2017年01月29日

海外旅行・ロシア、ブルガリア(2005年)B

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年01月29日
海外旅行・ロシア、ブルガリア(2005年)B

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 リラの僧院からの帰途、バスの中で吹き込んだテープの中味が面白い。

 《午後5時20分、リラの僧院からソフィアに戻る途中です。向日葵の畑がずっと続いています。空はきれいに晴れて素晴らしい青空です。ブルガリアは第一次大戦も第二次大戦もドイツの側で戦争に参加した、珍しい国だよね。ただ当時のブルガリア皇帝はナチに協力はしたんだけどユダヤ系住民を殺すとかいう酷いことは、命令はされたんだけど実行はしなかった。ドイツの思い通りにはならなかったとこれはガイドさんの話です。

 国内にドイツと一緒に戦争することに反対する勢力があって、その勢力が国を解放して、結局はソ連圏の一員になる。ただソ連軍はブルガリアには駐留しなかった。そこがハンガリーやルーマニアと違う。ブルガリアは農業国だがソ連型の農業経営は押し付けられなかった。自分の土地で耕作する自由があった。

 確かにコメコンには入っていたわけだけど、他の東欧の国より経済の自由があった。ブルガリア独自の経済運営の権利を持っていた。とはいうけれどややはりソ連圏という縛りはあったんだよね。今回の東欧自由化の波でブルガリアも政権が変わった。これから自由主義経済となるんだけど、これはこれでいろんな問題がある。西欧から資本が入ってくるけどそれはブルガリアの経済をよくするためではない。利益第一主義の資本の論理が貫かれたとき、それにどう対抗するのか、できるのか、そこを考えておくべきだろう。

 2年後の2007年にはEUに加盟することになっている。ハンガリー、チェコなどもそうだが、これからどうなるのか。EUも極楽ではないわけだから、その中の経済力の優劣によっていろいろ問題も起こってくるだろうし、政治、外交でもアメリカやNATOの要請で中東派兵に協力させられるとかの危険がある。ガイドさんの話では国内の政局も安定していないようだし、その辺が心配だ。

 バスから見てると山の多い国だけど、国としては豊かなんだと思う。緑と水が豊富なこの国の特長を生かす西欧との付き合い方が必要になるんじゃないかな。市場経済にまきこまれては国の富を奪われることになりかねない。バスの窓から牛や羊の放牧が見える。これがブルガリアの財産なのだと思う》。

 31日から夫婦で草津温泉と四万温泉に行ってくる。しばらくブログはお休みだ。
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2017年01月28日

「壁」で思い出すこと

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年01月28日
「壁」で思い出すこと

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 トランプ米大統領はメキシコとの国境に本気で壁をつくるらしい。国境を隔てる壁というと歴史的に有名なのは「ベルリンの壁」だろう。「ベルリンの壁は、第二次世界大戦後に東西に分割された敗戦国ドイツの首都ベルリンで、東ドイツによって1961年夏に建設された壁である」(ウィキペディア)。

 ベルリンは東ドイツの領内にあり、その西半分だけが西ドイツとされた。戦後しばらく東西ベルリンは自由に往来できた。そのため毎年多くの人が東ドイツを逃れて西に流れた。それを嫌った東ドイツ政府は1961年8月、突如西ベルリンの周囲を有刺鉄線で遮断し、それが後にコンクリートの壁になった。

 壁は高さが3m60cmから4m20cm。足場や掴まるところのない構造だ。壁は二重にはりめぐらされ、間に60m程の空きスペースが設けられた。逃亡者を逃さないためである。それでも壁を乗り越えたり地下道を掘ったりして越境する事件が頻繁に起こった。警備する軍に射殺された人も多い。

 このようにして長い間壁は「ドイツ分断と東西冷戦の象徴とされてきた」(ウィキペディア)が1989年11月、いわゆる東欧革命の嵐の中で市民の力によって破壊される。壁に乗ってハンマーで壊している若者の写真が日本の新聞にも載った。どんなに頑丈に見える壁も歴史の流れにはもろいものだ。

 おれは壁崩壊10カ月後の90年9月24日、壊された壁に面したビルの2階の東独印刷製紙労組の事務所を訪問した。組合副議長氏から「みなさんがわが労組を訪問する最後のお客さんです」と歓迎された。東西ドイツは10日後の10月3日に統一、組合は西ドイツのメディア労組に吸収される。

