているようなのはいない。整然と飲んでいる。やっとバスに辿り着きホテルへ。もうすぐ日付変更時間だ。もう飲めない。部屋に戻って素直に寝た。

 21日は9:00にホテルを出て貴腐ワインで有名なトカイへ向かう。お昼近くになるのにまだ着かない。「トカイというのにずいぶんイナカだな」ととっておきの洒落を飛ばしたのにあまり受けなかった。この地方は川に沿って丘陵が連なり、その斜面がワインの栽培に最適なんだそうだ。

 昼飯に飲んだ貴腐ワインは甘いだけでおれには美味くなかった。それでも最低クラスのを1本みやげに買った。宿泊地のエゲルもワインで有名。街の中心部から2キロほど離れた窪地に「美女の谷」と呼ばれるワイン蔵の集積地がある。その一つに入ってワインを飲んだが、注いでくれたのはお婆さんだし、なんで美女の谷と呼ばれているのか不明だ。特に説明もなかった。ま、貴腐ワインよりは美味かったけどね。

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2016年12月15日

トランプに約束?カジノ法案成立

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月15日
トランプに約束?カジノ法案成立

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 「カジノと国会」「また政治不信が募った」(15日付『毎日』社説)「立法府の権威を自ら汚すに等しい会期末のドタバタである」「推進派もカジノ解禁の副作用を認める中、乱暴に議論を進める必要などなかった」。なぜ乱暴に進めたのか。カジノ推進の維新の会への配慮からと言われているがそればかりではなさそうだ。

 青山学院大学講師の高橋宗瑠氏はブログで次のように述べている。「内容が明かされない安倍首相とトランプ大統領の会談ですが、首相が帰国すると急激に再浮上したのがカジノ解禁法案です。実はトランプ氏の一大ドナーにはシェルドンアーデルソンというアメリカのカジノ王がおり、日本のカジノ参入を数年前から公言しているという事実がある。これを単なる偶然と思えないのは勘ぐりすぎでしょうか」。

 そう言えぱこのカジノ法案、11月初めまでは「審議入りはするが今国会での成立は困難」との見方が大方だった。ところ安倍首相は、トランプ氏と会談(11月17日)して帰国したとたん乱暴な手法で審議を進め、とうとう成立させてしまった。2度にわたる会期延長ももしかするとTPP批准や年金法改悪のためではなく、このカジノ法案を成立させるためではなかったかと思えるほどだ。

 カジノが解禁されると資本もノウハウもアメリカからどっと入ってくる。トランプ氏と深い関わりのあるアーデルソンらの腕の見せ所となる。カジノ処女地の日本は彼らにとって荒稼ぎの漁場なのだ。

 「カジノ関連の主な顧客は外国人観光客ではなく、日本人の富裕層。海外カジノ業界の大物が駆け付けた国際会議では『日本人の富裕層の個人金融資産量』を『日本に出来る推定カジノ施設数』で割り、『海外に比べて日本の一つのカジノ当たりの個人金融資産量は突出しているから日本のカジノは莫大な利益が確実』と投資を呼びかけていました」(12月9日付『週間金曜日』大谷大学滝口直子教授の話)。

 カジノ施設の呼び込みに熱心なのは松井一郎大阪府知事だけではない。横浜市の林文子市長や東京都の小池百合子知事も候補地に名乗りを上げそうだという。そうなれば富裕層だけでなく一般庶民もなけなしの老後資金を巻き上げられることにもなる。さらにカジノはラスベガスでやられているようにホテル、レストラン、劇場を含む巨大な総合娯楽施設になる可能性がある。周辺の日本旅館や居酒屋などはひとたまりもなく潰される。まさに売国奴的法案なのだ。
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2016年12月07日

