2019年01月04日

新春断想 「切れる」ということ

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載


労働運動は社会の米・野菜・肉だ。

2019年01月02日

新春断想 「切れる」ということ

 去年は遠出が不安だったので初詣を近所の神社で済ませたが、今年は子どもや孫たちと恒例の柴又・帝釈天へ行けた。矢納め100円、賽銭5円、破魔矢1500円、ダルマ1000円、小エビ佃煮648円。相変わらず混んでいて迷子になりかけたが、昔と違って今は携帯があるから安心だ。

 孫は今年小6と6歳になる。小6は中学受験で大変だ。公立なら受験なんかないのに、とおれは思うのだが娘(ママ)は「公立はダメ。中高一貫校の私立へどうしても入れる」という。そんなものかな。ま、じいじの出る幕じゃない。小6の孫は「ママには従った方が得だ」と結構覚めている。

 6歳の孫はよくごねる。気に食わないと金切り声を上げる。保育園ではとても素直でいい子なのだそうだ。どうも無理していい子を演じているだけのようだ。その反動で家ではわがままを通す。通らないと喚き散らす。銀行員30年独身の娘は「新入社員の中でもちょっときつく叱るとすぐ切れるのがいる。触らぬ神に祟りなしが一番」と悟り気味。学校教育というより親のしつけが問題だという。その傍で6歳がまたごねだした。

 正月早々原宿・竹下通りで車を暴走させ8人をはねて重軽傷を負わせた事件があった。犯人の21歳男性は「オウム死刑の報復でやった」とか「(車に積んだ石油で)車ごと燃やそうと思った」などとほざいているという。警視庁は「責任能力の有無」を含め、状況を調べている。

 この事件の21歳男が冷静な計画性をもって事を起こしたとは思えない。きっかけは何か彼に「不利なこと嫌なこと」があってそれが衝動的な行動に結びついたのだと思う。人は「不利なこと嫌なこと」に直面した時、普通堪えようとする。堪えきれないといわゆる「切れる」という精神状態になる。その結果、損得から言えば全く割に合わない凶暴な(絶望的な)行為に走る。

 人によって「堪える」力には強弱がある。すぐ切れる奴とそうでないのがいる。おれはどちらかと言えば「すぐ切れる」くちだったように思う。すぐ切れたため損をしたことが多々あった。ま、竹下通りの暴走男のような滅茶苦茶はしなかったけどな。その負の素質が孫に引き継がれているのかな。心配だ。

 正月早々何馬鹿なこと書いているのかと自分でも阿保らしくなった。もう止める。今年は82歳になる。この年で切れていてはみっともないので、じっと堪えられるよう精神修養しよう。
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2018年12月29日

こんな「ご相談」文を発送。「おもしろい」「楽しそう」という意見続々。

元ワイドショープロデューサー仲築間 卓蔵(なかつくま・たくぞう)のブログ
「テレビ」と「平和」と「憲法」のblogより転載
http://blog.goo.ne.jp/takuzou4108
2018年12月28日

こんな「ご相談」文を発送。「おもしろい」「楽しそう」という意見続々。

■仲築間 卓蔵(元日本テレビプロデユーサー)


東海道五十三次宿関連 九条の会 様

       2018年12月 日
                   マスコミ九条の会
                   呼びかけ人 仲築間 卓蔵
                   
戦争する国ゴメン 政治を変えよう!
「東海道五十三次」いっせいアピール(企画) について


 謹
 ご活躍に敬意を表します。
 2019年。「正念場」の年です。アベ政権の暴走をなんとしても止めたい。
 ふり返ってみれば、教育基本法改悪、安保法制容認の閣議決定、秘密保護法、共謀罪、北朝鮮脅威論とトランプいいなりの軍事費拡大、聞く耳をもたない沖縄辺野古基地問題・・・その横暴ぶりは枚挙にいとまがありません。
 もはや、アベ政治の破たんはあきらかです。
 ◆ 民意無視の強権政治の破たん
 ◆ ウソと隠蔽、差別政治の破たん
 ◆ 戦争する国づくりの破たん
 ◆ アベ政権の二枚看板だった経済と外交の破たん。
 「かんにん袋の緒が切れた!」は多くの国民の実感ではないでしょうか。

 マスコミ九条の会は 統一地方選 参院選を前にして表題の行動を企画いたしました。
 最初の発想は、京都(三条大橋)からお江戸日本橋に向けての「キャラバン行動」でしたが、宣伝カー、リレー方式などでかなりな費用と要員確保に難点があることからこの行動を諦めかけましたが、「五十三次いっせい」というネーミングが捨てがたく、みなさん方に相談することにいたしました。