 組合事務所を辞すると暗い空から冷たい雨が落ちてきた。壁の残骸が瓦礫となって積み上げられてあった。おれは手ごろなコンクリート片を拾ってポケットにしまった。街を回ると壊されずに残されてある壁もあって、色鮮やかなイラストが描かれていた。有名なフルシチョフとホーネッカーがキスしている壁画も見た。もう通行自由になったウィンデンブルグ門を通って西ベルリンに入ったが車の洪水だった。

 トランプ大統領のメキシコ国境の壁だが、どんな高さでどんな構造になるのかはよく分からない。分からないけど、コンクリート壁なんかで国が守れないことは確かだ。対等で誠意ある話し合いが必要なんだとおれは思う。
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11507 「一行」編94

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
17年01月27日
11507 「一行」編94

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 脈絡のないきょうの一行、の総集編です。しばしおつきあいを。

16/07/05
いよいよ参議院選挙、終盤。平和を守る態度を示したいものである。

16/07/06
参議院選挙の新聞各紙予想は、自民優勢。忸怩たるものがある。

16/07/07
小池百合子氏、都知事選挙に正式出馬表明。自民党分裂含みに。単なるワガママ女≠フ所業だね。

16/07/10
アメリカ、韓国に迎撃ミサイル配備を発表。挑発にしては度が過ぎるのではないか。

16/07/10
参院選投票日。投票率に期待したいが。

16/07/10
参議院選挙結果、改憲勢力が3分の2へ。憲法守る闘いは厳しくなるが、それでも後には引かない

16/07/11
今度は東京都知事選挙。自民党サイドは二分したが、野党共闘の候補者選びがどうなるか。よもや二分はなかろう。

16/07/12
都知事選挙候補者に鳥越俊太郎さんの名前。今の危険な政治に、居ても立ってもいられない気持ちからだろう。

16/07/13
鳥越俊太郎さん、都民のなかに飛び込んだ。参議院で示した野党共闘の力で、知事選に勝利を。

16/07/14
都知事選挙三つ巴戦に。鳥越さんに参議院選挙区の野党票が入れば、勝利。全力あるのみ。

16/07/18
上野公園の国立西洋美術館が世界文化遺産に登録。世界遺産登録が増えると、ありがたみが減るなー。

16/07/19
19日、北朝鮮がミサイル発射実験。米韓への当てつけだろうが、断固、抗議。

16/07/20
きょう、八海山で滑落死したY君の一周忌・命日。改めて、Y君、優しさをありがとう。

16/07/22
イチロー、メジャーで3000本安打まであと「4」。金字塔へ一歩、一歩。

16/07/27
相模原の障害者施設19人殺害事件。社会の歯車が、どこかで齟齬をきたしていないか。

★脈絡のないきょうの一行
またまた年金引き下げへ。どこまで続く泥濘(ぬかるみ)ぞ。怒り心頭。

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2017年01月27日

11506 正気の沙汰ではない

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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17年01月27日
11506 正気の沙汰ではない

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 正気の沙汰ではない、国境の壁作り。 以下、時事通信ウェブから。

                           ◇=◇=◇
メキシコとの首脳会談中止も=国境の壁費用拒否なら―米大統領
時事通信 1/27(金) 0:22配信


 【ワシントン時事】トランプ米大統領は26日、ツイッターで、メキシコ国境沿いに築く壁の建設費用を同国が払いたくないなら、31日に予定されるペニャニエト・メキシコ大統領との首脳会談を「中止した方がよい」と述べた。

 この問題ではメキシコ側も会談中止を検討しているとされ、実現が一層不透明となった。

 トランプ氏は「米国はメキシコとの間で600億ドル(約6兆9000億円)の貿易赤字がある。北米自由貿易協定(NAFTA)の始まりから一方的取引で、(米国は)多くの仕事や企業を失った」と主張。「メキシコが、非常に必要とされている壁の費用を払いたくないなら、近く予定される会談をキャンセルした方がよい」と強調した。

 トランプ大統領は25日、不法移民対策として目玉公約と位置付けてきた対メキシコ国境の壁建設を実行するため、手続きを指示した大統領令に署名した。費用については、まず自前で建設を進め、後でメキシコ側に何らかの形で負担を要求する案を示している。

 しかし、ペニャニエト大統領は「決して払わない」と一貫して拒否。野党などメキシコ国内でも訪米中止の訴えが相次いでいた。トランプ氏は選挙戦中の昨年8月、メキシコ市を訪問してペニャニエト大統領と会談。31日の首脳会談は就任以来2度目の外国首脳との会談として予定されている。
                           ◇=◇=◇

