2017年05月24日

その後の腰痛とのたたかい

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年04月25日
その後の腰痛とのたたかい

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 3月10日の本ブログで腰痛がますます酷くなっていると愚痴った。その後も相変わらずだが、痛みが腰から太ももの裏、足の脛、脹脛(ふくらはぎ)へと次第に下がっている。このまま足の先から抜けてくれればいいのだが、なかなかそうはいきそうにない。この間の対腰痛闘争の経緯を記す。

 3月11日は東日本大震災6周年。松戸市民会館のうたごえ法要の集いに女房と行き、夕飯を正子と3人で食べた。市民会館から松戸駅まてで足が吊るように痛くて脂汗が出た。13日、15日、17日、21日、24日、28日、31日と続けて整骨院に行き腰から足の先までマッサージ。鍼は打たない。

 前はできなかった仰向きの姿勢ができるようになった。少しはよくなったのかなと喜んだが、歩きだしたら我慢できない痛さがぶり返した。この間すべての会議、集会等の参加はキャンセル。動かないで食って、飲んで、寝ているのだからますます肥る。肥るから腰に負担がかかる。悪循環だ。

 3月30日は新聞OB会の花見懇親会で浅草・神谷バ―へ。4月1日は自転車で常盤平駅前の菖蒲公園に行き、シートを広げて友だちと花見。2日もさくら通りのマロニエホールで豊友会の花見。腰の痛みを堪えながらの花見三昧だった。3日、4日はOB会関係の会議で本郷まで往復する。これが辛かった。

 5日に整骨院に行ったが、このところの動き過ぎで症状は悪化している。それなのに8日に友人2人と柴又で飲む。10日は血圧の定期検診。主治医の三浦先生に訴えたら、東葛病院整形外科への紹介状を書いてくれた。それで予約してあった整骨院を断って13日午前8時に2年前に新築移転した東葛病院へ。

 東葛病院はつくばエキスプレス線の流山セントラルパークの駅前にあった。紹介状のおかげか、スムースに診察してくれ、レントゲンを5枚ほど撮った。女の先生がそれを見て「しっかりした骨ですね。異状はありません」と断言する。「私のところでは処置はしませんし、薬も出しません。今までの痛み止めを飲んで様子を見てくざさい」で診察終了。ほっとした一方で見放された感じも。

 それから今日まで、これまでさぼっていた薬を真面目に飲んでいる。もっとも夕食後服用は酒と一緒だから効いているかどうかは分からない。昨日は夜、神楽坂で飲んで8時過ぎのすし詰めの千代田線で帰ってきた。もちろん座れない。それでもなんとか我慢できたのだから、少しはよくなったのかなと自ら慰めている。

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韓国訪問レポートE ソウルあれこれ

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
http://96k.blog98.fc2.com/
17年04月25日
11531 韓国訪問レポートE ソウルあれこれ

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 ソウルの人たちと立ち入った話しをする機会はなかったが、滞在中に感じたことをいくつか紹介しよう。

 まず、電車。運賃は韓国も日本と同じように前払いだが、切符はなく目的地まではタッチ式のカードを買うことになる。このカードを使わなくなったら、カード代金だけ返してくれるという。もちろんチャージは自由だ。1万ウォンのチャージで実質的に2日間、乗降できた。安い。タクシー代も安かった。

 電車に乗ったら立っている人がいるにもかかわらず、空いている席がある。妊婦専用の席だ。当事者以外は誰も座らない。加えて日本でいう優先席もある。白髪の私に若者が席を譲ってくれた。日本ではあまり目にしない光景だ。ナヌムの家のハルモニたちもそうだったが、年寄りが大事にされている。上海でも同じように、若者は必ず席を譲ってくれるというが、儒教の教えが徹底されているのか、習慣の違いか。

 車内でスマホや携帯電話を使っている人の様子を観察した。日本では8割くらいが、必ずそれらをいじっている。ソウルは逆だ。使っているのはせいぜい2割程度。普及率は韓国も日本も同じくらいだという報道を読んだ記憶があるが、マナーとしては韓国が上だ。