自民党、連合の政策協議に思う

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月07日
自民党、連合の政策協議に思う

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 ネットのNHKニュースウェブに、自民党本部で5年ぶりに行われた自民党と連合の政策協議の模様が載っている。自民党からは茂木政務調査会長ら、連合からは逢見事務局長らが出席した。自民党と連合は民主党政権以前は定期的に会合していたが、この5年間はパイプが途絶えていた。「同一労働同一賃金」「働き方改革」などを掲げる安倍政権だがこの時期、パイプを繋げる意味は何なのか。

 果たしてどんな協議だったのか。NHKニュースウェブの記事によって見てみよう。
 連合の逢見氏は「大きな影響力を持つ自民党との意見交換は大変ありがたい」と述べ、労働者の雇用の安定やすべての世代が安心できる社会保障制度の確立などを要請しました。

 これに対して茂木氏は「連合の政策にもっとも近いのは自民党ではないかと自負している。労働界を代表する連合との意見交換を通じて、働き方改革などの実現につなげていきたい」と応じ、協議をつづけていきたいという考えを伝えました。

 協議が終わって記者会見した逢見事務局長は「相撲でいえば、お互いの感覚が一致して、立ち合いができた。自民党とは政策面での距離感は無く、特に雇用や労働、社会保障の面での問題意識は、自民党も同じであり、来年は、もう少し早く行いたい」と述べたという。

 連合という労働組合のだらしなさについて諦観しているはずのおれも正直改めて驚いた。逢見事務局長は中小企業や非正規労働者も組織しているUAゼンセン出身だ。その彼が、自民党と「感覚が一致した」とか「政策面で距離感がない」とか「雇用、労働、社会保障の政策が同じ」とか平気で言う感覚。いったいどうなっているんだろう。自民党に対するすり寄り以外の何物でもないとおれには思える。

 この点、自民党の方が上手(うわて)だね。「連合の政策にもっとも近いのは自民党」と言って憚らない。共産党を含む野党共闘に前向きな民進党をけん制し連合を抱き込む意図が見え見えだ。連合は協議の席上「雇用の安定や安心できる社会保障」を要請したではないか、と言うかも知れないが、雇用も社会保障も根底からぶち壊そうとしているしているのが自民党ではないか。自民党へのすり寄りは労働者への裏切り行為だ。

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2016年12月04日

海外旅行・ポーランド、ハンガリー(2003年)@

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月04日
海外旅行・ポーランド、ハンガリー(2003年)@

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 8月16日〜25日の9泊10日(機中泊含む)、添乗員なし、メンバー18人。おれたち夫妻と井川、東京新聞の横田一雄、田中貞子、元劇団員の町田秀子、元都労委事務局の細見夫妻、清水勝之、大坂正、日経の石坂、税関の牛越、関西電力の高馬夫妻、高岡日出子、生駒夫妻、油田京子。多士済々だ。

 16日は前夜から土砂降りの雨。集合時間に遅れた人もいた。それでも10:25発のKLM便は定刻に成田を飛び立って一路アムステルダム空港へ。現地時間午後2時半に着陸したが、ワルシャワへの乗り換え便の待ち合わせ約5時間は長かった。待合室で持参の酒を開け大宴会。町田女史に叱られた。

 ワルシャワ着は21:50。現地ガイド(女性)の用意したバスでホテル・ホリデイインへ。疲れているんだからすぐ寝ればいいのに、おれの部屋で清水、大坂、細見、牛越らと飲む。女房の迷惑お構いなしだ。それでも翌朝6時に起きてホテル近辺を散歩した。おれもまだ若かったんだね。

 17日は午前中市内見学。無名戦士の墓のある公園では、ナチを市民の力で追い出した「ワルシャワ蜂起」(1944年8月)の記念セレモニーが行われていた。ユダヤ人を何万人も収容したゲットー跡は公園になっていて立派なモニュメント。いまワルシャワにはユダヤ人は数えるほどしかいないそうだ。

 午後はバスで郊外のジェラゾヴラヴォラというところにあるショパンの生家へ行った。ポーランドはどこへ行ってもショパンの銅像だらけだ。生家の庭ではピアノコンサート。おれが聞いても素晴らしい調べだ。庭からはみ出した観光客が拍手を送っていた。市内に戻って民謡酒場で夕食。ワインは不味かった。