 万里の長城ではあるまいし、国境に壁をつくることを本気で考えているのか。笑止千万と言って切り捨てる訳にもいかなそうだ。この人、精神構造のネジ一本をどこかに落としてきたのではないかと疑いたくなる。

 壁を作ればアメリカは安全になるという考えそのものが幼稚だ。しかもその費用を相手国に払わせるという。こういう無法ぶりがまかり通れば、世界の秩序は総崩れになる。日本の総理大臣も五十歩百歩だ。「強行採決など考えたこともない」と言いながら、堂々と強行採決をやる。

 この人を指して、確か、同志社大学大学院・浜矩子教授だったと思うが、「幼児的凶暴性」と評していたが、アメリカにも同じ人種が出現した。これは最近の流行なのだろうか。単なる流行り病(はやりやまい)≠ナあれば良いが、それが慢性病になれば、人類は存続の危機に陥る。早く治癒せねば。

★脈絡のないきょうの一行
落ち込んだり不安になる頻度が高い人は、がん死リスクが高まる恐れがあるという研究論文(時事)。これはありそう。
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2017年01月25日

海外旅行・ロシア、ブルガリア(2005年)A

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年01月25日
海外旅行・ロシア、ブルガリア(2005年)A

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 7月19日は街中にある有名人が眠る墓地に行く。ここでドストエフスキーのお墓に出会えたのは収穫。そんなに大きくないがどっしりした墓だった。目をつぶって手を合わせると「悪霊」や「カラマーゾフの兄弟」を夢中で読んだ青春時代が瞼に浮かんだ。昼飯を食ってサンクトペテルブルグとお別れだ。

 16:35分発のOK887便でまずプラハへ。854便に乗り継いでソフィアに着いたら午後10時。もう寝るだけだ。翌朝、バスで約2時間かけて世界遺産のリラの僧院へ。かなりの山の中という感じだ。ここで飲んだ清水はうまかった。ペットボトルに入れて持ち帰る。僧院それ自体はまあ普通だ。

 朝食にドンブリみたいな容器にかっぽり出たヨーグルトが美味。午後は市内見学。聖ぺトカ地下教会、セルディカの遺跡、ネフスキー寺院など。夕食に何を食ったか覚えていないが、ペテルブルグがいかに酷い料理だったか改めて思い知った。ビールとワインも最高。ホテルの部屋でも盛り上がった。

 21日は午前中市内をバスで巡った後、13:40発の列車で黒海沿岸のブルガスへ。7時間を超える鉄道の旅だ。当然ながら好きもの同士でワインやウィスキー。窓外は平野が続く。豊かな土地のようだ。21:06にブルガス到着。すぐホテル・AQUAへ。アメリカ系のチェーンホテルのようだ。

 22日はバスで世界遺産の街セネバルへ。セネバルにはブリガリア随一の海水浴場がある。ここでバスを降りて水着に着替えて海岸へ出る。おれはこれで黒海を3方面から見ることになる。ウクライナのヤルタとトルコのパラボラス海峡、そして今度のブルガリアだ。黒海は想像を絶する巨大な内海だ。

 その夜はヴァルナ泊まり。ホテルはやはりAQUAだ。翌日は午前いっぱいヴアルナ海水浴場で遊ぶ。若い女性のトップレス姿がまぶしい。隠れて素早くシャッターを押した。午後はヴアルナの市内見学をして夜22:20発の夜行列車でソフィアに戻る。ソフィアに着いたのは翌朝06:50。

 ひと休みして15:20のOK857便でプラハへ。翌日プラハ城などを見物して1泊。25日19:20発のKE936便で帰国の途へ。ソウルのインチョン空港で6時間も時間つぶしさせられたが、26日20:55無事成田に着いた。ブルガリアという初めての国に出会えたそれなりに楽しい旅行だった。
  
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2017年01月22日

米国で裁かれる原発事故「トモダチ作戦」

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年01月21日
米国で裁かれる原発事故「トモダチ作戦」

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 「週刊金曜日」1月20日号の「被爆兵士の裁判は米国で実施か」という記事が興味深い。書いたのはアメリカ在住のジャーナリスト、エィミー・ツジモトさん。東日本大震災の「トモダチ作戦」に従事した米軍兵士らが原発事故の影響で放射能被曝したとして東電やGMなどを訴えている裁判の管轄権問題だ。