 地下鉄にガスマスクが置いてあるのには驚いた。どうも「北」対策らしい。絵図入りでマスクの使い方が説明してあったが、やや不気味。マスクの数は地下鉄利用者の量からすれば、とても賄えるものではないが、置いておくことで安心感が保てるのであろう。このマスクを使うことがないように祈りたいものだ。

【地下鉄に備えられたガスマスク】
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地下鉄のガスマスク

 物価は円に換算しても日本よりやや低いか、と感じた。コンビニの「セブンイレブン」がやたら目立った。ここで円からウォンへの交換をしてくれる所もある。ホテル近くのそこは、手数料を取らないと書いてあり、得した感じを受けたものだ。

 泊まったホテルの位置する明洞は繁華街だ。歩いていると流ちょうな日本語で「偽物のバッグを売ってるよ。全部偽物だよ。買って行かないか」と声をかけられた。偽物を売りにしていることについ笑ってしまったが、われわれが日本人だということが、どうやって分かっのか不思議だった。この繁華街、夜になると屋台が出る。日本でいえば、新宿の歌舞伎町の通りに屋台が並ぶようなものだ。面白い。

 食べ物は相対的に甘くできている。焼き肉のタレも、麺類の汁も、コーヒーも。ナヌムの家で所長から話を聞く間にコーヒーが出されたが、すでにミルクと砂糖が入っており甘かった。強めの甘さ≠ヘ韓国人の習慣なのかもしれない。そういえば、焼酎のアルコール度数は日本酒並みだった。

【市役所前の右翼のテント】
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ソウル市役所前

【セウォル号犠牲者の抗議行動を続けるテントの中の写真】
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セオル号の犠牲者たちか?

 ソウル市役所前の広場は、右翼がテントを張っていた。抗議行動をやっているらしい。100万人集会が開かれた大通りには、転覆したセウォル号の遺族が抗議のテントを張っていた。高校生だろうか、子どもたちの集合写真が貼ってある。経産相前のテントを撤去させた日本と違って、おおらかである。占領時代の日本へのそれを含む抵抗運動≠ヨの寛容さなのかもしれない。私はいつの間にか、韓国贔屓になっていた。

(おわり)

★脈絡のないきょうの一行
政府、名護市辺野古移設の埋め立てに関係する護岸工事に着手。またしても暴挙だ。
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2017年04月26日

海外旅行・第3回パリわくわく旅行(2010年)A

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年04月24日
海外旅行・第3回パリわくわく旅行(2010年)A

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 バリ5日目の25日、元気のいい約半数のメンバーは川下り。これは結構高くて1人60ドルもする。おれたち弱体組は王宮周辺の散策とスーパーでの買い物。そしてベランダで昼寝。田んぼから引き上がってくる風に頬を撫でられながらビンタンビールを飲む。至福のひと時。小鳥の囀りが眠気を誘う。

 夜はお待ちかねの「日パリ交流パーティ」。全員ゆかたを着て午後7時の開会を待つ。光森さんの合図で中庭のパーティ会場へ。スタッフの1人、スゥエッチさがん率いる地元の楽団がガムラン演奏で歓迎。しばらく音楽と踊りを楽しんだ後、食事が始まる。主役はみんなの輪の真ん中にデンと置かれた子豚の丸焼き。誕生月の狩野さんが包丁を入れる。ただし子豚の皮は硬いばかりであまりおいしいものではない。

 食事が一渡り済むと子どもたちや楽団員も加わって車座の交流会。日本とパリの歌が交互に披露されるのだが、パリの方が断然元気いい。その頃になると地元の焼酎アラックのカクテルが効いてきて、もうわけの分からぬ騒ぎになる。地元の人たちが引き上げた後は、ジャパンだけで例の反省会が際限なく続く。