 翌朝、9:00の特急列車で南下して古都クラフトへ。ワルシャワ中央駅のホームは地下で、照明が薄暗いが利用するにはこれで十分。大体日本の駅が明るすぎるんだよな。2時間半の乗車でクラクフ着。驚いたことにおれたちのトランクを運ぶ車が到着ホームで待っていた。とこから入ってきたんだろう。

 駅から出ると太陽が照りつけてきた。ちょうどヨーロッパは熱波襲来の年だった。クラクフの温度も32度。ただし乾燥しているから日陰では涼しい。ホテルで一休みして昼飯だ。旧市街を散策しながら適当なレストランで食べた。当然ワインを飲む。ここのも不味い。食後お城や教会を見学、3時頃ホテルに戻った。女性たちは別行動でいろんな店を覗いてきたようだ。高い琥珀など買わされないかと心配だ。
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2016年12月03日

殿堂入り、清原ダメで原はパス?

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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2016年12月02日
殿堂入り、清原ダメで原はパス?

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 1日付『毎日』スポーツ面を見て「ええっ」と思った。「原、中畑氏ら候補に」「野球殿堂 清原氏は外れる」。野球殿堂博物館が発表した2017年度の殿堂入り候補に原、中畑が入り、清原が外されたという。今年2月覚せい剤取締法違反で逮捕された清原が除外されるのは当然として、では原はどうなんだ。

 清原が殿堂入りできない理由は「スポーツマンシップに反する行為」を犯したからだという。それでは原辰則はスポーツマンシップの鏡だったのか。おれにはそうは思えない。以下3つの理由をあげる。

 第1は女性問題で暴力団に脅され1億円を払った事実があるからだ。スポーツマンだから聖人君子でいろとは言わないが、88年に巨人定宿先のアルバイト女性と深い関係になる。その後トラブルになり、女性は95年に失踪する。原との交際の証拠品が暴力団の手に入り、高額を脅し取られたというのだ。

 普通の家庭では1億円も取られたら家計崩壊だが原は何ともなかったらしい。被害届も出さず、そのまま隠しとおしていたのが巨人内部のゴタゴタのとばっちりで週刊誌が取り上げ、公に出てしまった。原自身も不倫を認め「私個人の不徳の致すところ。ファンの皆様、大変申し訳ありませんでした」と謝った。

 第2は去年のシリーズ終了間際に発覚した巨人内で行われていた野球賭博の問題である。この事件では元投手の笠原将生らが摘発され、笠原には今年10月、執行猶予付きの有罪判決が出た。このチーム内賭博行為はかなり大っぴらにやられていたとされている。監督の原が知らなかったわけはない。原は賭博発覚の寸前に突然監督退任を表明しさっさと野球界から姿を消してしまった。おれには怪しく映る。

 第3は13年5月に表に出た「飛ぶ統一球」問題だ。巨人はこの年、シーズン当初から快進撃。開幕1ヶ月の4月25日までの成績は18勝3敗2引き分けだ。実はシーズン初めから使用する統一球の製法が変わっていた。それを誰も知らなかった。知っていたのは読売のドンと原監督だけだったのではないかというのがおれの推理だ。誰もが統一球の変化を知るようになった後、巨人の成績はイーブンペースに戻っている。

 以上のような理由でおれは原元監督のスポーツマンシップに疑問を呈する。半分はおれの邪推かも知れないけどね。
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2016年12月02日

海外旅行・韓国ー慶州(2003年)A

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年12月01日
海外旅行・韓国ー慶州(2003年)A

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 バスで慶州駅に戻り、昼飯を食べ市場を見学してから特急でソウルへ。もう夜になっていた。韓国4日目の22日、朝はゆっくりして昼は梨大前の小さな食堂。桃子が留学中に通ったという「おばちゃんの店」。おれは辛い鍋料理を食った。ここもビールなし。午後は宗廟という大きなお寺を見学した。