 いっせいに各地駅前(?)行動提起の理由は
 ◆「東海道五十三次」ということばが、無関心な人々の目を惹くことになるのでは・・・と考えたからです。
 ◆同時に、地域の新聞・放送機関に注目されれば、その効果は大きいと考えたからです。
 別紙の要領について ご検討いただき、賛同いただければ幸いです。
             
 
              企画(案)

1 東海道五十三次いっせいアピールに  賛同する   しない
2 開催日時は 2019年3月9日(土)昼ごろいっせいにと考えています。(スタンディングだけか。スタンディング+αか。時間にはこだわりません)  
                 賛同する   しない
3 横断幕(案)は各地共通で(各自お作りいただくことになりますが) 
戦争する国ゴメン 政治を変えよう!
              東海道五十三次いっせいアピール
               〇〇宿・共同行動
4 当日配布の統一チラシは用意いたします。(印刷代は実費負担となりますが) 
            必要枚数     枚
5 貴会の担当者、連絡先がお決まりになればお教えください。
6 ご返事は1月中にいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

マスコミ九条の会 
〒101−0051
東京都千代田区神田神保町1−18−1 千石屋ビル402
 マスコミ九条の会 仲築間 携帯 090−3499−5448
              メール n.takuzou@kif.biglobe.ne.jp
          事務局長 三枝和仁
              携帯 090−8580−6307
              FAX 03−3291−6478
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まだまだ自立で生活できるぞ!

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載


労働運動は社会の米・野菜・肉だ。

2018年12月24日

まだまだ自立で生活できるぞ!

 朝ドラの「まんぷく」が佳境に入ってきた。主人公の福子の亭主満平が二度も進駐軍に捕らわれる。一度目は反逆罪容疑、二度目は脱税。脱税は進駐軍が徴税強化の見せしめに東京国税局に命令したため。軍事裁判で重労働4年、罰金3万円の判決。福子が女の子を出産しても金網越しにしか見れない。

 ドラマの中で「進駐軍には日本の法律は通用しない」「進駐軍相手では従うほかない」「日本は占領されている」などのセリフが次々に出てくる。これは講和条約以前の話だが、沖縄の現状やトランプと安倍の関係などを見ると戦後73年経った今でもしっかり通用する。すこぶる教訓的ドラマだ。

 昨夜、インターネット接続の麻雀ゲームやっていたら突如画面に「警告!あなたのパソコンは破損しています。こちらをダウンロードしてください」との表示が出てどうやっても消えない。仕方なくそのままシャットダウンして、今朝開けてみたらやはりダメ。いろいろこねくり回して結局システム復元の荒療治をすることにした。1週間前への復元をクリックして完了するのをひたすら待つ。1時間半でやっと完了。おっかなびっくり操作したら「警告!」の画面が消えていた。思わず手を叩いて歓声を上げたね。

 2018年がもうすぐ暮れる。去年1年間苦しめられた腰痛がウソのように消え去ってくれた。電車で座れなくてもそんなに苦痛ではない。歩くにも背筋を伸ばせる。ま歳が歳だけにそんなに長距離は無理だが、この前の箱根旅行では一日7500歩も歩けた。来年は82歳だがなんとか自立して動けそうだ。

 ことしもバリ島で3週間のロングステイをした。パソコン持参でインターネット接続だからメール交信やブログ投稿、ナイターの速報も見られる。まったく浮世離れとはいかないが、なにしろ8000キロ離れた赤道のあちら側、非日常の楽しさを満喫させてもらった。光森さんに感謝。

 来年1月19日で11年になる本ブログ。記事更新1,385回。訪問者76,966人。今年1年では167回と6,197人だ。去年は165回、5,614人だったから訪問数で少し盛り返したことになる。今年は5月からフェースブックを始めたので、そちらの交流も生まれた。友人たちの長年の交誼に感謝しながら今年のブログを終わることにします。少し早いけど「みなさまよいお年を」。
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新聞販売店が料理の出前とは

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載


労働運動は社会の米・野菜・肉だ。

2018年12月24日

新聞販売店が料理の出前とは

 なるほどこれも新聞販売店の生き残り策の一つか。ネットにこんな記事があった。「『出前館』急成長のカギは“新聞配達員”、最短20分で届く日本最大の出前専門サイト」(12月23日配信「食品産業通信社」ニュースweb)。出前事業と朝日新聞社が提携しているというのだ。どんな事業か。