 26日はパリとおさらばの日。昨夜のドンチャン騒ぎの後遺症で頭が重い。午前中ゆっくり帰り仕度をして、ビンタンカフェで昼飯。天ぷらざるそばでビールを飲んだら元気が出てきた。午後2時、ビラビンタンをチェックオフして南へ向かう。日本軍残留兵士の記念像へ。物凄い悪路だ。気分悪くなった。

 残留兵士の像に敬意を表した後は一路デンパサールへ。前回も来たパリの父・三浦襄翁のお墓参り。パリの人々に誠実に接し、独立の約束を果たせなかった責任をとって自殺した日本人がいたということに頭が下がる。夕方はジンバラン海岸で魚料理の夕食。ここの魚料理は、こちらが選んだ鯛や海老を豪快に焼いてくれるのだが、味付けが薄くてあまりおいしくない。その代り沈む夕日が素晴らしかった。

 バリわくわく旅行は、帰ってから必ず「日本における反省会」をやってきた。会場は河合さんの紹介で飯田橋のレストラン「トリノ」だったが、今回は新京成線五香駅前やきとり「栄」にした。旅行費用として徴収した金が余ったので会費はゼロ。5月15日午後2時、皆さん遠方の人が多いのにほぼ全員揃って矢板さんが腕を振るう料理に舌ずつみ。栄の開店前の3時間、たっぷり「反省」したのでした。
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韓国訪問レポートD 改めて考えたい問題の根源

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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17年04月24日
11530 韓国訪問レポートD 改めて考えたい問題の根源

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)

 平和の碑のすぐうしろに、韓国最大の通信社・聯合通信社がある。その入り口に面白いものがあった。新聞記者を模した大きな人形が、カメラとパソコンを持って歩いている姿だ。ひと昔前はペンだったが、それがパソコンに代わっているところが面白い。

【聯合通信社前】
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聯合通信社

 日本大使館前から東門市場へ移動。前日は明洞(ミョンドン)の繁華街で夕食となったが、今度は市場の屋台に行くことに。もちろん、植村さんの案内だ。市場の通路には屋台がずらりと並んでいる。韓国にも「ハナ金」があるのか、人通りも多く賑やかだ。

 目的地に着いて、まずはビールで乾杯。屋台のおばさんは、日本語もできる。ギョウザが美味しかった。むこうのそれは、日本でいえば「水餃子」だ。韓国の家庭の味を頂いた。この日一緒に歩いてくれた姜さんとの会話になった。上智大を卒業した彼は、今度は早稲田大学の大学院のテストを受けたという。発表は4月下旬だという。彼の来日が待ち遠しい。

【屋台のおばさんと】
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市場の屋台

 3日目、帰国の日だ。植村さんとは前日にお別れをしておいた。あとはお土産を買うことにして、とりあえずホテルに荷物を預けて南門市場へ。朝から人通りも多い。立派な崇礼門を見て、同行の皆さんが必ず立ち寄るという店へ。そこの主人は日本語が達者で、おいしいお茶をごちそうになった。

【南大門市場を歩く】
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南大門市場を歩く

 日本からの独立運動のレリーフが設置してある公園などを案内してもらいながら、ソウル市内を散歩。明洞の食堂で昼食を済ませて、荷物をホテルから引き上げタクシーで金浦空港に向かった。
                              ◇
 3日の旅だったが、考えさせられることは少なくなかった。従軍慰安婦問題を考えるとき、日本が朝鮮半島におこなった「併合」と言う名の植民地化を忘れてはならない。1910年(明治43年)8月29日から1945年(昭和20年)9月9日まで、35年間にわたって朝鮮半島は日本によって占領・統治されていた。その間、韓国人に主権はなかった。

 その苦しみは推して余りある。主権が奪われた中で、女性たちへの従軍慰安婦としての強制連行が進められたのである。それを「性奴隷」と言わずして何と言おう。女性を「性のはけ口」としてしか考えず、有無を言わせず服従させる。人間の尊厳を根底から奪ったのである。