 夜は桃子の友だちのジョンファーと4人で新村の居酒屋へ。日本でいうとワタミとか庄屋とかの感じ。ここのチジミとマッコリはおいしかった。食事を終えて夜の新村を歩く。渋谷か原宿といった若者の街だ。桃子たちは衣装を貸してくれる写真屋に行った。おれたち夫婦は変哲もない喫茶店へ。

 23日は日曜日。地下鉄で市庁舎前へ行き、東亜新聞ビルまで歩いた。新聞博物館みたいになっていて、係の人が丁寧に案内してくれた。新聞の制作工程の説明。やはりコンピュータ紙面づくりだった。おれたち3人の写真を撮ってそれを紙面に載せてプリントしてくれた。日本では考えられぬサービスだ。

 午後、貞洞劇場というところで伝統舞踊を観た。終わると出演者が舞台衣装のままで一緒の写真に入ってくれる。親子3人で踊り子たちとの記念写真を撮った。夜は韓国における「最後の晩餐」。東大門の庶民的な焼肉屋に行った。韓国の焼き肉は豚が主力だが、ここは牛専門の珍しい店だ。

 開け広げた座敷にもうもうと煙が立ち込めていておれには東上野の朝鮮街を思い起こさせた。桃子のお薦めは牛の背筋の刺身。さっぱりしていてマッコリとよく合う。さんざん食って飲んでその値段の安かったこと。食い終わると珈琲まで出る。女房は口に合わないようだったが、おれは大満足で店を後にした。

 23日は帰国の日。ホテルをチェックアウトする時、ベルボーイが寄ってきて「ぼく千葉県柏に留学していました」と懐かしそう。もしかすると新松戸の流通経済大かも知れない。

 桃子が大学へ行って留学当時の先生に会いたいというので、長い坂道を上って梨大構内に入った。「ノムヒョンは戦争にNOと言え!」と書いたタテカンがあった(むろんハングルで桃子の訳)。桃子が先生と再開している間、女房と2人、大学前の喫茶店で甘いジュースをすすりながら待った。

 雨が降り出した中インチョン空港へ。18:50発のアシアナ航空便。成田には午後9時過ぎに着いた。
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2016年11月28日

海外旅行・韓国ー慶州(2003年)@

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年11月27日
海外旅行・韓国ー慶州(2003年)@

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 02年、二女の桃子がソウルの梨大に1年間語学留学した。卒業して1年後の03年3月、おれと女房と3人で韓国へ行くことに。今回の旅の目玉は韓国の京都と呼ばれている慶州へ行くこと。成田発9:30、2時間半でインチョン空港。バスでソウル市内へ。ホテルは梨大前のHOTEL SEOKYO。

 着いた日に桃子の案内で西大門刑務所跡博物館を訪れた。日本の植民地当時、朝鮮独立運動の志士たちがここで拷問を受け殺された。血にまみれて拷問を受けるリアルな人形が展示されており鬼気せまる。お父さんたちに見せたかったという桃子。ずいぶん成長したな。死刑場の建物をバックに写真を撮った。

 夜は桃子が留学していた当時の友だちジョンファーの案内で韓国庶民料理。ドンブリで出てくるマッコリがうまかった。韓国の焼き肉は牛でなく豚なんだよね。ホテルはオンドル部屋。酔った体で横になると、なんとも気持ちいい。朝めしは近所の食堂で韓国風海苔巻を食う。これもうまい。

 地下鉄でソウル駅へ向かい、流麗な車体の特急セマウル号に乗る。慶州までは4時間30分だ。座席の前には小型のテレビがついている。音を聞くためには100ウオン(90円)でイヤホーンを借りねばならない。正午に慶州着。駅前にはタクシーやホテルの客引きがいっぱい。かなりしつっこい。

 駅前通りのレストランで昼食。定食を頼んだら物凄い料理の品数だ。ビールを飲みたいのだが置いてないという。腹がいっぱいになったところでバスで30分、ホテルKOLDONへ。8階の見晴らしのいい部屋でここもオンドル。ゆっくり寛げる。ひと休みして仏国寺まで歩く。きらびやかな有名なお寺だ。