 原告の兵士らはサンディエゴ連邦地裁に提訴したが、被告の東電は日本での裁判を主張。地裁は「米国での裁判進行」の判断を示したが、東電は上級審のパサデナ連邦高裁に不服を申し立てた。「法定助言人」の日本政府も東電主張を支持する意見陳述をした。高裁は米国政府に判断を仰いだ。

 そして昨年12月19日、米国政府は「日本でなくても正当な裁判は受けられ、そのことによって日米の親善関係に亀裂が入ることはない」として地裁の判断を支持する見解を発表した。高裁は近々日本政府や東電の不服申し立てを却下すると考えられている。日本側は米国での裁判に追い込まれることになる。

 するとどうなるか。エィミーさんは言う。「フクシマ事故から6年にして、当時の『真相』がようやく明らかになろうとしている」「米国で裁判が開廷した暁には、訴訟手続きの『ディスカバリー』(証拠及び情報開示制度)によって、未だ明らかにされていない事実が見えてくるだろう。これまで『真相』を公表せずに逃げ切れると考えていた東電や日本政府は、ついに米国で幾多の情報開示を迫られることになる」。

 日本では十分にできなかった原発事故の真相究明が、アメリカの司法によって実現する可能性が出てきた。そればかりではない。「兵士たちの様々な病状が『トモダチ作戦』の参加によってもたらされた結果と認められた場合、今なお低線量被曝による健康被害を認めない日本政府の立場も大きく崩れていくだろう」というエィミーさんの指摘の意味は重い。まさに世界的な関心事と言えるだろう。

 それにしてもこんな重大なニュースが、何故日本のメディアで取り上げられないのだろう。原発事故被害の裁判は福島をはじめ各地で起こされている。おれもそれらの裁判の一つ「福島原発告訴団」の原告の1人である。だが正直言って原発事故への関心は日々薄れている感じがする。

 放射能汚染は人類の未来への赤信号だ。おれも含め、日本人全ての頭の切り替えが必要な気がする。
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2017年01月21日

海外旅行・ロシア、ブルガリア(2005年)@

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年01月21日
海外旅行・ロシア、ブルガリア(2005年)@

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 新聞労連元書記の長谷さんからエル・ネット・トラベルの永島さんを紹介された。井川君、牛越さんと相談してロシア・サンクトペテルブルグからフルガリアへの旅を計画し永島さんにツアーを組んでもらった。メンバーは日立の篠田夫妻、出版の生駒夫妻、日経の斉藤夫妻、他は藤沢七郎、高橋純、竹下幸雄、岩瀬仁子、紙川明子、石坂政雄、横田一雄、大坂正、清水勝之、それに戸塚夫妻と井川、牛越の総勢19人。

 7月16日13:55成田発の大韓航空でまずソウル・インチョン空港へ。そこで乗りついでサンクトペテルブルグに着いたのは夜の21:50。空港から外へ出たのが11時。陽は沈んでいたが空はまだ明るい。ライトをつけなくても車が走れる。宿舎のプリパルチスカヤは3000人も泊まれるホテルだ。

 翌朝ホテルから出てみる。天気は晴れ。気温は15度程度。見上げるとなるほどでかいホテルだ。前にこの街に来たのは1990年。ソ連崩壊直前だった。それから15年、落ち着いたと言えばそうだろうが矛盾はずっと続いているようだ。今日は日曜日。9時半集合、10時からバスで市内見物だという。

 スフィンクスの彫刻が見えた。ワシリー島の港で停車。ピョートル大帝の銅像。殺されたキリストがお棺に入ってる。レーニンのロシア革命で宮殿に向かって一発かましたオーロラ号。船内を見物。アレキサンドリア2世が暗殺された血の宮殿。きらびやかなタイル張りの大きな建物だ。中には入れない。

 一日中市内をバスで回って疲れてホテルに帰った。さて楽しみなディナーと期待したが、ホテルそばの貧弱な中華料理の店。みんながっかり。永島さんが添乗しているのだが、どうも手配が行き届いていない。メンバ―から不満の声が。この中華屋さんは料理の出方が遅くしかもまずかったな。

 7月18日は9時にホテルを出て地下鉄を使った徒歩の市内観光だ。地下鉄の深いこと。地上入り口から駅ホームまでエスカレーターで3分はかかる。2駅乗って出口を出る直前、人相の悪い若者が突然現れ、おれの後ろで通せんぼをした。あっという間に篠田さんが現金を盗られる。物騒な街だ。