 この問題を「戦争だったから」と済ませることは許されない。その戦争を許したのはほかでもない、日本国民だったからだ。戦争が根底にあったとすれば、その根底をつくったものの責任は免れないと思う。

 初めての韓国訪問は、慰安婦問題だけでなく、韓国と日本の歴史を考えさせられ、一番近い隣国とどうつきあうべきか。人間の尊厳とは何か。戦争の持つ悲惨さ――など新たな課題を突き付けられるような思いだった。が、何よりも大事なことは「記憶されない歴史は繰り返される」という教訓をしっかり学ぶことであろう。


(次回につづく)


★脈絡のないきょうの一行
海水温上昇で日本国内のサンゴが2070年代に消滅の危機(読売新聞ウェブ)。そのまま進めば、人類も危ないのでは?
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米のアジア経済支配に手を貸す日本

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
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労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年04月22日
米のアジア経済支配に手を貸す日本

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


 トランプ米大統領の出現でとん挫したTPPの代わりを何にするか。アメリカは日本との2国間貿易協定を目指しているが、日本政府は「米抜きTPP」を考えていると言われている。「『米抜きTPP』へ転換」「日本 来月11カ国協議」(21日付『毎日』)。「米抜き」なんてほんとにあるのだろうか。

 この『毎日』記事を読んだ後で、『赤旗』日曜版(23日付)を開いたら「経済これは何?」という解説記事が目に入った。「RSEPの貿易交渉」「日本主導の過度な自由化に批判」の見出し。えっなんだこれは?おれは恥ずかしながらRSEP(アールセップ)なるものの存在を知らなかった。早速ネットで調べてみた。

 RSEP(東アジア地域包括的経済連携)の参加国はASEAN(東南アジア諸国連合)10カ国とインド、中国、韓国、日本、オーストラリア、ニュージーランドの16カ国。域内人口は34億人で世界人口の半数を占める。2012年に第1回会合が持たれ、今年5月2日からの会合は18回目となる。

 RSEPとTPPを比べると@アメリカが入っていない、A中国、韓国が入っている、BASEAN加盟のアジアの小規模国も含まれる、などの違いがある。おれに言わせてもらえば「アメリカ抜きで中国が入っているんならTPPよりこっちの方がよほどいい」となるんだがそれほど単純ではない。

 『赤旗』の解説によると、RSEPも自由貿易協定の一種だから「多国籍企業の活動をしやすくするため」の側面が強い。そこへもってきて最近さらに問題が生じた。TPP参加の日本、オーストラリア、ニュージランド、アメリカとFTAを結んでいる韓国が「TPPの中でも最悪の内容を持ちこんできた」というのだ。

 例えば種子の知的財産権を強化して途上国の農業に打撃を与えるとか、医薬品の特許権を強めてジュネリック医療品を入手困難にさせるとかの提案である。国境なき医師団は「世界中で何百万もの命が脅かされる」と警告する。あちらがダメならこちらでという多国籍企業の魂胆が見え見えだ。

 多国籍企業に自由な商売を保障するというのがTPP交渉におけるアメリカの狙いだった。トランプがTPPをふっ壊したのはその狙いを諦めたからでなく、物足りなかっただけだ。日本やオーストラリアを使ってRSET乗っ取りを謀っている感じがしてならない。日本の外交に「米抜き」は考えられないからだ。
posted by マスコミ9条の会 at 16:24| Comment(0) | 新聞報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

韓国訪問レポートC 人権博物館と平和の碑(少女像)

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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17年04月20日
11529 韓国訪問レポートC 人権博物館と平和の碑(少女像)

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 ナヌムの家の正面にハルモニたちの胸像が建っている。そこには「歴史を消させない」という思いと怒りがあふれている。ナヌムの家は、ハルモニたちの暮らしの場であるとともに、旧日本軍への怒りの結晶の場でもある。そして、戦争の悲惨さを教えてくれる生きた教科書≠サのものである。そのことを肝に銘じたい。