 「自宅で配達員を持たない店舗の料理を配達するサービス」で、シェアリングデリバリーと呼ばれる。飲食店は客から注文が入ると料理を仕上げ、配達は朝日新聞サービスアンカー(ASA)等に任せる。飲食店は配達要員無しで出前ができ、ASAは朝夕刊配達の合間を活用して配達手数料が入る。

 このシステムを運営しているのが「出前館」で、本社は「夢の創造委員会」という一風変わった社名。「同事業の飛躍的な成長の契機は、新聞配達員を活用した配達パートナーによるシェアリングデリバリーサービスの導入だという。16年12月に朝日新聞社との提携で本格スタートした同サービスは、78拠点まで拡大。人手不足から配達機能を持てない飲食店の収益拡大につながる画期的サービスとして注目を集め、加盟する店舗も右肩上がりで拡大中だ」(「食品産業出版社」ニュースweb)。

 「ASAでは早朝と夕方を除いたバイクが稼働していない時間を活用し、出前館オリジナルボックスをバイクに取り付け、料理を配達している。既に持っている配達インフラを活用し、多額の設備投資をしなくても新事業を展開できるとして、新たなシェアリングデリ拠点に名乗り出るASAは増加中だ」。

 新聞販売店は「地元の地理に詳しく、配達インフラが確立している」としての評価が高い。これまでも宅配サービスやポスティングなどに手を広げているが、飲食店の出前までやっているとは知らなかった。確かに高齢化社会を迎えて食事・料理の宅配サービスはこれからの成長業種だろう。販売店のノウハウを活かすのはいいことだろうが、そんなにうまい話ばかりではないだろう。

 第一、配達労働者の労働条件はどうなんだ。早朝配達で疲れたからだを休めようとした途端、出前に行ってこいと言われたら酷い話ではないか。バイクは空いているかもしれないが、それを使って配達するのは販売店労働者だ。販売店の生き残り策の犠牲にされるような気がする。それもこれも本体の新聞産業の衰退が原因していることを思えば情けないというか内心忸怩たる思いだ。
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経団連の官製春闘お断り宣言に思う

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載


労働運動は社会の米・野菜・肉だ。

2018年12月21日

経団連の官製春闘お断り宣言に思う

 「経団連、賃上げ目標削除」「経労委報告案 官製春闘に嫌悪感」(20日付『毎日』1面)「春闘 中西流前面に」「指針案 労使主導鮮明に」(同6面)。経団連が19年春闘指針案の中で、18年春闘で政府要請通りの数値を入れた方針を削除することにした。官製春闘お断りというわけだ。

 『毎日』記事によれば、今年5月に就任した中西宏明経団連会長は当初から賃上げについて「政府の過度な介入」をけん制してきたそうだ。今回の報告案にも「賃上げは経営側と労働側の折衝だ」との明確な姿勢が出ている。指針には「『官製春闘』と呼ばれることへの嫌悪感」も書き込まれる見通しだ。

 「賃上げは労使の団体交渉で決める」というのは憲法28条の精神から言って正論だ。労使の力関係で決まるのが本筋だ。政府が口出しする問題ではない。労基法第二条にも「労働条件は、労働者と使用者が、対等の立場において決定すべきものである」と明記されている。

 安倍政権は財界に対して「業績が改善している企業は報酬の引き上げなどの取り組みをしてほしい」(14年)「3%の賃上げが実現するよう期待したい」(18年)などと毎年要請してきた。来年は10月の消費税増税による消費落ち込みが想定される。例年以上に賃上げを要請したいハラだろう。

 さらに安倍政権にとっては、このところの支持率低下を取り戻す人気取り政策としての意義も大きい。「安倍首相にとって官製春闘による賃上げの実現は『政権のわかりやすい大きな手柄のひとつ』(経済官庁幹部)」(『毎日』)というわけだ。確かに職場には「安倍首相に給料上げてもらった」との声もある。

 今回の経団連の方針転換は、安倍政権にとって冷水を浴びせられたようなものだ。経団連としては消費税増税という政府の施策の尻拭いをさせられるのはご免という気持ちもあるのではないか。

 それにしても情けないのは労働組合である。これだけ賃上げを巡る記事があるのに労働組合の姿は見えない。連合が何を考えているのかなんてことは問題にもされない。官製春闘にどっぷり浸かって、たたかうことを忘れた連合に誰も何も期待しないということか。これでは経営者にも舐められるばかりだ。