 門の傍には浅草寺にあるような仁王様が立っている。こちらが本家で日本は分家なんだろな。境内の三重塔も日本風だった。いや日本の塔が朝鮮風なんだよな。夕食はホテル内のレストラン。メニューは海鮮チゲとチジミ。伝統舞踊の余興も。昼と違ってアルコールもたっぷり。心から満足した。

 バイキング料理の朝食後、ゆっくりホテル敷地内を散歩。芝生があり、池があり、天気もよくて気持ちいい。チェックアウトしてタクシーで近くの民族工芸館へ。焼き物や木工品の制作過程を丁寧に説明してるかと思うと、急に強制売り付けに転じる。買わないとなると冷たく追い出された。
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2016年11月27日

横山秀夫「64(ロクヨン)」を読んだ

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年11月26日
横山秀夫「64(ロクヨン)」を読んだ

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 バリ島往復の機中で読むために何がいいか。お茶の水駅前の丸善の文庫本売り場でふと目に止まったのがこの本。横山秀夫著「64(ロクヨン)」。文春文庫上巻355ページ、下巻429ページ、ともに税抜価格640円。あそうか今気がついた。「64」だから640円なのか。洒落たことするな。

 どこか特定してないD県警が小説の舞台説。帯の惹句「ミステリー界を席巻!究極の警察小説」(上巻)、「怒涛の展開、驚愕の傑作ミステリー」(下巻)。俺の読後感で言えば何が「究極」で何が「驚愕」なのかよく分からないが、ま、面白いのは面白かった。著者は元上毛新聞記者だ。

 それにしてもD県てどこだろう。著者が上毛の記者だったというから群馬県警かな。そしたら最近のネットニュースで千葉県警が強姦犯人の千葉大生の氏名を匿名で発表して問題になっていた。なるほど千葉県警もあるな。いずれにしても作中に東京新聞記者が出てくるから首都圏ということになる。

 主人公はD県警の広報官。腕のいい刑事だったが、不本意な人事で畑違いの部署に回された。広報官はマスコミ対策が仕事だ。広報室は記者クラブの隣にある。何かというと記者たちが押しかけてくる。記者クラブには朝日、毎日、読売、東京、産経など実在社のほかに東洋新聞、地元のD日報と全県タイムス、地元テレビ局のDテレビ、ラジオのFMケンミンが入っている。記者クラブの描写はさすがリアルだ。

 これらのメディアのうち作中で主な働きをするのが架空の東洋新聞で、キャップの秋川とサブキャップの手嶋。秋川は記者クラブを扇動して主人公の三上広報官を攻めたてる。広報室と記者クラブの対立の種は交通事故の加害者の名前を匿名にしたこと。加害者の主婦はD県の公安委員会の大物委員の娘だから県警としては発表したくない。記者クラブは怒って本部長あてに抗議文を出すと息巻く。

 そんなこんなで揉めてる最中に誘拐事件が発生する。東京から応援の記者がどっと駆けつける。D県警は喧噪の渦だ。事は誘拐事件だから犯人が捕われるか、被害者が見つかるか(死体の場合もある)するまで報道規制しなければならない。警察幹部、キャリア組、広報室と100人を超えるメディア関係者のつばぜり合いが始まる。この辺のストーリーの進め方はスピード感と熱が籠っていて迫力がある。

 県警と本庁の権力争いが背景にあるが、警察の内部のことなのであまり興味が沸かない。事件報道とマスコミの使命、国民の知る権利にどう応えるのか。それが問われる小説だったと思う。
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2016年11月24日