 楽しみにしていたエルミタージュ美術館は閉館30分前で鑑賞は駆け足。その後みんはバレーを観に行くというので、おれと井川、牛越、清水は先にホテルに帰ることに。その途中女性と子どものジプシーの集団に襲われ、井川君が尻のポケットから財布を抜き取られた。日本円換算で5万円入っていた。おれたちは大声で対応したのだが、通行人は見て見ぬふり。なんという街になってしまったのか。

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沖縄誹謗のMXテレビ問題の本質

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年01月20日
沖縄誹謗のMXテレビ問題の本質

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 MXテレビが番組でデマを流し、沖縄への偏見をあおったとして問題になっている。「訂正・謝罪求め抗議」「東京MXテレビ前で市民」(20日付『赤旗』)。MXテレビってどこかで聞いたことがある。多分東京都が関係しているんじゃいかな。そんなことから改めてネットで調べてみた。

 MXテレビは略称(愛称)で正式には「東京メトロポリタンテレビジョン」。「TOKYO MX」ともいう。1993年に東京で6番目の民間放送テレビ局として設立された。他の局はいわゆるキー局だから東京エリアのテレビとしては唯一の局だ。新聞社との提携では、中日新聞が株主に名を連ねている。

 それまで東京都には他府県のようなローカルテレビ局がなかった。そこで当時の鈴木俊一知事や東京商工会議所などが「東京密着のテレビ局」をと公募した。メトロポリタンテレビはジャパンキャピタルテレビとの競争に勝って免許を与えられた。東京都は有力株主として経営に深くタッチしている。

 初代社長は当時の第一勧銀相談役の藤森鐵雄氏だったが、発足当初は経営陣の内紛が絶えなかった。1997年にエフエム東京の後藤亘社長が経営を握る。そのころからニュース主体の番組から一般娯楽や通販に重きを置くようになった。そこから今回問題にになったような偏向番組が派生してくるのである。

 「デマ・差別放送流した東京MX}「化粧品製造販売DHCが最大スポンサー」「ニュース女子制作も子会社」「極右論客登場番組作り続け」(20日付『赤旗』)。DHCの吉田会長は、当時みんなの党の渡辺嘉美代表に8億円を提供して話題になった男。今度は公共放送の番組を金で買ったというわけだ。

 今、ネットの進出で既存メディアの新聞もテレビ局もある意味で青息吐息である。札ビラで頬をはたかれたらどうなるか分からない。東電がメディアを取り込んで原発安全神話を日本中に流したように、金の力で情報・報道を操作する惧れがますます強まっている。今回のMXテレビ問題はその先触れだと思う。今でも有力株主の一画を占める東京都と中日新聞の責任は重い。

 イギリスで、EU離脱の風を吹かせたのはテレビのスポット広告だと言われている。「EU離脱が福祉を守る」と根拠もなしに繰り返した。国民は無批判にその宣伝に乗せられた。もし日本で憲法改悪の国民投票が行われるとしたら、恐ろしいのは金に任せて繰り返すスポット広告だとおれは思う。

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2017年01月19日

11505 ポスト真実∞B止

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
17年01月19日
11505 ポスト真実∞B止

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 問題は、これにメディアがどう対応しているかだ。

 民主党(当時)が政権を担ったとき、マニフェスト(政権公約)がよく取りざたされた。代表格は高速道路の無料化だ。民主党はマニフェストにそのことを盛り込んだ。しかし、現実的には予算化できなかったし、車を使う頻度が多くなり排ガス問題も生じる、という批判が出て沙汰止みになった。このときのメディアは民主党を「マニフェスト違反だ」とスクラムを組んで批判した。ウソの政治が許されないことを考えれば、それは当たり前だった。

 ところが、自民党・安倍政権にもどりTPPに関してマニフェスト違反であったにもかかわらず、メディアは自民党を批判しないばかりか「推進せよ」と煽り立てた。先述した福島第一原発の「コントロールされている」発言も、明らかにウソであったにもかかわらず、批判はなかった。

 南スーダンの情勢についてもそうだ。安倍首相は「首都ジュバは比較的落ち着いている」と述べ、自衛隊のPKO派遣は問題ないと主張した。が、実際はどうか。誰がどう見てもジュバも含めて南スーダンは内戦状態ではないか。ところがメディアからの反論はない。