 『毎日』の同日付紙面には「ベア要求額公表せず」「春闘でトヨタ労組」の記事も。そもそも「統一闘争で賃金の底上げを」という春闘方式の全面否定だ。ああやんぬるかな。ただ嘆くのみである。
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2018年12月20日

電子機器との新たな付き合い

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載


労働運動は社会の米・野菜・肉だ。

2018年12月18日

電子機器との新たな付き合い

 ガラケーからスマホに換えて1か月経った。電話とメール、それとカメラが使えればそれでいいとまずその三つを習得した。何とかできるようになった12月初め、迷惑メールがどっと来たのでそれを拒否する設定をした。それが12月5日。ところが6日の夕方あたりから一切のメールがこなくなった。おれから打っても届かない。設定の仕方が悪かったのかといろいろこねくり回したのだが回復しない。

 この種の機器に詳しそうな二、三の友だちに聞いてみたが、機種が違っていたり、そんなトラブルの経験がなかったりしてどうも分からない。買ってすぐなのだからショップに行って聞いてみたらどうかということになった。それで15日に松戸のソフトバンクショップへ行った。女房も取り扱いで聞きたいことがあるというので一緒に。それからお姉ちゃんの正子にも付き合ってもらった。

 全メール拒否の原因はすぐ分かった。12月6日午後に起きたソフトバンクの通信障害の影響だった。解決の方法は簡単だ。一度スマホの電源を切って再起動すればいい。正子がその通りやったら即座にメールは回復した。そもそもスマホは寝る前に電源を切って充電器に差し込むものなのだそうだ。おれは買ってからずっと切断しないまま使っていた。画面が消えるからそれで切れるものだと思っていた。

 今回の件に関してはおれの無知がもたらしてものと言えるが、ソフトバンクの側も不親切だと思う。おれが買った機種は「シンプルスマホ4」という。ガイドブックには「あなたのために作られた特別なスマホです」と書いてある。何が「特別」なのか。年寄りにも操作が簡単というようなことなのだろうか。なにしろガラケーからすると3倍以上のランニングコストなのだ。それに見合う使用価値がなければね。

 使用価値というならやはりアプリを駆使するということになるのかな。だけど変にダウンロードやインストールしてこれ以上金がかかるのも嫌だしな。ま、身の丈に合った楽しみ方が無難というところ。とにかくパソコンもそうだが、少し甘い顔をすると底まで引きずり込まれるから気をつけなきゃ。

 というわけで今年のおれはパソコンをLenovoからNECに買い替え、フェースブックを始め、そしてスマホを買った。電子機器との新たな付き合いの始まりの年だといえよう。残りのそんなに長くない人生だが、より充実したものにつながるならいいなとの思いがある。そのためには努力もしなければね。
posted by マスコミ9条の会 at 20:05| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仏「黄色いベスト運動」に50年前を想起する

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載


労働運動は社会の米・野菜・肉だ。

2018年12月16日

仏「黄色いベスト運動」に50年前を想起する

 「仏で5週連続デモ」「大統領『譲歩』後初 収束は不透明」(16日付『毎日』)。マクロン政権による生活破壊に抗議する民衆のデモが続いている。このデモに対して労働組合のCGTや既存の左翼政党はどんな関りをしているのか、それとも関わっていないのか。おれはずっと注目してきたがなかなか見えてこない。

 その辺の事情が16日付『赤旗』でやっと見えてきた。「パリ 労組呼びかけデモ」「労働者、高校生ら参加」「ストライキも並行実施」。CGTの呼びかけで1万5000人がパリ市内をデモ行進したという。「14日付仏紙『ルモンド』(電子版)によると、デモにはCGTのほか労働者の力派(FO)、統一組合連合(FSU)の活動家や労働者、マクロン政権の『教育改革』に反対する高校生らが参加しました」。

 この記事によると今フランス全土で運動が広がっている「黄色いベスト(GJ)」運動に呼応したものではあるが合流したり統一したりするものではない。ルモンド紙か指摘するように「労組の活動家の多くは当初、自発的で雑多な運動だとむしろ警戒していた」のが実情だったらしい。

 一方で「すばらしい。人々が立ち上がって自分たちの怒りを表明することができた」と評価するCGT活動家もいて、それが今回のデモの呼びかけになったらしい。そこで思い出されるのが50年前の1968年5月、学生たちがカルチェラタンにバリケードを布いたのを端緒にする「熱い春」運動である。