海外旅行・バリ島(2002年)A

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年11月24日
海外旅行・バリ島(2002年)A

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 カンプンカフェで昼食。棚田を概観できる観光レストラン。メニューを見て「チンプンカンプン」と言って皆の笑いをとる。1時間の昼食の後はネカ美術館へ。地元の有力者ネカ氏が開いた美術館で大きくて質も高い。光森さんの解説でじっくり鑑賞。夕闇の前に白鷺の村へ。無数の白鷺が木に止まっている。白い花が満開になったようだ。きれいだけど地元の人は糞の始末で大変だろうな。

 夕食後はケチャダンス。50人を超す上半身裸の男性が「チャッチャッチャ」との口伴奏で唄を歌う。お姫様と悪魔が入り乱れて争うが、最後は悪魔が退治される。黒光りする裸の群像は凄い迫力だ。ラストで火のついた棒きれを振り回したり踏みつけたりする。一種のカルチャーショックで興奮したね。

 28日は車に分乗して遠くのお寺のお祭りに行って、帰りに道端の露店でドリアンを買った。午後ビラビンタンのミーティングルームでドリアンパーティをやった。食っているうちは甘くておいしいのだがしばらくすると強烈なウンコの臭いがやってくる。みんなキャーキャー言いながらも喜んで食った。

 夕方、うちの女房が雨の道路で滑って足腰を打った。29日はみんな川下りやおみやげ屋に出かけたのだが、おれたちは残って、光森さんに呼んでもらった地元の診療所の日本人看護師さんの手当てを受けた。傷は大したことはなくほっとした。午後、コテージで休んでいると物凄いスコール。やはり南国だ。

 その夜は小豚の丸焼きを囲んでお別れの「日パリ交流パーティ」。みんな歌って踊って賑やかに騒いだ。この模様がテープに撮ってあるが、この3年後に亡くなる小倉さんの「今日の日よさようなら」の替え唄が入っている。感慨無量だ。おれは音痴の声を張り上げて「可愛いあの娘」を歌った。

 バリ最後の30日、みんな正装して近くのお寺のお祭りに行った。お祈りしている寺院の境内に特設された競技場で闘鶏が行われており、鈴なりの人だかりだった。光森さんに聞くと結構な額を賭けているそうだ。人びとの頭越しに覗いたら、白と茶色の鶏が争っており、白が負けてひっくり返ると歓声が上がった。闘鶏の傍では数人が車座になってカード賭博のようなものもやっていた。

 マイクロバスで空港へ行く途中のジンバラン海岸に寄り、魚のバーベキューを食べた後、それぞれの航空便で帰路についた。成田へは12月1日の7:30に着いた。

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2016年11月21日

豊友会はおれのライフワーク

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年11月21日
豊友会はおれのライフワーク

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 昨夜地元の地酒の会「豊友会」の例会があって43人が集まった。今回が169回。立ちあげが1988年3月だからもうすぐ29年になる。おれは2002年3月17日の第81回からの参加。当時おれは松戸市長選(6月23日投票)に立候補して選挙運動中だった。五香・白樺書店の青柳さんが、なるべく地元に顔を売っておいた方がいいといって連れて行ってくれた。何しろ酒の会だ。すぐ溶け込んだ。

 おれが入会した年、豊友会は鴨川の大山千枚田友の会に入った。田植え、草刈り、稲刈り、収穫祭には10〜15人が2時間半かけて鴨川まで出かけた。これらにほぼ毎回参加するうちに会の運営の集まりにも呼ばれるようになる。09年1月から10年12月の2年間は第11代会長もやらせてもらった。

 会長といっても乾杯の前に挨拶するくらいの役目しかないが、おれはそれなりに会のために働いた。まず黄色の生地に黒く「豊友会」と縫いとりしたノボリをつくった(もっとも縫いとりしたのは女房だが)。08年からは常盤平桜まつりに合わせて「花見の会」を催し、おれが下準備した。

 09年には6月と12月に箱根の毎日新聞強羅保養所で親睦旅行をやった。この世話人活動は結構手間ひまがかかったがその分参加者に喜ばれた。12人と15人が参加した。小田原「だるま」で食った昼食の鯵寿司も忘れられない。11年10月には大山千枚田の人たちも加わって18人参加という盛況だった。富士山が見事だった。ちなみにこの2年後、強羅保養所は健保組合の都合で閉鎖されてしまった。