【胸像。向こう側がナヌムの家】
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ナヌムたちの像

 ナヌムの家に別れを告げ、駅近くの食堂で昼食をすませて「戦争と女性の人権博物館」を訪ねた。ここは、韓国挺身隊問題対策協議会(挺隊協)が運営している。そのパンフには「日本軍『慰安婦』問題解決を通じて被害者の名誉と人権を回復し、戦時下での女性への暴力を防止し、正しい歴史の確立と平和の実現に寄与しようと、1990年11月16日に第一歩を踏み出しました」と記している。

 人権博物館は、女性への性暴力の実態をあますところなく伝えている。日本軍の慰安所に関する資料、被害に遭った女性と遺品、現在の世界の戦時下における性暴力の実態など、ありのままの姿は、改めて怒りがわいてくる。

 この博物館のシンボルは、「水曜デモ」の写真にも出てくるが、黄色のチョウチョだ。それを模した紙に、来訪者が思い思いの感想を書いて、博物館外の金網に貼ってある。私たちが行ったとき、高校生らしき若者が出てきたところで、それを貼っていた。さしずめ幸せの黄色いチョウチョ≠ニいうことになろうか。

【チョウチョに託された平和の思い。日本語もあった】
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人権博物館のカベ

 次に日本大使館に向かった。途中、大統領弾劾を求めて100万人が集まった場所に立ち寄ってもらった。広い通りが交差しているあたりがメーンになったという。「ここだったら100万人は入るかもね」という会話になっていた。遠くに大統領の公邸である「青瓦台」が見える。確かに建物の屋根の瓦(カワラ)は青かった。

 ソウルでは1992年1月8日以来、毎週水曜日に日本大使館の前で「水曜デモ」が行われている。この行動を呼びかけたのが市民団体としての挺隊協である。デモは日本政府に対して@戦争犯罪認定A真相究明B公式謝罪C法的措置D責任者の処罰E歴史教科書への記録F追悼碑と史料館の建設――を求めている。

 日本大使館は改築中で、工事のトラックが出入りしていた。その正面に少女の像が座っている。目線の先に日本大使館がある。この像を韓国の人たちは「平和の碑」と呼んでいる。日本のメディアは「少女像」と報道しているが、韓国では違う。呼称は、韓国に倣って「平和の碑」とすべきではないのか、そんなことを考えていた。

【日本大使館前の平和の碑】
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平和の碑

(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
政府、北朝鮮に「武力攻撃切迫事態」に認定する方向で検討(読売新聞ウェブ)。これは武力衝突前段の準備で、明らかな挑発だ。
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天皇「退位」問題の本質は何か

2017年4月19日
沖縄知事選から何を学ぶか

梅田 正己(編集者)


 天皇「退位」の問題が、与野党間で政治問題化している。
 昨年8月のテレビ放送による「天皇メッセージ」は国民の多くの共感を呼んだ。翌9月の朝日新聞の世論調査では、退位の「恒久制度化」を求める声が76%に上り、「今の天皇に限り」というのは17%しかなかった。
 この国民世論に従えば、皇室典範の一部を改正するだけでさしたる問題もなかったはずである。
 しかし政府はそうしなかった。有識者会議なるものを設け、専門家からのヒアリングを重ね、なんとか理屈をつけて退位の「恒久制度化」を阻止しようとしてきた。
なんで、だろうか。
 根底にあるのは「一世一元」制の問題である。一人の天皇には一つの元号、譲位は死去によってしか行われず、したがって元号もその際にしか改元しないという、この「一世一元」制が、生前譲位を認めれば崩れてしまうということから、政府は手段を尽くしてその実現を阻もうとしているのである。
        