 最たるものは、アベノミクス戦略である。経済学者のほとんどが「破たんした」と分析している。が、安倍首相は「道半ばである」と強弁し、経済はますます悪化している。これは明らかなウソであるにもかかわらず、メディアは批判していない。

 これらを見ていると、「ポスト真実」という言葉は、嘘を言った政治家本人と、それを批判しないメディアの合作≠セったのではないか、と、私は思いたくなる。

 戦前のジャーナリズムを振り返ってみたい。大政翼賛政治は当時のメディアが支えたのではなかったか。今国会に提出されようとしている共謀罪は、平成の治安維持法と言われる。その治安維持法が、あの戦争を批判した人たちをどれだけ弾圧したか、メディアが知らない訳はない。が、共謀罪への批判は弱い。

 戦前のあり方を反省して、「戦争のためのペン、カメラ、マイクは取らない」と誓ってつくられたのが日本ジャーナリスト会議であった。その精神は、貫かれているだろうか。(私もその会員の端くれだが)一部でがんばっているジャーナリストはいるが、総体としてはそうなっておらず、隔靴掻痒感は免れない。

 この状況を見たとき「ポスト真実」という言葉は、前述した一部政治家とメディアの合作≠ナあると同時に、政治家の嘘を放置しているメディアを批判したものではないのか、そんな気がしてならない。オックスフォード大学に聞いてみよう(笑)。

★脈絡のないきょうの一行
台湾で脱原発法が成立(1月11日)。見識である。
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2017年01月18日

11504 ポスト真実∞A

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
17年01月18日
11504 ポスト真実∞A

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 この現象は、日本に限ったことではない。最大のものは昨年のアメリカ大統領選挙に起きている。トランプ候補の発言が明らかに事実と違っているにもかかわらず、まかり通ったことだ。アメリカメディアのなかには4分の3がウソだった、と伝えているものもあるという。オックスフォード辞典はトランプ発言を総称して「ポスト真実」という新しい言葉を生み出したと言われる。

 この問題で古くを訪ねれば、ヒトラーの側近、ヨーゼフ・ゲッペルスの「ウソを100回も重ねると本当になる」という言葉を想起させる。この言葉の翻訳は若干違うという。技術コンサルタント:中村 友一氏のブログ「雑多な事」(http://techpr.cocolog-nifty.com/nakamura/2011/06/post-5fef.html)2011年6月のもので、その件について述べられている。

 英語を翻訳すると「もしあなたが十分に大きな嘘を頻繁に繰り返せば、人々は最後にはその嘘を信じるだろう。嘘によって生じる政治的、経済的、軍事的な結果から人々を保護する国家を維持している限り、あなたは嘘を使える。よって、国家のために全ての力を反対意見の抑圧に用いることは極めて重要だ。真実は嘘の不倶戴天の敵であり、したがって、真実は国家の最大の敵だ。」ということになるという。

 今回のテーマをこれに引き写してみると、実にしっくりする。2011年のブログだから、6年も前になるが中村氏は「ポスト真実」について見通していたことになる。この翻訳を少し分解してみよう。

 「十分に大きな嘘を頻繁に繰り返せば、人々は最後にはその嘘を信じるだろう。」この部分が100回繰り返せば≠ニいうふうに転嫁したものと思われる。ヒトラーが繰り返したウソが、事実のようにドイツ国民には映ったのではなかろうか。

 「嘘によって生じる政治的、経済的、軍事的な結果から人々を保護する国家を維持している限り、あなたは嘘を使える。」という部分はすごい。つまり一般市民の嘘は否定されるが、権力(国家を維持)を持った者の嘘は使える、と断じているのである。

 そして次の部分は恐怖すら感じる。「国家のために全ての力を反対意見の抑圧に用いることは極めて重要だ。」これも思い当る。安倍政権が反対意見を封じるために『特定秘密保護法』を制定したことはこの間私たちが学んできたとおりであり、これから国会に提出されようとしている共謀罪もこの範疇に入る。

 極めつけは「真実は嘘の不倶戴天の敵であり、したがって、真実は国家の最大の敵だ。」という部分だ。「真実が不倶戴天の敵」という規定は、まさにファシストの思考回路と言える。真実を国民に知られては困るからだ。「ポスト真実」という新しい言葉は、ヒトラーがたどった道と同じように、トランプや安倍に通じるものと言えよう。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
JR蕨駅の盲人転落死事故、駅員を減らしホームドアの設置を遅らせたことが原因。そこにメスを入れた対策こそ大事。

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