 会長を降りて、かねてから考えていた交流会報づくりに着手した。新松戸に住んでいて地元の地域誌にエッセイを書いている大井さんに相談。やってみようということで11年3月に『豊友』創刊号を発行した。A5版4ページ100部。2号までは事務局の友野さんに刷ってもらったが、3号からはおれが自分で刷ることにした。カラー印刷にして写真をふんだんに使い見やすくした。

 友野さんと相談して作成経費として1部あたり4ページ10円、6ページ15円、8ぺーじ20円もらうことにした。それでも赤字かも知れないが、半分おれの趣味なのでそれで十分だ。『豊友』は今年の11月号で37号になった。継続は力なりというわけで、すっかり会に根付いている(と自賛している)。

 というわけで豊友会はおれのライフワークになりそうだ。昨夜もさんざん酔っぱらった。自転車では危ないので女房に車で迎えに来てもらった。ますます女房に頭が上がらなくなるが命には替えられない。
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2016年11月19日

海外旅行・バリ島(2002年)@

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2016年11月19日
海外旅行・バリ島(2002年)@

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 その後10回も行くことになるバリ島旅行の第1回目。当時のたまたま会に元神戸新聞労組委員長・新聞労連中執の光森史孝さんが参加していて、しきりにバリの素晴らしさを語っていた。光森さんは数年前からバリ島ウブドにコテージを建て、半分移住のような形で生活していた。その話を聞いてたまたま会のメンバーでバリへ行こうじゃないかという話になり実現したのがこのバリツアーだった。

 参加者は関西空港組と成田組に分かれ、それぞれ02年11月25日に日本を発ち、ウブドで落ちあうことになっていた。成田組は小倉三千雄さんと斉藤哲成夫妻、それからおれと女房の5人。成田発16:05のJAL便でデンパサールに向かう予定。ところが急に欠航だという。機体故障とかなんとかあいまいな理由をあげているが、ほんとは搭乗予定者の大量のキャンセルのせいではなかったか。

 何故キャンセルがそんなに出たのか。バリ島ではこの旅行の直前に繁華街のクラブで爆弾テロがあり、白人を中心に100人以上の犠牲者が出た。それで日本からの観光客もがた減りした。このたまたま会バリツアーも予定者のキャンセルが出ていた。結局18:55発の香港行きに乗りその夜は香港泊まりとなる。

 翌朝9:55発のJALでデンパサールへ。デンパサール空港には光森さんと関西空港組が待っていて出迎え。マイクロバスでウブドへ向かった。道は酷かったな。両側を下水が流れているが蓋をしていない。舗装はお粗末でがたがた揺れる。ベンジョールというお祭り用の飾りが家々の門に立っていた。

 夕食後、村の集会所で数十人が竹の筒を叩いて気勢を上げる民族音楽を堪能。正装の女性の澄んだ歌声、しなやかに手を動かす踊り。ただただ圧倒された。音楽と踊りが終わるとおれたちはみんな舞台に上がって可愛い踊り子と写真を撮る。コテージに帰っても興奮覚めやらず酒を飲む。飲んでるところに蛍が飛んできた。

 翌27日はウブド市内散策。王宮の中をのぞいてから向かいの市場へ。物凄い混雑。甘酸っぱい果物の匂い。早口のかけ声。サンダル、小物雑貨、衣類、玩具。魚には蝿がいっぱいたかっている。衛生的とは言えないが、いかにもアジアの市場らしい。足元はどろんこで滑りやすい。腰を引いてそろそろ歩く。

 市場を出てペンダントや腕輪を売るおみやげ屋さんの通り。女性たちは一軒一軒寄りたがる。狭い道をオートバイがスピードをあげて通り過ぎる。暑い。湿度も高くて汗がとめどなく出る。
posted by マスコミ9条の会 at 14:29| Comment(0) | 労働運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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