 しかしこの「一世一元」制にはまだ150年の歴史しかない。それ以前の千数百年に及ぶ天皇家の歴史においては「生前譲位」がむしろ常態だった。そのため天皇と共にその父の太上天皇(だいじょうてんのう、略して上皇または院)が存在するのが普通であり、平安時代の末期にはその上皇による「院政」が百年も続いた。
 また元号も、一代の天皇の間にも吉兆や凶兆に応じて改元された。明治天皇の父の孝明天皇の場合は在位21年の間に嘉永、安政、万延、文久、元治、慶応と6回も改元されている。
 それを、慶応4年から明治元年へと切り替えた1868年9月、維新の新政権は「一世一元」制へと根底から転換したのである。
 なぜか。新たに創ってゆく中央集権国家の政治的・理念的支柱として、神の権威・権力をそなえた絶対的な「神権天皇」が必要だったからである。
 もともと元号というのは、君主が土地、人民とともに時間をも支配するという観念からつくられた。その原理どおり、天皇は即位から死去するまでその生涯をつうじて在位し、元号も一つで通すことにしたのである。
 こうして、明治天皇の在位期間がそのまま「明治時代」として国民に意識されることになった。徳富蘆花は日誌風の随想集「みゝずのたはごと」に、明治天皇逝去の翌日、大正元年7月31日の日付でこう書いている。
 「陛下の崩御は明治史の巻を閉じた。明治が大正となって、余は吾生涯の中断されたかの様に感じた。明治天皇が余の半生を持って往っておしまひになったかの様に感じた」
 明治天皇の死が、「明治」という一つの時代の終焉を痛切に蘆花に伝えたのである。
       
 この「一世一元」制は昭和20年まで続いたが、アジア太平洋戦争での敗戦により大日本帝国が崩壊し、「神権天皇制」が「象徴天皇制」へと転換するとともに連合国の民主化政策によって皇室典範から除かれた。
 しかしやがてその復活の動きが始まる。1966年、建国記念の日(旧紀元節)の制定が実現すると、のちに今日の日本会議へと発展する政治勢力の運動によって一九七九年、「元号法制化」が実現する。これにより実質的に「一世一元」制もよみがえった。
 その「一世一元」制が、敗戦時はまだ11歳、その後は「平民」出身の皇后とともに戦後民主主義の時代を生き、一九八九年に「即位以来…日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましい在り方を、日々模索しつつ過ごしてきた」(放送メッセージ)天皇によって修正されようとしているのである。
 安倍政権が「生前譲位」を食い止めようと躍起になっている背後にはこういう‶歴史≠ェある。現在公表されている自民党の改憲草案では、天皇は国家の「元首」と位置づけられている。
posted by マスコミ9条の会 at 16:12| Comment(0) | 梅田 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月20日

韓国訪問レポートB アベさんを辞めさせてほしい

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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17年04月19日
11528 韓国訪問レポートB アベさんを辞めさせてほしい

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)

 ナヌムの家には「歴史館」が併設されている。入館料・5000ウォンが必要だが、日本人が来た場合、韓国人と結婚し慰安婦問題を後世に残すべきだとがんばっている山形出身の女性が案内してくれた。植村さんとは旧知の仲のようだ。この日は日本の高校の生徒たちがやって来て、一緒に案内してもらった。若者たちにそっとパワーをもらった。

 館内に入ったとたん、大きな絵が目についた。韓国の若い女性が日本兵に連行される様子を描いたものだ。実にリアルである。証言をもとに描かれたものだろう。こういうことが各地で行われていたことを思うと、改めて怒りが起きてくる。

【連行状態が描かれた絵画】
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強制連行の図

 慰安所は大陸だけでなく、太平洋にまで広く設置されていた。慰安婦は、各地に送られていたのである。戦後、祖国の土を踏むこともなく、そのまま亡くなった人もいることだろう。戦争の悲惨さと日本がおこなった人権無視の蛮行は度し難く、許されるものではない。

 博物館のなかを案内してもらっている最中、各国から贈られた千羽鶴が目についた。その中の一つをよく見てみると、日本からのもので「新日本婦人の会千代田支部」と書かれている。偶然とは面白いものだ。いつも千代田で一緒に活動している仲間たちがここにやって来た痕跡に、親しみを感じた。