 学生たちの運動が労働組合に広がり、航空機、ルノーの製造労働者、国有企業、公共機関、民間の全部門でゼネストに入る。スト参加者は700万とも800万とも言われた。これに驚いたドゴール大統領は、大学改革や労働者の企業運営への参加を提案したが、デモは収まらない。

 労働組合は@10%の賃上げ、A35%の最低賃金底上げ、B労働時間を3年以内に40時間に短縮するなどの内容の「グルネル協定」を勝ち取ったがたたかいはさらに継続された。ドゴール大統領は5月30日、国民議会の解散を宣言する。完全敗北である。これをもってゼネストは収束された。

 さて今回のGJ運動、それと並行する労働組合のたたかいだが、マクロン政権は最低賃金引き上げ、ボーナスや残業代への非課税などの譲歩案を次々に出しているが、どこで収まるのか。政権崩壊の惧れすらあるのではないだろうか。「熱い春」ならぬ50年後の「熱い冬」である。
posted by マスコミ9条の会 at 20:02| Comment(0) | フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月13日

この辺で一年を回顧してみると

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載


労働運動は社会の米・野菜・肉だ。

2018年12月12日

この辺で一年を回顧してみると

 今年の漢字は「災」と発表された。おれが前回ブログで予想した漢字の中の一つだ。おれとしては「働」にしたかったのだが・・・。ということで今年も残りわずか。新聞・テレビでは平成最後の年ということで「30年回顧もの」が盛んだが、おれとしては天皇の在位で時代を区切るのだけはしたくない。

 それはそれとして今年のおれはどうだったか。80歳台に乗っかって1年目、老いの目立つのは仕方ないとしてせっかく生きているのだから少しは張り合いを持ちたい。その点、3月に白内障の手術をしたのは正解だった。文字通り「目からうろこ」が落ちた気がする。新しい人生が開かれた感じだ。

 5月から6月にかけてバリ島・ウブドに3週間のロングステイ。去年に比べると腰の痛みがうそのように消えた。かなり遠くまで散歩できたのも嬉しかったが、何と言っても福島君に教わってフェースブックを立ち上げたこと、バリ島から毎日発信できたことが特筆される。皆さんからたくさん「いいね」やコメントをもらった。それが癖になって帰国後もすっかりはまっている。おれの生き甲斐になった。

 労働委員としておれが一番思い入れの深い石川島播磨事件。争議団も弁護団も支援者もみんなおれより一枚上の人たちだった。その人たちが年々欠けていく。去年の豊ちゃんこと豊田信雄さんに続いて今年は9月に茂木愛康さん、11月に稲田年男さんが亡くなった。2人とも争議団ではなかったが、石播出身の共産党幹部として争議を指導した。そう言えば労働争議を知る共産党幹部もいなくなったよな。

 訃報と言えば新聞労連の書記さんだった大手勉君、長谷晴代さんも逝ってしまった。特に長谷さんとは30年の付き合いになる。よく一緒に飲んだよな。彼女は離婚したのにその元夫が舌ガンで身寄りがないため面倒を見ていた。酔ってかなり危ない話もした。もちろんそんな関係にはならなかったけどね。

 11月に明乳事件の東京地裁判決があり予想通り敗訴だった。この事件、元はと言えば96年の都労委市川工場事件棄却・却下命令がずっと祟っている。おれが担当労働者委員だったからおれは戦犯だと言われている。担当した事件で唯一未解決の事件だ。死ぬまで付き合わなければなるまい。 

 去年中に新聞OB会、同九条の会、マスコミ九条の会などの役職を辞め、都内に出る回数がめっきり減った。だからといって内に籠ってばかりはいられない。まだまだ出歩くつもりだ。
posted by マスコミ9条の会 at 19:55| Comment(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今年の漢字、おれは「働」にしたい

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載


労働運動は社会の米・野菜・肉だ。

2018年12月10日

今年の漢字、おれは「働」にしたい

 恒例の今年の漢字が12月12日に発表される。公益法人・日本漢字能力検定協会(漢検)が一般募集を参考に今年の漢字を決定するようになって今年が24回目になる。当日は京都・清水寺で森清範貫主による揮毫が行われ、マスコミも大きく取り上げる。年末の風物詩のひとつである。

 今年はスポーツ界のパワハラやmetoo運動、権力者の横暴の話題から「力」または「圧」が有力とされる。ほかに台風・地震被害の「災」、トランプ旋風の「米」、平成最後の年の「平」なども取りざたされている。国会提出虚偽資料、高額報酬虚偽記載の「虚」も有力候補である。