【新婦人千代田支部から贈られた千羽鶴】
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新婦人千代田支部

 歴史館を一通り見て、植村さんの案内でナヌムの家の中に入った。リビングだろうか、そこには二人のハルモニがいた。顔見知りの植村さんは、親しげに声を交わし激励していた。写真は、李玉善(イ・オクソン)さんだ。イさんに、何のてらいもなく「日本人にしてほしいことがありますか」と聞いた。実に驚くべき返事が返ってきた。

 「アベさんを辞めさせてほしい」だったのだ。ハルモニたちは、従軍慰安婦問題で安倍首相がかつて何をしたか知っているのだ。昨年12月の「日韓合意」も彼女たちは認めていない。「安倍首相がここまで来て、謝罪したら(合意について)考える」という。

 その怒りは、計り知れない。この思いを真正面から私たちは受け止める必要があるのではなかろうか。後述するが日本は戦前、朝鮮半島を35年間にわたって植民地として扱ってきた。その辛酸を、従軍慰安婦問題を含めて韓国国民は忘れていないのだ。イ・オクソンさんの一言は、日本国民全体が考えるべきことなのかもしれない。心が痛かった。

【植村さんとイ・オクソンさん】
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ハルモニと植村さん

【ハルモニたちと記念撮影】
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頑張れハルモニ
(次回につづく)


★脈絡のないきょうの一行
中央防災会議の専門調査会がまとめた関東大震災時の「朝鮮人虐殺」報告書の一部を、内閣府がホームページから削除(朝日新聞ウェブ)。またしても記憶を消そうというのか。
posted by マスコミ9条の会 at 17:57| Comment(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『赤旗』日付欄の元号併記に思う

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
労働運動は社会の米・野菜・肉だ。
2017年04月19日
『赤旗』日付欄の元号併記に思う

■戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)


『赤旗』が4月1日から題字横の日付欄に元号を併記するようになった。何故そのようになったのか。日本共産党のホームページ(4月5日付)に理由が載っている。「今回の措置は、『西暦だけでは不便。平成に換算するのが煩わしい』『元号も入れてほしい』など読者のみなさんの要望を受けた措置です」。

 「読者の要望を受けた措置」というが、元号=天皇制=教育勅語=侵略戦争と連想ゲームのように言葉が浮かぶおれたち年代にとってはそれほど単純な話ではない。共産党ホームページも言っているように、1979年の元号法制定の時、共産党は「天皇の代替わりごとに改元する『一世一元』は、主権在民の憲法下ふさわしくない」として反対しているのだ。その時点から見て元号の本質が変わったとは思えない。

 元号法とは「第1項 元号は政令で定める。第2項 元号は、皇位の継承があった場合に限り改める」というだけの日本で一番短い条文だ。明治憲法下の皇室典範には元号の規定があったが、新憲法や戦後につくられた皇室典範には元号に関しては何もなかった。昭和天皇が高齢になってきて、このままでは彼が死んだ後新たな元号を制定する法的根拠がなくなる。それで大急ぎでつくった法律なのだ。

 確かに元号は、国民の間で慣れ親しまれているとは言える。いま、公文書で西暦だけしか使わないのはパスポートくらいのものだ。役所への諸届けやビジネス文書、学校関係、病院の受診受付などすべて元号で表記する。しかしそれは元号表記が便利で合理的だからではなく、記入用紙が元号で書くようになっているからだ。法律は元号を強制しないとなっているが、実際は強制されているのである。

 おれは今年80歳になるが、2017から1937を引くとすぐ計算できる。元号ではそうはいかない。こんな例は無数にあると思う。元号使用が国民の便利のためとは到底思えない。結局天皇制と結びついた国家権力の国民支配システムの一環なのだと思う。いま、インターネットやスマホ時代の若者の元号離れが進んでいるという。おれはこれから西暦一本化が進むと思うし進ませなければならないと考える。