 ところでおれが選ぶ漢字となるとやはり「働」だと思う。通常国会では「働き方改革法案」、臨時国会では「入管法改正案(外国人労働者受け入れ法案)」の成立が安倍自公政権によって強行された。いずれも財界の強い要望に基づくもので、当該の労働者は論議の外に置かれ無視された。

 資本主義社会は基本的に、資本家と労働者の二つの階級構成から成り立っている。どちらが欠けても成り立たない。政府はどちらにも公平に目配りしなければならないはずだが、常に資本家の方を向く。労働者の権利とか生活とかはないがしろにされる。そのいい例が「働き方改革」や「入管法」なのだ。

 おれは18年間の労働委員在任中いろんな経営者と(不当労働行為事件の当事者ばかりでなく使用者委員とも)接してきた。根っからダメな経営者もいるにはいるが、大方は働くものがいるから経営が成り立っているという認識だけは持っていたと思う。もちろん「労働者は文句言わずに低賃金で働いてくれれば一番いい」とは思っているだろうが、そうはいかないことも知っていた。今年の漢字を「働」にすることにより、社会成立の基盤である労働への理解を社会的に深めてもらうことが大切だとおれは思う。

 ところで「働」という漢字は「労働」だけに限定されていない。例えば「悪事を働く」とも言う。「広辞苑」によれば「胃腸の働きが鈍い」「頭の働きが鋭い」「重力の働き」など使われ方は多様である。文法の語尾の変化も「働き」と言うし、能・狂言には「舞働(まいばたらき)」という言葉があるそうだ。「働」という字は奥が深い。おれも来年は「気働き」を忘れずに一日一日を過ごしたいものだ。
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入管法強行の報を聞いて感じたこと

戸塚章介さんのブログ「明日へのうた」より転載


労働運動は社会の米・野菜・肉だ。

2018年12月08日

入管法強行の報を聞いて感じたこと

 改正入管法が本未明に参院本会議で自民、公明、維新の会などの賛成多数により成立した。凶暴法、働き方改革法に続いてズサン・虚偽資料提出、短時間審議、強行採決のお決まりコース。議会制民主主義の破壊行為だ。

 本8日付『毎日』は「現実を直視しよう」と題する磯野由美社会部長の論評を載せた。その中で磯野部長は「深刻な人権侵害が後を絶たないことが今回の審議で改めて明らかになった」と指摘している。大事な指摘だと思う。物事には功罪両面がある。今回の入管法改正はもちろん悪法だが、審議過程で現行の技能実習生がいかに人間性無視で過酷な制度であるかが公にあからさまにされた。思わぬ功績である。

 野党議員の聞き取り調査などによって、技能修習生の劣悪な労働環境、逃亡、自殺などの実態が明るみに出て国会審議の場で議論された。これまで外国人労働者支援組織や労働組合が取り上げても、ほとんど国民の間で話題にもならなかった。まれには殺人事件まで起きているのである。

 06年4月、中国黒竜江省チチハル市の崔紅義さん(当時25歳)は送り出しブローカーに8万元(120万円)を払って技能修習生として来日した。日本側受け入れ機関は千葉県農業協会。職場は木更津の養豚農家、月給6万5000円、パスポートは協会が保管という条件。無遅刻、無欠勤で働いた。

 8月に入ってもっといい仕事があると耳にしたので転職を申し出た。すると協会理事のK氏は崔さんを無理やり帰国させようとしもみ合いになった。崔さんは包丁を持ち出しK氏を刺してしまった。K氏は死亡、傍にいた通訳の女性も傷を負った。崔さんはその場で逮捕され、「殺意はなかった」と主張したが認められず07年7月、千葉地裁木更津支部で懲役17年の判決を受け控訴せず服役した。

 崔さんの支援組織がつくられ、両親が来日した。父親は「土地を売り、借金をして送り出した息子が人を殺め、手元に残ったのは多額の借用書だけ。何故こうなったのか」と嘆いた。崔さんは拘置所で自殺を図り「生きているのが辛いです。亡くなったKさんに申し訳ない」と泣いたという。

 崔さんが服役して12年になる。彼が出獄して社会に出たとき、日本の外国人労働者に対する受け入れ環境はどう変化しているだろうか。このままでは抜本的改善は望めないような気がする。第二、第三の崔さんを出さないためにも人権尊重を基本にした法基準がつくられるべきだと考える。
posted by マスコミ9条の会 at 19:51| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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