 なお『赤旗』が元号を併記するのは日付欄だけで、本文は今まで通り西暦のみだという。そうなると読者の「要望」だという「平成に換算するのが煩わしい」「元号も入れてほしい」などの声に応えるためには本文も元号併記しなければならなくなる。それでは歴史を逆戻りさせることにならないか、心配である。
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2017年04月18日

韓国訪問レポートA 記憶されない歴史は繰り返される

水久保文明さんのブログ「ヘボやんの独り言」より転載
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17年04月18日
11527 韓国訪問レポートA 記憶されない歴史は繰り返される

■水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)


 小高い丘にソウルタワーが見える。その麓あたりに、いくつかの碑が建っていた。まだ工事をしていたが、従軍慰安婦問題や国民への圧政を忘れないために、こういうスペースをつくることになったという。慰安婦として強制連行された人たちの名前が碑に刻まれている。かなりの数だ。それでも分かっているだけだというから、推して知るべし、である。

 一角に「ヘソ」と呼ばれる楕円形の碑が横たわっていた。その石には、韓国語、英語、日本語、中国語で「記憶されない歴史は繰り返される」と書いてあった。私は一瞬、旧西ドイツの故・バイツゼッカー大統領の言葉とオーバーラップした。「過去に目を閉ざす者は未来に盲目となる」――。

 まさにその通りである。歴史修正主義を唱える人たちは、従軍慰安婦や南京大虐殺、沖縄戦における集団自決など、なかったことにしようと腐心している。記憶から消し去ろうとしているのだ。それは言い換えると、「歴史を繰り返そうとしている」ということになりはしないか。戦争法の強行採決も、審議が始まった共謀罪もそのための準備ではないのか。

 夕暮れ時になり、「ハラ減ったー」の声に促され明洞の繁華街にもどり、本場の焼肉に舌鼓を打った。韓国のお金の単位は「ウォン」だが、日本円のほぼ10分の1。計算はしやすいが1000円のものが、1万ウォンだからややギョッとする。

【「記憶されない歴史は繰り返される」と書いた碑の前で】
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記憶されない歴史は繰り返される

【明洞の夜の賑わい】
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明洞夜の賑わい

 2日目。ホテルの前に集合。前日、「通訳をしてくれる人がいる」と言われていたが、その人を見てびっくり。昨年秋に千代田区労協が主催して植村さんの話しを聞く集会を開いたときに、上智大学の学生だと紹介された姜さんだったからだ。彼も私のことを覚えていてくれた。

流ちょうな日本語で「久しぶりです」と言われたときは嬉しかった。そしてもう一人若者がいた。植村さんの息子さんで今年から医者として働くことになっているという。最後の春休みを利用してソウルに来たという。精悍な青年である。活躍を期待したい。

 最初に案内されたのは、ナヌムの家。電車を3回ほど乗り継いで、最後の駅からはタクシーでそこへ。ナヌムというのは「分かち合い」という意味だという。事前に植村さんから連絡が行っていた。事務所に案内され、ナヌムの家の所長と懇談した。

 ハルモニ(おばあちゃん)と呼ばれる元従軍慰安婦のみなさんは高齢化し、認知症や寝たきり状態の人が増えたという。昨年12月の慰安婦問題の「日韓合意」について、誰一人として納得していない。政府の役人が来て「もう終わった。心配しないでいい。補償金を出したいから銀行の通帳番号を教えてくれ」と言われても、だれも教えなかった。あの合意にみんな怒っている――。

 朴政権の国民不在の政治が、ここにも表れていたのだ。弾劾が決まったことが頷けた。
(次回につづく)

【ナヌムの家の安所長を囲んで・左側中央】
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ナヌムの家所長を囲んで

★脈絡のないきょうの一行
政府、北朝鮮に「武力攻撃切迫事態」に認定する方向で検討(読売新聞ウェブ)。これは武力衝突前段の準備で、明らかな挑発だ。
posted by マスコミ9条の会 at 17:45| Comment(0) | 新聞報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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